Jun 7, 2007 ★ 小谷賢 『日本軍のインテリジェンス』 講談社選書メチエ (新刊) (7) テーマ:歴史分野の書籍のレビュー(111) カテゴリ:社会 ▼ 日本はどうして先の戦争に負けたのか。 この手の類は、本屋に氾濫しているけれど、ここまで充実した本はなかなかお目にかかれない。 現代におけるインテリジェンス活動のあるべき姿にも一石を投じうる、まさしく「史鑑」となりうる著作が上梓されている。 これを機会に、ご紹介しておきたい。 ▼ 本書によれば、日本陸軍は、暗号解読など優れ、中国のみならずアメリカ暗号まで解読していた。 にもかかわらず情報戦に敗北したのは、「作戦重視、情報軽視」「長期的視野の欠如」「セクショナリズム」にみられる、日本軍のインテリジェンス能力の欠如にあるという。 とくに、本来、インテリジェンス活動は、「情報の分析」と「情報の共有」が水平的に連携した形で
マルコム・ラゴーシュ Ukur本インタビュー第一部で、元アメリカ陸軍諜報将校のエリック・メイ大尉は、最も正道を 外れた史上空前の隠蔽工作の一つだと見なしているものについて洞察を説明してくれた。 つまりはバグダッドの戦い、主として空港を巡る戦いだ。私たちが、最終的には主要メデ ィアがアメリカ政府によって操作される姿を変えるであろう情報戦の遂行途上にあるとい うことも彼は指摘した。今日の記事では、メイ大尉がインタビューの第一部で話題にした 項目のさらなる詳細に触れる。 ML: 何を情報戦と考えておられるのか詳しく説明してください。どのような戦場で、情 報戦が戦われているのでしょう。 CM: 我々が情報戦状態にあることは確かです。アイゼンハワーが軍産複合体について警告 した時、彼はオーウェル風の言い方で、軍産マスコミ複合体と
米国の著名なジャーナリスト、マルコム・ラゴーシュが Ukurアメリカの戦争では、出来事の本質にたどり着けていないという思いの残る事が常に起きている。多くの場合、調査をしてみると答えがでるものだが、やりかけの仕事のままで、最後まで残るものがあるものだ。 そうした苦境状態になっているものの一つが2003年4月始めのサダム国際空港(後に、アメリカによってバグダッド国際空港と命名された)掌握だ。様々な国々の大手報道機関のニュースを多数読んでみた。大半は空港は簡単に掌握され、アメリカ側の死傷者は僅かだと書いている。 だが、報道には食い違いと、矛盾する意見とがあった。当初、大半の報道機関や刊行物はアメリカ軍が空港に到着した際に激しい戦闘があったと報道していた。そして沈黙だ。およそ四日後、空港はアメリ
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