書籍の製作、出版、流通、販売等に関わる各団体が参加している米国の書籍産業研究グループ(BISG:Book Industry Study Group)が、書籍の電子商取引に用いられているメタデータ規格“ONIX”(ONline Inf電子書籍の検索、ブラウズ、配信のプロトコル“BookDROP(Book Digitized Reading Online Protocol)”を策定、公開しています。主に、出版社のデジタルアーカイブ内のデータを、ウェブサイトで配信している(書店等の)パートナー企業が利用する際のプロトコルとして位置付けられています。なお策定には、出版社、書店等のほか、Microsoft社やスキャナメーカーKi
話題の緊急事業には、近刊情報センター(JPO)が参加しており、ONIXを用いて書誌データを提供 することが計画されている。近刊情報センターが現在用いているデータ・送受信仕様はONIX2 がベースだが、今度の事業ではONIX3を用いることが計画されているらしい。 ONIXは、EDItEUR(European Book Sector Electronic Data Interchange Group)という 国際団体によって制定された書誌データ仕様である。近刊情報センタが用いている仕様は、 次世代書誌情報の共通化に向けた環境整備(総務省平成22年度新ICT利活用サービス創出支援事業) の一環として構築されたものである。報告書には、「EDItEUR が国際標準として定めた ONIX フォーマットに準拠した標準化」を図ったと記載されている。 しかし、近刊情報センター(JPO)のデータ・送受信仕様に
ONIX:書籍流通における出版社のメタデータ標準化 1. はじめに 書籍をはじめとする図書館資料は、著者による執筆を起点に、利用者がそれを閲覧するまでの一連で流通され、次々に提供される。その中には、出版社、書籍取次、書店、図書館のそれぞれの役割が存在している。各場面において、書籍を流通させ、管理し、探すためには、その書籍を表す何らかのデータ(メタデータ)が必要であることは言うまでもない。 図書館では、書誌データの交換フォーマットであるMARC(機械可読目録)が図書館資料の管理および利用者による検索のためのメタデータとして利用されている。MARCは一定の標準規格となっているため、国際的にも多くの図書館で共通で活用することができるようになっている。 一方、出版社、書籍取次、書店の側にもメタデータが必要であることに変わりはない。これまでは各国、各社での独自運用が多かったが、最近では後述するED
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