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はてなキーワード: 調査とは

2025-01-09

anond:20250109114013

実は「行く必要もないのに薬をもらいに病院に通うから老人ホームになってる」って既に否定されている、根拠がないってご存じですか?

印象論なんですね。

その俗説、調査されていまして、実際には適切な医療にかかれないままにあちこちたらい回しにされていたに過ぎなかったんですね。

そのためにかかりつけ医という制度ができたと言うのが近年の流れです。そこが常に持病をコントロールしながら、必要に応じて専門医に紹介すると言う流れですね。


また、高額療養費の削減という話で行くと、常に病院にいって身体メンテナンスをしている人の方が、最終的な医療費は低くて住むと言う研究もあります

健康診断受けてると早期発見早期治療できるのと同じ理屈ですね。

anond:20250109000940

???

そもそもAPN専用線引くより安いとNTTが謳ってる前提の話でコスト下がれば実現できること、それにはヒアリング必要だと言うこと、

サービス提供のために市場規模調査しなきゃいけないとは、

全然フェーズ担当部門違うよね?

2025-01-08

anond:20250108224428

航空の場合、車より遙かに複雑で信頼性低いし、

研究開発から、組立、整備、改修と一貫して長時間大人数の人の手が入るし、治具やら使うにせよ手作業が多いから、誰かのミスインシデントに繋がりやす

それは、同様に運行においても航空運行ルール空港運用修理状況、管制官や地形、他機の動きと複雑なので、誰が悪いと決めにくい

そういうことで要因がからまりすぎて誰かに責任を押しつけられないし、

事故調査で心因追求するには一旦刑事責任をなしにしようというルールになってる

本来は、車の事故飲酒運転とか重過失除けばそうあるべきなんだけどな

車なんて、人が飛び出したか、車がミスたか、路面に問題あったかそんなもん

年収1200万円で子供三人はそりゃ無理だよ

またXで変な燃え方してるけど、年収1200万円で子供三人育てるのは現実的じゃないよ。

これね、年収600万円で子供三人育てる方が現実的なの。意味わかんないと思うでしょ、でも実際そうなの。

勘違いその1:手取りを誤解している

まずね、ざっくり計算したらすぐわかるんだけど、年収600万円って手取りは400万円くらい。可処分所得とか言われるけど、要は自由に使えるお金ね。

これが、年収1200万円の手取りって700万円ぐらいでしょ。年収が倍でも手取りは倍にならないし、割合問題になるとき絶対額を見ようぜ。

その差額、たった300万円よ?

勘違いその2:生活水準を誤解している

400万円を12ヶ月で割ったら、月33万円とかじゃん。どう逆立ちしたってタワマン優雅に暮らせないじゃん。家賃で全部吹っ飛ぶでしょ。

てことはだよ、当然ながら購入も夢のまた夢って感じで、まあ首都圏近郊に小ぶりなマンションなり、ちょっと通勤時間伸ばして戸建てとかでしょ。

そうするとだと、子供お稽古事とか、塾とか、進学先とか、普通に土地に縛られてその辺の中から選択するしかないわけよ。

ベースラインが住居費で決まるの。あとはそっから芋蔓式に全部費用が決まってくの。

三人とも私立大学でとか一人暮らしでとか言われたら、そりゃ奨学金頼りになっちゃうだろうけど、まあまあ無理すればなんとかなる範囲な訳よ。

これがね、700万円を12ヶ月で割ってみなさいな、月58万円で、まあまあ家賃20万円くらいなら射程圏内なわけよ。

そんで、日本銀行の与信調査はどうかしているので、年収1000万円超えててタワマン買うためのローンが降りないことはまずない。

年収1000万越えって、どう割り引いて考えても、まあエリートよ。夢見て欲しいし、夢見るじゃない。

8000万円程度のタワマンだったら、ローン組んじゃうわけよ。

あとはさっきと同じよね、住居費のベースラインが決まって、そこから通える塾のお値段が上がり、自分再生バージョンに対する投資を考えて、

とやっていくと、まあまあ三人は現実的じゃないわけよ。

勘違いその3:子育てを誤解している

ちょっと目を離した隙に未成年はすぐ大怪我するし帰ってこなくなるので、まあまあ事故ったら大ごとになってたわけよ。

昭和のおおらかな時代なら、ため池に落ちて助からなかったのは運が悪かったね、学校の朝礼で近づかないように!と挨拶されて終わり。

うそういう時代じゃないでしょ。それで、プールで泳ぎたいって言われた時に、子供水泳教室代が払えないってなるのは、結構屈辱的よ?

というわけで、子供に当たり前の体験だの教育だのを与えたいと思った時の絶対的な金額は、過去類をみないほど高いです。

そして、地価の高い場所は当然お家賃も高いので、その手のお稽古事を運営している方のお家賃も高く、それが授業料に反映されます

オカンがつきっきりで勉強見たら良い?それ、親父がエリートサラリーマンで家に帰ってこない三人の子育て中のお袋に言うてみ。引っ叩かれるで。

勘違いその4:子育てからといって、生活水準を下げる理由にはならない

ここが最も誤解されていると思うんだけど、俺ら管理社会で「1025番は子供を三人育てる義務がある!」とか言われてないのよ。

自分たちが快適に過ごし(場合によっては仕事必須場所に住み)、その上で子供にも良い人生を与えてあげたいなという親心無視して、三人目も産めよとか誰目線なのか。神か。

必然、一人目の生活教育費、今後のことを考えると、うーん、一人にしておこうか、とか、二人が限界かな、とか、そういうことになるの。

節約したら三人くらい余裕で育てられる!節約が足りない!とか吹き上がるのはいいんだけど、なんで節約するの前提になっているのか。もっと蕩尽しろよ。

産めよ増やせよ地に満ちよはちょっと怖いって。

勘違いその5:お金持ちはもっとすごいことになってます

年収1200万円はエリートだねって話したね。でも年収600万円に比べて可処分所得はだいたい300万円増えるだけだねって話もしたね。

300万円を12ヶ月で割ると、25万円だ。さてあなた生活に月25万円プラスされたとして、劇的にお金持ちな生活ができますか?

旦那仕事中に優雅ママ友ランチに行って〜、ジムピラティスして〜、夕方にはお手伝いさん家事の出来を指示して〜、とか現実味ないでしょ?

そういうのは、マジの役員クラス手取りで数千万ないと無理よ。(もしくは擬似的に可処分所得が増える自営業とか)

今年は確定申告しなきゃいけないかな、でもそんなバリュー出せなかったし今年は微妙かなーみたいな人らは、世の中のお金持ち像には全然達していないです。

まとめ

そりゃ年収600万円台で子供3人育ててる人の生活水準に合わせて生活したら、年収1200万円台の人らが子供三人育てるのとか余裕よ。

絶対額で300万円も余裕があるわけだし。でもね、それ、なんで合わせて生活しなきゃいけないわけ?だから無理なのよ。

ネタにされがちなSAPIXだの緑鉄会だのだって、三人なら諦めるしかないけど一人なら行ける、なら、そりゃ一人になるんじゃないの?

その生活環境は贅沢だ、身の丈にあってないっていう批判的外れなのよ。だって子供を持たないとか一人っ子でいいなら身の丈にあってるんだもの

子供を三人育てる年収1200万円を増やしたいなら、やっぱちょっと税金取りすぎじゃないの?という気はする。

ただ、そういう政策階層固定化に繋がるし、高等教育の機会を均等にしとかないと国力下がるよねってのはわからなくもないので、どうしようもないんじゃないの。

子供の数に着目しても無理なんじゃないかなー、年収300万円台の子沢山が増えるだけじゃない?そして実はそっちの方が国としては良かったりするし。

その行き着く先として、留学が最低レベルになる年収1200万円の子育てとかってのがまあまあ見えてきていて、どんどん無理になっていく未来しか想像できない。

アンケート増田が嫌われるのはなぜ?AIに聞いてみた

はてな匿名ダイアリー増田)でアンケートを頻繁に投稿する「アンケート増田」が嫌われる理由はいくつか考えられます

1. サイト目的との不一致

はてな匿名ダイアリーは、ユーザーが日々の出来事や考えを匿名で綴る日記形式プラットフォームです。しかし、アンケート投稿日記というよりも調査意見収集の色合いが強く、サイト本来目的から逸脱していると感じるユーザーもいます

2. 質の低下への懸念

頻繁なアンケート投稿が増えることで、他のユーザー日記が埋もれてしまい、サイト全体の質が低下するのではないか懸念する声もあります特に、内容が浅かったり、興味を引かないアンケートが多いと、その傾向が強まります

3. 嫉妬や反感

アンケート投稿が多くの反応やコメントを集める一方で、自分日記があまり注目されないと感じるユーザーが、嫉妬や反感を抱くことも考えられます。これは、アンケート投稿者が注目を集めることへの不満として表れる場合があります

これらの要因が組み合わさり、「アンケート増田」が一部のユーザーから嫌われる存在となっていると考えられます

NTT退職ツッコミ

https://foobar138428.hatenablog.com/entry/2024/12/22/162351

  • 10年頑張っても年収は500万円台

さすがに700万は行くぞ

みんな戸建て買ってるが?というか戸建てのレベルにもよるが?

というか最近マンションの方が高いんだが?

NTT給与って管理職になるまで我慢でそれ以降は「高給まったりなのは知ってるのでは?

そんなやつおらんやろ

そんやつおらんやろwwwww

ちゃんハラスメント相談に報告したのか?

正規ルートなら完全シークレットで調査が入ってハラスメント事実なら幹部レベルでも一発アウト処分なんだが?

え、上司企画部長あなたどの役職

というか企画部長個人業績を妬むってどういうこと?部下の個人業績なんてあればあるだけ自分評価になるんだから歓迎するでしょ

これはマジ

社員なら誰でも社員名簿見れるんだから人事担当である必要は無いぞ

そして転職希望者なんてほぼ全員なんだから意味が無いぞ

病歴等は異動の時に考慮されるけど昇格には関係ないぞ

技術なんて昔から無いぞ

シスコルーター買ってきて置いとくだけの商売だぞ

しょーもない論文だけ量産して大学教授天下りするのが研究所仕事だぞ

IOWNって社員ですら何か分かって無いんだが何のことを言ってる?APNのこと?

APNなんて誰も期待してないしどうやって株価操作するの?

IOWNは詐欺っていうか、ただのビジョンリブンの経営方針っていうだけだよね

ムーンショットとか流行たころに前の社長が言い出したよくわからない概念がIOWNで

全ての研究否定肯定もしないから毒にも薬にもならない、それがIOWN

  • 転職することができました

おめでとうございます

最近では仕事をほぼ放棄して最低評価だけで会社に籍を置いたまま

副業個人事業主だとかスタートアップだとかに参加して1人ダブルインカムを実現しつつ

手厚い健康保険退職金だけを頂くような輩が多い中で転職したのは大変勇気ある決断ではないかと思います

新しい会社でのご活躍を祈念しております

2025-01-07

anond:20250107122840

犯罪調査系の資料を実際見てたら明らかに内容の根拠の薄さ弱さ不正確さで分かるだろ

anond:20250107122357

明らかにデータが狭くて偏ってるよね

まともな犯罪調査なんかしてないだろう

別にここで知ってること全て披露する義理義務もないってだけだな

論破されてハイ逃亡、さようなら

anond:20250107102126

ホビット陰キャという不利な条件にも関わらず、おっさんになってから婚活した挙げ句現実を知ってネットで女叩きするおっさんが絶えないのは、ネットに溢れる「婚活市場は女余りで選び放題」を鵜呑みにするからだけど

実際は結婚相談所を利用して結婚するのは1%という超マイノリティ

もちろんアプリ男余り

この1年で結婚した人の4人に1人は、マッチングアプリ出会いきっかけ―。明治安田生命保険インターネット上で実施した調査で、こんな結果が明らかになった。アプリ首位だったのは2022年に続き2回目で、今回は職場と同率だった。

 同社の担当者は「新型コロナウイルス禍で対面での出会いが減る中で、手軽に好みの相手を探すことのできるアプリさらに定着したのではないか」と分析している。

 調査は昨年10月実施結婚から1年以内の約100人は「マッチングアプリ」と「職場の同僚・先輩・後輩」が25.0%でトップだった。

 「友人・知人の紹介」の13.5%、「学校同級生・先輩・後輩」の9.4%、「婚活パーティー婚活イベント」の7.3%が続いた。一方、「合コン」は4.2%「お見合い」は1.0%にとどまった。

 結婚から1〜2年の人と比較すると「職場」での出会い11.7ポイント多く、この1年で急増。コロナ禍が落ち着き、出勤や飲み会が増えたことにより「『定番出会い』として復活した」(同社)とみられる。

2025-01-06

ヤングケアラー問題は今後10年のうちに社会問題として顕在化する

はじめに

近年、日本社会において「ヤングケアラー」という言葉が徐々に注目を集めつつある。ヤングケアラーとは、家族介護や世話を担う18歳未満の子どもたちを指す。この問題は長らく表面化していなかったが、社会構造の変化や高齢化の進行に伴い、今後10年のうちに大きな社会問題として顕在化する可能性が高い。本稿では、ヤングケアラー問題の現状と背景、そして今後の課題について考察する。

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1. ヤングケアラーとは

ヤングケアラーは、家族介護看護家事労働などを日常的に行う子どもたちである。彼らは親や祖父母兄弟姉妹などの家族支援を担い、大人本来果たすべき役割果たしている。しかし、その責任子どもたちの成長や発達に深刻な影響を及ぼす可能性がある。

1.1 ヤングケアラーの現状

日本におけるヤングケアラーの正確な数は明らかになっていないが、2020年政府調査によれば、中学高校生の約5.7%が家族の世話を日常的に行っているとされる。この数字は約20万人に相当し、その多くが支援を受けられずに孤立している。

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2. ヤングケアラー問題顕在化する要因

2.1 高齢化社会の進行

日本世界で最も高齢化が進んだ国の一つであり、65歳以上の高齢者が総人口の約28%を占めている。今後も高齢化は進行し、介護必要とする高齢者が増加する。この状況下で、家族内での介護負担が増大し、子どもたちがその一端を担わざるを得ないケースが増えると予測される。

2.2 核家族化と共働き家庭の増加

都市化の進展に伴い、核家族化が進行している。また、経済的理由から共働き家庭も増加しているため、家族の中で介護を担う人手が不足しがちである。その結果、子どもたちが介護家事を引き受ける状況が生じている。

2.3 社会的認知の遅れ

ヤングケアラー存在はまだ社会的に十分認識されていない。このため、支援制度の整備も遅れており、問題が潜在化している。子ども自身自分の状況を「当たり前」と感じ、外部に助けを求めにくい傾向がある。

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3. ヤングケアラーが直面する問題

3.1 教育への影響

介護家事時間を割かれることで、学業に集中できない子どもが多い。遅刻や欠席が増え、成績の低下や進学の機会を失うリスク高まる。また、進路選択においても家族の世話を優先せざるを得ず、将来の可能性を制限される場合がある。

3.2 心身の健康への影響

過度な責任ストレスは、子どもの心身の健康に深刻な影響を及ぼす。疲労睡眠不足精神的な不安や鬱症状など、健康問題を抱えるヤングケアラーは少なくない。また、友人との交流が減り、社会的な孤立感を深めることも懸念される。

3.3 将来への影響

幼少期や青年期に過度な負担経験することは、人格形成人生観に影響を及ぼす可能性がある。自己評価の低下や社会的不信感を抱くことで、将来的な社会参加や自立が困難になるケースもある。

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4. ヤングケアラー問題社会的影響

4.1 労働力不足の深化

ヤングケアラーが適切な教育キャリア形成の機会を失うと、将来的な労働力不足が深刻化する恐れがある。これは日本経済全体にとって大きな損失となり得る。

4.2 社会保障費の増大

ヤングケアラー自身が心身の健康を損なうことで、医療費福祉費用の増大につながる可能性がある。また、適切な支援が行われないまま高齢者介護が進むと、社会保障制度への負担も増加する。

4.3 社会的つながりの希薄

ヤングケアラーの増加は、地域社会における人間関係コミュニティのつながりを弱める要因となる。子どもたちが地域活動や友人関係を築く機会を失うことで、社会全体の連帯感や協力体制希薄化する懸念がある。

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5. 今後の課題対応

5.1 社会的認知度の向上

まず、ヤングケアラー問題存在社会全体に広めることが重要であるメディア教育現場を通じて情報発信を強化し、理解共感を促進する必要がある。

5.2 支援体制の整備

行政NPO地域社会連携し、ヤングケアラー支援する体制を整えることが求められる。具体的には、相談窓口の設置、経済的支援介護サービスの拡充などが挙げられる。

5.3 教育現場での対応

学校ヤングケアラーを早期に発見し、適切なサポート提供できる場である教職員研修を行い、子どもたちの状況を理解やすくすることが重要である。また、学業介護の両立を支援するための柔軟な教育体制の構築も必要である

5.4 法制度の整備

ヤングケアラー保護支援するための法制度の整備も検討すべきである海外では、ヤングケアラーに対する支援法律で定めている国もあり、日本も参考にすることで効果的な支援可能となる。

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おわりに

ヤングケアラー問題は、今後10年のうちに日本社会顕在化することが強く予想される。その影響は子どもたち個人人生だけでなく、社会全体の持続可能性にも関わる重大な課題である私たち一人ひとりがこの問題に関心を持ち、子どもたちが健やかに成長できる環境を整えるために努力することが求められる。未来を担う子どもたちのために、今こそ具体的な行動を起こす時である

2025-01-05

選択夫婦別姓、「賛成」16%「反対」49% 小中生2000人調査産経新聞


なんだよ、若者は反対してんのかよ。じゃあわしも若者の味方して反対するわ。名字が別々だと一体感なくなるから

家族解体を目論むフェミさんども、これが民意ってやつだ

一人の小山田ファンとして書いておく

https://anond.hatelabo.jp/20230103181631

はてなでは、小山田ファンがいるということすら認識されてないと思うので、一ファンとしての考えを書いておこう。

まず、小山田沈黙を貫いたわけではなかった。

謝罪とは言えないと思うが(そもそも誰に謝罪するのかという問題もあるが)、また内容もわかりにくくはあるが、過去記事オリンピックへのについて一定説明コメントを出した。

オリンピック後にも週刊誌調査本の取材に応えたりもしている。

オリンピックで初めて小山田名前を知ったという人には沈黙に見えるほど地味な情報発信だったかもしれないし、彼に罰を与えたいと思っていた人にとって納得できる結果とはならなかったかもしれないが、彼がこの件に触れずに活動を続けてきたわけではなかったのだ。

そして、彼が過去出来事について説明をしてくれたおかげで我々ファンは、過去についての向き合い方を理解でき、彼の活動を見届けることができているのだ。

ファン全員がこのように考えているとは限らないかもしれないが、SNSでは同様の意見を少なからず見られたので、決して特殊な考えではないはずだ。

なにぶん昔の出来事なので、当時起こったことを完全に解明することはほぼ不可能だが、少なくとも小山田による説明に対して当時の関係者から反論は今のところ見られない。

なので、 少なくとも彼が大きな嘘をついている訳ではないと考えていいだろう。

弱者男性強者女性復讐した話

 千切れかかった薄曇りの空の下、木造の古いアパートの部屋で、川端賢介(かわばた・けんすけ)は頭を抱えていた。狭い部屋の隅には紙くずが散らばり、机の上にはペットボトルカップ麺の空容器が乱雑に転がっている。アルバイトシフトを週に四回こなすだけでも精一杯で、残りの日は家に引きこもって何もしない。部屋のカーテンは閉め切られ、部屋の中はやや薄暗い。壁の向こうからは近所の子供が走り回る音や、誰かがテレビ大音量でつけている様子が聞こえてくる。その些細な音ですら、賢介には自分存在嘲笑する響きに思えてくる。

 かつては夢があった。大学に入った当初は、弁護士になりたいと思ったのだ。しか理想現実ギャップにすぐ打ちのめされ、受験勉強中途半端なまま途中退学。就職活動もうまく行かず、今のアルバイト暮らしをしている。自分が「社会落ちこぼれ」になってしまたことは認めざるを得ない。一方で、大学時代に同じサークル出会った女性がいる。彼女の名は比嘉優里子(ひが・ゆりこ)。彼女サークルの中でもリーダー存在で、いつも自信に満ち溢れ、まるで何でも手に入れることができるかのようなオーラを放っていた。

 優里子は、その明るい性格と優れたコミュニケーション能力武器に、大企業総合職入社し、今や順調にキャリアを積んでいるらしい。SNSを覗くと、華やかなパーティーに参加したり、出張海外を飛び回ったりしている写真がいくつも投稿されている。彼女の姿を見るたびに、賢介は胸の奥に黒い感情が渦巻くのを感じていた。「なんで俺ばかり……」という思いが、日に日に大きくなっていく。かつてサークルでほんの少し仲良くなった時期があったため、彼女成功が余計に妬ましく思えた。

 そんな折、ひょんなことから賢介は、SNS投稿された優里子写真を見て、あることを思い出した。大学2年の頃、サークル新人歓迎会二次会カラオケにみんなが行くときに、なぜか自分けが「ごめんね、席もう埋まっちゃったみたい」と断られたことがあった。当時は「仕方ないか」と思っていたが、あのとき中心になっていたのが優里子だった。後日、別のメンバーから「あのとき、優里子が“あの人いると空気が重くなるから外していい?”って言ってたよ」と、笑い話のように聞かされた。そのときは、ただ恥ずかしさと悔しさで頭が真っ白になり、「そうなんだ」と笑って流すしかなかった。その記憶が、今になって鮮明に蘇る。

 ――彼女は、陰で人を見下すようなタイプだ。

 ――人の心を踏みにじり、自分快楽や満足のためだけに周囲を利用している。

 ――だけど表面上は、誰にでも優しく礼儀正しく接する。だから多くの人が騙される。

 自分もその一人だったのかもしれない。無邪気に笑う彼女の姿が、いつの間にか脳裏で黒く塗り替えられていく。嫌悪感と羨望、そして劣等感が入り混じったやるせない感情。それが「復讐」という形で凝縮されていくまで、そう時間はかからなかった。

 その日もいつものようにアルバイトシフトを終え、コンビニで半額弁当缶チューハイを買って帰宅した賢介は、スマートフォンの画面に映る優里子SNSを眺めながらひとり考え込んでいた。

「どうやって復讐すればいい……?」

 彼女危害を加えるなど現実的には難しいし、そもそも暴力を振るう勇気すらない。だが、何らかの方法で“彼女から大切なものを奪う”ことができないか彼女に対して「仕返し」をする手段はないだろうか。

 そのとき、ある記事が目に入った。ある企業SNS炎上に関するニュースだった。社員プライベート発言が切り取られ、誹謗中傷が集中して、当事者退職に追い込まれたという事件SNSを使えば、世論簡単操作できる。もし優里子スキャンダルを世に広めることができれば……と、賢介は思いついた。

 しかし、彼女スキャンダルなど何も知らない。そもそも本当に「悪いこと」をしている保証もない。しかし、賢介にはひとつだけ心当たりがあった。大学3年の頃、仲の良かった友人から、あの優里子ゼミ教授不倫関係にあるらしいという噂を聞いたのだ。証拠もない、ただの噂話だった。だがもしそれを“事実”としてでっちあげることができたら……。

 その日は深夜まで、賢介はインターネット上での炎上事例やフェイクニュースSNS拡散手法などを徹底的に調べ上げた。何度も缶チューハイを口に運びながら、脳内で“彼女社会的に抹殺する”シナリオを組み立てていく。いつしか空が白み始め、鳥のさえずりが聞こえるころになってようやく、賢介は“準備”を整える決心をした。

 翌週、賢介はまず複数SNSアカウント作成した。男でも女でもない、あるいはビジネスマンを装ったり、女性OLを装ったり、学生を装ったりと、プロフィールを細かく設定した。次に、大学時代のサークルゼミの仲間をフォローし、タイムラインに溶け込めるように少しずつ発言を増やしていった。彼らがシェアしている記事に対してコメントを残したり、ニュース流行りのトピック無難意見を書き込んだり。

 一方で、別のSNSでは大学の裏アカウントを探し回った。そこには学生時代のうわさ話や、卒業後の同窓会の噂などが色々と書き込まれていた。優里子フルネーム検索すれば、過去に撮られた写真些細な情報が断片的に出てくる。その断片を拾い集め、賢介は少しずつ“フェイクの積み木”を組み上げていった。

 そしてタイミングを見計らって、複数アカウントから「あの優里子って、大学時代に教授不倫して単位もらってたって噂あったの知ってる?」と囁くように書き込み始めた。直接的な断定は避け、「らしいよ」「誰かが言ってた」「本当かは知らないけど」という曖昧言い回しで、火種をポツリポツリと落としていく。最初は誰も相手にしなかったが、何度か同じような書き込みが異なるアカウントから行われるうちに、少しずつ噂が広がり始めた。

 さらに、賢介は裏アカウントを使って、まるで「元ゼミ生」を名乗る人物が優里子教授の決定的な写真を持っているかのようにほのめかした。もちろん実際にはそんな写真など存在しない。しか曖昧文章で「以前、優里子さんが教授ふたりで深夜に研究室を出てきたところを見た」という“目撃情報”を投稿したり、他のアカウントから「そういえば卒業旅行キャンセルしてたのは、教授旅行に行ったとか?」とコメントをつけたりして、複数証言があるように見せかけるのだ。

 噂というのは恐ろしいもので、火種を絶やさない限り、どこかで燃え広がる。次第に、フォローの数が少ない裏アカウントでも、その書き込みを目にした人がリツイートスクリーンショット拡散していく。やがては大学OBOGグループにも届き、少しずつ「あの優秀な比嘉優里子が、実は……?」という疑惑が生まれていった。

 数週間後、賢介は満足感に浸りながら、アパートの部屋でSNSタイムラインを追っていた。匿名掲示板でも「比嘉優里子不倫単位を取った最低女」というスレッドが立ち、心ない言葉が書き連ねられている。その勢いはとどまるところを知らず、“噂が噂を呼ぶ”状態が加速していた。

「ざまあみろ……」

 内心でほくそ笑んだ。かつてパーティーでもSNS上でも脚光を浴びていた彼女が、今や不名誉な噂の的になっている。それは賢介にとって、大学時代に味わった屈辱を晴らすささやかな“仕返し”だった。優里子正義感あふれる投稿に、「説得力ゼロ」「偽善者」「自分のことは棚に上げて」などとコメントがつく様を見て、賢介は自分が強くなったような錯覚を覚える。

 しかし、いくら噂が拡散しても、実害がなければ彼女は痛くも痒くもないだろう。気の強い彼女なら、「そんなデマに動じないわ」と宣言し、むしろ毅然反論するかもしれない。実際、優里子SNSアカウントはしばらく更新が止まっていたが、新しい投稿が上がったときには、たくさんの応援コメントも寄せられていた。結局、噂に踊らされず彼女を信じるファンも多かったのだ。

「このままじゃ、まだ足りない……」

 賢介は次なる一手を考え始める。実害――たとえば、会社での信用や顧客との関係に亀裂が入るように仕向ければ、彼女キャリアは深刻な痛手を負うだろう。そこまでやるのかと自問しながらも、頭の中には「どうせやるなら徹底的に」という声が沸き上がっていた。

 それからというもの、賢介は優里子会社名を調べ上げ、その会社名前とともに「以前、不倫スキャンダルが噂されていた社員がいる」という書き込みを、ビジネスSNS就職活動系の掲示板に投下した。もちろん優里子名前は直接出さない。あくまで「ヒント」をばらまき、興味を持った人たちが「調べてみよう」と思うように誘導する。

 さらに巧妙なのは、賢介がわざと別の人物示唆するようなフェイ情報も織り交ぜたことだった。「〇〇商事女性社員でM・Hという人だ」など、デタラメ名前をいくつか挙げる。その後になって「あれは誤情報らしい。本当は比嘉優里子という社員」という流れを作ることで、最初にあった偽情報が訂正される形になり、逆に“本当の情報”だという信頼感を高めるのだ。

 噂はSNSからまとめサイトへ、まとめサイトから大手ニュース風の匿名ブログへと伝播していく。その過程で誇張や憶測が混ざり、いつの間にか「社内不倫で昇進している」「上層部を篭絡した悪女」などと書き立てられていた。もはや当初の大学教授との噂すら混線し、「彼女は昔から男を利用してのし上がってきた」という筋書きまで付け足されている。

 賢介はその様子を見届けながら、もはや半ば狂喜に近い感情を抱いていた。自分言葉が誰かを巻き込み、誰かがそれを信じ、さらに多くの人に伝えている。“弱者”だった自分が、こうして“強者”に打撃を与えられるという実感。それが彼の孤独な心を満たす唯一の悦びになっていた。

 やがて、SNS上では優里子を名指しする投稿が急激に増え始める。誹謗中傷コメントが飛び交い、会社にも問い合わせが相次ぐようになったらしい。それを示すように、優里子個人アカウントには「会社電話したけど?」「逃げんなよ」「暴露してやるからな」といった執拗メッセージが送りつけられていた。賢介は「ここまで来たか」と、どこか他人事のように画面を見つめる。

 するとある日、優里子SNSアカウントが非公開になった。続いて、彼女の友人たちが「優里子精神的に追い詰められてるらしい」「病院に行った方がいいかもしれない」と心配する投稿をしているのを発見した。ここで初めて、賢介は自分がやっていることの重大さを痛感した。もはや噂を広めるとかいレベルではなく、ひとりの人生破壊する行為に手を染めているのだ、と。

 しかし同時に、賢介の心の奥には「彼女が苦しんでいる」という事実への暗い快感が芽生えていた。「俺があの強気彼女を追い詰めているんだ」という優越感が、胸の中をぐつぐつと煮え立たせる。

 ――俺にだって、これくらいの力があるんだ。

 ――ずっと惨めだったけど、今は違う。俺の言葉ひとつで、あいつは奈落に落ちていくんだ。

 ある晩、賢介がいつものようにネットの反応をチェックしていると、見覚えのある名前を見つけた。大学時代に同じサークルだった友人・小峰だ。小峰はSNS上で「これはさすがに酷い。優里子に直接連絡を取って確認したけど、全部事実無根らしい。彼女名誉毀損で訴えることを検討している」とコメントしていた。

 名誉毀損――訴えられたらどうなるのだろうか。賢介の背筋に冷たいものが走る。自分がやってきたことは当然、罪に問われる可能性がある。しかし同時に、「誰がやったか特定できるはずがない」という妙な自信もあった。複数アカウントを使い分け、匿名投稿してきたのだ。しかも、あくまで「らしいよ」とか「噂だよ」と書いたにすぎない。そこまで簡単には追跡できないだろう、と。

 しかし、万が一ということもある。さらに、優里子法的手段に出るとなれば、彼女上司会社も本気で調査に乗り出すかもしれない。「疑わしきアカウント」に対して情報開示請求がなされれば、IPアドレスから身元が割り出されることもありうる。

 賢介は不安に駆られながらも、嘘だろう、そんなの上手くやり過ごせる――と自分に言い聞かせた。だが、なぜかスマートフォンを握る手が震えた。こんな気持ちは初めてだった。いつもならアルコール摂取すれば薄れる不安が、今回ばかりは煽られて大きくなるばかりだ。

 数日後、小峰から「久しぶりに話したいことがある」というメッセージが来た。学生時代はそこそこ仲が良かったが、卒業後はほとんど交流がなかった相手だ。どうやら、賢介が今どこで何をしているかは、小峰のほうも把握していないらしい。

 「このタイミングで俺に連絡してくるってことは、もしかして……」

 不安と警戒を抱えつつも、賢介は小峰の誘いに応じ、駅前喫茶店で会うことにした。平日の昼間だったため、人影はまばらだった。カフェの奥の席につき、ぎこちない様子で向かい合う二人。

 小峰は当初、大学時代の思い出話をするふりをしながら、少しずつ近況に話を移していった。どうやら彼は一般企業で働きながら、サークルOB会などを取りまとめる役をしているらしい。しばらく雑談が続いた後、小峰は急に真顔になって切り出した。

「優里子の件、知ってるか?」

「……ああ、SNSで色々言われてるみたいだな」

「正直、今までもちょっとした誹謗中傷なんかはあったけど、今回のはあまりにも悪質なんだ。で、優里子精神的に参ってる。裁判視野に入れて動き始めてるんだよ」

 そう言いながら、小峰はじっと賢介の目を見つめる。まるで「お前がやってることだろう?」と問い詰めるように。だが小峰はそれ以上は何も言わず、ただ「何か心当たりはないか?」と探るように続けた。

 賢介は動揺を抑えつつ、わざと素っ気なく答えた。

「いや、俺は知らないな。そもそも里子に昔からいい感情ないし、SNSほとんど見てないし……。そんな嫌がらせみたいなこと、わざわざやる動機もないよ」

 自分で言っていて、嘘臭さを感じた。しかし、小峰はそれ以上深追いしなかった。ただ、「そうか、もし知ってることがあったら教えてほしい。俺は、誤解や嘘で人が傷つくのは嫌だからさ」と言って、曖昧に微笑んだだけだった。

 小峰と別れたあと、賢介は駅前のコンコースをぶらぶらと歩きながら、頭の中で考えを巡らせる。小峰がわざわざ自分接触してきたのは、やはり“犯人”を探っているからではないかしかし決定的な証拠がなければ、自分を追及することはできないだろう。そう思う一方で、不安は拭えない。

「このまま、俺は逃げられるんだろうか……」

 後ろめたさと、復讐を達成するために奔走してきた興奮が入り混じり、心が不安定になっていく。

 結局、賢介はその夜からパソコンを開いても、優里子関連の情報収集や書き込みをする気が起きなかった。代わりにアルバイトを休んで酒量が増え、明け方まで起きては昼間に寝るという、ますます健康生活に陥っていく。何もかもが嫌になった。自分でも止められないままここまで来てしまったが、“復讐”という言葉は、もはや虚ろに響くだけだった。

 するとある日、いつもどおりアパートの狭い部屋にこもって缶ビールをあおっていると、スマートフォンが鳴った。画面には「小峰」の文字。嫌な予感がしたが、出ないわけにもいかない。

もしもし……」

「俺だ。突然で悪いんだけど、優里子入院した。心が限界だったらしい。……正直、原因を作った奴が許せない」

 小峰の声は怒りで震えていた。賢介は何も言えずに黙り込む。

「でな、俺はこのままじゃ黙ってられないと思うんだ。警察相談して、サイバー犯罪対策なんかも含めて捜査を依頼しようって話が出てる。会社も動いてるらしいから、情報開示請求なんかも時間問題だろう」

 脳がぐらぐら揺れるような感覚とともに、賢介は息が詰まりそうになった。ついに、もう逃げられなくなる。そう思った瞬間、彼は全身の力が抜けて床にへたり込んだ。

「……そうか」

 それだけ呟くと、小峰は最後に低い声で「もし、何か知ってるなら、今のうちにやめておけ」とだけ言って電話を切った。

 やめておけ――もう、やり続けること自体が無理だ。もはや罪悪感が勝っていて、賢介はこれ以上フェイクを撒くこともできなかった。だが、今さら何をどうすればいい? 彼女に直接謝って許しを乞う? そんなことをしても彼女ますます憎むだけだろう。

 翌朝、賢介は警察からではなく、思いがけない相手から連絡を受けた。なんと、優里子本人からメッセージだった。非公開になっていたSNSアカウントから、突然「直接会って話したい」という短文が送られてきたのである

「……どういうことだ……?」

 半信半疑のまま、賢介は指定された場所――大学近くの駅前カフェへ向かった。指定された時刻は夜の8時過ぎ。混雑する時間帯を外したのか、店内には数組の客しかいない。

 席に着いてしばらくすると、店の入口から見覚えのある女性が姿を現した。比嘉優里子――かつてのサークル仲間で、今や“噂”の被害者。その顔には明らかに疲労の色がにじみ、かつての凛とした雰囲気は薄れていた。

「……久しぶり」

 少しかすれた声で言う。賢介はどう反応すればいいかからず、黙って会釈した。二人がテーブルを挟んで向かい合う。彼女沈黙を破るようにゆっくりと口を開いた。

「私も気づいてた。あの噂、あなたがやってるんじゃないかって」

「……どうして」

大学とき、あまりしたことはなかったけど、あなたが私に抱いてた感情は分かってた。私のことをよく思ってなかったのは感じてた。今になって急にこんな悪質な噂が広がって、あのサークル関係の裏アカ書き込みを見ると、文章の癖とか表現が、なんとなくあなたに似てる気がして……。確信まではいかないけど、ね」

 賢介は言葉を失った。彼女がここまで鋭く察していたとは思わなかった。冷静に考えれば、自分しか知らないような細かいエピソードが混ざっていたのだから、勘づかれても不思議ではない。

「……申し訳ない」

 それ以外、言葉が出てこない。どんな理屈通用しない。ただ自分が虚勢を張り、彼女を傷つけようと目論んだ事実は消えないのだから

「一つ聞かせて欲しいの。どうしてここま

2025-01-04

anond:20250104103214

この記事は、著者が新卒2年目で退職するエンジニアのAさんに向けて、これまでの業務を通じて感じた強みと弱みをフィードバックし、今後の成長のためのアドバイスをまとめたものです。

Aさんの強み:

知的好奇心が強い: API調査などで、疑問を持ち納得いくまで調べる姿勢が見られます

気合根性がある: 与えられた仕事に対して、あきらめずにやり切る力があります

• 思ったことをちゃんと言える: 上司に対しても臆せず意見を述べることができる点が評価されています

Aさんの弱み:

他者と働くための素養が未熟: テキストコミュニケーションタスク配分など、他人と協力して働くための技術が不足しています

自分を飼い慣らせていない: 強みを自覚しておらず、整理してアウトプットに移す手際の良さが欠けています

視野が狭い: ミクロ視点に偏りがちで、全体を俯瞰する視点が不足しています

アドバイス:

読書を増やす: インプットが不足しているため、先人の知識を学ぶことで視野を広げ、効率的問題解決可能になります

自然界の制約を意識する: 人間生理的限界理解し、適切な休息や生活習慣を整えることで、メンタルの安定と生産性向上を図ることが重要です。

相手視点で考え、相手言葉で話す: 他者とのコミュニケーション能力を高めることで、チームでの仕事がより円滑に進みます

これらの点を意識し、今後のキャリアに活かしてほしいと著者は述べています

anond:20241228124003

漱石を引き合いに出してるので、明治から大正の頃の大衆の娯楽は……という話だと思うけど、大正にもなると、社会の中層くらいであれば、寄席や芝居・演劇活動写真もあればレコードもある、てな時代。また、漱石なんかは新聞連載小説ではあるけれど、それを「個人が黙読する」ことが当たり前である現代とは異なり、家族の中に読み書きできない人や子供がいることを前提に家族に「読み聞かせる」ことを通例にしていたりする場合もあった。だから、当時の人のリテラシー知的水準現代よりはるかに高かった、ということは、まあ、無い。

ちなみに社会の下層と言われる人々における「娯楽」について言えば、(データを基にすると)こんな感じだそうだ。

日雇労働者問題』に収録された内務省調査によれば、かれら(日雇労働者のこと:引用者注)の半数以上が飲酒にひたっている。かれらが娯楽対象としてあげる最大のものは酒であり、そのあとに大きく水をあけられて、寄席活動写真映画)、タバコ読物、女がつづいている。大衆雑誌小説など読物比率は酒の8分の1ほどにすぎない。新聞を娯楽とするものは、1、300人のなかでたったひとりにすぎない。もっとも、新聞は娯楽メディアとして、他のもの比較するのは無理であろう。だが、日雇労働者なかに新聞読者がいかに少なかったかということだけは、この調査示唆している。

新聞読者層はリテラシーなどを考えると都市日雇労働者のなかでは1割前後しかなかったと推測される。これらの調査大正中期~後期に実施されたものであるが、昭和初期にもこの比率にさほどの変化はなかったと思われる。

「戦前の新聞読者層調査」(山本武利,関西学院大学社会学部紀要29巻,1974)

2025-01-03

anond:20241231015827

調査結果によると残念ながら運動しています

それ以上にカロリー摂取するから太っているのでしょう

体力のあるデブが多いと理解しましょう

何度も何度もしつこく湧いてるようだけど、元増田ダブスタ問題と言ってるんじゃなくて

制度実態実態を調べず、調査データとか研究論文を見ないで、上辺の制度目的理念だけみて政策の是非を論じるようなことはすべきではない」が元増田が一番言いたいことで主眼でしょ

それをする危険性として、大阪パソナのような事例を挙げ、「無自覚肯定」してしまうことで、結果として、大阪パソナのようなものを前に進める世論として、意に沿わず利用されてしまいかねない危うさを元増田は示して説いてもいるわけで(そういう文脈からこそ、高プロ名前も出てくるわけ)

 

そもそもTogetterまとめに書いてある程度の偏ったチョイ情報で良し悪し語る行為自体がどうなの?と思わないのが不思議だわ

anond:20250103140258

元増田特に触れてないけど

フランスRSAが導入されたのは2009年で、その当時から労働参入契約義務」はあった

から元増田リンクにあるような調査データ研究文がすでにあるわけで

大阪市パソナ生活保護就職サポート事業は叩いたのに

フランス就労指向生活保護システムを絶賛するブクマカさんは

無知なのか、ダブスタなのか、欧米無条件礼賛思考なのか知らないが、フランス実態をあまり無視しすぎている

 

では、実際にフランス生活保護現場では何が起きているのか、見てみよう

https://www.jstage.jst.go.jp/article/spls/8/2/8_20/_pdf/-char/ja

RSA 法上に現れた就労促進的方向性は,現場

レベルでは実際にはどのように対応されているのだろうか

パリの事例をもとに就労促進的性格の具体的な現れを検討する

 

ソーシャルワーカーにとって,担当する地区労働市場の動向や,具体的な雇用政策の内容を十分に把握し,専門的に就労支援を行うことは困難である

具体的にどのような就労支援実施されているのだろうか

筆者の調査時に開かれた CTI の議題は,「RSA 受給者への派遣業務提供事業をどのように効率よく実施していくか」ということであった。

 

すなわちパリは,今後2年間(当時)で,1000人分の派遣ポスト民間派遣会社から購入することになっていた。行政が買い取った派遣ポストへ余すことなRSA 受給者就労先としてあてがう

 この雇用政策実施に移される段階で,ソーシャルワーカーRSA 受給者との面談のなかで,派遣労働可能RSA 受給者に対して,派遣先への就職を参入契約に盛りこむよう提案するのであるCTI では,当初5つの CTI に割り当てた派遣ポストが各 CTI 内で十分消化できているか監視する。不均衡が生じていれば,他の CTI との調整が行われ,こうして2年後にはパリ派遣会社から買い取ったポストが“無駄なく”そして“効率よく”消化されることを目指すのである

 

就労支援と言いつつ、実態派遣会社から派遣枠を買う→それを「効率よく無駄なく消化」するために、生活保護受給者にあてがうべく調整が行われ、受給者は参入契約を盾にとられるので最終的に抗えない

この行政民間斡旋業者取引によって、さて何が起きるだろうか

 

条件の悪いブラック派遣案件を扱う業者に公金が流れ、劣悪なブラック職場は温存され、労働市場全体の質が低く保たれるという弊害が起きてしまうのだ

 

他にも、上記リンク寄稿では、このような興味深いことも書かれている

基礎 RSA では37%,そして活動RSA では12%が,フルタイム労働時間の半分に満たない超短時間労働従事している状況である

超短時間労働者率が全被用者の7%でしかないことにかんがみると,基礎 RSA の超短時間労働者は圧倒的に多いと言える。

 しかもこのような短時間労働への従事が大半の場合,本人の希望に反してなされている。先のDARES 調査によれば,基礎 RSA の短時間労働の88%が,そして活動 RSA でも短時間労働者の74%の人が,「希望する労働時間よりも少ないためもっと働きたい」と望んでいるのである

 

早い話が、自立できるようなまともな仕事斡旋されず、スキマバイト売れ残りのようなものを弱い立場の人に押し付ける、みたいな構図なのだ

 

 

さて、ここまで色々言ってきたが「受給者の分際で選り好みするな働け」という意見で一貫してるならまだいいのだ。一理はあるから否定はしない

 

 

しかし、だ。ここで思い出してほしいのだ。ブクマカによる大阪パソナ生活保護就職サポート大叩きを

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.jcp.or.jp/akahata/aik24/2024-11-21/2024112101_02_0.html

 

記事の内容を抜粋すると

失業で困窮して生活保護申請した30代男性は「再スタートを決めて最後ライフライン生活保護)に頼りました。派遣生活で疲れ果て、安定した正規雇用の職をじっくり探したいと伝えたのに、パソナ派遣職員に『何でもいいから』と言われました」と絶望。「このままでは生活保護を開始できないと言われ、生活できないので、希望とは違う会社にも応募。

大阪生活健康を守る会の大口耕吉郎会長

求職活動をしなければ保護が受けられなくなる」などの言葉で、利用者に「指導」を行う違法な事例も報告されていると指摘

就職サポート支援ミスマッチ数字を見れば明らかで、ただの大手派遣企業のもうけ口になっている」

なのだ

 

この赤旗記事に対して付いた人気ブコメ

邪悪な仕組み」「官製貧困ビジネス」だったわけだが、ここで改めてフランス生活保護現実を振り返ってみよう

 

①『何でもいいから』と言われました」と絶望。「このままでは生活保護を開始できないと言われ、生活できないので、希望とは違う会社にも応募」

②「求職活動をしなければ保護が受けられなくなる」などの言葉で、利用者に「指導」を行う違法な事例も報告されている

 

フランスRSA日本で導入すると、少なくとも①と②は違法でも問題でもなくなるのだ

なにせフランス就労指向生活保護では①が合法的に行われており、②も首都パリで同様のことが行われていたのだから

フランス素晴らしい!真似しよう」と主張するなら、大阪パソナの事例は当然導入後は叩けなくなる

 

また

③「就職サポート支援ミスマッチ数字を見れば明らかで、ただの大手派遣企業のもうけ口になっている」

も、パリの事例と「基礎 RSA の短時間労働の88%が,そして活動 RSA でも短時間労働者の74%の人が,「希望する労働時間よりも少ないためもっと働きたい」と望んでいるデータがあることから

フランスRSAでも起きていることであり、「フランス素晴らしい!真似しよう」と主張するなら(以下略

 

結論

まあ、結局「日本でもフランスでも制度理念目的だけは素晴らしい制度ってあるんですよね、色々と。でもそれだけで良し悪しを判断したらダメだよね」ってことなのだ

 

散々揉めた高プロ裁量労働制だって政府の主張する理念目的だけを聞くと「全然悪くないもの」に聞こえなくもないのだ

 

でも、だ。こういう制度は「実際に社会にどう実装されて、どんな副作用が起きうるか」までしっかりみて検証しないと、良し悪しの判断なんて到底できない

 

その当たり前の意識ブクマカさん欠けてませんか?と問いかけたところで、この話を一旦締めたい

2025-01-02

anond:20250102220649

夜通し続く芸術論争、壁一面に描かれた政治的スローガン、酒とタバコ香り叫び、笑い…そのカオスの中で、彼らは自らの存在証明していた。

「だが、その美学虚構の上に成り立っていた。我々がここに呼び出された理由は、その真実を暴くためだ」

城島が低い声で告げる。

彼らの任務は、この土地芸術家たちの活動調査し、国家転覆の企てを立証すること。それは、ある内部告発きっかけに始まった。

「彼らの作品は、確かに体制への挑戦を示していた。しかし、その裏では…」

高槻言葉を切り、深呼吸をした。

"カチッ"

高槻は録音ボタンを押し、語り始めた。この物語は、彼らの報告書の一部となるのだ。

ラーメン界隈の女人禁制

二郎とかあの系は特になあ

二郎コピペなんてのが生まれるような雰囲気はあるよな

女子供は入ってくんな、ここは油臭い男たちのテリトリーだっていう矜持なんだろうけど

から爽やかなイケメンリーマンとかも出禁空気あるよな

ワイは気が小さいかラーメン界隈のそういう空気が苦手

店主の考え方次第で子連れ女性歓迎の店とかもあるけど(夫婦でやってる店に多い)圧倒的に少数派よな

ラーメンは美味いから、女性にも子供にも食べて欲しい(子供健康に良くないからごくたまにな)

豚山の対応は良くないと思う

例の女性がどうとかじゃなくて、客のクレームに対して高圧的な感じがなんか怖い(増田は気が小さいのでな)

言い方がな。調査しましたが該当の行為があったかは解りかねました。一層接客に力を入れてまいります。とか、当たり障りのない対応でいいのにな

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