人を描いた映画は2種類に分けられます。 1つはその人を人生単位で追いかけ起伏を描いた作品。 もう1つは人生の中の一時期の光または闇を切り取り描いた作品。 今作は後者です。 でも前者でもあります。 意味がわかりませんか? では、最後まで読んでみて下さい。 2013/アメリカ 監督:ベン・スティラー 出演:ベンスティラー、クリステンウィグ、シャーリーマクレーン、ショーンペン、ほか 上映時間:115分 80点 ざっくりあらすじ 「LIFE」誌の写真管理部に勤めるウォルター。 42歳独身、母と妹を支える一家の大黒柱。 社に16年勤務するベテランでありながら、その影は薄く、地味で目立たない存在として日常を過ごしていた。 そんなある日、突然新しいボスがやって来た。 そしてLIFE誌の廃刊とそれに伴う事業再編を告げた。 更にLIFE誌の最終号の表紙について、伝説のフリーカメラマン ショーンから注文があっ
NPO法人食用昆虫科学研究会 理事長 このブログは以下に移動しました。http://mushi-sommelier.食欲がわかないのか」研究を開始 食べたらおいしかったので「昆虫食で世界を救う方法とは」に変更。 昆虫の味の記載から、昆虫の特性を活かしたレシピの開発、イベント出展、昆虫食アート展覧会「昆虫食展」まで、 様々な分野の専門家との協力により、新しい食文化としての昆虫食再興を目指す。 2015年 神戸大学農学研究科博士後期課程単位取得退学 テーマは「昆虫バイオマスの農業利用へむけたトノサマバッタの生理生態学的解析」 2018年よりラオスでの昆虫食を含めた栄養改善プログラムに専門家として参加
はじめに この文章は、シン・ゴジラとはどのような物語だったのか、をテーマとしたものです。ネタバレ全開なので注意してください。 執筆のためイムログさん(ツイッターアカウント:@Imrogfada)と長時間にわたるディスカッションを行い、多大なヒントをいただいた結果、実質的には二人の合作というべき内容になっています。そのほか、ツイッター上で多くの方々からいただいた助言も参考になりました。記憶に頼って書いているのでセリフまちがいなどはあるでしょうが、大筋はこれで正しいはずです。 アメリカはなぜ無人機を提供したか 映画の後半で、カヨコ・アン・パタースンはアメリカを代表して矢口蘭堂に、ヤシオリ作戦のため無人航空兵器を提供する意志があると伝える。ゴジラは米軍機の大型貫通爆弾にダメージを受けて以来、接近する飛行物体を光線で無条件に撃ち落すようになっていた。この習性を利用して、無人機相手に光線を撃ち尽くさ
2016年7月末に公開されるや否や、ネット上の口コミを中心に爆発的な人気を博している映画『シン・ゴジラ』。既にプロアマ問わずに様々な方が各自の得意分野に引きつけて熱量高く語っていることからも、この作品が単なる「怪獣映画」というジャンルに留まらないものとして受容されていることが窺い知れる。 今回は、筆者が専門とするクラシック音楽や現代音楽の分野からシン・ゴジラを観たとき、劇中で流れる鷺巣詩郎(1957- )と――ゴジラ音楽のオーソリティーである――故 伊福部昭(1914-2006)の音楽をもとに、どのような情報が読み取れるのかを探っていきたい。 前半は基本的にネタバレなしだが後半に一部ネタバレを含むので、鑑賞前の方はその点ご容赦のほどを(ネタバレ部分の前には注意書き有り)。 【1】0コンマ単位のこだわりを読み解く まずは小手調べに、効果音から読み取れる庵野監督の徹底したこだわりについて。ネタ
シン・ゴジラ2回目見たので約束通り書きます。特に官邸方面の意思決定シーンを中心に解説していきますね。ネタバレ含むのでまだ見てない方はそっと閉じて今すぐチケット予約だ。 【初動段階】 初動は何が起きているのかわからないというところから始まるのでまず情報収集。矢口が「下へ降りよう」と言いますがこれは官邸地下の危機管理センターを指します。内閣官房が所管する官邸の危機管理対応のための施設ですが、内部構造などは非公開ですので「まああんな感じ」とだけ言っておきます。「既にキンサンチームが招集されました」というセリフが出てきますがこれは「緊急参集チーム」略して緊参チームのことで、自然災害、事故その他緊急事態が発生した際に内閣危機管理監が各省の局長級をこの危機管理センターに集めて初動対応を決めていきます。あらかじめ想定される事態では参集基準が決まっていて、例えば地震であれば「5強6弱」すなわち東京23区内
2016年 日本 / 監督:庵野秀明 あらすじ ご決断を! 東京湾アクアトンネルで突如起こった崩落事故。首相官邸で開かれた緊急会議で内閣官房副長官・矢口は巨大生物の可能性を示唆する。鼻で笑われる矢口の意見だが、直後に謎の巨大生物が海上に出現、遂には日本に上陸するに至り、政府は緊急対策本部を設置し事態に当たるが……。『ゴジラ FINAL WARS』以来、実に12年ぶりに日本で製作されたゴジラ映画。総監督・脚本・編集に『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』の庵野秀明、監督に『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』の樋口真嗣。 2014年のギャレス・エドワーズ監督『GODZILLA ゴジラ』で、ハリウッドに「ゴジラの復活」をやられてしまった東宝が、ついに乗り出した"日本の"ゴジラの復活。事前の情報では、総監督・脚本に庵野秀明、監督・特技監督に樋口真嗣、准監督に『のぼうの城』などで特撮監督を務めた尾上
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