NPOのInternewsは世界各国に拠点を持ち、現地のメディアなどを支援している。その支援を受けて、2023年6月に公開されたフィリピンの選挙に関するレポートをご紹介したい。3つの選挙で見られた変化は世界の他の地域でも見られるため、今後の欧米のネット世論操作の変化を考えるうえで貴重な資料だ。 The Evolution of Disinf戦争兵器』でフィリピンの状況を紹介した。ネット世論操作、偽情報、デジタル影響工作はロシ
訪日時の歓迎夕食会で佐藤栄作首相(右端)らと乾杯するフィリピンのマルコス大統領(右から2人目)、イメルダ夫人(同3人目)ら=東京の首相官邸で1966年9月30日、肩書はいずれも当時 想像してみてほしい。例えば数十年前、独裁者が支配していた国で数万人の市民が拷問にかけられたとしよう。怒った市民のデモが宮殿に押し寄せ、独裁者一族は追い出された。だがその歴史はある日、「なかったこと」にされる。そして、あの時代について謝罪することはない、と主張する彼の息子が大統領に当選。周囲は「民意が示された」と胸を張る――。 こんな事態が今、実際に起きている国がある。書き換えの原動力となっているのは本に次ぐ経済大国に押し上げた」 フィリピンでは1965年から約20年にわたって続いたマルコス政権が公共事業や農業改革で経済発展
【バンコク=北川成史】フィリピンのドゥテルテ政権と対峙(たいじ)するニュースサイト「ラップラー」の最高経営責任者(CEO)で著名ジャーナリストのマリア・レッサ氏(56)が、本紙のインターネットを通じた取材に応じた。八年前の記事が名誉毀損(きそん)に問われ、有罪判決を受けたレッサ氏は政権の度重なる圧力を批判。「民主主義の基礎である報道の自由のため、屈してはならない」と力を込めた。 マニラの裁判所は十五日、最高裁長官と実業家の癒着を問う二〇一二年の記事を巡り、サイバー犯罪法違反(ネット上の名誉毀損(きそん))の罪で、レッサ氏に禁錮六カ月〜六年の有罪判決を言い渡した。レッサ氏は保釈中で、控訴する方針だ。
マニラの裁判所は15日、フィリピンのネットメディア「ラップラー」の最高経営責任者マリア・レッサ氏らが掲載記事で男性実業家の名誉を毀損(きそん)したとして、有罪判決を言い渡した。量刑は最長で禁錮6年とした。ラップラーはドゥテルテ政権への批判的な報道で知られ、国際人権団体などは判決について「政治的な動… ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","ad
放送停止命令を受けた民放ABS-CBN本社前にはロウソクで支持をアピールする人びとが集まった。ABC News (Australia)/ YouTube <政治家たちが意に反するジャーナリストを抹殺しようとしている> フィリピンの報道の自由が危機的状況を迎えている。大手の民間放送局が国家放送委員会(NTC)からの命令で放送中止に追い込まれたのに続き、FMラジオ局のキャスターが正体不明の男たちに射殺される事件も起きた。 2016年6月のドゥテルテ大統領就任以来殺害された記者は今回の事件を含めて16人に上るなど、フィリピンはジャーナリストが活動する最も危険な国の一つになっている。 マルコス独裁政権をピープルズパワーで打倒したいわゆる「エドサ革命」。それによって実現したフィリピンの「言論・報道の自由」は今再び危機に瀕している。事実、2020年度の世界180カ国の「報道の自由度」では昨年より2ラン
津田大介(つだ・だいすけ)/1973年生まれ。ジャーナリスト/メディア・アクティビスト。ウェブ上の政治メディア「ポリタス」編集長。ウェブを使った新しいジャーナリズムの実践者として知られる。主な著書に『ウェブで政治を動かす!』(朝日新書)この記事の写真をすべて見る フィリピンの有力ネットメディア「ラップラー」の最高経営責任者で編集主幹のマリア・レッサ氏。圧力に屈せず政権に対峙し、批判的な報道を続けているとして、2018年には世界新聞・ニュース発行者協会の「自由のための金ペン賞」を受賞。米タイム誌の18年の「今年の人」にも選ばれた (c)朝日新聞社 ウェブを使った新しいジャーナリズムの実践者として知られるジャーナリストでメディア・アクティビストの津田大介氏。「ミニ・トランプ」が跋扈している背景を明かす。 * * * 過激な発言を繰り返し、「フィリピンのトランプ」とも称されるロドリゴ・ドゥテ
フィリピンで政権批判を重ねてきたニュースサイトの編集長が逮捕され、国際的な批判が高まった問題で、フィリピンの司法当局は14日、マリア・レッサ氏の保釈を認めて釈放した。 ニュースサイト「ラップラー」の最高経営責任者(本社で逮捕された。元判事と実業家のつながりに関する7年前の記事を理由にした、「サイバー名誉毀損」が逮捕容疑。有罪となれば、禁錮12年の実刑判決を受ける可能性がある。
比ニュースサイト「ラップラー」の経営者で記者のマリア・レッサ氏。マニラで逮捕された後、フィリピン国家捜査局(NBI)に到着した際の様子(2019年2月13日撮影)。(c)TED ALJIBE / AFP 【2月14日 AFP】ロドリゴ・ドゥテルテ(Rodrigo Duterte)比大統領と論争を繰り返してきたフィリピンのニュースサイト「ラップラー(Rappler)」の経営者で記者のマリア・レッサ(Maria Ressa)氏が13日、首都マニラにある同サイトの事務所で逮捕された。報道の自由を求める活動家らは「迫害」行為だと批判している。 逮捕容疑は「サイバー名誉毀損(きそん)」。ラップラーは既に脱税の容疑を掛けられ、閉鎖の可能性に直面していたが、今回の逮捕により、レッサ氏と同サイトに対する政府の圧力が急激に高まっていることが示された。 ドゥテルテ大統領が看板政策とする麻薬取り締まり運動で数千
政権批判の報道でドゥテルテ大統領から圧力を受けるマリア・レッサ氏。写真は昨年11月脱税容疑で起訴された際のもの。 Eloisa Lopez - REUTERS <フィリピンのドゥテルテ大統領は、麻薬やテロに対して厳罰主義で臨んでいるが、その強硬な姿勢は報道機関にも向けられている> フィリピンのドゥテルテ政権が国民の高い支持率を背景に、政策に異を唱えたり、大統領自身への批判を強めたりしているメディアに対してこのところ「圧力」を強めている。 フィリピンの新しい形態のメディアとして2012年に誕生したニュースウェッブサイトの「Rappler(ラップラー)」の創業者で同社最高経営責任者(
フィリピンのマニラ国際空港で演説するロドリゴ・ドゥテルテ大統領(2018年6月2日撮影、資料写真)。(c)AFP/ACE MORANDANTE / PRESIDENTIAL PHOTOGRAPHERS DIVISION 【11月28日 AFP】フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ(Rodrigo Duterte)大統領が共産主義武装組織を標的とする「暗殺部隊」の創設計画を発表し、人権団体などは28日、同大統領による「麻薬戦争」が引き起こした「人道危機」がさらに悪化する可能性があるとして懸念を表明した。 フィリピン政府は過去50年間にわたり、共産主義武装組織と低強度紛争を繰り広げてきた。政府統計によるとその間、犠牲となったのは3万人。歴代の大統領同様、ドゥテルテ氏も就任当初は和平協議を試みたが、昨年軍と警察に対する攻撃を境に決裂した後は、フィリピン共産党(CPP)と要員3800人を抱えるその軍事
フィリピンのドゥテルテ大統領から「フェイクニュース」、「米中央情報局(CIA)の回し者」と呼ばれ、様々な圧力をかけられてきたニュースサイト「ラップラー」。 世界新聞・ニュース発行者協会(WAN-IFRA)は先月、報道の自由に寄与したジャーナリストに授与する「自由のための金ペン賞」をラップラーの最高経営責任者・編集主幹マリア・レッサ氏に贈った。 ラップラーは2012年、レッサ氏を含む数人のジャーナリストたちの手で立ち上げられた。元々は「MovePH」という名前の、フェイスブックのページの1つだった。ソーシャルメディアを通じてニュースを拡散し、フィリピンでは本格的にマルチメディアを駆使する最初のニュースサイトとなった。 レッサ氏は米
フィリピンのドゥテルテ大統領から「フェイクニュース」、「米中央情報局(CIA)の回し者」と呼ばれ、様々な圧力をかけられてきたニュースサイト「ラップラー」。 世界新聞・ニュース発行者協会(WAN-IFRA)は先月、報道の自由に寄与したジャーナリストに授与する「自由のための金ペン賞」をラップラーの最高経営責任者・編集主幹マリア・レッサ氏に贈った。 ラップラーは2012年、レッサ氏を含む数人のジャーナリストたちの手で立ち上げられた。元々は「MovePH」という名前の、フェイスブックのページの1つだった。ソーシャルメディアを通じてニュースを拡散し、フィリピンでは本格的にマルチメディアを駆使する最初のニュースサイトとなった。 レッサ氏は米CNNのマニラ支局長(1987-95年)、ジャカルタ支局長(1995-2005年)を経て、フィリピンの放送局「ABS-CBN」でニュース・時事報道部門を統轄した(2
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く