1億人以上のmacOSユーザーが新たな認証情報盗難攻撃のニュースに動揺し、Safariユーザーには「2回クリックしないように」という警告が出されている。さらにiOSがAndroidよりもハッカーの標的になっているという報告まであり、アップルユーザーにとっては気の休まらない数週間が続いている。 そうした中、セキュリティ研究者がアップルのセキュリティ保護を回避し、iPhoneのUSB-Cコントローラをハックした事例を公表した。これはスマートフォンのセキュリティにとって何を意味するのだろうか。 iPhoneのUSB-Cコントローラチップをハック 2024年末、ドイツ・ハンブルクで開催された「第38回Chaos Communication Congress(通称38C3)」で、あるセキュリティ研究者が行った講演動画が、最近公開された。テクノロジー、社会、ユートピアをテーマとする4日間のカンファレン