大学教授・翻訳家 柴田元幸さん Professor, Translator: Motoyuki Shibata 翻訳で大事なのは、「愛情」「日本語力」より、「真の語学力」ですね。 東大文学部の教授であり、ポール・オースターやリチャード・パワーズなどのアメリカ文学作品の翻訳者でもある柴田元幸さん。 英語との出会い、イギリス放浪時代、翻訳者にとって大切なこと、柴田流・留学の極意など、英語学習者、翻訳者を目指す人必読! のインタビュー。 中学1年で英語を勉強し始める前に、小学校6年生くらいからアメリカやイギリスのポップスを聴いていました。当時はFEN*というラジオ放送を聴いていて、1日中DJのしゃべりも英語、かかっている音楽も英語だったので、唯一それが、本物の英語が耳に入ってくるチャンスでした。 もちろん、学校でも先生が英語を教えてくれる訳ですが、「この英語はウソものだ」とわ
柴田元幸 (しばた・もとゆき) 1954年東京生まれ。東京大学文学部教授。著書に『生半可な学者』(白水Uブックス)、『猿を探しに』(新書館)、『愛の見切り発車』(新潮文庫)、『アメリカ文学のレッスン』(講談社現代新書)など。訳書では、秋頃にレベッカ・ブラウン『若かった日々』(マガジンハウス)が出る予定。 イラスト/©島袋里美 『ジュリアス・クニップル、街を行く』(ベン・カッチャー 柴田元幸訳/新書館 2004年7月) ちょっと昔のニューヨークを思わせる街が舞台。主人公は不動産撮影士のジュリアス・クニップル氏。ありそうでなさそうな職業、商品、ちょっと変わった人々が次々に登場する、ベン・カッチャーの妄想がつくりあげたパラレル・ワールド。こっちの世界のほうに共感する人も多いはず。新聞漫画として人気を集めるジュリアス・クニップル・シリーズは、『安物商品たち』(1991年)、『不動産撮影士ジ
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東京は坂の町である。ということは、台地と低地から成る町ということでもある。決して平坦ではない。この凸凹の地勢をうまく利用して江戸の町ができあがり、現在の東京に受けつがれた。 このあたりは陣内秀信さんの『東京の空間人類学』*1(ちくま学芸文庫)に詳しい。陣内さんは江戸の町の地形をこう表現している。 江戸は、武蔵野台地の突端に城を構え、東の沖積低地に下町の町人地、西の洪積台地に山の手の武家地を配する典型的な城下町のあり方を示していた。(25頁)西の「洪積台地」から東の「沖積低地」に舌状に張り出した台地が七つあって、北から順に「上野台地」「本郷台地」「小石川・目白台地」「牛込台地」「四谷・麹町台地」「赤坂・麻布台地」「芝・白金台地」と名づけられている。これらの台地のはざまには、「千駄木・不忍谷」「指ヶ谷谷」「平川谷」「溜池谷」「古川谷」がそれぞれ入りこんでいる。 ここで陣内さんが「洪積台地」「沖
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