国際宇宙ステーションでは真菌クリプトコッカス・ネオフォルマンスを使用した実験が行われている。クリプトコッカス・ネオフォルマンスは放射能を食べ、それをエネルギーに変える力がある。科学雑誌「ポピュラーメカニックス」誌が実験を紹介している。 2020年2月13日, Sputnik 日本
エメラルドゴキブリバチ(Ampulex compressa)は、ゴキブリの脳に針を刺し、その意思決定過程をのっとる特殊な毒を注入する。(PHOTOGRAPH BY ANAND VARMA, NATIONAL GEOGRemistry」誌オンライン版に発表された。(参考記事:「生物の毒が人間を救う」) エメラルドゴキブリバチ(Ampulex compressa)は、ゴキブリに毒液を注入して、意のままに操ることができる寄生バチだ。 このハチが宿主を確保するときには、まずはゴキブリの胸部を刺し、毒
物理学者の離れ業により、反物質原子による光の吸収が初めて測定され、基礎物理学の前提となっている理論が検証された。 CERNで行われているALPHA反物質実験が、反水素原子の基底状態から励起状態への遷移を測定することに成功した。 it: CERN 欧州原子核共同研究機関(CERN;スイス・ジュネーブ郊外)の研究者たちは、水素の反物質である反水素に紫外線レーザーを照射し、その陽電子(電子の反粒子)を最低のエネルギー準位からその次に低い準位まで飛び移らせるのに必要な光の周波数を測定することに成功した。そして、水素原子における電子の同様のエネルギー遷移と高精度で一致していることを測定により確認し、2016年12月19日にNatureオンライン版1に発表した。この研究には東京大学に所属する石田明(いしだ・あきら)も参加している。 反物質がどのように光を吸収し、放出するかを調べる分光研究に何十
ウインターブレイク中のスイス・スーパーリーグ。 ヤングボーイズは現在キャンプを行っており、19日にはヴルツブルガー・キッカーズとの練習試合で久保裕也がゴールをあげた。 そんなヤングボーイズが今回キャンプ地に選んだのは、スペイン南部。 この試合はラ・リネアデ・ラ・コンセプシオンにあるスタジアムで行われたのが、そのロケーションがものすごかった。 Yvon Mvogo: Die Wand von YB vor dem Felsen von Gibraltar... 0:0.#bscyb pic.twitter.com/KMA8hzTLDG — BSC Young Boys (@BSC_YB) 2017年1月18日 Das Spiel YB - Würzburg läuft, 0:0 nach 6 Minuten. Unfreuitterungsverhältnisse si
3.11を忘れない~大震災4年目の「今」を問う この3月で、東日本大震災から丸4年が経つ。大震災が日本に投げかけた課題の大きさは、計り知れないものがあった。足取りの遅い被災地の復興、安住の地を見つけられない被災者、心に傷を負ったままの遺族、再稼働の是非について議論が真っ二つに分かれる原発政策、そして今なお抜本的な議論が行われない防災計画――。いずれも多くの課題が残されたまま、時だけが過ぎ、記憶は薄れてゆく。日常で震災関連の報道が極端に減った今、我々メディアは自戒の意味を込めて「大震災4年目の今」を問いたい。3.11は決して「昔話」ではない。そう、「昔話」ではないのである。 バックナンバー一覧 「想定外」というキーワードで語られる東日本大震災だが、歴史的に見れば、同じ規模の巨大地震は繰り返し起きている。「起こることは確実だが、いつなのか?」という難問に、科学者たちはどのようにアプローチしてい
ヤモリの足の概観 キモイですねー(画像出典はこちら) 以前から注目していた研究成果を展開致します Tshozoです。窓際は暑い季節になりました。 さて、ヤモリ。筆者の実家に戻ると、夜、光で明るい窓にペッタリひっつきながら昆虫類を食べているのをよく目にします。今回は一つの窓で違う個体が3匹くらい居ました。 こんな感じでした 窓はガラスです。ツルツル。普通のイメージだと、吸盤かなんかで吸い付いて登ってることを想像するでしょうが、実は違います。ヤモリの足の表面には吸盤はありません。「毛」があるだけなのです。 ヤモリの足の先端部分の構造 こちらより筆者が改編して引用 → ● 上の写真のように「繊毛(Seta, 又はSetalと言うようです)」がワラワラと一杯生えており、吸盤らしき構造は全く見当たりません。さらに繊毛の先はもっと細かく、1um以下のサイズの箒が多数生えているようになっています。どうし
ニューヨークの街も海に浸かっています。 地球温暖化が進み、氷が溶け、海に流れ出し、海面が上昇し、今まで陸だったところも水に浸かってしまったら…。ストップ温暖化をインパクトのある画で呼びかけるのがこのサイトWorld Under Water。温暖化現象の緩和に取り組む団体Carbon Storyが制作したこのサイトは、グーグルのストリートビューをマッシュアップして作られています。世界中のあちこちの都市を、もしこのまま海面が上昇してしまったらという状況で見ることができます。 渋谷もほらこの通り。 プログラムの都合なのか、どの街も同じ水の量というのはちょっと現実的ではなく残念ですが、それでも温暖化に対して警笛をならすには、かなりパンチのあるメッセージとなっています。 source: World Under Water via HuffPost Jamie Co
在英研究者、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)で研究室を主宰。免疫学者/皮膚科医。本ブログおよびツイッター(@masahirono)では、主に英国事情、政治社会などについて私見をつぶやいています。研究用ホームページはこちら 本日4月1日、通称STAP問題についての理研の調査委員会の報告があった。理研がどれだけ真摯に問題解決にあたるかはまだこれからの対応を見なければ分からないが、そもそも問題についての認識がずれているように思ったので、ここに思う所を書いた。 今回の事件で、STAP論文はNatureに載りながら実にずさんな研究であったことが暴露されてしまったわけだ。理研、著者たちに個別的な問題は勿論あろうが、些末で表面的な騒動に目をとられて、根底にある構造的問題が隠れてしまっている。 よく誤解されているので、STAPの著者と権利について明瞭にしておきたい。Natureの2論文が、もし
2007年11月、メキシコ湾にある石油会社シェルの遠隔操作無人探査機 (ROV)が、深海2386メートル地点でとらえたという、途方もない長い足を持つ深海イカ、「マグナピナイカ(Magnuid) 和名:ミズヒキイカ」のニュースは前にもお伝えしたかと思う。体長約8メートル、体のほとんどが足であり、足の比率は90%をゆうに超える。 今回、その時に撮影された映像を元に、マグナピナイカの全体像がわかる縦長の再現画像が公開されていた。 キャプテン翼とかいうレベルじゃなく、強烈に足が長いことがわかる。体長は約8メートル。触手は10本で、体に対し触手が直角を形成する肘のようなものがある。 この画像を大きなサイズで見る この映像を元に復元したそうだ。 via:dailymail. ちなみにマグナピナイカのマグナピナ(Magn
斜線が描かれている熱帯地域が、最も早く気候変動の影響を受ける。Image:Mora et al, University of Hawaii ハワイ大学の研究者グループは、現在の温暖化がこのまま続いた場合、「新たな気候」が実感されるようになる時期を世界の各都市について推定した。 論文を執筆したカミロ・モーラらは、温暖化ガスの排出が大きく削減されない場合に、各都市の気候がいつ「通常」範囲(1860〜2005年と定義)を外れて「新たな気候」(過去数年の極端な猛暑が日常になる気候)になるのかを分析した。結果は『Nature』誌で発表された(リンク先で、「通常範囲」と「新たな気候」がわかるグラフを見ることができる)。 最初に「境界」を超えるのは、インドネシアの町マノクワリだ。マノクワリは西パプア州の州都で、286,000人が住む。マノクワリでは2020年から、「通常」の気温と降雨から外れ始めたことが
まとまった雨が降った影響で高知県の早明浦ダムは貯水率が回復し、これを受けて国と四国4県などで作る連絡協議会は香川県と徳島県への水の供給を減らす取水制限を4日午後3時に全面的に解除しました。 四国地方整備局によりますと早明浦ダムの上流域では台風から変わった低気圧と前線の影響で4日昼すぎにかけてまとまった雨が降りました。 その結果、一時、24%まで下がっていたダムの貯水率は4日午後3時の時点で90.1%まで回復しました。 今後も貯水率が少しずつ上がり、4日中には100%に回復する見通しです。 これを受けて国と四国4県などで作る「吉野川水系水利用連絡協議会」は、香川県と徳島県への水の供給量を減らす取水制限を4日午後3時に全面的に解除しました。 取水制限の解除を受けて四国地方整備局と香川県の渇水対策本部はいずれも解散しました。 また、香川県内の12の市と町に設置されていた対策本部も解散し、各市や町
誤報の原因記者会見で謝罪する気象庁の橋田俊彦・地震火山部長(右)と長谷川洋平・地震津波監視課長=東京都千代田区、合田禄撮影 気象庁は8日午後4時56分ごろ、「九州から関東にかけて34都府県に震度4以上の揺れが襲う」との誤った緊急地震速報を発表した。実際には人が感じる揺れは発生しなかった。誤報を伝えた範囲は速報を始めた2007年以来、最大。橋田俊彦・地震火山部長らが記者会見し、「大変な影響、ご迷惑をかけた」と謝罪した。 気象庁によると、同時刻に和歌山県でマグニチュード(M)2・3の地震が発生。これとほぼ同時に、震源から約200キロ離れた三重県の南東沖60キロで、海底地震計が揺れを検知したとの情報を気象庁のホストコンピューターに送信した。 地震と同時に離れた場所から揺れのデータが届いたため、コンピューターは実際の約2億倍の規模の巨大な一つの地震が起きたと認識。「奈良県でマグニチュード7・
1908年6月30日7時2分、ロシア、シベリアにあるツングースカ川上流の上空で、巨大な火の玉が爆発し、周辺に広がる無人の森を約2,150平方キロメートルにわたって破壊した。「ツングースカ大爆発」と呼ばれるこの爆発の原因は105年の間謎に包まれていたが、ついにその原因が解明されたという。 これまで、多くの科学者は彗星の落下が原因ではないかと推測していた。彗星は主に氷でできており、爆発すると蒸発する。現場から隕石の痕跡が見つからなかったためそう結論付けたのだが、ウクライナ、ドイツ、米国の科学者のグループが、最新の画像分光法により隕石の微小な残片を確認。これによりツングースカ大爆発の原因は、隕石であることが明らかとなった。 クーリック探検隊が192年に撮影した写真には、一定方向になぎ倒された木々が写っている。 この画像を大きなサイズで見る ウクライナ国立学士院のヴィクトル・クヴァスニツィヤと研究
初期の地球には独特なニオイが漂っていたという。これは、カナダ、スペリオル湖周辺の岩石から採取された約19億年前の化石を高度な画像化技術を用いて調べた結果明らかとなった。 そのニオイとは・・・ ずばり、「腐った卵のような臭い」なのだそうだ。 英オックスフォード大学、純古生物学者のマーティン・ブレイジャー教授率いる研究チームは、高度な画像化技術と化学分析技術を組み合わせ、微化石の詳細な3次元画像を作成した。その結果、ガンフリンティア(Gunflintia)という細菌の円筒形の外殻が、それより小型の球状および棒状細菌の餌になっていたことが明らかになった。 ガンフリンティアの外殻を消化するのに、細菌は海水中の塩(硫酸塩)から酸素原子をとって用いる必要があった。その過程で気体の二酸化炭素が生成され、大気中に放出されていたとみられる。 この生化学過程で生じるもう1つの副産物が硫化水素で、これは「腐った
ハワイ・マウナロア観測所で9日、大気中の二酸化炭素濃度が1958年の観測開始から初めて400ppmを超えたことが、海洋大気局の監視センター(NOAA)のデータで明らかとなった。NOAAがインターネット上で公表したデータによると、太平洋上の日間平均CO2量は、5月9日に400.03ppmを記録。また、米サンディエゴのスクリップス海洋研究所は、400.08ppmのCO2量を観測したそうだ。 大気中のCO2量は、人類が存在するはるか以前の300万~500万年前から400ppmを超えたことはないとされている。当時の地球は、現在より気温が数度高く、海水面が20~40メートル高かった。産業革命前は280ppmと推定され、1950年代後半に年0.7ppm程度増加していたCO2は、ここ10年で、年2.1ppmの増加となっており、現在の濃度上昇率は半世紀前に比べて3倍になっている。 CO2濃度は周辺に工場な
この画像を大きなサイズで見る 干ばつで傷んだ木は、固有の音を出すそうだ。その悲鳴を聞き取り、助けるための手掛かりが見つかったという。フランスの研究チームは、乾燥ストレスを受けた木の内部で発生する泡から超音波をとらえることに成功した。 フランス、グルノーブル大学の物理学者アレクサンドル・ポノマレンコの研究チームは、木がどのように水を取り込んでいるのかに着目した。木部の導管と呼ぶ特殊な管の束が、水分子の引力、水と植物細胞の引力を利用し、液体を最上部の枝葉まで届ける役目を担っている。 導管は長いストローのようなもので、地面から水を吸い上げるが、地中の干ばつで水分が不足すると、強く吸い上げなければならないため負圧が上昇、導管部が破壊されて水に溶けていた空気が木部で発泡し、水の流れを妨げてしまう。 これは、キャビテーションと呼ばれる、液体の流れの中で圧力差により短時間に泡の発生と消滅が起きる物理現象
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