午前、資料づくり、その合間に電話の対応。それから表参道で打ち合わせ、かなり厳しい条件に即答は出ず宿題にして、3時過ぎに遅い昼飯。戻って会議。遠隔操作された一日。去年から仕事でお世話になっているフランスの取引先が、ソフィア・アンチポリスにオフィスを構えてるらしいことを最近知った。ス、スーパー・カンヌ?映画版『鉄コン筋クリート』は、「宝町」と呼ばれる町を跳梁する二人の少年が、「子供の城」という名の都市開発に抵抗する物語だったわけだけど、ある一点において(だけ、じゃないよ)原作を裏切っているところが不満だった。というのは、松本大洋の原作では実際にある藤沢の風景を「宝町」のモデルとしていたのに、映画版ではどこでもない架空の町になっていたということ。藤沢市民であれば誰でも気づくであろうフジサワ名店ビルや、江ノ電といった背景の描込みは、同じ作者の『花男』とか『ピンポン』の舞台、江ノ島と同じぐらい重要な