【12月8日 AFP】イスラム組織ハマス(Hamas)の人質となっていたタイ人夫婦が6日、東北部ウドンタニ(Udon Thani)県の小村に帰還した。式典も開かれ、村人らに熱烈歓迎されたが、拘束の後遺症はまだ完全には癒えておらず、抱えている借金も頭痛の種となっている。 この夫婦はブントム・パーンコンさん(45)とナッターワーリー・ムンカンさん(35)。11月にハマスに解放された最初のタイ人人質17人のうちの2人だ。 ブントムさんはAFPに対し、「大きな音を聞くとパニック発作に襲われる」と語った。パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)での拘束期間中に聞いた爆撃音がよみがえるという。 6年前、ブントムさんはイスラエルに渡り、南部の農場でナッターワーリーさんと一緒に働いていた。拘束は別々だった。ハマスがイスラエルに越境攻撃を仕掛けた10月7日の時点で、同国には約3万人のタイ人がいたとさ