W42Sとは? わかりやすく解説

W42S

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/17 08:38 UTC 版)

au ウォークマンケータイ W42S
キャリア au
製造 ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ
発売日 2006年6月20日
概要
OS REX OS
CPU Qualcomm MSM6550
225MHz
音声通信方式 CDMA 1X WIN
(CDMA2000 1xMC)
(800MHz/2GHz
データ通信方式 CDMA 1X WIN
(CDMA2000 1xEV-DO Rel.0)
形状 スライド式
サイズ 106 × 49 × 24(最厚部26) mm
質量 123 g
連続通話時間 約200分
連続待受時間 約250時間
充電時間 約130分
外部メモリ メモリースティックDuo
メモリースティックPRO Duo
日本語入力 POBoxAdvanced Wnn V2
FeliCa なし
赤外線通信機能 IrDA
Bluetooth なし
放送受信機能 FM放送対応
備考 SAR値:1.15W/Kg
メインディスプレイ
方式 透過型微反射TFT液晶ディスプレイ
解像度 QVGA
(240×320ドット)
サイズ 2.2インチ
表示色数 262,144色
サブディスプレイ
なし
メインカメラ
画素数・方式 125万画素CMOS
機能 パンフォーカス機能
サブカメラ
なし
カラーバリエーション
スパークピンク
(Spark Pink)
ヒートブラック
(Heat Black)
プリズムホワイト
(Prism White)
テンプレート / ノート
ウィキプロジェクト

ウォークマンケータイ W42S(だぶりゅーよんにーえす)は、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ(現・ソニーモバイルコミュニケーションズ)によって開発された、auブランドを展開するKDDIおよび沖縄セルラー電話CDMA 1X WIN携帯電話端末である。

特徴

同社の日本向け端末初の『ウォークマンケータイ』として開発された[注釈 1]

本体内部に1GBメモリを搭載し、au LISTEN MOBILE SERVICEで取り込んだ曲や、ダウンロードした着うたフルを、最長30時間連続再生可能である。また、LISMOの他にM.Sミュージックも搭載し、ATRAC3を再生できる。ATRAC3ファイルの管理にはSonicStage CPを用いるが、SonicStage CPの楽曲を内蔵メモリに転送することはできず、メモリースティック Duo / PRO Duoにのみ転送できる[注釈 2]。またATRAC3plusの再生は、W42Sは対応せず、W43Sからサポートされた。最大4GBのメモリースティックPRO Duoに対応。

管理した楽曲の操作は、付属のリモコンのほか、端末最下部に搭載された「ミュージックシャトル」でも行える。

CMキャラクターには以前に引き続きDef Techが起用され、CMの音楽にLift Upが使われた。

なお、同社がau向け端末にW32SW41Sと続けて採用していたEZ FeliCaを同端末では採用しなかった理由として、開発者インタビューによれば、『「音楽」というコンセプトに注力する中、音楽再生に必要なベーシックな性能を追い求めた結果』としている[1]。ただし、次機種のW43S以降の同社端末ではWalkman Phone Xminiを除き、直接後継機のウォークマンケータイW52Sも含めてEZ Felicaは搭載され続けている。

以前発売されたW31Sはスライド式であり、W42Sもスライド式であるが、W31Sはワンプッシュスライド機構、同端末はスライドアシスト機構を採用しており、スライドの仕方には違いがある。なお、W42SはW4*シリーズ唯一のスライド式である。

2007年(平成19年)6月には、このW42Sの事実上の後継機となるW52Sが発売された。

本端末はA5515Kに続き800MHz帯のほかに2GHz帯をサポートする。WINとしては初めてのマルチバンド対応の音声端末でもある。ただし新800MHz帯はサポートされないため、旧800MHz帯の停波後は一部サービスを除き使用不可となった。

沿革

対応サービス

不具合

2007年3月27日に以下の不具合の修正がケータイアップデートにより行われた[2]

  • EZサービスの初期設定に失敗し、Eメールを受信できない場合がある

脚注

注釈

  1. ^ ただし、ウォークマン機能が搭載された携帯電話は、C404SSO502iWMW31Sなどが存在した。『ウォークマンケータイ』という愛称は本機が初となる。
  2. ^ ただし、2009年に公開されたLISMO Port 4.0からは、本機種を含むKCP+非搭載のLismo搭載機種にも対応したため、SonicStage CPの後身にあたるx-アプリ(for Lismo)で転送可能。

出典

  1. ^ 「W42S」開発者インタビュー インプレス ケータイWatch 2006年6月27日
  2. ^ ケータイアップデートのお知らせ au 2007年3月27日

関連項目

外部リンク


W42S(CDMA W42S・ウォークマンケータイ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/24 07:29 UTC 版)

ソニーモバイルコミュニケーションズ」の記事における「W42S(CDMA W42S・ウォークマンケータイ)」の解説

2006年6月20日より順次発売同社日本向け携帯電話としては初めてウォークマンブランドをつけた。

※この「W42S(CDMA W42S・ウォークマンケータイ)」の解説は、「ソニーモバイルコミュニケーションズ」の解説の一部です。
「W42S(CDMA W42S・ウォークマンケータイ)」を含む「ソニーモバイルコミュニケーションズ」の記事については、「ソニーモバイルコミュニケーションズ」の概要を参照ください。

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