長崎市の主婦、西本尚子さんが80歳の誕生日を迎えた18日、運転免許証を返納し、25年間乗ってきた愛車のスポーツカー「RX―7」を製造元のマツダ(広島県府中町)に譲渡した。長崎市内の販売店で譲渡式があり、西本さんは愛車のボンネットに手を添えて「これまで人生を共にしてきた相棒。25年間、本当にありがとう。セブン」と語り掛けた。 西本さんは事務員をしていた55歳の時、車を買い替えようと思い、2シーター(2座席の車)を探していた時、公道レースを描いたテレビアニメ「頭文字(イニシャル)D」に登場したRX―7を見て「ボディーラインがきれい」と一目ぼれ。すぐにシルバーの新車を約300万円で購入した。 スーパーへの買い物などで日常的に使い、25年間の走行距離は約7万7500キロになったが、78歳の誕生日に免許返納を決意。愛車の譲り先を探す姿が報道され、マツダが譲渡を申し入れた。
Appleの象徴的な共同創業者であるスティーブ・ジョブズは、その先見の明と妥協のない情熱で知られていました。 1995年、インタビュアーのダニエル・モローは彼にこんな質問をしました。 「今日の若者が成功するための要因は何でしょうか?」「大先輩としての立場で若者に助言するならば、彼らが避けるべき落とし穴は何でしょうか? 」と。 これらの問いに対するジョブズの答えには、成功を追求する過程でしばしば見落とされがちな核心的な原則が凝縮されています。 成功する起業家とそうでない起業家を分けるものは何か。 その約半分は真の忍耐力を持っているかどうかです。 彼のこの言葉は、人間として根本的なものに回帰するものです。 つまり、ただひたすら前進し続けようとする意志のこと。これこそが「真の忍耐力」が意味することなのです。 「真の忍耐力」がもたらすものあなたはこれまで、目標に対する揺るぎない決意を持った誰かに出
式典と嫉妬 三十年以上前の話になる。記憶は曖昧だ。もう昨日のことも曖昧なおれの脳みそには断片しか残っていない。 学校の、式典のことだった。なんの式典だろう? おれは中高一貫校の出だ。中学校の卒業式かもしれない、高校の卒業式かもしれない。おれにはよくわからない。 よくわからないが、鮮明に覚えているシーンがある。おれとけっこう気の合った、仲のよかったやつが、証書の授与に行くところで、わざと転けたのだ。あからさまにわざと転けた。 それを理事長が「個性のある子もいました」というように褒めたのだ。おれはそれに嫉妬を覚えた。学校の理事長がわざと転けたふりをして、注目を浴びようとした生徒を褒めた。それだけのことなのに、なぜおれは嫉妬を覚えたのか。その理事長が、徳間康快という男だったからだ。 徳間康快という人間 おれがこのたび「徳間康快」という人間を思い出すきっかけになったのは、佐高信の『メディアの怪人徳
日本で不妊治療の保険適用やこども家庭庁の新設といった政策が実施されているように、他の先進諸国もさまざまな少子化対策を講じている。 だが、人口と生産性の関係を専門とするノルウェー人研究者ベーガール・スキルベックは、出生率が下がり続ける「本質的な原因」を各国政府は理解していないと指摘する。 世界100ヵ国が少子化 女性の平均的な出産人数は、世界15の経済大国で長期的な人口維持に必要な数を下回っている。これは歴史上初めてのことだ。 一部の経済大国では、低出生率と少子化が長期にわたって続いている。 ヨーロッパでは1970年代に多くの国で出生率が人口置換水準(人口が増減せず均衡した状態になる出生率)を下回った。それ以降、欧州諸国の出生率は伸び悩んだまま現在に至る。 アジアも遅れてこの傾向を踏襲している。インドでは2020年に、出生率が人口置換水準を下回った。韓国の合計特殊出生率(15~49歳までの女
インタビューに答えるガンダム原作者の富野由悠季総監督=東京都杉並区で2024年6月27日、三浦研吾撮影 アニメ界の巨匠が怒っている。 そんなうわさを耳にして本人の元を訪ねてみると、本当だった。 富野由悠季さん、御年82歳。アニメ「機動戦士ガンダム」の生みの親は衝撃的な一言を口にした。 「人類はニュータイプになれないと思うようになった」 【平塚雄太】 主な内容 ・一直線に響いた「成長の限界」 ・「楽観」は裏切られた ・本当に人類はどうしようもない ・地獄と思わないといけない ・希望は無いのか 「ニュータイプ」とは、「ガンダム」の作中で宇宙に進出した人類のレベルが上がり、他人の意思を誤解なく理解することができるようになるということ。 そんな物語に、富野さん自身が希望を抱くことができなくなったという。憤りを通り越した絶望の原因は、どうやら根拠不明の「陰謀論」ではないらしい。 一直線に響いた「成長
Steven J. Vaughan-Nichols (Special to ZDLinux」の生みの親であるLinus Torvalds氏は、The Linux Foundationの「Open Source Summit Europe」の基調講演で、カーネル開発や「Rust」の統合、オープンソースの未来について、自身の考えを率直に語った。Torvalds氏の友人でVerizonのオープンソースプログラムオフィスの責任者を務めるDirk Hohndel氏が、Linuxエコシステムに関する基調講演の司会を担当した。 Torvalds氏は、先頃公開された「Linux 6.11」カーネルなどのリリースが面白みに欠けるのは意図的だ、と強調した。「約15年間にわたり、非常に規則正しいリリースを行
孤高ではなく協調だった彼が記したこと、それはよくあるビジネスメモや技術的なブレインストーミングなどではなく、彼がいかに周囲の人に支えられて生きてきたかということでした。 彼はこう書いていたのです。 自分が食べるものは、ほぼすべて他人がつくってくれたものだ。現世を生きる人も今は亡き人も含めて、私はこの人類を敬愛し、尊敬している。 完璧へのあくなき追求と革新の代名詞と言われたジョブズでしたが、彼がそこに残したのは彼のこれまでの業績ではなく、むしろ彼が「いかに周囲に助けられていたか」でした。 どんなに自立、成功している人間でも、周囲の人々と深くつながり、支えられているかを彼がよく認識していたことを垣間見ることができる貴重な機会でしょう。 我々人間は、これまでもそして今後も、協力と帰属意識に基づく種である、ということは人類における紛れもない事実です。 個人主義への疑問ところが、我々が進化の過程で勝
現代美術家の森村泰昌さん。実家の帳場や木箱は私設美術館「M@M(モリムラ@ミュージアム)」で受付として使っている=大阪市住之江区で2024年6月、山田夢留撮影 新型コロナウイルス禍で芸術が「不要不急」とされたことへの反論だろうか。そう思って本書を手に取ると、話は意外にも「実家の空き家問題」から始まった。 現代美術家の森村泰昌さんが新著『生き延びるために芸術は必要か』(光文社新書)を出版した。名画や歴史上の人物にふんしたセルフポートレート作品で知られる森村さんの芸術論とは。 傷んだ「空き家」への愛着 実家は茶葉を商う店舗兼住宅だった木造家屋。産地から大きな袋でひっきりなしに届く茶葉を父親がブレンドし、販売していた。行商のおっちゃんたちは森村さんを「やすぼん」と呼んだ。向かいは理髪店、隣はカメラ屋。前には路面電車が走っていた。 「何か身近な話から始めようと」軽い気持ちで書き始めたところ、「自分
一般的に「死」は恐ろしいものと考えられがちですが、一部の人々は死を目前にしたタイミングで「幸せ」を感じることが報告されています。一体なぜ死を目前にした人が幸せを感じるのかについて、スウェーデンのルンド大学緩和ケア研究所で博士研究員を務め、臨床心理士としても活動するマティアス・トランバーグ氏が解説しました。 Why are some people happy when they are dying? https://theconversation.com/why-are-some-people-happy-when-they-are-dying-234309 2024年7月15日に47歳で亡くなった援助活動家のサイモン・ボアズ氏は、2023年9月に末期の喉頭がんだと診断され、自らの死と向き合うこととなりました。BBCが2024年7月4日に公開したボアズ氏へのインタビューの中で、ボアズ氏は記者
1年くらい前、『ブルーアーカイブ』の最終編を遊んで、「あ、そういうことか」と納得したことがあった。 今から、この「ブルアカで得た納得」について書いていこうと思う。 私は、「エロゲ」というものを遊んだことがない。 もっと言うと、「エロゲという時代」を知らないのだ。 いくつか「全年齢版」を遊んだことはあるけど、18禁シーンが存在している&アドベンチャー形式の「エロゲ」というものを、遊んだことがない。というか、私が物心ついた中学~高校の頃には、スマホを中心にした「ソシャゲ」がメインストリームだった。 そして、私は一応ゲーム系に携わる仕事をしていて……自分より、ひと回りふた回り歳が離れた人と話すことも多い。 その人たちが「エロゲ」について語り始めると、それはそれはもう熱い思いを語り始めるのだ。いい思い出も悪い思い出も含めて、あのメーカーがどうだ、このヒロインがどうだ……とにかく、「エロゲ」という時
タイトルのとおりなんだけどいま30後半で、今後の人生のことを考えるとむなしくなるわ。 結婚しているやつはいいわな。パートナーと楽しく生きろよ。 子供いるやつもいいわな。子育ての醍醐味を味わって生きろよ。 仕事で自己実現できているやつもいいわな。その調子でスキルアップしなさいな。 で、この三つがどれもできていないおっさんはどうやって生きていけばいいわけ? 生まれてからずーっと、人に言われたことだけやって、我慢料として安い給料を渡されてさ。 誰かを稼がせるためにロボットのように働いて、動けなくなったらポイでしょ。 七時ごろに仕事が終わって、飯食って、酒飲んで、寝る。誰かを稼がせるためにそれを繰り返す。 自己実現できていない会社員って置き換え可能なbotでしかないわなぁ。むなしくなる。 無私な毎日だわな、ほんと。宇宙人が見たら、あまりの規則性に驚くと思う。人間がアリの習性に驚くように。 はいはい
小6の時、親が離婚して母子家庭になった。父親とはその前からずっと別居していたから、家庭内に際立った変化は感じなかったけれど、苗字が変わったのがきつかった。同級生から好奇の目を向けられるのがとにかく嫌で、一時期、友達と遊ばなくなった。授業が終わると逃げるように家に帰った。 それで何をしていたかというと、部屋でずっとテトリスをしていた。布団に寝そべり、枕を高くして、毎日、何時間も。 そうこうするうちに、いつのまにか新しい苗字に馴れていた。同級生も僕の苗字のことなんて大して気にしてないことがわかった。僕はまたみんなと遊び始めた。 大学受験に失敗して浪人が決まった時も、ずっとテトリスをやってた。朝から晩まで一日中やってた。起き上がる気力もわかなかった。2週間ぐらいそうして過ごした。そのあとゆっくりと受験勉強を再開して、徐々にペースを上げ、翌年にどうにか志望校に合格することができた。 大学2年の時に
突出したビジネスリーダーのなかには、すばらしいストーリーテリングをする人が数多くいます。 パワフルなストーリーには、人々の関心を引き、感情を揺さぶる力があるもの。そして優れた語り手には、ストーリーを通じて人々を顧客や従業員、投資家にしてしまう力があるのです。 スティーブ・ジョブズが2005年にスタンフォード大学の卒業式で行ったスピーチには、より優れたストーリーの語り手を目指すあなたにとって、ストーリーテリングに不可欠な要素が3つ含まれています。 1. 大学中退から幸せを見つけるまで2005年6月12日、ジョブズはスタンフォード大学のコミュニティに向けてこう語りかけました。 私の人生に起こったストーリーを3つシェアしたいと思います。 本当にそれだけで、大した話ではありません。 ストーリーが3つだけです。 一つ目は、「点と点をつなげる話」だとジョブス。 話を聴き終わるまで、その意味が私にはよく
今は亡き、Apple共同創業者・スティーブ・ジョブズ。彼は後世に大きなインパクトを残しました。 今なお影響力を持つ彼の発言の中から、今回は「成功する人の特徴」について語った、ある言葉をご紹介しましょう。 大きな成功を収めた人々に見られる、ほかにはない特性について1994年のインタビューで彼はこう語っています。 たいていの人間は、自分から電話をかけて頼んでみるということをしない。 それが、物事を実行に移す人間と、夢見るだけの人間の違いだ。 12歳の時には勇気を振り絞って、なんとヒューレット・パッカード社の共同設立者ビル・ヒューレットに電話をかけた、とジョブズはインタビューの中で語っています。どんなお願いをするつもりだったのでしょう。 電話口でジョブス少年は「周波数カウンタをつくりたいのですが、パーツが余っていたら分けてもらえないでしょうか」と言いました。そんな電話の向こうで話す少年の大胆さが
「iPod を作った男」(大谷和利著,アスキー新書)を読み終えた.本書は,Steve JApple 社について解説するものである.良書だと思うが,ネットには本書の優れた書評がいろいろとあるようなので,ここでは書評はしない.そのかわりに,自分のため,Steve J本書の 150 ページから引用する: スティーブ・ジョブズは,“Make a dent in the Universe” (宇宙に凹みを作る) というスローガンも打ち出していた.「ほんの少しでも良いから,この宇宙に影響を与えたと言えるようなことをしよう」という意味である. これは,自身が関わる製品についての J
Apple、マイケル・J・フォックスの栄光と闘病に迫る映画「STILL」の予告を公開 2023 4/07 Appleは、マイケル・J・フォックスが自身の半生を振り返る映画「STILL: A Michael J. Fox Movie」の予告編を公開しました。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」などの大ヒット作で脚光を浴びたあと、パーキンソン病に苦しんだ姿に迫った、Apple TV+オリジナル作品です。 制作陣にはスティーブ・ジョブズ氏元夫人も Appleは、マイケル・J・フォックスの映画「STILL: A Michael J. Fox Movie」を2023年5月12日、Apple TV+で公開すると発表しました。 同作品は、2022年4月に制作が発表され、2023年1月にサンダンス映画祭でのワールドプレミア公開で「近日公開」と予告されていました。 Apple共同創業者スティーブ・ジョブズ氏の
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