イーブック・システムズは1月19日、電子ブック図書館「Flib」を開始すると発表した。同社が提供する電子ブック「FlipBook」を活用して制作された雑誌や書籍を集める。開始当初はアンカー・パブリッシングが発行する電子雑誌や、青空文庫の小説を電子書籍に作り直したもの、写真集、絵本、カタログなどを無料で公開する。今後は出版社に働きかけてコンテンツを拡充していく。コンテンツの閲覧は無料だが、2007年内に有料コンテンツの販売機能も追加する予定。 FlipBook事業は、電子ブックに掲載する広告で収益を確保しながら展開する。見開きページの広告料はおよそ200万円。イーブック・システムズは出版社の広告収入の1.5%ほどを徴収する。同社 代表取締役社長の岡崎眞氏によると、1つの電子ブックにつき、10万人のユニークユーザーがいれば十分に広告効果が見込める(広告主が費用対効果を認める)という。 電子ブッ