平凡学生で誇れるものが何もない……質問:私には誇れるものがないです。すごい学生でも何でもない存在で就活が不安なんです……。 回答:村上春樹の小説『羊をめぐる冒険』で、主人公が「僕は失って困るものが殆どない」と話すシーンがあります。これを聞いたキレ者の政治家秘書が「誰にでも失いたくないもののひとつやふたつはあるんだ。(中略)我々はそういったものを探し出すことにかけてはプロなんだ」と返すシーンがあります。 あなたや他の学生がこの質問をするたびに、このシーンを思い出します。というのも「失って困るもの」「失いたくないもの」を「アピール材料」「学生時代に頑張ったこと」に置き換えると大体の学生に当てはまるからです。 私はこれまで学生1000人以上と接してきました。その多くは、 「私(僕)には、アピールできるものが何もなくて」 と話します。 そういわない学生も含めて、エントリーシートを読むとそのほとんど