9月2日、ベネズエラの司法当局は、7月に実施された大統領選の野党候補エドムンド・ゴンサレス氏(写真)に裁判所が扇動などの容疑で逮捕状を出したと述べた。カラカスで7月撮影(2024年 ロイター/Leonardo Fernandez Viloria) [カラカス 2日 ロイター] - ベネズエラの司法当局は2日、7月に実施された大統領選の野党候補エドムンド・ゴンサレス氏に裁判所が扇動などの容疑で逮捕状を出したと述べた。
米国が南米ベネズエラに対する制裁を緩和してから2カ月もたたないうちに、ベネズエラ産の燃料油を積んだ大型タンカーの一団がアジアに到着し、域内のエネルギー市場を揺るがす脅威となっている。 ブルームバーグの船舶追跡データなどによると、1隻で最大200万バレル運搬可能な大型原油タンカー(VLCC)3隻が、11月に東南アジアでベネズエラ産燃料油の積み降ろしを行った。 米政府が2019年にベネズエラに制裁を科した後、中国の独立系精製業者がベネズエラ産原油と燃料油の主な買い手だった。しかし、現在は制裁緩和を受け、インドを中心に関心が拡大している。船舶の動力源として使用される燃料油はベネズエラで精製されるが、一般的にはアジアでビチューメン(抽出性有機物)に加工されるか、低品質のディーゼル油の原料として使用される。
利用していた列車が止まり足止めされた移民。メキシコ・チワワ州アウマダの砂漠で(2023年9月29日撮影)。(c)HERIKA MARTINEZ / AFP 【10月1日 AFP】メキシコ北部で9月29日、貨物列車が24時間にわたり停止し、列車に無断で乗り込んでいた多数の移民が砂漠で立ち往生する事態が起きた。 列車は、北部チワワ(Chihuahua)州アウマダ(Ahumada)で説明もなく停止。列車に利用していた南米ベネズエラや中央アメリカ諸国からの移民約1800人が、砂漠で一晩を過すことを強いられた。 乗車していたベネズエラからの移民はAFPの取材に「一晩中寒かった。日中は日差しが容赦ない」と話した。 母国の貧困や暴力から逃れて米国を目指す移民は、こうした貨物列車を移動手段として利用する。同国最大の鉄道会社は先週、全運行の3割を停止した。利用する移民の数があまりにも多かったことが理由とされ
ブラジルのルラ大統領(写真中央)は30日に首都ブラジリアで開催した南米11カ国の首脳会議で、地域の発展に向けて南米諸国を分断化しているイデオロギー上の対立を克服するよう呼びかけた。同日、ブラジリアで撮影(2023年 ロイター/Ueslei Marcelino) [ブラジリア 30日 ロイター] - ブラジルのルラ大統領は30日に首都ブラジリアで開催した南米首脳会議で、地域の発展に向けて南米諸国を分断化しているイデオロギー上の対立を克服するよう呼びかけた。ただ反米左翼のマドゥロ大統領が政権を握るベネズエラを巡り、首脳間で意見の違いが浮き彫りになった。 ルラ氏は首脳会議に先立ち、マドゥロ大統領と会談。その後の会見で、ベネズエラに対しては「非常に大きな」偏見が存在し、反民主的で強権的なベネズエラというイメージは、同国に制裁を科して人道上の危機を悪化させている西側諸国が宣伝している「物語」に過ぎな
南米ベネズエラで独裁を続けるマドゥーロ大統領が8年ぶりにブラジルを訪問してルーラ大統領と会談しました。両首脳は、ベネズエラに制裁を科すアメリカを批判するとともにベネズエラの国際的な孤立の解消を目指すことで一致しました。 中国やロシアの支援を受けて反米左派の独裁政権を続けるベネズエラのマドゥーロ大統領は2015年以来、8年ぶりにブラジルを訪問し、29日首都ブラジリアでルーラ大統領と会談しました。 両国を巡ってはブラジルの前のボルソナロ政権時、ベネズエラのマドゥーロ政権とは関係が途絶えていました。 今回、会談後の記者会見で、ルーラ大統領は、マドゥーロ政権について「国民から選ばれた大統領を否定すべきではない」と述べ、関係強化を図る考えを示しました。 その上で、ルーラ大統領は「その国が気に入らないという理由で制裁を科すのは不可解だ」と述べ、ベネズエラに制裁を科すアメリカを批判しました。 また、マド
アメリカのバイデン政権は、石油大手・シェブロンが南米のベネズエラで石油の生産を再開させることを条件付きで許可すると発表しました。 ベネズエラではマドゥーロ大統領による独裁が続いていますが、バイデン政権は「民主主義を促すための措置」で、国際的な石油価格の高騰に対応するためではないとしています。 南米ベネズエラで独裁を続けるマドゥーロ政権と、アメリカなどが支援する反政府側が26日、およそ1年ぶりとなる対話をメキシコで再開させたことを受けて、バイデン政権は、制裁措置の一部を緩和し、アメリカの石油大手・シェブロンがベネズエラ国内で石油の生産を再開することを許可すると発表しました。 許可は6か月間有効で、利益が、マドゥーロ政権に渡ることはないとしています。 バイデン政権は、ロシアによるウクライナ侵攻で世界的な石油価格の高騰が続く中、ことし3月、断交状態にあったベネズエラに代表団を派遣し、エネルギー問
コロンビアとパナマの国境地帯にある「ダリエン地峡」。道もないジャングルを抜けていく危険なルートだが、米国を目指すと決めた記録的な数の移民に利用されている。写真はベネズエラ出身の移民たち。コロンビアのアラウキタで2021年3月撮影(2022年 ロイター/Luisa Gonzalez) [カプルガナ(コロンビア) 11日 トムソン・ロイター財団] - コロンビア領内に広がる熱帯雨林は無法地帯だ。その中を、アンゴラ出身で妊娠5カ月の移民女性が重いリュックサックを背負って進んでいく。ジャングルの荷物運搬人からは「20ドル(約3000円)で荷物を担ぐよ」と声が掛かるが、2度断った。 「この先はもっとキツい。山も増える」。隣接するパナマに続く原生林を抜ける60マイル(約96キロ)の行程が始まる場所で、ガッシリした体格の地元男性は彼女に警告する。それでも彼女は首を振り、ぬかるんだ険しい道を重い足取りで進
米とベネズエラ、囚人交換 原油制裁の緩和期待も 2022年10月02日06時18分 【図解】ベネズエラ 【ワシントン時事】米政府は1日、南米ベネズエラで収監されていた米国人7人(市民権保持者を含む)が解放されたと発表した。一方、ベネズエラ政府も、米国で収監されていたベネズエラ人2人の解放を公表。厳しく対立している両国の囚人交換が成立した。 ベネズエラは石油輸出国機構(OPEC)に加盟する産油国だが、米国の経済制裁で産油量が伸び悩んでいる。原油価格が高止まりし、世界的にインフレが続く中、両国関係の改善が続けば制裁緩和につながる可能性もある。 バイデン米大統領は声明で「不当な拘束だった」と強調。「これらの人々は間もなく家族と再会し、愛する人の腕の中に戻るだろう」と述べた。 国際 コメントをする
ベネズエラから逃れた難民や移民が世界で約680万人に及ぶことが分かった/Carolina Cabral/Getty Images (CNN) 情勢が悪化する南米ベネズエラを離れて国外へ脱出した人が、国連機関の統計で600万人を超えてウクライナと並び、初めてシリアを上回った。 ベネズエラはウクライナのように戦争が起きているわけではなく、難民危機の状況は大きく異なる。 国連難民支援機関R4Vによると、ベネズエラから世界各国に逃れた難民や移民は約680万人となり、ウクライナ難民の680万人に匹敵する。シリアからの難民は約660万人。 母国からの脱出を強いられた人の数は同じでも、国際社会の対応には差がある。ベネズエラの人道支援計画に占める寄付の割合は13%にとどまるのに対し、ウクライナにはそのほぼ5倍の寄付が寄せられている。 ベネズエラの人たちは経済状況の悪化や食料不足、医療を受けにくいといった事
安保理に対するウクライナの影(イエメン問題) 2022年03月01日 14:59 ロシアイエメン ウクライナ問題の影は安保理のイエメン問題審議にまで影響しているのでしょうか? アラビア語メディアは、安保理が28日イエメン問題を審議し、hothyグループをテロ集団と指定し、それまで一部の幹部だけに武器禁輸を科していたのを、グループ全体に広げたと報じています。 これを報じるl qods al arabi ロシアを含む11国で、棄権をしたのが、メキシコ、ノルウェイ、アイルランド、ブラジルの4か国であったとして、この決議案にロシアが賛成した(1年前のhothy グループに対する武器禁輸決議の延長問題では、ロシアは棄権した由)のは、ウクライナ問題に対する安保理決議に2回、UAEが棄権投票をしたことの見返りとして、ロシアがこの決議に棄権したのではないか?との外交筋の見
ロシア軍のウクライナに対する軍事行動を受け、ベネズエラのニコラス・マドゥーロ大統領は2月24日、公式ツイッターに「ベネズエラは、ウクライナにおける危機の激化に懸念を表明し、欺瞞(ぎまん)と、米国の率いるNATOによるミンスク合意違反を遺憾とする。関係国間での現実的な対話を求める」とする声明を掲載した。 マドゥーロ大統領は2月22日、出演したテレビ番組で「ロシアと当該地域の平和保持のため、ベネズエラはウラジーミル・プーチン大統領を全面的に支持する」と発言するなど、ロシア支持を一貫して明確にしている。 ベネズエラにとりロシアは、軍事のほか原油輸出や国内製油所の再建、さらには保健・衛生、食糧分野など幅広い協力関係を持つ友好国。ベネズエラは、米国の経済制裁により最も重要な外貨獲得手段である原油輸出が自由に行えないが、これまでイランやロシアの企業を介した複雑なオペレーションを通じ、生産した原油のアジ
チリ政府は2月15日、北部の4地域に対し緊急事態宣言を発令した。期間は15日間で、必要ならば延長可能となっている。同宣言が発令された地域は、アリカ・パリナコタ州のアリカ(アリカ市の一部を除く)とパリナコタ、タラパカ州のタマルガル、アントファガスタ州のエル・ロア(カラマ市の一部を除く)の4地域。これら地域はそれぞれアルゼンチン、ボリビア、ペルーとの国境に位置しており、近年、不法移民の入国が後を絶たなかった。2月15日付の官報によると、チリ警察が2020年に摘発した不法入国件数は8,219件だったが、翌年の2021年には1万6,879件と、2倍に増加していた。 今回、緊急事態宣言を発令するに至った背景には、チリ人トラック運転手の殺人未遂容疑で、ベネズエラ人不法移民3人が逮捕された事件がある。この事件をきっかけに、不法移民増加による治安の悪化を危惧したトラック運転手らがデモを行い、北部の主要道路
「米帝の干渉政策は失敗」 アフガン情勢でベネズエラ大統領 2021年08月18日14時15分 記者会見するベネズエラのマドゥロ大統領=16日、カラカス(EPA時事) 【サンパウロ時事】ベネズエラの反米左派マドゥロ大統領は16日の記者会見で、米政府の後押しを受けてきたアフガニスタン政権の崩壊を受け、「米帝国の戦争挑発的で干渉主義的な政策は失敗に終わった」と述べた。ベネズエラは米政権の厳しい制裁で経済が疲弊している。 アフガン関与、10年前から批判 「危険な泥沼」と疑念の目―バイデン米大統領 マドゥロ氏は、カブールの空港で住民らが米軍機にしがみつく映像について「ひどい。ひどい。全くひどい」と語り、米国の非情さを強調。その上で「21世紀中に制裁や軍事的干渉、米国の覇権に終止符を打たねばならない」と主張した。 国際 コメントをする
(CNN) 南米ベネズエラの政情不安が深まる中、デモ隊と警官隊の衝突が続く路上で1人の男性が弾き続けていたバイオリンの音がやんだ。 この男性、ウイリー・アルテアーガさん(23)が手にしていたバイオリンは、24日に州兵に取り上げられた。取り戻した時には弦が切れ、演奏できなくなっていた。 アルテアーガさんはコロンビアの放送局NTN24の取材に対し、「抗議デモのさなかで演奏していると、警備隊の車両が近寄ってきて、兵士の1人が私のバイオリンの弦をつかんだ」「私はバイオリンを離さなかったので、そのまま路上を引きずられた」と語っている。 やがて耐えられなくなったアルテアーガさんは、バイオリンから手を離した。 壊れたバイオリンを返してほしいと兵士に懇願すると、別の兵士が返してくれたという。「私は彼を抱き締めると、バイオリンを持って走り去った」 ベネズエラでは3月下旬以来、政情不安が一層深まり、抗議デモが
ベネズエラの首都カラカスで、ニコラス・マドゥロ大統領の罷免に関する国民投票を求めて署名に集まった人たち(2016年4月27日撮影)。(c)AFP/FEDERICO PARRA 【4月28日 AFP】経済危機に見舞われている南米ベネズエラの政府は、節電対策の一環として公務員を週休5日にすると発表した。 ベネズエラではこれに先立ち、金曜を休業日としたり、国内の大半の地域で1日4時間の計画停電を実施するなどの措置も講じられている。これに加え、アリストブロ・イストゥリス(Aristobulo Isturiz)副大統領は26日、テレビ放送で「公的部門では水曜と木曜、金曜、必要不可欠なものを除き業務を行わない」と明らかにした。 一方、野党が多数派を握る国会のヘンリー・ラモス・アラップ(Henry Ramos Allup)議長は27日、政府が予算を割り当てないため、議員や職員に給与を支払えなくなっている
野党はアメリカと結託してわが国に「経済戦争」を仕掛けている──そう主張するベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領が先週、軍に家電量販店を占拠させ、国民に政府が決めた「公正」価格での購入を呼び掛けた。 軍の標的となったのは、ベネズエラの家電量販チェーン店であるダカ、KVG、クラッシュで、これらの店舗は大混乱に陥った。当局は5人の店長を拘束し、不当に値段を吊り上げた罪で起訴するつもりだ。 何千人もの群衆が安くなったプラズマTVや冷蔵庫、洗濯機などを買おうと、店の前で行列をつくった。また中部の都市バレンシアのダカ店では市民による略奪が起き、5人を拘束したと政府は発表した。 だが識者の間では、これは12月の地方選挙を目前に控えた政府が人気取りのために仕掛けた略奪行為だと、非難の声も上がっている。「店の陳列棚にも倉庫にも何も残してはならない! すべては国のためだ」と国民に呼びかけたのは、マドゥロだから
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