dollar
「dollar」とは・「dollar」の意味
「dollar」は、通貨単位の一つであり、アメリカ合衆国、カナダ、オーストラリアなど、複数の国で使用されている。各国の独自の通貨記号や略称が存在するが、アメリカ合衆国のドルは「USD」、カナダのドルは「CAD」、オーストラリアのドルは「AUD」と表記されることが多い。また、「dollar」は、俗語的には金額や富を指すこともある。「dollar」の発音・読み方
「dollar」のIPA表記は /ˈdɒlər/ であり、IPAのカタカナ読みは「ドラー」となる。日本人が発音するカタカナ英語では「ドル」と読むことが一般的である。「dollar」の定義を英語で解説
A "dollar" is a unit of currency used in various countries, such as the United States, Canada, and Australia. Each country has its unique currency symbol and abbreviation, with the United States dollar often represented as "USD," the Canadian dollar as "CAD," and the Australian dollar as "AUD." In colloquial terms, "dollar" can also refer to an amount of money or wealth.「dollar」の類語
「dollar」の類語には、"buck" や "greenback" がある。"buck" は、特にアメリカ合衆国のドルを指す際に用いられる俗語である。"greenback" は、もともとアメリカ合衆国の紙幣を指す言葉であったが、現在ではドル全般を指すことがある。「dollar」に関連する用語・表現
「dollar」に関連する用語や表現には、"cent" や "exchange rate" がある。"cent" は、ドルの1/100を表す単位であり、アメリカ合衆国やカナダなどで使用される。"exchange rate" は、異なる通貨間の交換比率を示すもので、ドルと他の通貨との関係を表す際に用いられる。「dollar」の例文
1. The price of this item is five dollars.(この商品の価格は5ドルである。) 2. I found a dollar bill on the street.(道路で1ドル札を見つけた。) 3. The exchange rate between the US dollar and the Japanese yen fluctuates daily.(アメリカドルと日本円の為替レートは毎日変動する。) 4. The Canadian dollar is abbreviated as CAD.(カナダドルはCADと略される。) 5. The Australian dollar has appreciated against the US dollar.(オーストラリアドルはアメリカドルに対して上昇した。) 6. He earned a million dollars last year.(彼は昨年100万ドルを稼いだ。) 7. The price of oil is often quoted in US dollars.(石油の価格は、しばしばアメリカドルで表示される。) 8. She paid ten dollars for the book.(彼女はその本に10ドル支払った。) 9. The dollar sign is represented by the symbol $.(ドル記号は$というシンボルで表される。) 10. The US dollar is the world's primary reserve currency.(アメリカドルは世界の主要な準備通貨である。)ドル
ドル(Dollar)
ドル
ドル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/22 04:09 UTC 版)
ドル(英: dollar[注釈 1][注釈 2])は、通貨単位のひとつであり、複数の国で使用されている。記号は$。なお、日本では字体の見立てからドル記号に似た漢字の「弗」を当てる(国訓であり外来語の当て字)[1]。
概要
国家の指定がない場合は、アメリカ合衆国でのドル(USドル)を指す。他の国のドルであることを明確に表したい場合は、オーストラリア・ドル、香港ドルのように国名や地名をつける。
ドル(ダラー)という名前は、ドイツで使われた歴史的通貨のターラー (Thaler) から来ている。ターラーは、16世紀にボヘミアのザンクト・ヨアヒムスタール(現在のチェコ・ヤーヒモフ)という銀の鉱山で鋳造された「ヨアヒムスターラー」という銀貨の名前が短縮されて、ターラーと呼ばれるようになったものである。
この銀貨は大型で品位も良く、フローリン金貨と等価として扱われたので、絶対量の不足していたフローリン金貨に代わって広く流通した。この品質の高さで知られた銀貨を指すターラーという言葉が良貨の含意で、ターラーが訛って『ダラー』が一般名詞化しヨーロッパ各国で通貨名として広まり、アメリカ合衆国他各地においても、良貨の意味を込め自国通貨をDollarと呼ぶようになった。
日本では、江戸時代末期にオランダからDollarが伝わり、オランダ語の音そのままに「ドルラル」と読んでいた。このドルラルが、明治時代に入ってから「ドル」と省略されたものが、現在の日本語である。
ドル記号
ドル記号$のデザインの由来は諸説あるものの、一番有力な説は、かつてアメリカ合衆国確立以前の北米地域の基軸であったメキシコとその宗主国スペインの通貨ペソ(メキシコドル)に起源を持つというものである。ペソを表すP'sがだんだんとPとSが重ね書きされるようになっていった結果、$になったものとしており、当時の帳簿などにその変遷を求めることができたとする経済史学者の研究がある。
他に、縦線を2本書くのはスペインドルに記された紋章のジブラルタル海峡の両端に立つヘラクレスの柱に由来しているとするもの、また別の説では、同じく当時のペソが8レアル換算であったため、「8R」が$のように書かれるようになり、ペソ非主流地域ではこれがペソを表すようになり広まったとする説、英国の通貨単位のひとつシリングのSに由来するなどの説がある。
米ドルの種類
現行の通貨
トンガの通貨パアンガはトンガ・ドルとも呼ばれ、マレーシアのリンギットはマレーシア・ドルとも呼ばれている。ハイチの通貨グールドでは5グールドで「ハイチ・ドル」という名称で言われるなど、価格表示にハイチ・ドルで表示されていた事も多かった。このほか、国際的に認められていないシーランド公国の通貨である、シーランド・ドル(アメリカ・ドルと等価)やハット・リバー王国のハット・リバー・ドルなどが存在する。
廃止された通貨
- アメリカ連合国・ドル(1861年-1863年)
- アンティグア・ドル
- オールド台湾・ドル(1946年-1949年)
- イギリス領西インド諸島・ドル(1935年-1965年)
- グレナダ・ドル
- 北ボルネオ・ドル(1882年-1953年)
- キアウチャウ・ドル(1907年-1914年まで膠州湾租借地で使用)
- サラワク・ドル(1858年-1953年)
- シエラレオネ・ドル(1791年-1805年)
- ストレイツ・ドル(1898年-1939年まで英領海峡植民地で使用)
- スペイン・ドル(1598年以降使われていたスペインの通貨で、別名real de a ochoやeight-real coinとも言う)
- スマトラ・ドル(1785年-1824年まで英領だったスマトラ島にあるベンクーヘン市で使用)
- セントキッツ・ドル
- セントビンセント・ドル
- セントルシア・ドル
- テキサス・ドル(1836年–1846年)
- デンマーク領西インド諸島・ドル(1849年-1917年)
- トバゴ・ドル(1814年まで使用)
- ドミニカ・ドル
- トリニダード・ドル(1814年まで使用)
- 日本政府発行のドル(1942年-1945年まで、マラヤとボルネオにて使用)
- ニューファンドランド・ドル(1865年-1949年)
- ニューブランズウィック・ドル(1860年-1867年)
- ネイビス・ドル(1830年まで使用)
- ノバスコシア・ドル(1860年-1871年)
- ブリティッシュコロンビア・ドル(1865年-1871年)
- ハワイ・ドル(1847年-1898年)
- プエルトリコ・ドル
- プリンスエドワードアイランド・ドル(1871年-1873年)
- ペナン・ドル(1786年-1826年)
- マラヤ・ドル
- マラヤ及びイギリス領ボルネオ・ドル(1953年-1967年)
- モンゴル・ドル(1921年-1925年)
- ローデシア・ドル(1970年-1980年)
- ジンバブエ・ドル(1980年-2015年)
脚注
注釈
出典
- ^ 沖森卓也ほか『図解 日本の文字』三省堂、2011年、52頁
関連項目
外部リンク
ドル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/02 07:12 UTC 版)
「オーストラリア・ドル」の記事における「ドル」の解説
1966年2月14日、それまでの1ポンドにつき2ドルのレートで、オーストラリア・ドルが世間へと紹介された。10シリングは、1ドル相当とされた。しかし実際には、導入当初のレートは英国通貨に連動し、8シリング=1ドルに固定されていた。1967年に英国がアメリカ・ドルに対して英国ポンドの切り下げを行った際、オーストラリアはオーストラリア・ドルを英国ポンドに連動させる政策をとらず、ポンド通貨圏から離脱することとなった。
※この「ドル」の解説は、「オーストラリア・ドル」の解説の一部です。
「ドル」を含む「オーストラリア・ドル」の記事については、「オーストラリア・ドル」の概要を参照ください。
「ドル」の例文・使い方・用例・文例
- 3千ドルの勘定を支払う
- 講演の入場料は2ドルです
- 入場料大人3ドル
- このパソコンはまるまる2,000ドルかかった
- 会社は彼に1日100ドルの必要経費を認めている
- 年千ドルの被服費を支給する
- 税金やらチップやらで,勘定は合計して50ドルになる
- 5人の子どもたちは合わせて50ドル持っている
- 1ドル50セント
- 年10ドル
- その出し物にあと10ドル支払わなければならない
- だれか私に10ドル貸してくれないか
- 彼らはその古い着物に100ドル請求した
- 私の収入は2万ドルと査定された
- この会社の従業員の平均所得は月2,500ドルです
- 1万ドルの賞金を獲得する
- 彼女は息子のために500ドルの保釈金を払った
- 5ドル値切る
- 500ドルあれば当座は間に合うだろう
- 20ドル以下では売らないよ
ドルと同じ種類の言葉
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