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はてなキーワード: ポンチ絵とは

2024-11-28

anond:20241127105800

あん官僚だろ?

霞ヶ関パワポポンチ絵)のように、一文一文どころか単語絵文字の一つに至るまで、情報メチャクチャ圧縮されているのを感じるよ

2024-10-15

最も重要漫画の選び方10選

1 後世の漫画への影響で選ぶ

漫画を単体ではなく歴史の一部として考えるスタイル。何らかのジャンルの起点となるもの重要になる。

例:ジョジョ能力漫画におけるビジョン概念

2 漫画界全体への影響で選ぶ

漫画という文化圏全体やその周囲への訴求力まで含めて考えるスタイル。新たなメディアミックスや客層を開拓した作品などが高評価に。

例:鉄腕アトムTVアニメという形態確立

3 社会全体への影響で選ぶ

漫画業界だけでなく社会全体にどんな影響力があったかで考えるスタイル。何らかのブーム事件引き起こしたか重要

例:キャプテン翼サッカー少年を大量に排出(倍率で考えるとヒカルの碁の方が強いんだろうけどね)

4 作品の売上で選ぶ

漫画商品として考えるスタイル。単純な売上ランキングだけでなく「黎明期雑誌を支えた」や「久しぶりの大ヒット」といった要素を加味されることもある。

例:ワンピース→圧倒的な売上

5 作品の叩き出した記録で選ぶ。

記憶よりも記録に残っているか評価するスタイルギネスを取れているか、どんな賞を受賞したかが争点となる。

例:こち亀単行本の巻数でギネス

6 お硬い視点で選ぶ

漫画を単なる娯楽コンテンツではなく何らかの情報を後世に残す資料として見ていくスタイル歴史的事実や当時の空気感を伝達するような作品評価高まる

例:はだしのゲン戦争原爆イメージを後世に伝える。

7 個人的趣味で選ぶ

俺がルールだというスタイル。単に自分の好きな漫画をあげるだけの実質的自分語りだが、そういうのを好む物好きはいる。

例:王ドロボウJING→時折やたらと高い評価がつけられているのを見るが通常のランキングに入ることはまずない。

8 漫画という概念誕生する前まで含めて選ぶ。

範囲を全時代で広げていくスタイルそもそも漫画という言葉自体が産まれるより前から浮世絵ポンチ絵のようなものはあったのでその中からも選ぶ。

例:鳥獣戯画漫画の原点だと言われることもあったりなかったりしろ

9 日本以外も含めて選ぶ

バンド・デシネアメコミも含めていくスタイル世界的な知名度日本国内の知名度のどちらを優先するかが難しい。

例:タンタン冒険 → 世界的に有名だが日本においては「言語表記した時の名前」がある意味でとても有名。

10 作者で選ぶ。

作品単体よりも作者が何者かで選ぶ。何らかの事件や別名義に関する話になりやすいので好まれないことも多い。

例:ラブひな国会議員赤松健代名詞的な作品

11 アンケートで決める。

投票にゆだねていくスタイル五条問題コイル問題が起きてしまうこともあるので、それを含めて盛り上がれる場所でやろう。

2024-09-30

三  学年は九月十一日に始まった。三四郎は正直に午前十時半ごろ学校へ行ってみたが、玄関前の掲示場に講義時間割りがあるばかりで学生は一人もいない。自分の聞くべき分だけを手帳に書きとめて、それから事務室へ寄ったら、さすがに事務員だけは出ていた。講義はいからまりますかと聞くと、九月十一日から始まると言っている。すましたものである。でも、どの部屋を見ても講義がないようですがと尋ねると、それは先生がいないからだと答えた。三四郎はなるほどと思って事務室を出た。裏へ回って、大きな欅の下から高い空をのぞいたら、普通の空よりも明らかに見えた。熊笹の中を水ぎわへおりて、例の椎の木の所まで来て、またしゃがんだ。あの女がもう一ぺん通ればいいくらいに考えて、たびたび丘の上をながめたが、丘の上には人影もしなかった。三四郎はそれが当然だと考えた。けれどもやはりしゃがんでいた。すると、午砲が鳴ったんで驚いて下宿へ帰った。  翌日は正八時に学校へ行った。正門をはいると、とっつきの大通りの左右に植えてある銀杏並木が目についた。銀杏が向こうの方で尽きるあたりから、だらだら坂に下がって、正門のきわに立った三四郎から見ると、坂の向こうにある理科大学は二階の一部しか出ていない。その屋根のうしろ朝日を受けた上野の森が遠く輝いている。日は正面にある。三四郎はこの奥行のある景色を愉快に感じた。  銀杏並木こちら側で尽きる右手には法文科大学がある。左手には少しさがって博物の教室がある。建築は双方ともに同じで、細長い窓の上に、三角にとがった屋根突き出している。その三角の縁に当る赤煉瓦と黒い屋根のつぎめの所が細い石の直線でできている。そうしてその石の色が少し青味を帯びて、すぐ下にくるはでな赤煉瓦一種の趣を添えている。そうしてこの長い窓と、高い三角が横にいくつも続いている。三四郎はこのあいだ野々宮君の説を聞いてから以来、急にこの建物をありがたく思っていたが、けさは、この意見が野々宮君の意見でなくって、初手から自分の持説であるような気がしだした。ことに博物室が法文科と一直線に並んでいないで、少し奥へ引っ込んでいるところが不規則で妙だと思った。こんど野々宮君に会ったら自分発明としてこの説を持ち出そうと考えた。  法文科の右のはずれから半町ほど前へ突き出している図書館にも感服した。よくわからないがなんでも同じ建築だろうと考えられる。その赤い壁につけて、大きな棕櫚の木を五、六本植えたところが大いにいい。左手のずっと奥にある工科大学封建時代西洋のお城から割り出したように見えた。まっ四角にできあがっている。窓も四角である。ただ四すみと入口が丸い。これは櫓を形取ったんだろう。お城だけにしっかりしている。法文科みたように倒れそうでない。なんだか背の低い相撲取りに似ている。  三四郎は見渡すかぎり見渡して、このほかにもまだ目に入らない建物がたくさんあることを勘定に入れて、どことな雄大な感じを起こした。「学問の府はこうなくってはならない。こういう構えがあればこそ研究もできる。えらいものだ」――三四郎大学者になったような心持ちがした。  けれども教室はいってみたら、鐘は鳴っても先生は来なかった。その代り学生も出て来ない。次の時間もそのとおりであった。三四郎は癇癪を起こして教場を出た。そうして念のために池の周囲を二へんばかり回って下宿へ帰った。  それから約十日ばかりたってから、ようやく講義が始まった。三四郎がはじめて教室はいって、ほかの学生といっしょに先生の来るのを待っていた時の心持ちはじつに殊勝なものであった。神主が装束を着けて、これから祭典でも行なおうとするまぎわには、こういう気分がするだろうと、三四郎自分自分の了見を推定した。じっさい学問の威厳に打たれたに違いない。それのみならず、先生ベルが鳴って十五分立っても出て来ないのでますます予期から生ずる敬畏の念を増した。そのうち人品のいいおじいさんの西洋人が戸をあけてはいってきて、流暢な英語講義を始めた。三四郎はその時 answer という字はアングロ・サクソン語の and-swaru から出たんだということを覚えた。それからスコットの通った小学校の村の名を覚えた。いずれも大切に筆記帳にしるしておいた。その次には文学論の講義に出た。この先生教室はいって、ちょっと黒板をながめていたが、黒板の上に書いてある Geschehen という字と Nachbild という字を見て、はあドイツ語かと言って、笑いながらさっさと消してしまった。三四郎はこれがためにドイツ語に対する敬意を少し失ったように感じた。先生は、それから古来文学者が文学に対して下した定義をおよそ二十ばかり並べた。三四郎はこれも大事手帳に筆記しておいた。午後は大教室に出た。その教室には約七、八十人ほどの聴講者がいた。したがって先生演説口調であった。砲声一発浦賀の夢を破ってという冒頭であったから、三四郎おもしろがって聞いていると、しまいにはドイツ哲学者の名がたくさん出てきてはなはだ解しにくくなった。机の上を見ると、落第という字がみごとに彫ってある。よほど暇に任せて仕上げたものみえて、堅い樫の板をきれいに切り込んだてぎわは素人とは思われない。深刻のできである。隣の男は感心に根気よく筆記をつづけている。のぞいて見ると筆記ではない。遠くから先生の似顔をポンチにかいていたのである三四郎のぞくやいなや隣の男はノート三四郎の方に出して見せた。絵はうまくできているが、そばに久方の雲井の空の子規と書いてあるのは、なんのことだか判じかねた。  講義が終ってから三四郎はなんとなく疲労したような気味で、二階の窓から頬杖を突いて、正門内の庭を見おろしていた。ただ大きな松や桜を植えてそのあいだに砂利を敷いた広い道をつけたばかりであるが、手を入れすぎていないだけに、見ていて心持ちがいい。野々宮君の話によるとここは昔はこうきれいではなかった。野々宮君の先生のなんとかいう人が、学生の時分馬に乗って、ここを乗り回すうち、馬がいうことを聞かないで、意地を悪くわざと木の下を通るので、帽子が松の枝に引っかかる。下駄の歯が鐙にはさまる。先生はたいへん困っていると、正門前喜多床という髪結床の職人がおおぜい出てきて、おもしろがって笑っていたそうである。その時分には有志の者が醵金して構内に厩をこしらえて、三頭の馬と、馬の先生とを飼っておいた。ところが先生がたいへんな酒飲みで、とうとう三頭のうちのいちばんいい白い馬を売って飲んでしまった。それはナポレオン三世時代の老馬であったそうだ。まさかナポレオン三世時代でもなかろう。しかのん気な時代もあったものだと考えていると、さっきポンチ絵かいた男が来て、 「大学講義はつまらんなあ」と言った。三四郎はいいかげんな返事をした。じつはつまるかつまらいか三四郎にはちっとも判断ができないのであるしかしこの時からこの男と口をきくようになった。  その日はなんとなく気が鬱して、おもしろくなかったので、池の周囲を回ることは見合わせて家へ帰った。晩食後筆記を繰り返して読んでみたが、べつに愉快にも不愉快にもならなかった。母に言文一致手紙を書いた。――学校は始まった。これから毎日出る。学校はたいへん広いいい場所で、建物もたいへん美しい。まん中に池がある。池の周囲を散歩するのが楽しみだ。電車には近ごろようやく乗り馴れた。何か買ってあげたいが、何がいいかからいから、買ってあげない。ほしければそっちから言ってきてくれ。今年の米はいまに価が出るから、売らずにおくほうが得だろう。三輪田のお光さんにはあまり愛想よくしないほうがよかろう。東京へ来てみると人はいくらでもいる。男も多いが女も多い。というような事をごたごた並べたものであった。  手紙を書いて、英語の本を六、七ページ読んだらいやになった。こんな本を一冊ぐらい読んでもだめだと思いだした。床を取って寝ることにしたが、寝つかれない。不眠症になったらはやく病院に行って見てもらおうなどと考えているうちに寝てしまった。  あくる日も例刻に学校へ行って講義を聞いた。講義あいだに今年の卒業生がどこそこへいくらで売れたという話を耳にした。だれとだれがまだ残っていて、それがある官立学校地位競争している噂だなどと話している者があった。三四郎漠然と、未来が遠くから眼前に押し寄せるようなにぶい圧迫を感じたが、それはすぐ忘れてしまった。むしろ昇之助がなんとかしたというほうの話がおもしろかった。そこで廊下熊本出の同級生をつかまえて、昇之助とはなんだと聞いたら、寄席へ出る娘義太夫だと教えてくれた。それから寄席看板はこんなもので、本郷のどこにあるということまで言って聞かせたうえ、今度の土曜にいっしょに行こうと誘ってくれた。よく知ってると思ったら、この男はゆうべはじめて、寄席へ、はいったのだそうだ。三四郎はなんだか寄席へ行って昇之助が見たくなった。  昼飯を食いに下宿へ帰ろうと思ったら、きのうポンチ絵かいた男が来て、おいおいと言いながら、本郷の通りの淀見軒という所に引っ張って行って、ライスカレーを食わした。淀見軒という所は店で果物を売っている。新しい普請であった。ポンチ絵かいた男はこの建築の表を指さして、これがヌーボー式だと教えた。三四郎建築にもヌーボー式があるものとはじめて悟った。帰り道に青木堂も教わった。やはり大学生のよく行く所だそうである赤門はいって、二人で池の周囲を散歩した。その時ポンチ絵の男は、死んだ小泉八雲先生教員控室へはいるのがきらいで講義がすむといつでもこの周囲をぐるぐる回って歩いたんだと、あたか小泉先生に教わったようなことを言った。なぜ控室へはいらなかったのだろうかと三四郎が尋ねたら、 「そりゃあたりまえださ。第一彼らの講義を聞いてもわかるじゃないか。話せるものは一人もいやしない」と手ひどいことを平気で言ったには三四郎も驚いた。この男は佐々木与次郎といって、専門学校卒業して、今年また選科へはいったのだそうだ。東片町の五番地の広田という家にいるから、遊びに来いと言う。下宿かと聞くと、なに高等学校先生の家だと答えた。  それから当分のあい三四郎毎日学校へ通って、律義に講義を聞いた。必修課目以外のものへも時々出席してみた。それでも、まだもの足りない。そこでついには専攻課目にまるで縁故のないものまでへもおりおりは顔を出した。しかしたいていは二度か三度でやめてしまった。一か月と続いたのは少しもなかった。それでも平均一週に約四十時間ほどになる。いかな勤勉な三四郎にも四十時間はちと多すぎる。三四郎はたえず一種の圧迫を感じていた。しかるにもの足りない。三四郎は楽しまなくなった。  ある日佐々木与次郎に会ってその話をすると、与次郎は四十時間と聞いて、目を丸くして、「ばかばか」と言ったが、「下宿屋のまずい飯を一日に十ぺん食ったらもの足りるようになるか考えてみろ」といきなり警句でもって三四郎をどやしつけた。三四郎はすぐさま恐れ入って、「どうしたらよかろう」と相談をかけた。 「電車に乗るがいい」と与次郎が言った。三四郎は何か寓意でもあることと思って、しばらく考えてみたが、べつにこれという思案も浮かばないので、 「本当の電車か」と聞き直した。その時与次郎はげらげら笑って、 「電車に乗って、東京を十五、六ぺん乗り回しているうちにはおのずからもの足りるようになるさ」と言う。 「なぜ」 「なぜって、そう、生きてる頭を、死んだ講義で封じ込めちゃ、助からない。外へ出て風を入れるさ。その上にもの足りる工夫はいくらでもあるが、まあ電車が一番の初歩でかつもっとも軽便だ」  その日の夕方与次郎三四郎を拉して、四丁目から電車に乗って、新橋へ行って、新橋からまた引き返して、日本橋へ来て、そこで降りて、 「どうだ」と聞いた。  次に大通りから細い横町へ曲がって、平の家という看板のある料理屋へ上がって、晩飯を食って酒を飲んだ。そこの下女はみんな京都弁を使う。はなはだ纏綿している。表へ出た与次郎は赤い顔をして、また 「どうだ」と聞いた。  次に本場の寄席へ連れて行ってやると言って、また細い横町はいって、木原店という寄席を上がった。ここで小さんという落語家を聞いた。十時過ぎ通りへ出た与次郎は、また 「どうだ」と聞いた。  三四郎は物足りたとは答えなかった。しかしまんざらもの足りない心持ちもしなかった。すると与次郎は大いに小さん論を始めた。  小さんは天才であるあん芸術家はめったに出るものじゃない。いつでも聞けると思うから安っぽい感じがして、はなはだ気の毒だ。じつは彼と時を同じゅうして生きている我々はたいへんなしあわせである。今からしまえに生まれても小さんは聞けない。少しおくれても同様だ。――円遊もうまいしかし小さんとは趣が違っている。円遊のふんした太鼓持は、太鼓持になった円遊だからおもしろいので、小さんのやる太鼓持は、小さんを離れた太鼓持だからおもしろい。円遊の演ずる人物から円遊を隠せば、人物がまるで消滅してしまう。小さんの演ずる人物からいくら小さんを隠したって、人物は活発溌地に躍動するばかりだ。そこがえらい。  与次郎はこんなことを言って、また 「どうだ」と聞いた。実をいうと三四郎には小さんの味わいがよくわからなかった。そのうえ円遊なるものはいまだかつて聞いたことがない。したがって与次郎の説の当否は判定しにくい。しかしその比較ほとんど文学的といいうるほどに要領を得たには感服した。  高等学校の前で別れる時、三四郎は、 「ありがとう、大いにもの足りた」と礼を述べた。すると与次郎は、 「これからさきは図書館でなくっちゃもの足りない」と言って片町の方へ曲がってしまった。この一言三四郎ははじめて図書館はいることを知った。  その翌日から三四郎は四十時間講義ほとんど半分に減らしてしまった。そうして図書館はいった。広く、長く、天井が高く、左右に窓のたくさんある建物であった。書庫入口しか見えない。こっちの正面からのぞくと奥には、書物いくらでも備えつけてあるように思われる。立って見ていると、書庫の中から、厚い本を二、三冊かかえて、出口へ来て左へ折れて行く者がある。職員閲覧室へ行く人であるなかに必要の本を書棚からとりおろして、胸いっぱいにひろげて、立ちながら調べている人もある。三四郎はうらやましくなった。奥まで行って二階へ上がって、それから三階へ上がって、本郷より高い所で、生きたものを近づけずに、紙のにおいをかぎながら、――読んでみたい。けれども何を読むかにいたっては、べつにはっきりした考えがない。読んでみなければわからないが、何かあの奥にたくさんありそうに思う。  三四郎一年生だから書庫はい権利がない。しかたなしに、大きな箱入りの札目録を、こごんで一枚一枚調べてゆくと、いくらめくってもあとから新しい本の名が出てくる。しまいに肩が痛くなった。顔を上げて、中休みに、館内を見回すと、さすがに図書館だけあって静かなものであるしかも人がたくさんいる。そうして向こうのはずれにいる人の頭が黒く見える。目口ははっきりしない。高い窓の外から所々に木が見える。空も少し見える。遠くから町の音がする。三四郎は立ちながら、学者生活は静かで深いものだと考えた。それでその日はそのまま帰った。  次の日は空想をやめて、はいるとさっそく本を借りた。しかし借りそくなったので、すぐ返した。あとから借りた本はむずかしすぎて読めなかったからまた返した。三四郎はこういうふうにして毎日本を八、九冊ずつは必ず借りた。もっともたまにはすこし読んだのもある。三四郎が驚いたのは、どんな本を借りても、きっとだれか一度は目を通しているという事実発見した時であった。それは書中ここかしこに見える鉛筆のあとでたしかである。ある時三四郎は念のため、アフラベーンという作家小説を借りてみた。あけるまでは、よもやと思ったが、見るとやはり鉛筆で丁寧にしるしがつけてあった。この時三四郎はこれはとうていやりきれないと思った。ところへ窓の外を楽隊が通ったんで、つい散歩に出る気になって、通りへ出て、とうとう青木堂へはいった。  はいってみると客が二組あって、いずれも学生であったが、向こうのすみにたった一人離れて茶を飲んでいた男がある。三四郎がふとその横顔を見ると、どうも上京の節汽車の中で水蜜桃をたくさん食った人のようである。向こうは気がつかない。茶を一口飲んでは煙草を一吸いすって、たいへんゆっくり構えている。きょうは白地の浴衣をやめて、背広を着ている。しかしけっしてりっぱなものじゃない。光線の圧力の野々宮君より白シャツけがましなくらいなものである三四郎は様子を見ているうちにたしか水蜜桃だと物色した。大学講義を聞いてから以来、汽車の中でこの男の話したことがなんだか急に意義のあるように思われだしたところなので、三四郎そばへ行って挨拶をしようかと思った。けれども先方は正面を見たなり、茶を飲んでは煙草をふかし、煙草をふかしては茶を飲んでいる。手の出しようがない。

anond:20240930173301

2024-08-15

ポンチ絵とチンポ絵のちがい

まっすぐ書くのがポンチ絵

マスをかくのがチンポ絵

2024-07-10

アーティスト政治的発言の是非」以前の問題

政治的問題」は、重要で「笑い話にできない(=硬くて重い)」話題からこそ、

誰が話しても、話者の「深刻さ」ばかりが印象に残る極めて凡庸で退屈な紋切り型しかならない。

あるいは、熱く語る話者の「自己陶酔」感。

あるいは、「新聞の一コマ政治風刺ポンチ絵」並の黴臭い構図的なダサさ。

あるいは、長いだけで心に響かない「校長先生の朝の訓示」。

2024-05-22

anond:20240522084259

説明ありがと。そういう事情もあるんだね。

ただそれをトップページに「全部盛り」するのは別の概念やね。別ページにまとめろよと。

多分ポンチ絵とかの紙文化のせいだとおもうんだけどね。

IT使えないおじさんが年功序列役職になってるから組織土人から抜け出せない。

2024-03-14

反対派というのは大なり小なり必ずいるもの

反対派がいたからポシャったは、本気でやらなかった言い訳しかなんだよね

企業プロジェクトでも「反対派が説得できなかったからやらなかった」って言うけど、

そんなの後から来たコンサルに「本気で推進しようとしていたら反対派を説得してやるものだ、結局はやる側の熱意の問題だ」って言われる程度の話

推進側と言いつつ、とりあえずポンチ絵に盛り込んでみたけど問題点を指摘されたらあっさりひっこめた程度の話を反対派がいたからできなかったとか

「やらなかったけど俺は先が見えてたから偉い」ってやりたいだけでしょ

2024-03-02

anond:20240302091209

どのジャンルでもSNSだと本職にしてないだけのプロ顔負けが掃いて捨てるほどいてレベルが高すぎて〇〇が好きですとかもはや言い出せない

pixivポンチ絵二次創作投稿され、Xでサブ4達成できなかったけど楽しかったみたいなマラソン報告がされる様を見てると、増田みたいな強迫観念に苛まれ人種が集う趣味っていったい何なんだろうなどと思ったりする

2024-02-13

anond:20240210204147

AI絵でシコるつもりはサラサラないけど、

こんな絵人間が描くわけないだろっていうくらい下らないポンチ絵を生成する権利くらいは与えてほしいと思うポヨ

2023-12-10

マジでホモオタク腐女子死んで欲しい

気持ち悪い。

漫画一般人の手に返して。

漫画変態性癖必要ないんだよ。

なんでジャンプ看板でこんな気持ち悪いもの見なきゃいけないんだ。

なんでこんな声のデカいだけで圧倒的なノイジーマイノリティにすぎない変態性欲オタク支配されてんだ。

息苦しいよ。

こんな奴らに限って「表現の自由」が欲しいから「ポリコレ」が抑圧だとか言ってる。

一般人にとっては変態性癖メディア浸食する方が息苦しい抑圧だよ。

一般メディアにいきなり気持ち悪い変態をぶっ込まれない自由を返してくれ。

変態性癖を描きたいなら同人誌でもなんでも好きにすりゃ良いじゃないか

なんでジャンプでやらなきゃいけないんだよ。

一般人はどこにいけっていうんだよ。

こんなんだから漫画が売れなくなるんだろうが。

安心して金を払えるものを作れよ。

何をポンチ絵芸術家でも気取ってるつもりなんだ。

2023-11-02

anond:20231102151002

おまえ自分で表自戦自認するほどのバカだったのw

それともうるさいか増田代表して追い出そうとしてかえって引き寄せるタイプバカ

表自戦にしろそれと戦ってるつもりの陣営しろ真の意味著作権とか人権とかをないがしろにする陣営とは戦うよ、

AI著作について内閣府パブコメだって出した

おまえも11月5日締め切りだからまだまにあうからだしてこいよ

ただし出題のポンチ絵がおまえに正しく読み解けるとはとてもおもえないけどなwwwwwww

https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=095230820&Mode=0

2023-10-29

霞ヶ関曼荼羅ポンチ絵のやつさ、背景無視して整理すると情報がなくなるからダメ、みたいな批判があるけど、

一枚に全部押し込まずにもっとわかりやすく作れるだろ、という点は重要だとは思う

2023-08-29

anond:20230829182331

口コミはよくてポンチ絵は絵だからダメと言った

そんなこといったつもりだったの?

何の区別もつけずに徹頭徹尾自粛ダーといってたようにしかみえんけど。

個別判断ジャンルはまず公式ガイドライン第一義。さら即売会にも印刷所にもガイドラインあるのを知らないんだろ。

おまえはなにを忖度したのか、「公式へのガイドライン出させろ圧が迷惑だ」、「察しろ=やめろ」ばっかだったじゃん。

いままでも公式の動きだの判例のしっかりみて動いてきたのがコミケットはじめとする二次創作界隈なのになんで第三者勝手自分基準自粛おしつけるの?馬鹿じゃね?

自粛なんかなくていいんだ

未来永劫中学生キャラ似顔絵だの二次創作をするし、SNSに流し続けるもんなんだよ

その一人が将来やしろあずきになるんだよ

anond:20230829181754

頒布定義でぐちぐち言ってたお前が言葉尻がなんたら?

だいたい個別判断でいうなら口コミはよくてポンチ絵は絵だからダメと言った時は二次創作全体の禁止みたいに捉えて叩いてたのにオンリーイベントならいいってどういうこと?どっちも個別判断じゃん

anond:20230829163619

ケースバイケースなら、有罪になり得ることを重視して控えるべきでは?

そも事例によるろいってもたとえばポンチ絵ならともかくなんかのコンテンツ版権オンリーイベントで売られてる同人誌は基本、原作著作権性ありでは?

二次創作はやってる本人自体二次創作してるって自覚あるなら実際の裁判有罪扱いされるかは置いといて、その自覚が犯意あるいは法律用語でいうなら「善意ではない」ってことになるので、そういう善意ではない自覚があるなら二次創作は控えるべきじゃないか

anond:20230829132619

絵かどうかで基準を置くなら線引きとしては明瞭だろうしそもそも覚悟ってなんのこと?

ディズニー小学生落書き(お前がいうポンチ絵レベル)としか思えない絵に文句つけたって話あるじゃん

anond:20230829132350

じゃあ似顔絵は?ニュースシェアは?公式アイコン配布は?

こうしていくと

口コミ禁止したくない

のに

・あのキャラが一瞬こう表情が動いたこのシーンが特に好きという原作感想ポンチ絵二次創作とみなしてアウト

ってどこで線引きするの?

あ、全部アウト?

いいよ全然ぼくらは。ディズニーとか銀英伝とか数十年単位自主規制してたもんね。

でも大人ファンはつかないよ。ディズニー銀英伝原作に体力あったからまあ生き延びたあとでようやく二次創作解禁したんだけどね。

もう作者と張り合えるくらい情熱をもった若いファンはいないし二次創作なんてめったに出てこないか意味いねえ。

許された時には流行はとっくにおわってたんだよ。

原作者って、ほんとにその覚悟あって文句つけてんの?

愛されるのが怖いだけでオレの作品を愛すなって宣言しちゃってほんとうに、本当に後悔しないの?

ぼくら金と技術もったファンももう50台。あと20年したら老眼鏡してても二次創作なんて無理。

今でも徹夜はできないしコロナ以来やけに手続き煩雑になった同人誌即売会にもでられない。

もちろん布教したところで「へえジジババはああいうの好きなんだなあ。原神の二次創作のほうがいっぱいあっておもしろいや」。

ならどうぞお好きに。

2023-08-25

anond:20230825154746

ポルノ規制根拠なんて元々そんなもの

風紀を乱すから、まわりまわって社会によくない結果を生む“だろう”からという。

「そんなのは取り合う価値のない謎理論だ」というならすくなくとも性的表現については一切の規制を廃せと言わなければ整合が取れない。

ポンチ絵を焼く側が「悪影響の恐れがある」だけでフリーハンドを得るべきでないし、「悪影響は証明されてない」だけでそれらを退ける護符になると思ってるのは間抜けしかない。

政治的に何かを「守る」ということは徹頭徹尾全ツッパすることだというのはかなりナイーブな考え

2023-07-21

人生に迷ったときに「安易に目指してはいけない職業

公務員ワースト自衛隊

クリエイターワースト音楽家

アフィリエイターワーストゲーム実況配信者)

ビルメンワースト電気工事士

IT業界ワーストスクール提携

犯罪者ワースト:闇バイト

プロニートワースト:スロプー

水商売ワーストパパ活

・士業(ワースト弁護士

起業ワーストラーメン屋

アンナ・カレーニナ法則というものがある。

幸福な家庭はどれも似通っているが、不幸な家庭はそれぞれの不幸がある」

人生が駄目になったとき、それには様々な理由があるので、そこから立ち上がるための方法は人によって違うのだ。

故に我々が知るべきは「誰かがこの方法成功した」ではなく「あなたはこうして人生に失敗する」というアンチパターンである

一見して路頭に迷った時に最適解に見える職業ほど、路頭に迷ったときに更なる絶望が待っているものだ。

公務員ワースト自衛隊

公務員メリットは「クビになりにくい」のと「賃金の最低ラインが高い」という2点だけだ。

仕事を通じて得られるやりがい自由度は皆無に等しく、国政の頂点に立つ小さな暴君~町内のご意見番を気取る小さな暴君まで様々な小さな暴君たちに媚びへつらうだけの仕事である

中でも自衛隊は最悪であり、この組織は無数の小さな暴君を量産し、ネズミ講的に「お前も後輩にエバれるよ。だから今は我慢しようね」と教えられて育つ。

さな村社会の中でしか役に立たないゴミのよなルールを精一杯に読み込み、最後は身近な上司によって全部ひっくり返される。

そして気づけば声を荒げることに長けた誰かや、地雷を埋めて逃げていくネコババ野郎の尻拭いをするために、公文書を偽造させられ、下手をすれば捕まって仕事を失うのだ。

公務員の最大の欠点は「転職をすることの難しさ」だ。

世間偏見があるのではなく、実際に公務員は「世間人間とは全く違う働き方」をしすぎており、他の社会では全く使えないのだ。

特に自衛隊はその傾向が強く、「人間関係が嫌で陸自をやめて海自にいった」みたいな人間ゴロゴロいる。

転職候補として民間企業が入らないということは、30辺りにある年齢制限オーバーしたが最後、もうまともに転職を出来なくなるということである

もしその状態職場いじめにあったら?

クリエイターワースト音楽家

普通に働けない人間が「じゃあ俺は芸術家になれば良い」と突然目覚めてしまうことほど恐ろしいことはない。

大抵の場合それは単に「他人作品を通して努力や才能を正しく評価する目が養われていない」ことに端を発する自画自賛から始まっている。

クリエイターであっても3DCGが使えたりイラストがかけたりするならば意外と働ける場所は多い。

絵による説明は多くの業界において便利なスキルだし、単純に「綺麗なパワポポンチ絵が作れる」というだけでも生き残りやすくなる。

工作作業系はその技術をある程度流用してつける一般的職業もあるのでクリエイターを目指して失敗しても再起のチャンスは残る。

そういった技能が身につかないタイプクリエイターが厳しい。

最悪なものの一つは小説家だ。

本当に文章が人より上手くなれるのならばいいのだが、大抵の小説ワナビ意味不明ポエムを語りだす悪癖がついただけの妖怪となる。

文章によるコミュ力は目指す前よりも下がっているパターンが多く、面接ではシートを見た段階で落ちていく未来が待っている。

だがもっと酷いのが音楽関係だ。

小説ワナビポエム癖がついていたことに気づければ最終的には文章力が身についているということが多い。

だが音楽に向き合った時間が後に残すモノの中で、音楽無関係業界で役立つものはあまりにも少ない。

リズム感がちょっと人より優れていたとして、それが現代においてどう役に立つのだろうか?

アフィリエイターワーストゲーム実況配信者)

たとえばアフィブログはそれはそれは一時期流行ったが、今はその末路を見ることの方が多いだろう。

情報商材を売り歩く詐欺師や、ネットゴミをばらまく反社となった者達はまさしく「末路」だ。

ゴールドラッシュで掘り当てた金を堅実に使いながら、普通会社員として働いてる人間たちだけが正解だったと言えるだろう。

今はまだ生き残っているブロガー連中も、AIの発達とともに死が待ち受けているのは明らかである

Youtberはブロガーとはまた少し毛色が違うが、本質に違いはない。

収入源がYoutube経営方針依存しているという点ではより厳しい立場にあるとも言える。

次々と参入するプロはどんどん大規模になっていき、個人Youtubeが生き残ることは本当に至難である

起業に拾われる道ももはや狭まり起業オーディションで選んだ新人を売り出す時期に来ている。

とはいえ何らかの強みと言える分野が自分にある場合は、それが転職の時に役立つ可能性はある。

少なくとも「私はこんなにも一つのことに没頭できました」という経験があるのはいいことだ。

だがそこで「私はゲームをひたすらやってました」となったらどうだろうか?

ゲームはそれ自体の完成度が高すぎる娯楽であり、それを誰かがやり込んだならその成果が褒められるのは作ったゲーム会社の方である

料理を作るのと、完成した料理を食べ歩くことの違いのようなものだ。

しろ、単に酒を飲んだくれ続けていたのを「私は酒に打ち込んだ」と語るようなものだろう。

それでは誰も君のことを認めはしない。

ビルメンワースト電気工事士

ああ……本当に恐ろしい錯誤がここにあるのだ……。

ハロワ提携している団体がやる職業訓練で定番なのがパソコンコースビルメンコースだ。(追記介護コース定番ですね。介護もめちゃヤバっぽいので安易に選んでは駄目です)

まだ30前後人間や、前職での経験を思い切り値下げして売り込めばいくらでも再就職できる人間がこのコースに来ることがあるのだ。

勿体ない。

完全に無駄である

ビルメンナンスというのは「雇われの雑用係」でしかない。

ここに「でも学校の用務員って結構美味しい仕事らしいよ?」という錯誤が出てくる。

それは裏の実態を知らない人間勘違いだ。

彼らがそれなりの待遇を得ているかのように見せるのは、あまりにも自分立場が惨めすぎて強がっているだけなのだ

ダメ人間達がビルメンは楽らしいぞと勘違いして押し寄せたことで業界は人余りに近づいてきている。

それこそ「多少乱暴人間を扱って辞められても次が来る。というかビルメンになるような奴らは辞めても次がないから、そのうち同業他社から回ってくる」という価値観が今でも通用するほどに。

電気工事士電験三種資格ブンブン振り回せばいけるだろうという考えの人間ビルメンに行くのもオススメしない。

そういった仕事をするのならば本当にちゃんとモノをメンテナンスする修理業者や工場のような製造業につくべきだ。

電気ビルメンにおける日本トップと言える東京電力原子力発電所がどれほど終わっていたか忘れたわけではないだろう?

下手に資格があるビルメン尻尾切りのための座布団を与えられ、その上から組織が薄利多売で買ってきた本当にどうしようもない人間たちを監督させられ、最終的には自分を守るために全部の仕事自分でやることになるのだ。

IT業界ワーストスクール提携

あえて多くを語らないでみよう。

きっとブクマカがこぞって楽しい話をしてくれるだろう。

犯罪者ワースト:闇バイト

社会に対しての憎しみから犯罪に手を染める落伍者は少なくない。

最低賃金コンプライアンスという壁に阻まれ最低賃金未満労働者が、そういったルール存在しない反社に拾われることも多いだろう。

犯罪トップに立つ人間にとってはコスパがいい。

詐欺で億を稼げば、それを上手く隠してから刑務所に10年入っても実質的年収千万になる。

裏切り不可能関係で結ばれた有能な仲間たちがいるなら、犯罪は美味しい。

その旨味を支えるのは底辺鉄砲玉として使われる下っ端共だ。

扱いの悪さにおける最悪は闇バイトだろう。

最初の一瞬だけはコスパもよく感じるが、犯罪証拠一方的に握られてしまたことで便利に使われるようになる。

最終的には自分の有り金を差し出して告発を防ぐことになるので収入マイナスだ。

犯罪行為に加担するための絶対条件は、「俺がお前をチクったらお前も死ぬんだぜ?」と言えることだ。

言えない立場犯罪片棒を担ぐのは絶対にやってはいけない。

これは他の職業についたときも同じである

プロニートワースト:スロプー

まれつき親が莫大な遺産を残してくれているわけでもないならプロニートになる道は諦めるべきだ。

親がめちゃ金持ちであったとしても「遺産相続のために親に媚びる必要がある」という状態を続けるのは精神に悪いので、億単位の小遣いを貰って貯金してるとかじゃないなら一応は働いた方がいい。

ニート定番といえばスロプーだが、スロプーは実際にはスロットに縛られて労働しているも同然でありニートの旨味がない。

本人たちにニート自覚はないかも知れないが、労働しているも同然なだけで遊んでいるだけなのでニート一種である

ニートとしてプロを目指す道はアフィリエイターに繋がることが多いのだが、それはもう語ってしまったので割愛する。

FIRE一種とされる株ニートだが、これを実現するために必要資産額は結構ものになる。

そこに辿り着く頃には既にニート年齢制限を終えているというツッコミはおいといて、資産がありながら使えないストレスや変動による人生への影響の強さを考えると、働いておいたほうが心身が平和なことは多い。

大家業なんかをある種のニートみたいに捉える人もいるが、付き合う相手不動産業であることを思い出してもらえれば過酷さが想像できるのではないだろうか。

あれはニートではない。

スロプーニート

水商売ワーストパパ活

同業以外から経歴としてカウントされるのが非常に難しい。

将来的に考えると、働いているのに経歴0の状態になりかねない。

日本という格差社会において経歴は家柄と同じぐらい強い力を持つ。

強い経歴を作にくい職業、他の業界に行った後のリセット幅が大きい職業につくのはかなりリスクが高い。

たとえばエロゲーを作っていたような人間であっても、経営営業事務といった行為に関わっていれば「ゲ、ゲームとか作ってて~」と誤魔化せば他業種でもそのスキル通用するとみなされやすい。

だが水商売におけるスキルは思いっき詐欺まがいのことをするような業界や、奴隷管理するような業界以外では応用しづらい。

そういう業界自体結構多いのだが、そこに途中から入ってきてそのスキルを活かせる立場につける確率は低い。

ワンチャンがないわけではないが、リスクは大きいと言える。

店に所属するならまだいいものの、パパ活のような個人経営水商売となるといよいよヤバイ

個人経営経験があると身につくスキル結構多いのは「子供金融リテラシーを鍛えたいならまレモネードを売らせてみよう」という話を思い出してほしいのだが、パパ活は売っている商品特殊すぎてこういったスキルも身につきにくい。

自分が年老いても女衒として他の女を売るという道はあるのだが、そんな器用なことが出来るなら落語者にはならない。

・士業(ワースト弁護士

手に職の究極のように語られるが、勉強マン同士の戦いの中で勉強するより、ちょっとズラしたポイント勉強コストを割いたほうが強い。

勉強ができるというスキルは実際かなり強く、あらゆる職種においてそれ自体が「コイツ職場の柱になるぜ」というオーラを持たせてくれる。

せっかくそういう能力があるのに勉強しすぎマンまみれの士業に飛び込んでしまうのは、結果として自分の才能を安く売ることになりやすい。

資格で食っていくのは一見手堅いが、手に職の本質自分スキルによって食っていくことであり、資格は箔をつけるアイテムとしての側面が強い。

資格を持っていることが大前提となってしま世界では、資格を持っているだけの人間は最低ラインからスタートになるというのも忘れてはいけない。

落伍者になるような連中は得てしてプライドが高いが、そんな君が自慢の勉強スキルを「できて当たり前」と言われながら底辺として何年も下積みできるのかね?

勉強できるなんて凄い!」と言われながら未来エース感に守ってもらいつつ下積みをしたほうが幸せではないか


起業ワーストラーメン屋

あなたはこうやってラーメン店に失敗する

2023-06-29

anond:20230628085623

中小企業の一人法務経験者。しょぼくてスマン。

自分なんかよりもっと詳しい人が出るだろうから待ってたんだけど、出ないので。


契約不適合責任では、その瑕疵井戸存在)が、

「その土地を購入した目的が達成出来ない」「程度」の問題である

が問われる。

少しでも問題がある(と買い手が認識するもの)なら、

なんでも認められるというものではない(訴えるのは自由だけど)。


から本体建物を建てるのに問題がなくて、

追加で物置が建てられないという程度はどうかな、という印象。

土地売買の契約時にどんな使い方をするか開示してたか判断材料になるかも。

土地売買が建築請負契約とセットになってて、

井戸存在のため契約した建物が建てられないとかならアウトだと思う。

(この場合工事未完成契約不適合とは攻めどころが違う)


一般住宅を建てる前提の取引汚染土壌であったとか、

高層建物を建てる前提の取引地盤改良がそれに耐えられないものであったとか、

この辺りが、土地売買の契約不適合のサンプル。

それと比較してどうかな、と思う。程度の問題として。


あとは不動産業界の慣習として、説明義務違反に該当するか。

心理的瑕疵物件みたいな。

これは自分は専門外なので誰か出て来てくれることを願う。

井戸存在って、一般にはどうなのか。

喜ぶ人もいそうだけど。家庭菜園エネルギー自給、災害時に役立つとか。


あとはそうだなー。

買い手が「この土地には、建物を建てるにあたって障害のある部分は含まれませんよね?」

とか問うて、無いという回答を経ていたら、かなり有利になると思う。

物置とか庭の利用方法の分かるポンチ絵でも見せていたら、それも有利な材料になる。

知らなかった(法律用語善意)と主張してくるだろうけど。


しかしながら、残土で隠しておいて、発覚時期を調整して、

その後の対応を見るに、まあ悪意(法律用語)だなーという印象。

井戸という業界慣習上決定的クロじゃない存在なので、

コストのかかる法的手段には訴えて来ないという目論見で

引き渡してしまえば諦めるだろうと思ってたんだろう。

あるいは、契約前に言うと値引き要素になるから

とりあえず入居させてしまって、客によってはそのまま、

うるさかったらその時点で値引き交渉に入ればよいと思ってるかも。


裁判出て元取れるかは・・・だけど、

井戸があると知ってたら行われたであろう値引き相当分の返金か、

井戸を埋める代金の実費負担交渉することは有効そうな気がするので、

公的機関法律無料相談とか、消費生活センター国民生活センター的なところに当たってみたら。

あと1時間5千円くらいの弁護士の初回相談も行ってみたらよいと思う。

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