これは先日話題となった「同人女の感情漫画」に出てくる「おけパ中島さん」の話題を見て、おけパ中島さんと綾城さんが混在したような人物に触れたばかりである今の自分の感情とタイムリー過ぎて発狂しかけた、底辺字書きのしょうもない話である。
最初に言っておくが、自分はこのはてなブログを利用するのが初めてなので、色々と大目に見てほしい。
自分は、文字を書き始めてから五年の、たいして人気もない底辺字書きだ。底辺ながらに細々と支部などに投稿して、偶に反応がもらえればラッキーくらいに思う程度のものだった。それがおかしくなったのは、今ハマっている新規ジャンルに手を出し始めたころからである。
そのジャンルではそこそこメジャーなCPにハマり、母数がかなり多いおかげか、そこで投稿した小説はそこそこ見てもらえ、ツイッターにあげれば少しは反応がもらえるような状態だった。今までのジャンルではそんなことはなかったし、嬉しかった。
だからといってツイッターのフォロワーが増えるわけではなかったが、でもまあ字書きなんてそんなもんだろうと思っていた。一部のベテラン神字書き以外は、そんなものだと。
そう思いながらも、なまじ少し反応が貰えただけに、欲が出てきていた。知らない字書きが書いた自分よりブックマークが多い作品は見られなかったし、絵師さん方が「この小説おすすめ!」というように紹介していると、どうしても羨ましいと思ってしまう。
もちろんそれが悪いとかそういう話しでは全く無い。小説には見向きもされないようなジャンルにいたこともあるので、この界隈の風潮はとてもいいものだと思っている。
しかし、どうしても嫉妬を覚えてしまうのだ。なぜ自分は人気が出ないのか、なぜ見てもらえないのか。悶々とするその気持ちを、「そもそもこの界隈には人も多く、その分神字書きが多いからだ。自分と同じくらいの人間のほうが多い」と無理やり納得させていた。
自分が尊敬する神字書きさん(綾城さんのような存在)もこの界隈にはいて、その方はトップを走ってる。だからなんとなく、「しょうがない。勝てるわけがない」と思えていた。
それが崩されたのは、この界隈にある字書きが参入してきた時だった。
ここからは少しフェイクを入れて話すが、その字書きは元々あまり腐向けには興味があった人間ではなく、全く違う畑で創作していたタイプの字書きだった。
とはいえそちらもそれほど作品数があるわけでもない。この界隈に興味を最近持ったらしいが、ツイッターも字書き垢でもなく、このジャンルのためにつくったようなものだった。(恐らく)
それが、いきなり、躍り出てきたのである。
朝起きたら、自分が大好きな神絵師と神字書きがその作品のことをツイートしていた。両者ともにそこまで小説を紹介するようなアカウントではなかったので、すこし驚いて、いつも通り少し仄暗い感情を抱いた。最初は、見るつもりもなかった。嫉妬しながら見たところでその作品にも失礼であるし、自分の精神にも悪いからである。
しかし、その作品は何度もTLに流れてきた。小説がここまでいろんな人に取り上げられているのを見るのは、自分の大好きな神字書きさんの作品以来だった。仕事中だったので、それを見て見ぬふりをして過ごし、家に帰って覚悟を決めて支部を開いた。たった一日でその作品は、自分の十倍以上のブクマを獲得していた。読んだ。もう、読むしかないと思った。
特定を避けるために中身はぼかすが、最初は、語彙力に溢れているわけでもないし、確かにさらっと読めはするが、巧拙な文章ではないなと思いながら読んでいた。いったい何がそこまで、と。これだったら自分の方がとさえ思っていた。
しかし、最後まで読んだときに、気づいたら自分はボロボロと泣いてた。その話の内容と、「勝てない」という思いに打ちのめされて。悔しいが、自分には書けないような話だった。稚拙だと思っていた文章に、いつの間にか引き込まれていた。なぜあそこまで皆が勧めるかが分かった。本当に、面白いと思ったのだ。そのときはまだ嫉妬より素直な感心のほうが強かった。すごい人が入ってきた、と。
けれど、そこで支部の作品欄を見て、この界隈に来るまでそもそも腐向けを書いたことがないことを知った。正直「は?」と思った。見ないほうがいいとわかっていながらも、ツイッターにとんだ。そこで自分が見たのは、自分の大好きな神字書きと「フォローありがとうございます!」とおけパ中島のテンションで話してるその字書きの姿だった。
自分がいくら書いても見向きもされなかったのに、その新人字書きは神字書きにフォローをもらっていたのだ。しかも、(これは大変理不尽な言い草だとわかっているが)名前さえもおけパ中島に近いものを感じ取るようなものだった。
そして、その作品をきっかけに神絵師とも繋がっていた。「死ぬほど泣きました」などと、自分が貰ったことのない称賛を山ほど浴びていた。それを見た瞬間、反射的に、負の感情が沸いた。
分かっている。その字書きは何も悪くない。悪くはないのだが、自分が今まで「しょうがない」と目をそらしていたものを、一気に覆していく気がした。
神字書きや神絵師と話してるのを見て、「本当に作品ちゃんと見たのか!?」という、完全に七瀬の気持ちになっていた。そこで自分がしたのは、最低最悪の行為である「粗探し」だった。字書きというのは、傾向として高尚ツイをしがちであると個人的に思っている。しかし、その字書きのツイは、毒気を抜かれるようなものばかりだった。テンションがおけパ中島。本当に。これいくつだ?と思ってみていたら、おそらく想像していたよりかなり若いと思われるツイートがあった。それを見て、また死んだ。
そんな折に、「自分も字書きですが才能が有って凄いです。羨望します」みたいなマロ(自分ではない)が送られているのに対し「このマロだけでも日本語が綺麗なのが分かります!いつか作品見てみたいです……!」というような回答をその字書きがしているのを見た。TLでは自分のおすすめ小説を紹介するし、どんどん神字書きや神絵師と繋がっていく。人のことも良く褒める。
あ、なんか合わねえなと心から思った。
十割嫉妬だと分かってはいるが。しばらくすると、その字書きの小説の支部リンクのツイは三桁にいっていた。自分は二桁もいったことがないのに。自分は、面白いと思ったはずのそれをリツイートすることはできなかった。
その字書きは私にとって、綾城さんでもあり、おけパ中島でもある存在となった。
だからと言って、自分が七瀬や友川になれるのか?なりたいとは思うが、あれから自分の創作の手は止まってしまった。自分がいくら必死に書いても、ぽんと出てきた人間が、簡単に追い越していくという事実に打ちのめされてしまったのだ。ここまで見てもらった方は分かると思うが、自分は文章が下手なのである。なのに、書きたいものを書けばいい、そう分かっていてもどうしても評価を求めてしまう。
そして、自分はきっとあの字書きには勝てないし、神字書きに認識もしてもらえない。その字書きのことはフォローできていないが、神字書きや神絵師のTLに時々出てくる。そのテンションが腰の低いおけパ中島なのだ。それを見るたびに、嫉妬にかられる。フォローしてないのに、ついつい見に行ってしまう。
自分よりかなり若い子相手に何をしているんだと思うが、どうしようもないのである。定期的に見に行って、その作品名でツイッターを検索し、たくさんの人が紹介しているのを見てまた死ぬ。やらなきゃいいとわかっていても、ついやってしまうのだ。
このどうしようもない感情を持て余しているときに「同人女の感情漫画」で、おけパ中島の存在を知った。それに対するツイッターの流れを見て、現在進行形で身に覚えがありすぎて死にたくなった。そして、その字書きはおけパ中島の話題を明るい感じで出していたのを見て「だろうな」と思い、また落ち込んだ。
が、おけパ中島のような存在にどうしようもない感情を抱いてしまう人が一定数いるのだと知り、少しだけ気持ちが楽になった。
いつか、自分がその字書きのブクマ数を超えるか、その字書きが自分の小説を紹介したりするまで、きっとこの気持ちは晴れないのだろう。あの漫画を見て、七瀬や友川のようになりたいと思った。
そのためには、書くしかないのだ。書いて書いて、書くしかないのだろう。このはてなブログを書いたのは、だれにも言えない今の気持ちを吐き出し、再び書き始めるためである。
うーん、この
追い越すってなに?勝つってなにに? あなたのだめなところはおけパになれないのでも神になれないことでもなくすごい作品をかけないことでもなく、自由な創作活動を勝手に競争で捉...
いや~~~~創作したことあるやつはそう簡単に割り切れないことわかってるからそんなこと言わないんだよな
本来の目的を忘れて他人からの評価に依存してるから苦しいんだよ。増田は自分の食べたい料理を作って満足してたし、それが増田の趣味だったはず。なのに、たまたま近所の人にお裾...
なんと親身な長文だろうか こんな増田がそばにいたら嫉妬や劣等感に苛まれることもなかったかもしれんな
文章がクドいなと思った。もう少しサラッと書いたほうが読み手にウケるんじゃないですかね。「ところが~~~なのである」とか二次小説で出てきたらクドッ…ってなるし、いろんな...
いや~結構同意だな。そういう思いしたことある。後からきたくせに界隈の人たちと仲良くなってブクマもバンバンつく圧倒的にすげ~人いるもんね。
自分は文章が下手だからって認識が間違いなんじゃない? そのオケパ綾城の小説読んで「文章が下手だけど感動した」って自分で言ってるやん? 大事なのは文の綺麗さより話しの内容で...
本当に自分が書きたいものを書いているのなら、自分だけは自分の作品の一番のファンでいられるんじゃないかな。 人にはそれぞれ好みがあるから、誰かに好かれる、認められるという...
自分は文章が下手だからって認識が間違いなんじゃない? そのオケパ綾城の小説読んで「文章が下手だけど感動した」って自分で言ってるやん? 「物語」を読んで、読み手の印象に一番...
×母数 ○母集団
建前と理想と本音があると思うんだけど、私も本音はこれだわ。同意。 こういう思考の自分が嫌だから、他人と比較しないとか一人の感想くれる人を大事に、とか、わかってるし、そう...
この世界は間違えている。 勝ったとか負けたとか、誰の方が上だとか下だとか。 儲かるとか儲からないとか、認められたとか認めてくれないとか。 選ばれたとか選ばれなかったとか。 ...
クリエイターはみんなそんなじゃん 違いは無名か有名かくらいしかない ワイの愛する江川達也氏の自爆ぶりよ 増田でもなぜか2回も島耕作ネタ(anond:20200704124559、anond:20190201142916)をやって...
新規が簡単に3桁いくのに2桁も行ったことないのは…ちょっと…
くらい不毛だからのめりこむな、とっととやめろ、やめた方がいい、これは心からの助言である。 (以下そういった内容がくどくど書いてあるだけだから長いの嫌な奴はスルー推奨) ...
分かりすぎてゲロ吐きそう
わかる…つらい…若いうちに済ましとかないと後々後悔するあの感じ確かにそうだわ…
④既婚男性の家庭は不倫によって壊れる。 それが子供にどれだけ重いダメージをもたらすか考えてみて欲しい。 家庭内不和でメンヘラ化し底辺となる者も多いから日常的に目にしている...
おけパ中島に狂ってる同人女各位へ 二次創作は既婚者との不倫と同じhttps://anond.hatelabo.jp/20200707233244 と同じ増田だろうか? pixivの隠語のタグみたいなのが好きではないから検索よけって...
貴様にはアドバイス罪を適用する。しげえええええええええええ!!!!!
すんげえ上手い事言うなあ…って感心した 同人って自体で本来はアウトなのに原作の展開に逆ギレするあたりは不倫相手が逆ギレしてるのと一緒か
正論過ぎて耳?が痛い その通りです…
傷口に塩を塗り込むようで申し訳ないが、「巧拙な文章ではない」とか「ぽんと出てきた」とか誤用が目につく。 「巧拙」に至っては字面だけで意味は分かるはずだけど、雰囲気だけで...
仲良かった友達が神への擦り寄り厨と化して、「私も壁になったらまた仲良くしてくれるかな」とか思って本当になった頃には、その子のことなんかどうでもよくなったしもっと尊敬で...
自己啓発セミナー通ってそう
増田、私かと思った。 でもあなたの小説に評価してくれる、つまりはあなたの書く小説が好きだと言ってくれている人がいることも忘れないで欲しい。