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はてなキーワード: 世論とは

2025-01-10

anond:20250110133248

それもそうか

繰り返されているんだから世論マスコミ無関係、どんどんこれからもバレていくんだろうな

anond:20250110124117

同じ様な話の繰り返しになりますが、経済的安楽死を行うには、人権撤廃を含む憲法改正が最低限必要になりますが、それに賛成するような世論はありません。

従って、貴方の言う様な政策が行われることはありません。

2025-01-09

日本スパイ罪を施行してほしい

韓国世論工作日本韓国を分断しようとしてた北のスパイ摘発

台湾中国侵攻と連動して武装蜂起計画をたてた軍人OB起訴される。

日本スパイ活動してないわけないよね。

2025-01-08

イーロンマスク左派の真似をしているだけ

なんか今更になってイーロンマスクが各国の政治に介入しているのを驚いてるけど

Twitter時代だって左派世界各国の政治に介入してたでしょ。

それを右派がやるようになったからって驚いてるのはなんなの。

メディアを握ったもの世論をいじれるのは世の常で、今までネット左派がずっと同じことをやってたわけじゃん。

自分たちが負ける側になったからって、そういうのを良くないことだとか、かまととぶるのはやめな。

あんたらが再度ネットメディア闘争で取り返すしかないんだよ。

2025-01-07

anond:20250107214200

5chは規制だらけで普通の人は1日に連続して書き込めなくなって集合知みたいなのが失われた

個人HP掲示板みたいなのは個人HP減少で人が多く集まる場所ほとんど消えて

あとのSNSは超超巨大サービスが寡占してる状況で検閲情報操作ばかりやって世論を反映してないイメージ

2025-01-05

弱者男性強者女性復讐した話

 千切れかかった薄曇りの空の下、木造の古いアパートの部屋で、川端賢介(かわばた・けんすけ)は頭を抱えていた。狭い部屋の隅には紙くずが散らばり、机の上にはペットボトルカップ麺の空容器が乱雑に転がっている。アルバイトシフトを週に四回こなすだけでも精一杯で、残りの日は家に引きこもって何もしない。部屋のカーテンは閉め切られ、部屋の中はやや薄暗い。壁の向こうからは近所の子供が走り回る音や、誰かがテレビ大音量でつけている様子が聞こえてくる。その些細な音ですら、賢介には自分存在嘲笑する響きに思えてくる。

 かつては夢があった。大学に入った当初は、弁護士になりたいと思ったのだ。しか理想現実ギャップにすぐ打ちのめされ、受験勉強中途半端なまま途中退学。就職活動もうまく行かず、今のアルバイト暮らしをしている。自分が「社会落ちこぼれ」になってしまたことは認めざるを得ない。一方で、大学時代に同じサークル出会った女性がいる。彼女の名は比嘉優里子(ひが・ゆりこ)。彼女サークルの中でもリーダー存在で、いつも自信に満ち溢れ、まるで何でも手に入れることができるかのようなオーラを放っていた。

 優里子は、その明るい性格と優れたコミュニケーション能力武器に、大企業総合職入社し、今や順調にキャリアを積んでいるらしい。SNSを覗くと、華やかなパーティーに参加したり、出張海外を飛び回ったりしている写真がいくつも投稿されている。彼女の姿を見るたびに、賢介は胸の奥に黒い感情が渦巻くのを感じていた。「なんで俺ばかり……」という思いが、日に日に大きくなっていく。かつてサークルでほんの少し仲良くなった時期があったため、彼女成功が余計に妬ましく思えた。

 そんな折、ひょんなことから賢介は、SNS投稿された優里子写真を見て、あることを思い出した。大学2年の頃、サークル新人歓迎会二次会カラオケにみんなが行くときに、なぜか自分けが「ごめんね、席もう埋まっちゃったみたい」と断られたことがあった。当時は「仕方ないか」と思っていたが、あのとき中心になっていたのが優里子だった。後日、別のメンバーから「あのとき、優里子が“あの人いると空気が重くなるから外していい?”って言ってたよ」と、笑い話のように聞かされた。そのときは、ただ恥ずかしさと悔しさで頭が真っ白になり、「そうなんだ」と笑って流すしかなかった。その記憶が、今になって鮮明に蘇る。

 ――彼女は、陰で人を見下すようなタイプだ。

 ――人の心を踏みにじり、自分快楽や満足のためだけに周囲を利用している。

 ――だけど表面上は、誰にでも優しく礼儀正しく接する。だから多くの人が騙される。

 自分もその一人だったのかもしれない。無邪気に笑う彼女の姿が、いつの間にか脳裏で黒く塗り替えられていく。嫌悪感と羨望、そして劣等感が入り混じったやるせない感情。それが「復讐」という形で凝縮されていくまで、そう時間はかからなかった。

 その日もいつものようにアルバイトシフトを終え、コンビニで半額弁当缶チューハイを買って帰宅した賢介は、スマートフォンの画面に映る優里子SNSを眺めながらひとり考え込んでいた。

「どうやって復讐すればいい……?」

 彼女危害を加えるなど現実的には難しいし、そもそも暴力を振るう勇気すらない。だが、何らかの方法で“彼女から大切なものを奪う”ことができないか彼女に対して「仕返し」をする手段はないだろうか。

 そのとき、ある記事が目に入った。ある企業SNS炎上に関するニュースだった。社員プライベート発言が切り取られ、誹謗中傷が集中して、当事者退職に追い込まれたという事件SNSを使えば、世論簡単操作できる。もし優里子スキャンダルを世に広めることができれば……と、賢介は思いついた。

 しかし、彼女スキャンダルなど何も知らない。そもそも本当に「悪いこと」をしている保証もない。しかし、賢介にはひとつだけ心当たりがあった。大学3年の頃、仲の良かった友人から、あの優里子ゼミ教授不倫関係にあるらしいという噂を聞いたのだ。証拠もない、ただの噂話だった。だがもしそれを“事実”としてでっちあげることができたら……。

 その日は深夜まで、賢介はインターネット上での炎上事例やフェイクニュースSNS拡散手法などを徹底的に調べ上げた。何度も缶チューハイを口に運びながら、脳内で“彼女社会的に抹殺する”シナリオを組み立てていく。いつしか空が白み始め、鳥のさえずりが聞こえるころになってようやく、賢介は“準備”を整える決心をした。

 翌週、賢介はまず複数SNSアカウント作成した。男でも女でもない、あるいはビジネスマンを装ったり、女性OLを装ったり、学生を装ったりと、プロフィールを細かく設定した。次に、大学時代のサークルゼミの仲間をフォローし、タイムラインに溶け込めるように少しずつ発言を増やしていった。彼らがシェアしている記事に対してコメントを残したり、ニュース流行りのトピック無難意見を書き込んだり。

 一方で、別のSNSでは大学の裏アカウントを探し回った。そこには学生時代のうわさ話や、卒業後の同窓会の噂などが色々と書き込まれていた。優里子フルネーム検索すれば、過去に撮られた写真些細な情報が断片的に出てくる。その断片を拾い集め、賢介は少しずつ“フェイクの積み木”を組み上げていった。

 そしてタイミングを見計らって、複数アカウントから「あの優里子って、大学時代に教授不倫して単位もらってたって噂あったの知ってる?」と囁くように書き込み始めた。直接的な断定は避け、「らしいよ」「誰かが言ってた」「本当かは知らないけど」という曖昧言い回しで、火種をポツリポツリと落としていく。最初は誰も相手にしなかったが、何度か同じような書き込みが異なるアカウントから行われるうちに、少しずつ噂が広がり始めた。

 さらに、賢介は裏アカウントを使って、まるで「元ゼミ生」を名乗る人物が優里子教授の決定的な写真を持っているかのようにほのめかした。もちろん実際にはそんな写真など存在しない。しか曖昧文章で「以前、優里子さんが教授ふたりで深夜に研究室を出てきたところを見た」という“目撃情報”を投稿したり、他のアカウントから「そういえば卒業旅行キャンセルしてたのは、教授旅行に行ったとか?」とコメントをつけたりして、複数証言があるように見せかけるのだ。

 噂というのは恐ろしいもので、火種を絶やさない限り、どこかで燃え広がる。次第に、フォローの数が少ない裏アカウントでも、その書き込みを目にした人がリツイートスクリーンショット拡散していく。やがては大学OBOGグループにも届き、少しずつ「あの優秀な比嘉優里子が、実は……?」という疑惑が生まれていった。

 数週間後、賢介は満足感に浸りながら、アパートの部屋でSNSタイムラインを追っていた。匿名掲示板でも「比嘉優里子不倫単位を取った最低女」というスレッドが立ち、心ない言葉が書き連ねられている。その勢いはとどまるところを知らず、“噂が噂を呼ぶ”状態が加速していた。

「ざまあみろ……」

 内心でほくそ笑んだ。かつてパーティーでもSNS上でも脚光を浴びていた彼女が、今や不名誉な噂の的になっている。それは賢介にとって、大学時代に味わった屈辱を晴らすささやかな“仕返し”だった。優里子正義感あふれる投稿に、「説得力ゼロ」「偽善者」「自分のことは棚に上げて」などとコメントがつく様を見て、賢介は自分が強くなったような錯覚を覚える。

 しかし、いくら噂が拡散しても、実害がなければ彼女は痛くも痒くもないだろう。気の強い彼女なら、「そんなデマに動じないわ」と宣言し、むしろ毅然反論するかもしれない。実際、優里子SNSアカウントはしばらく更新が止まっていたが、新しい投稿が上がったときには、たくさんの応援コメントも寄せられていた。結局、噂に踊らされず彼女を信じるファンも多かったのだ。

「このままじゃ、まだ足りない……」

 賢介は次なる一手を考え始める。実害――たとえば、会社での信用や顧客との関係に亀裂が入るように仕向ければ、彼女キャリアは深刻な痛手を負うだろう。そこまでやるのかと自問しながらも、頭の中には「どうせやるなら徹底的に」という声が沸き上がっていた。

 それからというもの、賢介は優里子会社名を調べ上げ、その会社名前とともに「以前、不倫スキャンダルが噂されていた社員がいる」という書き込みを、ビジネスSNS就職活動系の掲示板に投下した。もちろん優里子名前は直接出さない。あくまで「ヒント」をばらまき、興味を持った人たちが「調べてみよう」と思うように誘導する。

 さらに巧妙なのは、賢介がわざと別の人物示唆するようなフェイ情報も織り交ぜたことだった。「〇〇商事女性社員でM・Hという人だ」など、デタラメ名前をいくつか挙げる。その後になって「あれは誤情報らしい。本当は比嘉優里子という社員」という流れを作ることで、最初にあった偽情報が訂正される形になり、逆に“本当の情報”だという信頼感を高めるのだ。

 噂はSNSからまとめサイトへ、まとめサイトから大手ニュース風の匿名ブログへと伝播していく。その過程で誇張や憶測が混ざり、いつの間にか「社内不倫で昇進している」「上層部を篭絡した悪女」などと書き立てられていた。もはや当初の大学教授との噂すら混線し、「彼女は昔から男を利用してのし上がってきた」という筋書きまで付け足されている。

 賢介はその様子を見届けながら、もはや半ば狂喜に近い感情を抱いていた。自分言葉が誰かを巻き込み、誰かがそれを信じ、さらに多くの人に伝えている。“弱者”だった自分が、こうして“強者”に打撃を与えられるという実感。それが彼の孤独な心を満たす唯一の悦びになっていた。

 やがて、SNS上では優里子を名指しする投稿が急激に増え始める。誹謗中傷コメントが飛び交い、会社にも問い合わせが相次ぐようになったらしい。それを示すように、優里子個人アカウントには「会社電話したけど?」「逃げんなよ」「暴露してやるからな」といった執拗メッセージが送りつけられていた。賢介は「ここまで来たか」と、どこか他人事のように画面を見つめる。

 するとある日、優里子SNSアカウントが非公開になった。続いて、彼女の友人たちが「優里子精神的に追い詰められてるらしい」「病院に行った方がいいかもしれない」と心配する投稿をしているのを発見した。ここで初めて、賢介は自分がやっていることの重大さを痛感した。もはや噂を広めるとかいレベルではなく、ひとりの人生破壊する行為に手を染めているのだ、と。

 しかし同時に、賢介の心の奥には「彼女が苦しんでいる」という事実への暗い快感が芽生えていた。「俺があの強気彼女を追い詰めているんだ」という優越感が、胸の中をぐつぐつと煮え立たせる。

 ――俺にだって、これくらいの力があるんだ。

 ――ずっと惨めだったけど、今は違う。俺の言葉ひとつで、あいつは奈落に落ちていくんだ。

 ある晩、賢介がいつものようにネットの反応をチェックしていると、見覚えのある名前を見つけた。大学時代に同じサークルだった友人・小峰だ。小峰はSNS上で「これはさすがに酷い。優里子に直接連絡を取って確認したけど、全部事実無根らしい。彼女名誉毀損で訴えることを検討している」とコメントしていた。

 名誉毀損――訴えられたらどうなるのだろうか。賢介の背筋に冷たいものが走る。自分がやってきたことは当然、罪に問われる可能性がある。しかし同時に、「誰がやったか特定できるはずがない」という妙な自信もあった。複数アカウントを使い分け、匿名投稿してきたのだ。しかも、あくまで「らしいよ」とか「噂だよ」と書いたにすぎない。そこまで簡単には追跡できないだろう、と。

 しかし、万が一ということもある。さらに、優里子法的手段に出るとなれば、彼女上司会社も本気で調査に乗り出すかもしれない。「疑わしきアカウント」に対して情報開示請求がなされれば、IPアドレスから身元が割り出されることもありうる。

 賢介は不安に駆られながらも、嘘だろう、そんなの上手くやり過ごせる――と自分に言い聞かせた。だが、なぜかスマートフォンを握る手が震えた。こんな気持ちは初めてだった。いつもならアルコール摂取すれば薄れる不安が、今回ばかりは煽られて大きくなるばかりだ。

 数日後、小峰から「久しぶりに話したいことがある」というメッセージが来た。学生時代はそこそこ仲が良かったが、卒業後はほとんど交流がなかった相手だ。どうやら、賢介が今どこで何をしているかは、小峰のほうも把握していないらしい。

 「このタイミングで俺に連絡してくるってことは、もしかして……」

 不安と警戒を抱えつつも、賢介は小峰の誘いに応じ、駅前喫茶店で会うことにした。平日の昼間だったため、人影はまばらだった。カフェの奥の席につき、ぎこちない様子で向かい合う二人。

 小峰は当初、大学時代の思い出話をするふりをしながら、少しずつ近況に話を移していった。どうやら彼は一般企業で働きながら、サークルOB会などを取りまとめる役をしているらしい。しばらく雑談が続いた後、小峰は急に真顔になって切り出した。

「優里子の件、知ってるか?」

「……ああ、SNSで色々言われてるみたいだな」

「正直、今までもちょっとした誹謗中傷なんかはあったけど、今回のはあまりにも悪質なんだ。で、優里子精神的に参ってる。裁判視野に入れて動き始めてるんだよ」

 そう言いながら、小峰はじっと賢介の目を見つめる。まるで「お前がやってることだろう?」と問い詰めるように。だが小峰はそれ以上は何も言わず、ただ「何か心当たりはないか?」と探るように続けた。

 賢介は動揺を抑えつつ、わざと素っ気なく答えた。

「いや、俺は知らないな。そもそも里子に昔からいい感情ないし、SNSほとんど見てないし……。そんな嫌がらせみたいなこと、わざわざやる動機もないよ」

 自分で言っていて、嘘臭さを感じた。しかし、小峰はそれ以上深追いしなかった。ただ、「そうか、もし知ってることがあったら教えてほしい。俺は、誤解や嘘で人が傷つくのは嫌だからさ」と言って、曖昧に微笑んだだけだった。

 小峰と別れたあと、賢介は駅前のコンコースをぶらぶらと歩きながら、頭の中で考えを巡らせる。小峰がわざわざ自分接触してきたのは、やはり“犯人”を探っているからではないかしかし決定的な証拠がなければ、自分を追及することはできないだろう。そう思う一方で、不安は拭えない。

「このまま、俺は逃げられるんだろうか……」

 後ろめたさと、復讐を達成するために奔走してきた興奮が入り混じり、心が不安定になっていく。

 結局、賢介はその夜からパソコンを開いても、優里子関連の情報収集や書き込みをする気が起きなかった。代わりにアルバイトを休んで酒量が増え、明け方まで起きては昼間に寝るという、ますます健康生活に陥っていく。何もかもが嫌になった。自分でも止められないままここまで来てしまったが、“復讐”という言葉は、もはや虚ろに響くだけだった。

 するとある日、いつもどおりアパートの狭い部屋にこもって缶ビールをあおっていると、スマートフォンが鳴った。画面には「小峰」の文字。嫌な予感がしたが、出ないわけにもいかない。

もしもし……」

「俺だ。突然で悪いんだけど、優里子入院した。心が限界だったらしい。……正直、原因を作った奴が許せない」

 小峰の声は怒りで震えていた。賢介は何も言えずに黙り込む。

「でな、俺はこのままじゃ黙ってられないと思うんだ。警察相談して、サイバー犯罪対策なんかも含めて捜査を依頼しようって話が出てる。会社も動いてるらしいから、情報開示請求なんかも時間問題だろう」

 脳がぐらぐら揺れるような感覚とともに、賢介は息が詰まりそうになった。ついに、もう逃げられなくなる。そう思った瞬間、彼は全身の力が抜けて床にへたり込んだ。

「……そうか」

 それだけ呟くと、小峰は最後に低い声で「もし、何か知ってるなら、今のうちにやめておけ」とだけ言って電話を切った。

 やめておけ――もう、やり続けること自体が無理だ。もはや罪悪感が勝っていて、賢介はこれ以上フェイクを撒くこともできなかった。だが、今さら何をどうすればいい? 彼女に直接謝って許しを乞う? そんなことをしても彼女ますます憎むだけだろう。

 翌朝、賢介は警察からではなく、思いがけない相手から連絡を受けた。なんと、優里子本人からメッセージだった。非公開になっていたSNSアカウントから、突然「直接会って話したい」という短文が送られてきたのである

「……どういうことだ……?」

 半信半疑のまま、賢介は指定された場所――大学近くの駅前カフェへ向かった。指定された時刻は夜の8時過ぎ。混雑する時間帯を外したのか、店内には数組の客しかいない。

 席に着いてしばらくすると、店の入口から見覚えのある女性が姿を現した。比嘉優里子――かつてのサークル仲間で、今や“噂”の被害者。その顔には明らかに疲労の色がにじみ、かつての凛とした雰囲気は薄れていた。

「……久しぶり」

 少しかすれた声で言う。賢介はどう反応すればいいかからず、黙って会釈した。二人がテーブルを挟んで向かい合う。彼女沈黙を破るようにゆっくりと口を開いた。

「私も気づいてた。あの噂、あなたがやってるんじゃないかって」

「……どうして」

大学とき、あまりしたことはなかったけど、あなたが私に抱いてた感情は分かってた。私のことをよく思ってなかったのは感じてた。今になって急にこんな悪質な噂が広がって、あのサークル関係の裏アカ書き込みを見ると、文章の癖とか表現が、なんとなくあなたに似てる気がして……。確信まではいかないけど、ね」

 賢介は言葉を失った。彼女がここまで鋭く察していたとは思わなかった。冷静に考えれば、自分しか知らないような細かいエピソードが混ざっていたのだから、勘づかれても不思議ではない。

「……申し訳ない」

 それ以外、言葉が出てこない。どんな理屈通用しない。ただ自分が虚勢を張り、彼女を傷つけようと目論んだ事実は消えないのだから

「一つ聞かせて欲しいの。どうしてここま

2025-01-04

しかしつくづく思うんだけど高齢出産叩きってほぼほぼ初産の時にしか沸かないよね

若い時に既に産んでて途中の子から高齢出産みたいなケースは叩かれない。

末っ子長男不登校と癇癪があって、子供三人まとめて殺した母親事件なんて

末っ子40歳で産んでるからおそらく高齢出産(発達障害ならば夫側が原因の可能性が高いと思われる)の影響だと思われるのに

そこはスルーして母親に同情的な世論

結局高齢出産叩きって、障害児の誕生それ自体危惧しているというよりは若い女体を差しさない女に対する憎しみなんだと思う。

2025-01-03

anond:20250103151853

ブクマカが「Togetterまとめに書いてある程度の偏ったチョイ情報で良し悪し語っている」と決めつける態度がおかし

大阪パソナのような事例を「無自覚肯定」してしまっていて、大阪パソナのようなものを前に進める世論として意に沿わず利用されかねない」と言っているが

大阪パソナの事例に賛成の人

大阪パソナの事例に反対していてフランスの件にも反対の人

大阪パソナの事例に反対していてフランスの件には賛成している人

という三種類のうち「意に沿わず利用される」のは最後の分類の人だけなのだから増田警鐘を鳴らしている相手最後の分類の人だけなのは自明

要するにその層に向かって「気づいていないかもしれないけどダブスタになってるよ」と言ってるんだろ?

何度も何度もしつこく湧いてるようだけど、元増田ダブスタ問題と言ってるんじゃなくて

制度実態実態を調べず、調査データとか研究論文を見ないで、上辺の制度目的理念だけみて政策の是非を論じるようなことはすべきではない」が元増田が一番言いたいことで主眼でしょ

それをする危険性として、大阪パソナのような事例を挙げ、「無自覚肯定」してしまうことで、結果として、大阪パソナのようなものを前に進める世論として、意に沿わず利用されてしまいかねない危うさを元増田は示して説いてもいるわけで(そういう文脈からこそ、高プロ名前も出てくるわけ)

 

そもそもTogetterまとめに書いてある程度の偏ったチョイ情報で良し悪し語る行為自体がどうなの?と思わないのが不思議だわ

2024-12-29

[] 万機公論に決すべし

五箇条の御誓文」の第一条にある言葉

「万機」は様々な事柄を指し、特に政治に関するものが多い。

公論」は公平な議論や、世論などを指す。

まり政治世論によって決めよう」といった意味合い

斎藤派とは

最近全貌が知れてきたけど、

一部の反斎藤過激派誹謗中傷したいがために誹謗中傷してる。第三者からすれば、まだ何か言ってるという感じだろう。

そうではない反斎藤派がいる。

知事記者会見対応とか、質問に対する対応の仕方に文句を言ってる。この方たちは何だかニュースへの接触度が高そうな人達で、単なるアンチではない。

必要タイプだと思う。

望ましい対応であれば文句は言わなそうだ。

前者のタイプ世論を分断させている。後者タイプに影響を与えて必要な不満を誹謗中傷にまで発展させている。いなくなってください。

2024-12-27

星野源有害ファン

有名人って大変だな、と心から感じた。

星野源さんくらい人気者になるとファンを選ぶことができない。

紅白歌合戦での楽曲変更について、あまりに浅はかで間抜けで、星野さんにも失礼なことを「義憤として」「良かれと思って」喋っているバカを何人も見て心からげんなりした。本当に星野さんが可哀想だ。

地獄でなぜ悪い』の件に関する議論というか了解は、まず下記の四つの要素から成っている。

①『地獄でなぜ悪い』の詞は、星野源さんが闘病生活中に感じたことを綴ったものであり、それぞれの孤独と苦境の中で動けないでいる人の肩を優しく抱く連帯の歌である

紅白歌合戦は、公共放送標榜するNHKの、とりわけ注目度の高い看板番組ひとつであり、老若男女に高い知名度を持ち一種権威であるとされてきた。アーティストファンが自ら視聴するライブフェス民放音楽番組とは異なる一定の「公共性」を持った場であると多くの人に認知されている。

③『地獄でなぜ悪い』は園子温映画主題歌としてオファーを受けて発表されたもので、かつ映画と同名であること。園子温は性加害・ハラスメント告発を受けており、被害者自殺しているという経緯があること(さらに言えば同映画には、園の性暴力共犯とされた俳優も出演している)。

星野源は『ドラえもん』など、主題歌オファーに対して真摯対象作品に向き合って楽曲をつくるアーティストのひとりと目されており、同曲にも映画念頭にした要素(「地獄」という言葉の使い方など)はある。

タイミングとして、滋賀医大レイプ事件逆転無罪判決や、性行為強要があった岸和田市長の不信任決議を受けての議会解散さらには中居正広フジテレビレイプ疑惑など、「男性による性暴力が、市民感覚として正しく罰せられていない」という印象を覚えるニュースが立て続いていた時期だった。

そして論点を整理するなら三つのレイヤーに分かれるだろう。

【1】星野源さんの体験をもとにした、切実でかつポジティブメッセージを含んだ楽曲である地獄でなぜ悪い』を、ことさら封印タブー視する必要はない。ファンが『地獄でなぜ悪い』を愛することに何の問題もない。

【2】ただし、その成立の経緯から「性暴力加害者連想させる」という指摘が難癖とは言えないほど隣接しているのは確かだ。

(「星野さんの個人体験をもとにした歌なんだから園子温関係ないじゃないか!」という反論無理筋である

【3】公共放送権威的な番組で【2】のような要素を含む楽曲を、世論が性加害の報道に敏感になっている時期に放送するのは、「NHK園子温の性加害を大した問題とは思っていないし、国民の多くもそうだろうと考えている」というメッセージになりかねない。

(「過去に何度もフェス演奏されてたし、NHK番組でも流れたのになんで急に怒られなきゃならないの!?」という反論への回答)

この【1】~【3】を、問題視する側もそれに反発する側も取り違えてはいけないと思うし、ほとんどの人はちゃん腑分けして語れていたと思う。

問題になっているのはあくまで【3】、「今、紅白歌合戦で流すのには、ふさわしくないバックボーンを持つ曲なのではないか」という一点のみだ。

そして、星野さんサイドは昨日、披露する楽曲を『ばらばら』に変更すると発表した。

その数時間前にあまり醜悪松本人志の無反省で無神経なインタビュー記事で目を汚してしまっていた私は、あのステートメント星野さんの(ご本人の、あるいは事務所としての)バランス感覚に心打たれた。

論点になっている各レイヤー言及し、問題が【3】であることを正しく解説し、「私たちは、あらゆる性加害行為容認しません。」と結ぶ。そしてもちろん、楽曲を愛するファンへのフォローも忘れない。

変更された楽曲が『ばらばら』なのも良い。

かつて星野さんはこの曲についてインタビューでこう語っていたそうだ。

>みんながばらばらなことを考えながら集団を持続させていくのって、むちゃくちゃめんどくさいんですけど、それが健全なんじゃないかなと思います。ばらばらのままでも「ひとつのものを生み出せるだろうっていう、そんな歌だと思います

今回の件で、撤回しろと怒りの声を上げた人も、それに対して楽曲星野さんを守ろうと反駁した人も、楽曲変更に安心した人も悲しんだ人も、誰も間違っていたとは言わない。「ばらばらのままで良い」そのままで良いと優しく抱きとめるような選曲だ。

あーあ!直接の加害者でもなんでもない星野さんたちがこんなに「正解」を叩き出して聴く人を安心させてくれたのにさ!松本人志はさ!!!

……というのはさておくとして。

冒頭に立ち返る。私が憤っているのは、これだけ誠実でバランスの取れた回答を星野さんサイドが出したのに、まだ上記のような論点整理をごちゃごちゃにしたまま、とんだお門違いな文句をぶーこらぶーこら垂れているファンがいることなのだ。

そういう奴は大抵、最近覚えたからよく意味も分からずに「キャンセルカルチャー」という言葉を使う。

ファンでも被害者当事者でもない第三者クレーム楽曲が踏みにじられて悔しい」とか「歌いたい曲も歌えない源さん可哀想」とか言うんだ。挙句には、「『ばらばら』の選曲は最高の皮肉だ!『クレーマーとは分かり合えないし分かり合う必要もない』という決別の表明だ!」みたいなこと言ってはしゃいでる奴まで。

害悪だよ。気持ち悪い。こんな奴らが「私たちが源さんを一番心配してるし一番気持ちが分かってる!」と息巻いて、批判者への人格攻撃を繰り返す。

お願いだ。もう喋らないでくれ。SNSアプリをぜんぶ削除しろ

楽曲変更の前に「星野さんはNHKからまれたから歌うだけなのに叩かれて可哀想!」みたいなことを言ってる奴もいたな?お前らもだよ。

何か?星野源NHKから「あの歌うたってくださいよ~」とオファーされたら、自分の頭で何か考えることもなく「は~いうたいま~す」と脊髄反射で答え、歌うなと言われたら「は~いうたいませ~ん」とこれまた脳みそを経由せずに答えるような、思考能力責任能力もない無自我のデクの坊の昆虫だとでも思ってるのか?

星野源は「こういう経緯でつくられた曲だから、性被害者への二次加害になりかねないよ」と言われて、「うるせえな!俺の芸術文句をつける愚民どもがよ!」と開き直って批判者たちに背を向けて嘲笑するために紅白で歌うような傲慢性格の悪いカスだと思ってるのか?

いくら自分傲慢性格が悪くて無能のデクの坊だからって、それを星野さんに投影するのは失礼だよ。

あの選曲に悪意や皮肉が込められてるって言う奴は、「飯を食い糞をしてきれいごとも言うよ」「嘘で何が悪いか ただ地獄を進む者が悲しい記憶に勝つ」という星野さんの歌を聴いたことがあるのか???

マジでいい加減にしてくれ。せめて星野さんが可哀想なんて言わずに「俺は心が狭くて想像力がないから『地獄でなぜ悪い』を紅白で歌われて傷ついたり不快に思う奴の気持ちなんて分からん!そんな奴は俺の敵だから死ね!」と正直に言ってくれ。正義ヅラすんな善人ヅラすんな。私は星野源じゃないからお前らと共存なんかしたくない。

2024-12-24

12月4週LINEオープンチャットはてなブックマーカー」1週間のまとめ

これは何?

LINEオープンチャットはてなブックマーカー」の1週間分の要約を、さらAI使用し、試験的にまとめまています

要約内容

エンターテイメント趣味

M-1グランプリ: バッテリィズの漫才スタイルへの評価テレビ出演の期待が語られる。

映画ドラマ: 「推しの子」や「翔んで埼玉」などの作品話題に。

音楽文化: 日本ロックバンドの減少や文学部の意義についての意見交換

ビリヤニ同好会: ビリヤニの魅力や新しいフレーバー提案が多く話題に。

クリスマス年末イベント

プレゼント選びやクリスマスの過ごし方について議論

ホワイトクリスマスの期待や関連イベントへの計画が共有される。

社会経済

司法独立性: 裁判官訴追の署名活動世論とのズレについての議論

税制資本主義: iDeCo改悪修正資本主義の影響についての懸念

医療問題: 診察の質低下やジェネリック医薬品撤退について。

日常生活健康

風邪健康維持: ヴィーガン食事サウナ効果についての体験共有。

食文化: つけ麺TETSU回転寿司の新たな提供スタイル

寒さへの対応: 寒波の影響や防寒対策についてのコメント

技術オンライン活動

SNS「mixi2」: コミュニティ形成プラットフォームの将来性についての議論

ITリテラシー: 新しいアプリオンラインツール使用に対する不安

SAPシステム: 業務調整の難しさや技術進化議論

地域旅行

いわき市観光: 小名浜海鮮や岩丼など地元グルメ情報共有。

銭湯文化: 柚子湯の楽しみや地域の特色。

ユーモアと軽い話題

殺人ダンス集団」やユニークな岩丼の話題で笑いを誘う。

詐欺電話佐藤健の体調ネタなど日常エピソード

印象的なテーマ

社会問題から日常ユーモアまで幅広い話題が交わされ、特に年末イベント趣味に関する熱意が感じられる。

ビリヤニクリスマスなど食とイベントに関連する話題が活発で、コミュニティ内の結束が強い印象。

以上が1週間分の要約です。さらに詳細を知りたい場合は、個別トピックフォーカスしてお伝えできます

関連記事

https://anond.hatelabo.jp/20240722084249

オープンチャットの参加URL

LINEオープンチャットはてなブックマーカー」の参加はこちから

https://line.me/ti/g2/MFSXhTJoO_pLfrfds1LpyJ0OlBgcPJSqHoRbBg?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default

2024-12-23

母親による虐待子殺しになると必ずと言っていいほどこの手の「男女逆だったら」が沸くが、実際にはそんな事はない。

高齢精子子供を産ませて案の定発達に問題のある娘が産まれたら安易に殺して自殺した無責任父親に対しても、同情する声が殆どだったからな。

世論性別関係なく「親」に甘く、「子供特に障害児」に厳しいんだよ。

zenkamono 父親が娘に対して言ってたら、ここみたく「父親失格とかよく気軽に言えたもんだ」「女性は誰しもバケモノの素質があり発達障害で表に出やすくなる」なんて同情ブコメはつかず、父親を叩くブコメ一色だったろうな…

https://b.hatena.ne.jp/entry/4763799883959960992/comment/zenkamono

2024-12-22

大阪高裁の“医大生による性的暴行逆転無罪に対する反対意思を表明

署名が盛り上がっている。

署名数は10万に届こうとしており、高裁判決への草の根の声が可視化されている。

「虎に翼」の脚本家賛同したこと話題になっているようだ。

が、少し引いた視点で見てみると、本件は全く別の意義を含んでいるようにも感じる。

Xなどを眺めている限り、法曹関係者でこの署名賛同している人をほぼ見かけない。

その理由は本署名最後段、

どうか、飯島健太郎裁判長を含めた大阪高等裁判所裁判官判断に対して「NO」を突きつける為のご協力を頂きたいです。

願わくば、上告先で判決が覆ってほしい。

特に判決を下した飯島健太郎裁判長を許してはならない。

年内には、署名リスト印刷し、これだけの同意があったことを示すべく、大阪家庭裁判所事務局」及び「裁判官訴追委員会」への提出を試みます

このくだりが司法独立を侵すものからだ。

裁判官訴追委員会は国会議員組織されるため、これを利用したい政治家が現れれば世論を盾にいとも簡単裁判所に介入することが可能になる。

司法独立が侵されるということは、三権分立崩壊であり、ひいてはみんなの大好きな立憲主義機能不全に繋がる。

とはいえ岡野タケシ氏がXに投下したハメ撮りの音声書き起こしとされるものを見る限り、被告への心証は極めて悪く、これを擁護すると袋叩きにあう空気も確実にある。

それでもなお、日本法曹関係者のみならず、リベラル右派わず知識人たちは揃って本署名問題点を指摘し、署名への反対を表明している。

津田大介氏ですら反対しているし、太田啓子氏のようなフェミニスト弁護士でさえも、判決には強い批判をしているとはいえ署名には全く触れていない。

大事なもう一つのムーブメントは、ここなんですよ。

このポピュリズム的な『空気』に対して法曹界や知識人たちが政治的立場を超えて抗う姿が可視化されたこと、これは日本社会の成熟を示すものとして、私は感慨をもって受け止めたいと思う。

嫌だと言ってもやめないのは「暴行」だろ

大阪高裁逆転無罪判決刑法改正前の事件なので争点になっているのは同意の有無でなくて暴行脅迫の有無だったとか言われているけれど

そもそもどう見ても暴行脅迫がある事例じゃね?

密室で女一人に対して男三人に囲まれているその状況そのもの脅迫認定してもいいと思うし、

明確に「嫌だ」「やめて」等と言われてもやめずに続けているんだから、これが暴行じゃなくて何なんだ?

人の身体を拳で殴ったら暴行になるのに、体内に無理矢理性器を突っ込むのは暴行じゃないのか?おかしいだろ。

ていうかもしも全員が男だったら、3対1という状況だけで容易に脅迫が認められていたと思うんだよね

例えばこの事件

熱湯、緊縛プロレス技、肛門に…自殺偽装し同僚を踏切に立たせ殺害か 社長ら男4人逮捕

https://news.yahoo.co.jp/articles/9bb840fb4ac553e3d44d3a294851e617272ee8c9

容易に抵抗できた筈なのにしなかったか無罪だとか、被害者は死んでいて証言が取れないか無罪だとか言う奴は何故か沸かない。被害者が男だと卑劣犯罪犯罪だと素直に認めてもらえる。

仮にこの事件裁判無罪になったとして、それに抗議する事自体を許さないような世論はおそらく形成されないだろう。不当な判決だと、当たり前のように言われる筈。


つくづく思うんだけど被害者が女、特に性犯罪だと、犯罪が認められるハードルが異常に高いんだよ

男女の体力差や社会的地位からしたら逆になる筈なのに、何故かそうはなっていない。

得体の知れない署名がアタシを苦しめる

 アタシ、昭和生まれのオジサン思想の令和カスタマイズ全然できてないし、オマケボーダーギリギリバカから世の中のことなにもわからないの。

 だけどね、最近Twitterでしばしば「判決が不服だったので、判決を下した裁判官に抗議しましょう」「判決を出した裁判所を許してはいけません」って話が流れてくるようになってね。

 それで、署名なんか求めてくるわけ。

 内容は確かに被害者の心情を考えると、耐えられないものだわ。

 人生でこんなひどいことがあったら屈辱だし、尊厳蹂躙した犯人はチンポが急激に膨れ上がって爆発しちゃえばいいな、と思うもの

 かといって「裁判官」や「裁判所」を矢面に立たせようというのは全然話が別のことよね?

 アタシがそう思う理由の一つは、裁判官お仕事証拠法律を照らし合わせた結果、証拠として提出されたものにキチンとした証拠能力があるか判断すること。

 そして、司法大原則って「疑わしきは罰せず」というスタンスであることだと思うの。

 先日、どこかのお金持ちのお爺ちゃん殺害された事件でも、弁護士の人は言ってたわよね。

 薄いグレーはいくつ塗り固めても、グレーであって黒では無いって。

 アタシ、あの事件に関してはこれだけ物的証拠を押さえて重ねていても、裁判員裁判において、司法原則がグレーは黒ではない以上、裁判員がそれを黒にはできないのねと思ったわ。

 従来であれば、あれだけ物的証拠状況証拠が抑えていればもう少し検察側の意見に寄り添った判決が下されていたと思うのよね。

 あらやだ、話がそれちゃったわ。歳を取ると話が長くなっちゃうわね。

 つまり裁判官証拠を見て、客観的判断を下したわけよね。

 今まで検察から提出された証拠で状況を判断したところ、確かに何かしてるけど、今回の事件については刑事罰を問えるものじゃない……って。

 これは、裁判原則「疑わしきは罰せず」「グレーゾーンは黒ではない」の理論としても、そんなに間違った判断じゃないと思うの。

 当然、判断が不服だとしたら検察側が上告をすると思うわ。

 そうなったら最高裁判断になるはずで、最高裁になるとまだ視点が変わってくるとは思うのよ。

 だけどもし、この状態検察が上告を諦めていたら「検察何してるの?」ってなるのは、アタシちょっとわかるのよね。

 お前が証拠集められなかったクソザコだから、一審で出た証拠全部弁護士舐めプされ負けたんだろうが、やーい、ざーこざーこ♥ ざこ検事

 みたいな気持ちになるもの

 でも、正当な判断を下した裁判官と、その裁判所糾弾するのはちょっと違うと思うのよ。

 粛々と判断して自分お仕事を全うした結果なのに、「お前は間違ってるぜ!」と言うのはね。

 感情的にはわかるわよ!? 私だってひどい目にあった人は、気の毒だと思うもの

 何かを攻めたくなる気持ちもとってもわかるもの

 でも、法律について何も調べていない一般人が、感情に流されて糾弾する相手として「裁判官」や「裁判所」だというのは、ちょっと違うと思うのよね。

 これがもし「法律解釈」という方面アプローチだったらわかるのよ。

 法律でそのような判断に至るのがいけない、こういった部分はもう少し被害者の心情に寄せた方がいいんじゃないの?

 これは議論だと思うのよ。

 でも「裁判官はの目は節穴」「裁判所にはろくな裁判官がいない」扱いはダメだと思う。

 その理由のもう一つが司法という場の中立性なの。

 日本では司法は大きな権力に属さず中立である、というのが求められているわ。

 当然よね。

 司法のバックに大物のフィクサーがついていて、そのフィクサーの息がかかった犯人法廷に出ない、みたいになったら一大事もの

 実際はひょっとしたらそんなフィクサーいるかもしれないけど、原則としては中立であり中立性を保つの裁判所司法の場だと思うのよ。

 でも、その中立性を保たなければいけない所に、市民から署名がドドッと集まったら。

 そういうクレームのような対応裁判所に背負わせてしまったら。

 今まで独立し、中立を保持してきた裁判所の、存在意義を覆そうとするほど、危険な事だと思うのよね。

 世論忖度する裁判所想像しただけで恐ろしいわね。

 私はこの二つのから裁判官裁判所に対する反対署名」ってのは危険だと思っているの。

 それだったら事件に対する法解釈珍妙さにメスを入れ、今回証拠として提出された証拠が、正しく証拠として機能するように求める方が建設的だと思うのよね。

 でも、この署名はそこまで深く話に突っ込んでこなかったのよ。

 裁判官裁判所クレームを入れよう、で終わらせることで、その事件に憤っている人たちの感情思考を停止させようとしているんじゃないかしら? なんて疑いも抱いちゃうのよね。

 本当にこの件で怒りを覚えていて、何かアクションをおこそうとしたら、そうする前にまず裁判全体像を捕らえた方がいいと思うの。

 実際、この件は主犯となる被疑者がいて、今回の裁判主犯の手伝いをしていた人たちで、一人は刑が確定していて……みたいに、ちょっと複雑な状態での法廷だったのよね。

 事件の内容から判例を気安く読めるような状態ではないと思うんだけど……ほら、判例って人の尊厳に関わる内容が多いと、大衆の好機の目にさらされないよう秘匿される傾向があるのよ。

 これは悲しい思いをした被害者を守るためよね。

 そうして、チクリとするなら法律側よね。

 法律がどうしてこの内容で証拠不十分の判断ができてしまうのか、という部分を問題視して、どうしたら良いのかと考えることで、はじめて司法と向き合い、動き出すような気がしてるの。

 私はね、この署名を正しいことをしているという風な態度で、TwitterはじめとしたSNSにいる人たちを煽っている「何か」が怖いの。

 司法独立性や中立性なんて全く説明もしてないところ、感情論だけで訴えかけて、同情や世の理不尽さという建前で人の名前や住所を集める人たち、その人たちが本心で何を考えているか……それが怖いのよね。

 それに、この署名スタート地点から少しズレているでしょう?

 スタート地点からズレている署名は、たとえ1万人が集まったとしても強い効果が認められないと思うのよ。

 だって、攻める場所じゃないところを攻めているんですもの相手は全くそれを無視しても全然問題がないのよ。

 仮に受け取ったとしても、裁判官裁判所でできることはないのよね。

 そうなると、署名した正義の人たちは、きっと憤ると思うの。

 裁判官裁判所という機能のものが疑問に思うようになるとしたら……。

 それは、司法原則である独立性や中立性を脅かしかねない状況にもなりかねないのよね。

 つまり、アタシが何を言いたいかというと……目先の可哀想や、気の毒だという話だけに流されないでほしいの。

 許せないとか、ひどいな、という気持ちを抱くのは大事だわ。

 だけどその熱意が利用され、悪い方向性に流れていったり、知らないうちに流されていったりするのは、怖いことよね。

 法律ってのはとっても難しい話だわ。

 一審なのか、二審なのかで内容も大きく変わってくるの。

 だから裁判の結果について思うことがあったら、それを機械司法制度や法について考え、何がよくて何が悪かったのか、増田のみんなもじっくり自分の中に落とし込んで、軽はずみな行動で安易な批難や罵声をはなつだけで、事件のものを消費しないでほしいわ。

 そう、これを機会に増田のみんなも法に触れてみましょう♥

 触れすぎて獄中にいっちゃった増田のみんなは、明日から頑張ってね♥

2024-12-19

産まない方が子供にとって幸せ

この世論よく見かけるようになったなぁ

この先年金もなくなることが見えていて、物価高はとどまることがなく、けれど年収はあまり変わってなくて。

子ども不自由をかけてしまうくらいなら産まないほうがいい、その方が子供のことを考えられている。

これに対する反論を持ち合わせていないから、これを言われるとだんまりになって、でも同調は難しいから、とりあえず微笑んでしまう。

子どもがいると、どんなに周りが協力してくれても完全に子供のことを忘れて一日過ごすなんてできないし、子供ってすぐ風邪を引くから決まってた旅行やお出かけが当日におじゃんになるし。

でもかわいいから子供存在のものがまるっとぜんぶ愛おしいから、それだけでもう、しあわせではあるんだけどな~

でもこれって親が幸せなだけだから子ども人生トータルで見たとき幸せじゃないかもしれないんだよな、と思って。だから反論ができないんだよね

2024-12-18

感想過剰反応論理の飛躍についてAIちゃんの回答(2)

(https://anond.hatelabo.jp/20241218063445) 続き

 

⭐️質問7

“「作家Bの名前情報価値はあるが、作品世界にとって価値がない」とAは考えているに違いない。“ と断定して推測することが妥当評価される前提条件は、

下記に限られる気がするのですが、気のせいですか?

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

• Aが「私は世界代表して言っている」「私の意見世界全体の意見である」と明言している場合

• Aが何らかの権威(例えば、世界的に認められた批評家など)であり、その発言が広く世論に影響を与えることが明白な場合

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 


🐶 Copilotちゃん

作家Bの名前情報価値はあるが、作品世界にとって価値がない」とAが考えていると断定するための前提条件は、以下のような特定の状況に限られるでしょう:

 


🐱 ChatGPT ちゃん

おっしゃる通り、以下の2つの条件が成立する場合のみ、その推測は妥当評価されるでしょう。

 

それ以外の一般的状況においては、「主観的意見」を「世界の総意」と見なすの論理の飛躍であり、不適切です。 

 


🐻 Geminiちゃん

おっしゃる通り、下記のような状況に限られると言って良いでしょう。

 

これらの状況以外で、個人の感想を「世界にとって」と断定するのは、やはり不当な推論と言わざるを得ません。

 


🐼 Claudeちゃん

一般的な状況においては、このような断定的な推論は妥当ではありません:


 

⭐️質問8

質問7の前提条件が一般的な状況に当てはまると言えますか?

 

 


🐶 Copilotちゃん

質問7の前提条件が一般的な状況に当てはまるとは言えません。多くの場合個人意見はその人自身主観的ものであり、世界全体の意見代表するものではありません。

 


🐱 ChatGPT ちゃん

一般的には当てはまりません。日常的な意見感想のやり取りにおいて、個人が「世界全体の意見」を代表して発言していることは極めて稀です。そのため、個人主観的意見を過剰に一般化して捉えることは不適切な推論とされます

 


🐻 Geminiちゃん

言えません。上記のような状況は特殊であり、一般的な状況とは大きく異なります。通常のコミュニケーションにおいては、個人の感想あくま個人の感想として受け止められるべきです。

2024-12-17

Under the Rose最新刊10巻が出てからもうすぐ7年が経とうとしている

ずっと止まっているのだ

作者はなんかオリジナル同人活動したりしているが、そちらには敢えて興味を持たずにおいて続きを待っている

もうだめかもわからんね

前身作品Honey Rose』は2001年掲載された

孤児少女が、なにやら不吉な過去を持つ貴族の家に引き取られる話だ

Under the Roseはその「不吉な過去」を描く話

誰それは飛び降り死ぬ、誰それは首を吊って死ぬ、誰それは燃え死ぬ、誰それは毒で死ぬ

そんな断片的な情報が既に明かされた上で、一体どのようにその末路を辿っていくかが描かれる…のだが、首吊死がもうすぐ描かれるってところで止まってしまった

大筋はもう決まっているのだが、モチベーションが絶えてしまったのだろうか

20年以上同じ話に取り掛かっていることになるのだ、若い頃の妄想情熱を持ち続けるのは難しいのか

Under the Roseのメインカップルは、16歳の貴族少年と25歳女性家庭教師であり、レイプから恋愛が始まっちゃう二人だ

レイプから恋愛が始まっちゃう年の差ラブストーリーとか、正直作者が年を取り世論意識も高まっていく中で、しゃらくせえとなりそうなんだよな

若いうちの勢いがないとね

分家教師妊娠してしまうのだろう、そして父親は16歳ではなく、16歳の親父の方だと周囲に誤認され、めちゃくちゃ揉めるのだろう

そういうギスギスは続けて描いてたらノれそうだが、7年止まった後で復帰するには重そうだ

アンナさんの末路を見届けたかった

アンナさんはツンデレ公爵令嬢だ

貧乏だが気位は高く、金はあるけど爵位の低い年下の伯爵に寵愛され買われるように結婚するも、ツンツンし続ける

よくある物語だとせいぜい数ヶ月でデレてラブラブハッピーエンドになるが、アンナさんのツンは強固で、子供を産んでも、結婚20年ぐらい経っても氷解しなかった

年下の頼りないボンボンおっさんになり、良き父、良き庇護者となってくれるまでデレられなかった

でも今更デレてももう遅く、20年ずっと家族を踏みにじって高飛車乙女を気取っていたツケを支払わされる真っ最中に連載が止まった

アンナを早く死なせて楽にしてやってくれ

2024-12-14

anond:20241214163551

創作でこの国の世論が振り回されたのを間近に見てるからだろ

ほら、日本死ね!とかなんとかいうやつ

2024-12-10

anond:20241210223621

解説者「平成

19 年度の『国語に関する 世論 調査』で

その意味を聞いたところ

『 感動や共鳴を与えること 』

と回答した人 と 本来意味 ではない

怒りを買ってしまうこと 』 と回答した人の割合 に大

きな差はありませんでした。」

誤用誤用だってやりたい人ってほんと時代劇というかズレてるよね

2024-12-07

ネトウヨであるはずの自分立花ムーブにまったくついていけなかった

恥をかなぐり捨てて言えば自分ネトウヨと呼ばれる人種に違いない

遡ること日韓ワールドカップからその国民性の違いにより嫌韓国に目覚め

中国の台頭とともにその脅威に恐れ、野党に不信感を抱き

新自由主義に傾倒した時期もあった、そして今なお現在進行形外国人参政権日本

土地中国人に割譲される状況を憂いてる、そこら辺にいる普通ネトウヨのはずだ。

しかし今回、その勢力帰属する立花孝志を仕掛け人とした兵庫県知事選挙だけはそのムーブにまったくついていけなかった。

いわゆる立花派のうたい文句ネットde真実Vsオールドメディアという構図について言えば

私はテレビ新聞も読まずネットけがニュース情報源という生活20年も続けているおっさんである

例外としてたまにビジネスホテルや知人の家では見る)

であるならば、いの一番立花煽動に反応しても良さそうなのだが、どうやら話題の主戦場youtubetiktokLine辺りで展開されていたらしく

twitterが大部分を占める私には「いきなりボールが飛んできた」状況であり、その仕掛けに戸惑うことしかできなかったようだ。

幸い、そのtwitterの遅効性が影響して、だいぶ彼らの洗脳工作を免れた感が大きい気がする。

そもそもネットしか見ていない自分にとってTVなんてのは既に敵意を向ける対象ですらはないわけで

世間ネットで真実とか大層なこと言っている割にはだいぶTV意識しているようで、こいつら何言ってんだ状態であった。

また、立花孝志と言えば、言うまでもなくNHKから国民を守る党を立ち上げたカルト存在で、執行猶予がついているはず。

なにより、世間を騒がせた統一教会問題(これがネトウヨ自分が今のネトウヨ微妙意見が食い違ってきた発端)のとき

あいつは「怖いか統一教会悪口はいわない」という政治家にあるまじきチキン野郎という予備知識はあった。

まりネットをかじっているなら立花という人間性は既に丸裸であり、そんな人間同調する要素など皆無であったはずなのだ

ネット歴20年の自分は仮にtiktokなどのnewメディア使用していたとしても立花だけは警戒していたに違いない。

しか世論立花煽動に容易に騙された。

これって要するに

テレビオールドメディア揶揄する勢力は、まだテレビの影響下にいてそれを利用している。

ネットde真実という割に立花の背景をろくに知りもせず、不確定な情報に容易に踊らされる。

という最近保守のなんとも情けない顛末にたどり着くことになった。

怒り狂ったわたしtwitterアカウントからなけなしのネトウヨフォロワーを締め出し、現在インプレッション10程度の

超弱小鍵アカやっとります。もう日記ですわ。

ただ、今回は日記というよりなんか違和感しかなかったので、叫びいかはてなダイアリーを使わせてもらった。

2024-12-06

anond:20241206164240

壁打ち程度にGptさんに投げるとそれなりの回答がくる。

———

韓国政治情勢の不安定さと民主主義バランスは、ダイナミズムリスクが同居する独特の状況にあります。以下に、そのバランスと要因を分析します。

1. 韓国政治情勢の不安定

韓国政治は、民主化以降も頻繁に変動し、対立が激しい特徴があります

主な要因

大統領制性質:

韓国大統領制では、一人の大統領権限が集中しており、政策変更のインパクトが大きいです。一方で、大統領スキャンダル政策失敗に直面すると、政権求心力が急速に低下します。

• 例: 朴槿恵元大統領の弾劾、李明博元大統領汚職事件

短期的な政策運営:

大統領任期は5年で再選が認められないため、長期的な政策計画が実行されにくい。

政党間の深刻な対立:

韓国では、保守派(例: 国民の力)と進歩派(例: 共に民主党)の対立が激しく、政策協議が難航することが多いです。

世論の影響力:

韓国市民政治参加が活発なため、スキャンダル政策への批判が即座に世論に反映され、政局不安定化するリスクが高いです。

2. 不安定さと民主主義バランス

韓国政治不安定さは短期的な混乱を引き起こす一方で、民主主義健全機能している面もあります

ポジティブな側面

1. 市民の影響力が強い:

市民デモや抗議を通じて政治に直接的な影響を与えることが可能であり、民主主義の基本原則である市民意見政治に反映される」が実現しています

• 例: 「キャンドル革命」による朴槿恵大統領の弾劾。

2. 権力抑制が効いている:

腐敗や権力乱用が明るみに出た場合司法世論が厳しく対応する仕組みが機能しています

ネガティブな側面

1. 政策一貫性が欠如:

政権交代や政治対立によって、長期的な政策が実行されにくい。

• 例: 北朝鮮政策では、保守派進歩派で大きな方針の違いがある。

2. 政治不安定社会に影響:

政治の混乱が経済外交の安定性を損ない、市民生活に悪影響を与えることがあります

3. バランスの維持が困難な理由

韓国民主主義は、不安定さと民主主義の活力をどう調整するかという課題に直面しています。その困難さには以下の要素が影響しています

1. 高度に政治化された社会

韓国社会では、政治日常生活世論に強く影響を与えるため、政治の変動が即座に社会不安に繋がりやすい。

2. メディアSNSの影響力

メディアSNS政治スキャンダルを拡大し、世論過熱させることがあります。これにより、冷静な政治議論が難しくなる場合があります

3. 外部要因

北朝鮮問題米中関係など、韓国を取り巻く地政学リスクが高いため、政治の安定が影響を受けやすい。

4. 韓国民主主義の特徴と進化可能

韓国民主主義は、次のような強みと課題を持っています

強み

市民参加の高さ: 民主主義理想とする市民積極的な関与が現実化している。

権力のチェック機能: 政治家の腐敗や不正に対する市民司法監視が強い。

課題

• 安定性の欠如: 政治不安定政策一貫性社会調和を損なう

• 分断の克服: 政党間、世代間、地域間の分断をどう解消するかが重要

結論: 韓国民主主義不安定性の共存

韓国政治情勢は、民主主義が活発に機能している一方で、過度な不安定さを生むという二面性を持っています。このバランス改善するためには、以下のような努力必要です:

1. 政策一貫性を確保: 長期的な視点での政策運営可能にする制度改革

2. 分断の克服: 政党間や社会全体での対話妥協の促進。

3. 市民成熟: 情報に基づいた冷静な議論を行い、過熱する世論抑制する文化形成

韓国民主主義は、発展途上にある部分もありますが、世界的には「市民の力で民主主義を守り、権力監視するモデル」として注目されています不安定さをどのように克服し、安定した民主主義進化するかが今後の課題です。

育児休業給付金って知ってる?

みなさんは、育児休業給付金という制度をご存知だろうか。当方新婚のアラサーで、そろそろ子どもを作ることも考えて育児出産に関わる制度を調べていたところ驚愕事実が発覚したので共有したい。

この育児休業給付金という制度、なにがやばいって満額月30万円を最大24ヶ月(2年)、合計720万円もらえるのだ。

しかもこれ、子ども一人につき、ではなく夫婦それぞれに対して発生するのである

まり夫婦が満額受け取った場合1440万円を子ども一人出産するたびに国からもらえるのだ。

これだけ聞くと大変喜ばしい制度である。その昔、テキトーに見ていたYouTube動画ひろゆきが「子ども一人産んだら1000万円配ればいいんですよ」と子育て対策の自論を展開していたが、実は既にそれは実行されていたのである

ただし、条件付きで。

上記の満額を受け取るための条件が以下である

1. 雇用保険に加入している

2. 各給料支払いの実態がある月について、就業日数が11日以上且つ就業時間が週に20時間以上である月が過去2年間以内に12ヶ月以上ある

3. 給付金を受ける直近6ヶ月の平均給料が45万円以上である

4. 給付金受給期間、保険を加入している企業での就労を休業している

5. 出産後1年時点と1年半時点で二度保育園への入園が断られている

ざっくりこの理不尽さを理解してもらうためにあえて以下のような極端な例をあげよう。

夫婦ともに年収780万円(月収50万+ボーナス)、世帯年収1560万円の家庭の場合: 会社を2年休んで給付金1440万円

シングルマザー非正規年収180万円(週20時間未満労働)の家庭の場合: 給付金0円

(無論、所得に応じたその他公共施設の利用料に価格差があったりはするが1440万円に比べれば誤差である

さて、いくつかツッコミどころが湧いたかと思うが順に見ていこう。

1. 雇用保険に加入している。

この条件は2の条件に近いが、次の条件を満たしている被雇用者に対して加入が義務付けられている。

これは実はパートなどにも適用できるので非正規であっても上記の条件に当てはまれば入ることができるが、現実問題パート業務委託フリーランスなどで働いた場合意図しなければ雇用保険に入るケースは少ないだろう。さらに、「学生でない」という条件があり、学生出産などの”真に金銭的援助を必要とする層”を完全に切り捨てるような条件だ。(学生であっても企業側が融通を聞かせて雇用保険に加入させることもできるが相当優秀で引く手あまたな社会人学生などでなければそのような特別待遇は難しい)

さらに、事業主もこれに加わらない。これも異常な点は女性会社役員は貰えないのである女性社会進出をこんだけ謳っているなかで、「起業して、自分事業を起こす」というもっと社会でたくましく働いている女性出産の際に一切この制度を利用できないのである

大前提として、これほどの大規模の給付金の仕組みが雇用保険制度に閉じていて人によって享受できないことがおかしい。そもそもこの給付金の財源は雇用保険だけでなく「**子ども子育て支援納付金」**が組み込まれており普通に税金である。複雑に名前を変えた保険をたくさん作ってわざわざ不公平制度を作っているとしか思えない。社会保険税金統一し、一律公平に1000万円配れば?と思わずはいられない。

2. 各給料支払いの実態がある月について、就業日数が11日以上且つ就業時間が週に20時間以上である月が過去2年間以内に12ヶ月以上ある。

こちらは、例えば就業後すぐに出産したケースなどを認めないのである。「制度悪用を防ぐため😤」などと言っているアホはほっといてそもそも制度自体カスなくせに一丁前に悪用を防ぐなどと息巻いているのが腹立たしい。上記で言っている通り一律給付にすれば悪用もクソもないのである

3. 給付金を受ける直近6ヶ月の平均給料が45万円以上である

こちらは給付金金額が「直近6ヶ月の給料平均*2/3」と定義されているかである。ざっくり、給料がいいほどたくさんお金がもらえる。なんでこんなことになっているのか分からないが、これも一律30万円にすればよい。(生活水準が〜みたいな話だと思うが、そもそも仕組みがカスなので割愛

4. 給付金受給期間、保険を加入している企業で休業している

これも地味にやばい世論育児休業給付金受給者への対立煽りが発生している原因が主にこれのせいだと考えられる。これに限った話ではないが、「公金をもらうために人々に仕事をしないインセンティブを与える」仕組みが多すぎる。こんなことしてるから経済が成長しないのである。休んで金もらって他の人がその仕事を巻いているか文句言われているのである。休まず働いて給付金ももらって余裕ができた資金ベビーシッターを雇うという選択肢も与えてよいのだ。そもそも、「育児休業」の仕組みと「育児休業給付金」の仕組みは別物であるので、「育児休業」がとりたい人は取れるよう今まで通り整備しておけばよいだけである

ちなみに、雇用保険対象企業で休業していることが条件なので、別途フリーランス仕事してたりしても問題なく給付金はもらえる。なんだその中途半端なしばり、もはやなくていいだろ。

5. 出産後1年時点と1年半時点で二度保育園への入園が断られている

これをクリアするために保育園を落ちるための「スコアリング」みたいな謎のゲームをやる必要がある。もうここまで来るとめちゃくちゃであるが、最大1440万円のお金が降ってくるんだから下手に仕事するより全力でこれを取りにいくために労力を割いても割に合うのである。いい加減、ゲームを複雑化してそれを攻略できる人間けが得でき、なんの生産性もない時間に人々の労力を向けさせるのやめませんか?

SNSなどをみるとこの特大給付金をファックしているプロ主婦の方々が叩かれているのをみるが、正直「落ちている1000万円」を拾うのに死力を尽くすのは当然だと思う。別にこれをファックしている方々を叩く気にはなれない。なぜなら制度が悪いから。むしろ、このような複雑怪奇制度を華麗にファックできる知能と行動力のある方々の労力が、制度ファックというなんの生産性もないクソの所業に使われていることが嘆かわしい。

やや感情的な文面になってしまったが、これが一つの問題提起となり、一律1000万円給付金社会保険税金統一してシンプルで透明な制度にしてくれと切実に願う。

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