ロシアの雇い兵組織「ワグネル」がウラジーミル・プーチン大統領に対して起こした反乱について、参加していた下級指揮官が、当時は自らも仲間の戦闘員たちも何が起きているのか「さっぱりわかっていなかった」と話した。
ロシアの雇い兵組織「ワグネル」がウラジーミル・プーチン大統領に対して起こした反乱について、参加していた下級指揮官が、当時は自らも仲間の戦闘員たちも何が起きているのか「さっぱりわかっていなかった」と話した。
ウラジーミル・プーチン氏はどこだ――? 6月26日の時点で、私たちはほぼ一日中、そう思っていた。雇い兵集団ワグネルが劇的な反乱を起こして、戦闘員の車列が首都モスクワに向かったのは、その2日前のことだった。 24日深夜に大統領広報官が、反乱は未遂で終わり、政府とワグネルは取引したのだと発表した。しかし、大勢が首をかしげる合意内容について、大統領自身がいつ発言するのかが、注目されていた。 ロシア政府とワグネルの合意に大勢が首をかしげたのは、ワグネルの戦闘員は複数の軍事拠点を(どうやらあっさりと)掌握し、そして首都へと進軍したからだった。その渦中ではロシア空軍のパイロットが殺された。それにもかかわらず、クレムリン(ロシア大統領府)は、ワグネルが反乱を中止することと引き換えに、戦闘員やリーダーのエフゲニー・プリゴジン氏を起訴しないことに合意した。
プリゴジン氏に近い将軍拘束か 反乱を事前把握―ロシア報道 2023年06月29日08時19分配信 ロシア軍のスロビキン上級大将=2022年11月、モスクワ(同国国防省提供)(EPA時事) ロシア紙モスクワ・タイムズ(電子版)は28日、国防省関係者2人の話として、ロシア軍のスロビキン上級大将が拘束されたと伝えた。スロビキン氏は、23、24両日に武装反乱を起こした民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏に近いことで知られる。 ベラルーシ大統領「核兵器警備させない」 ワグネル「共存」、不明点多く これより先、ロシアの軍事ブロガーも、反乱終結の翌25日にスロビキン氏が拘束されたという情報をSNSで発信。また、米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は、米国の情報を基に、スロビキン氏が事前に反乱の計画を把握していたと報じていた。スロビキン氏が連邦保安局(FSB)などに情報を提供していたかどうかは不明だ。
ロシア軍首脳、反乱知っていた プリゴジン氏を支持か―米報道 2023年06月29日07時06分配信 1月までロシア軍のウクライナ侵攻を統括したスロビキン氏=2022年12月撮影(EPA時事) 【ワシントン時事】米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は27日、ロシア軍首脳が民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏による武装反乱の計画を事前に知っていたと報じた。米情報機関の説明を受けた米政府高官が同紙に明らかにした。米政府は、このロシア軍首脳がプリゴジン氏の計画を支援したかどうか見極めようとしている。 プリゴジン氏に近い将軍拘束か 反乱を事前把握―ロシア報道 報道によると、この軍首脳は昨年10月から今年1月までウクライナ侵攻を統括したスロビキン前総司令官。現在も侵攻に大きく関与する立場だが、反乱計画に関わっていたことが判明すれば、解任される可能性がある。ウクライナの戦況に与える影響は大きい。 米
Russian President Vladimir Putin addresembers of Russian military units, the National Guard and security services to pay honour to aemlin in Moscow, Russia, June 27, 2023. Sputnik/Sergei Guneev/Pool via REUTERS ATTENTION EDITORS - THIS IMAGE WAS... もっと読む [モスクワ 27日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は27日、国民と軍隊は民間軍事会社ワグネル・グループの反乱
軍施設を出発する民間軍事会社ワグネルのトップ、エフゲニー・プリゴジン氏=6月24日、ロシア・ロストフ州ロストフナドヌー/Alexander Ermochenko/Reuters ワシントン(CNN) ロシア民間軍事会社ワグネルのトップ、エフゲニー・プリゴジン氏による反乱の計画について、米国の情報機関が事前に極めて詳細かつ正確な情報を収集していたことが分かった。ワグネルがどこに、どうやって進軍する計画かも把握していたという。事情に詳しい複数の情報筋がCNNに明らかにした。 ただ、この情報は厳重に秘匿され、英高官など一部の同盟相手にしか共有されなかった。北大西洋条約機構(NATO)の広いレベルで情報が共有されることはなかったという。 情報筋によれば、プリゴジン氏がいつ実行に踏み切るかについては正確に分かっていなかった。ただ、ロシア国防省は今月10日、ワグネルを含む全ての民間軍事会社は7月からロ
ロシアの雇い兵組織「ワグネル」の創設者エフゲニー・プリゴジン氏はこれまで、自分は2万5000人の戦闘員の忠誠を得ているのだと、自慢していたかもしれない。しかし、プリゴジン氏による反乱が急速にしぼんでしまった結果、ワグネルの忠誠心も急速に変化しているようだ。 BBCヴェリファイ(検証チーム)が分析したインターネット上のメッセージでは、ワグネル部隊員やその家族らは、プリゴジン氏がモスクワへの大胆な前進を中止し、占領した南部ロストフから撤退したことに、激怒している。 ワグネル戦闘員を名乗る投稿者は、メッセージアプリ「テレグラム」で20万人が登録するチャンネルで、「あのはげのくず野郎は、自分の手でワグネルを破壊した。手当たり次第に周りを巻き込んでひどい目に遭わせた」と息巻いた。
ロシアのプーチン大統領は26日、週末に起きた民間軍事会社ワグネルの武装蜂起を巡り国民向けの演説を行い、ワグネル傭兵が流血を避けるために撤退したことに謝意を表明した。提供画像(2023年 ロイター) [モスクワ 26日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は26日、週末に起きた民間軍事会社ワグネルの武装蜂起を巡り国民向けの演説を行い、流血を避けるために反乱を意図的に長引かせたと述べた。 プーチン氏のこの日の発言は、反乱鎮圧を約束した24日の演説以来、ワグネル蜂起に関して初めてのものとなる。西側首脳からプーチン政権の脆弱性を露呈したと発言が相次ぐ中、そうした見方に一線を引くことを意図したものとみられる。 プーチン氏は「当初から、深刻な流血を避けるために私の直接の指示によって措置が取られた。中でも、過ちを犯した者たちに正気に戻る機会を与え、自分たちの行動が社会から断固として拒絶され、ロシアにと
ロシアのプーチン大統領が26日夜、国民向けの演説を行った/ Gavriil Grigorov/Sputnik/AFP/Getty Images (CNN) ロシアのプーチン大統領は26日夜、国民向けに演説を行い、「武装反乱はいずれにせよ鎮圧されていただろう」と強調した。民間軍事会社ワグネルによる反乱に触れて述べた。 「市民の連帯が明らかにしたように、内部の反抗を組織するいかなる脅迫や試みも最後には敗北する」(プーチン氏) ロシア国営メディア、タス通信によると、プーチン氏はモスクワのクレムリン(大統領府)の中で演説した。 演説は事前に録画したものとみられる。 プーチン氏が直近で国民向けの演説を行ったのは24日午前、ワグネルの部隊とそれを率いるエフゲニー・プリゴジン氏がモスクワに向けて進軍を開始した時だった。 演説の中でプーチン氏は、ワグネルの戦闘員らが「正しい判断」を下し、前進を停止したこと
ウクライナ・バフムート近郊で、ロシア軍の拠点に向けて攻撃するウクライナ軍兵士(2023年6月17日撮影)。(c)Anatolii STEPANOV / AFP 【6月26日 AFP】ウクライナ東部バフムート(Bakhmut)の前線から帰還したウクライナ兵によると、ロシア国内で民間軍事会社ワグネル(Wagner)が起こした反乱による前線への影響は、25日の時点では特になかったという。 AFPは同日、負傷して前線から戻る兵士を多数確認した。バフムート近郊で負傷した兵士の治療に当たる医師も、ここ数日で負傷者が増えていると述べた。 ワグネルの創設者エフゲニー・プリゴジン(Yevgeny Prigozhin)氏は23日、ロシア軍指導部の打倒を宣言し、ロシア南部軍管区司令部を掌握。首都モスクワへの進軍を開始したが、その翌日に進軍停止と撤退を決めた。 バフムートから戻ったばかりだという兵士のナザルさん(
6月24日に反乱を起こしたロシアの民間軍事会社「ワグネル」は首都モスクワまで200kmまで迫った時点で進撃を停止し、撤退して行きました。ワグネルが制圧したロストフ州の南部軍管区司令部など各施設からも撤退が開始されています。 こうしてワグネルとロシア政府は交渉の末に全面衝突を避けましたが、その交渉結果はワグネル側の降伏に近いものでした。責任者のプリゴジン氏はベラルーシに亡命させられ国外追放となります。 責任者プリゴジンの罪は問わないが、ベラルーシに亡命させるワグネル兵士の罪は問わない(衝突で正規軍に死者が出ている)反乱不参加のワグネル兵士で希望者は国防省との契約ができるショイグ国防相などの人事について交渉の題材に上らなかった ※TASS プーチン大統領が6月24日に行った緊急演説での「国家反逆罪として全員処罰する」という方針は全面撤回という形で譲歩したことになりますが、プリゴジン氏は失脚して
プリゴジン氏がロストフナドヌーにある南部軍管区本部を出る=24日/Alexander Ermochenko/Reuters (CNN) ロシアの民間軍事会社ワグネルのトップ、エフゲニー・プリゴジン氏は24日、モスクワに向けて進軍していた自身の傭兵(ようへい)部隊に引き返すように命じた。 プリゴジン氏は音声録音の中で「今は流血の事態になりうる時だ。ロシア人の血が一方の側から流れることへの責任を理解し、我々は計画に従い車列を方向転換させ、反対方向のキャンプへと去る」と述べた。 隣国ベラルーシの政府は、ルカシェンコ大統領がプリゴジン氏との間でモスクワへの進軍を中止する合意を結んだと発表した。 ベラルーシ政府によると、ロシアのプーチン大統領とルカシェンコ氏はプリゴジン氏との交渉の結果を電話で協議した。ルカシェンコ氏が結果の詳細をプーチン氏に伝え、プーチン氏はルカシェンコ氏の働き掛けに支持と感謝の意
プリゴジンの乱の結末は、決して台風一過の後の青空ではなく、プーチン大統領にとって、政権基盤の弱体化という爪痕を残しそうだ。 ブリゴジン氏への刑事事件も1日で取り下げられたのだが、「政権は汚職まみれ」というプリゴジン氏の主張は多くの国民の心に突き刺さったようだ。 現地メディアがこんな一幕を伝えている。 南部ロストフに滞在していたプリゴジン氏は、決定を受けて街を後にした。その際、回りにいた若者たちはプリゴジン氏に握手を求めて見送った。 その後、現地にやってきたのは地元警察のパトカーの列だった。 若者たちは警察官に対して、裏切り者」「恥め!」と罵声を浴びせた。 戦争の長期化で、住民には底知れぬ不安と不満が溜まっている。 若者たちは、いつか戦地へ駆り出され、棺桶になって帰ってくる恐れがある。 ブリゴジン氏は昔気質の任侠の親分のような印象たが、彼の反乱は人々の声を代弁してくれたのではないか。
ロシアの民間軍事会社ワグネルの代表プリゴジン氏は、首都モスクワに進軍させるとしていた部隊について、流血の事態を避けるためだとして、一転して「引き返させている」と主張しました。ロシアと同盟関係にある隣国ベラルーシの大統領府はルカシェンコ大統領が仲介して事態の打開を図ったと強調していますが、詳しい背景はわかっていません。 ロシアの民間軍事会社ワグネルの代表プリゴジン氏はロシア国防省との確執を深め、24日、ロシア南部ロストフ州にある南部軍管区司令部の施設を支配したと主張しました。 ロシアのプーチン大統領は緊急の演説で「裏切りだ」と非難し、軍に断固たる措置をとるよう指示したのに対してプリゴジン氏は部隊を首都モスクワに進軍させるとしていました。 ところがプリゴジン氏は24日夜、日本時間の25日午前2時すぎ
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