toss
「toss」とは、軽く投げる・はじき上げるということを意味する英語表現である。
「toss」の基本的な意味
「toss」とは、他動詞として使われる場合、物を軽く投げる、コインをはじき上げる、頭を持ち上げるという意味がある。人と意見のやり取りをする、人を困らせるという意味で用いられることもある。自動詞としては、風や波で船が揺れる、物事の決着をつけるためコイン投げをする、寝返りを打つという意味がある。名詞としては、スポーツやゲーム、賭け事などのコイントスを指す。「toss」の語源
「toss」の語源は、中世ラテン語で投げる、動かすという意味の「torsum」である。「toss」の発音・読み方
「toss」の発音記号は「tˈɔːs」であり、カタカナ読みでは「トース」の発音が近い。「TOSSランド」とは
「TOSSランド」とは、日本最大の教師による研究団体のTOSS( Teachers' Organization of Skill Sharing)が運営する学習指導案、教育技術の共有Webサイトである。全国各地で小学校から高校までの教職員を対象とした授業の教え方セミナーを開催していることでも知られる。指導法は普遍的なものでなく時代や教育環境によって変化するものであり、現場の教職員による批判や検証が行われるべきという立場を取っている。「TOSS音楽事務局」とは
「TOSS音楽事務局」とは、中学と高校の音楽科を中心に全国の現場の教員や、教員を志す学生に対して指導法の提案やアドバイスを行っている団体である。オンライン上での音楽教育全般や指導法に関する情報発信の他、対面での合唱学習会、年に6回紙面での音楽トークラインの発行を行っている。「toss」の略とは
「toss」は、スポーツの試合やイベントなどで「to」あるいは「t」と省略された形で使われる。「toss」を含む英熟語・英語表現
「toss ~ down to the ground」
「toss ~ down to the ground」とは、物などを地面に放り投げるという意味である。
「toss ~ high in the air」とは
「toss ~ high in the air」とは、コインなどを空高く投げるという意味である。
「toss ~ in a dumpster」とは
「toss ~ in a dumpster」とは、~を大型のゴミ箱に投げ入れるという意味である。
「toss ~ into a truck box」とは
「toss ~ into a truck box」とは、~をトラックの荷台に積むという意味である。
「toss ~ on the bed」とは
「toss ~ on the bed」とは、服などをベッドの上に放り投げるという意味である。
「toss ~ out of」とは
「toss ~ out of」とは、~を放り出す、追放するという意味である。
「toss a ball back to」とは
「toss a ball back to」とは、~にボールを投げ返すという意味である。
「toss a coin for」とは
「toss a coin for」とは、コイントスをして決着をつけるという意味である。
「toss and turn」とは
「toss and turn」とは、眠れずに寝返りを打つという意味である。
「toss around in bed」とは
「toss around in bed」とは、寝相が悪いという意味である。
「toss back and forth」とは
「toss back and forth」とは、前後に揺れるという意味である。
「toss off」とは
「toss off」とは、一気に飲み干す、振り落とすという意味である。
「toss out」とは
「toss out」とは、ゴミなどを捨て去る、放り投げる、考えを提示するという意味である。
「toss up」とは
「toss up」とは、コインなどを投げるという意味である。
「toss」の使い方・例文
「toss」の使い方「toss」は、試合やゲームなどのコイントスの他、ゴミを投げ捨てる、服を放り投げると表現したい場合によく使われる単語である。また、「toss up」「toss off」など句動詞の形で使われることもある。
「toss」の例文
In international soccer matches, depending on the organizer's rules, the outcome of a coin toss may determine who kicks the ball at kick-off.
サッカーの国際試合では、主催者のルールによるがコイントスの結果によってキックオフでどちらがボールを蹴り始めるかが決まることもある。
As soon as she came home from school and went into her room, she toss her clothes on the bed and started watching a TV drama she had recorded.
彼女は学校から帰り自分の部屋に入るとすぐにベットの上に服を投げ捨て、録画していたテレビドラマを見始めた。
The organizers of the fireworks festival called for people to toss the rubbish in the large trash cans set up at the venue after viewing, in order to protect the environment of the venue.
花火大会の運営者は、会場の環境保全のために、観覧後に必ず会場に設置された大型のごみ箱へごみを捨てるよう呼びかけた。
トス【toss】
TOSS
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TOSS
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TOSS(トス、Teacher's Organization of Skill Sharing(教育技術法則化運動)の略)とは、向山洋一を代表とする、教師の教育技術についての方法(=指導法)を提唱する集団、およびその活動である。以前は、「教育技術の法則化運動」あるいは「法則化」と呼称していた
教育技術法則化運動
著書『跳び箱は誰でも跳ばせられる』において、「教え方さえ的確ならばどの児童にも跳び箱を3分で跳ばせることができる」とする方法を著した[1][注 1]。また、向山は、他にも教育技術・方法についての出版も行った[3]。
これらの向山の活動を「教育技術法則化運動」と言う。なお「法則化」という言葉には批判(非難)もある[4]。
1984年に向山が掲げた「教育技術の法則化運動」は以下の4つである[5]。
- 教育技術はさまざまである。出来るだけ多くの方法を取り上げる。(多様性の原則)
- 完成された教育技術は存在しない。常に検討・修正の対象とされる。(連続性の原則)
- 主張は教材・発問・指示・留意点・結果を明示した記録を根拠とする。(実証性の原則)
- 多くの技術から,自分の学級に適した方法を選択するのは教師自身である。(主体性の原則)
「教育技術の法則化運動」は2000年に解散し、TOSSとして生まれ変わることとして、インターネットランド(TOSSランド)の運営を追加した[要出典]。
TOSSに対する評価
疑似科学の拡大助長に対する批判
TOSSがEM(有用微生物群)についてその当初から環境教育として積極的に採り入れてきた[6]ことで、疑似科学を助長しているとの批判がある[7]。また、TOSSは、発達障害の子供を持つ保護者団体などから「偏見を助長する」との批判がある親学や、歴史的根拠がない、と指摘される江戸しぐさなども取り込んでいることでも批判を受けている[8]。
「水からの伝言」への疑似科学批判のなかで、「水からの伝言」についての授業実践例がTOSSランドに登録され、TOSS関連書籍の中でも紹介されるなど[9]、TOSSの活動のなかで用いられた[10]。
また、科学者の間では疑似科学であるとの評価が定着したゲーム脳もまたTOSSでは広く取り上げられ、関連書籍や雑誌で紹介されてきた[11][12][13][14]。
そして、ゲーム脳を扱ったコンテンツは2007年3月まで数件登録されたままであった[15]。
また、文明史家の原田実によって歴史的、道徳的観点から疑問点が指摘された江戸しぐさについてのコンテンツも存在する[16]。
加えて、前記のEMについて、TOSSランドに環境教育のサブカテゴリとしてEMを明示して多数のコンテンツを登録している[17]。こうしたことから、TOSSは疑似科学を排除したわけではなく現在でも拡大助長していると批判する人々は判断している。そのほか、疑似科学と一般に判断されているものでTOSSで扱われているものに脳内革命が挙げられる[18][19][20][21][22][23]。
これらの疑似科学は、主に道徳や総合的学習において取りあげられる割合が高い。背景には、教師が、児童に教える過程では、単純で分かりやすく教えることを求める傾向があり、科学的な検証を経ることなく、無批判、盲目的にTOSSの指導法を信じているものと考えられ[24]、TOSSが本来目指しているとされている「追試による指導法の発展」が、機能していないと批判者は判断している。
また、向山とTOSSが確信的なオカルティズムに基づいているとし、これを愚民教育であるとする批判もある[25]。
その他
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- 向山洋一は、教育技術を医療技術にたとえ「盲腸を手術する技術は外科医には小さな技術であろうが、盲腸を手術できない外科医を誰も外科医としては認めない」と述べている[26]。
- 算数の「問題解決型学習」を批判している[27]。
関連雑誌
- 月刊『教室ツーウエイ』誌(明治図書)
- 月刊『家庭教育ツーウェイ』誌(明治図書)
- 月刊『向山型算数教え方教室』誌(明治図書)
- 月刊『教育トークライン』誌(東京教育技術研究所)
- 季刊『TOSSインターネットランド』誌(東京教育技術研究所)
- 隔月刊『向山型国語教え方教室』誌(明治図書)
- 隔月刊『教育コミュニティ』誌(東京教育技術研究所)
- 季刊『TOSS特別支援教育』誌(東京教育技術研究所)
脚注
注釈
出典
- ^ 向山洋一. 跳び箱は誰にでも跳ばせられる. 明治図書出版
- ^ 日本スポーツ振興センタ
- ^ 向山洋一 (1985年). 授業の腕をあげる法則. 明治図書出版
- ^ 向山洋一 (1987年). 向山洋一・大学での私の講義-授業について-. 明治図書出版
- ^ a b 『教育トークライン臨時増刊号』(2013.4) 東京教育技術研究所
- ^ 向山洋一 (1996年). EMを学び、教える ーー環境教育はこれで一変する. サンマーク出版
- ^ 斎藤貴男『カルト資本主義――オカルトが支配する日本の企業社会』(文藝春秋、1997年/文春文庫、2000年)第5章
- ^ TV見せぬ「親学」や江戸しぐさが教育現場に広がる理由、週刊ポスト、2017年3月17日
- ^ 師尾喜代子編『TOSS女教師の読み聞かせシリーズ2 教室がシーンとなる“とっておきの話”100選 中学年編』(明治図書、2002年)において、『水も感じる「ありがとう」の言葉』という話が掲載されている。師尾はTOSS中央事務局に所属している。
- ^ 菊池誠『「ニセ科学」入門』(第六十一回物理学会年次大会シンポジウム「『ニセ科学』とどう向き合っていくか?」、2006年3月)で言及されている。また、毎日新聞『理系白書の理系白書’07:第1部 科学と非科学/2 教室にニセ科学 - 毎日jp(毎日新聞)[リンク切れ]』(2007年2月7日)にも同様の記述がある。
- ^ 森本雄一郎 (2004-12). “ゲーム脳の恐怖から子供を守ろう!”. 楽しい体育の授業 (明治図書) (NO. 181).
- ^ 河田孝文(編著) (2005年6月15日). <インターネット活用授業集成>8 道徳授業はインターネットで進化する. 明治図書の中で「ゲームのし過ぎで脳が壊れる!〜ゲーム脳の恐怖〜(TOSSランドNo2210270)」が紹介されている。
- ^ 板倉弘幸 (2005年8月26日). “IV 学力保障と教科指導の原則を類書から学ぶ”. 向山流読書法で学級・授業づくりの基礎を磨く 上巻. 明治図書において、『ゲーム脳の恐怖』が取り上げられている。
- ^ 瀧尾恵美子 (2006年3月31日). “ゲーム脳になってもいいのですか?”. In 浅川清. 女教師のワザ100シリーズ2 -- 学級PTAでする“心に残る話材”100 (3版 ed.). 明治図書
- ^ 例えば、森泉真理 (2003年2月14日). “ゲームについて考えよう(TOSSランドNo2220075)”. 2007年3月3日閲覧。 など。一方、松村雪子 (2003年1月12日). “ゲームのし過ぎで脳が壊れる!〜ゲーム脳の恐怖〜(TOSSランドNo2210270)”. 2007年3月3日閲覧。は2007年3月以前にTOSSランドからは削除されていた。なお、2007年3月中旬になって、TOSSランドの検索結果でゲーム脳関係のものが表示されなくなった。
- ^
- 江戸しぐさ | TOSSランドTOSSランドNo: 9294392 更新:2012年11月29日
- 「江戸しぐさ」から学ぶ相手への心配り | TOSSランドTOSSランドNo: 3072933 更新:2012年12月31日
- 江戸しぐさ | TOSSランドTOSSランドNo: 3933289 更新:2013年07月19日
- 「江戸しぐさ」に学ぶマナー | TOSSランドTOSSランドNo: 6605379 更新:2013年08月06日
- ^ タブなし → 環境の授業 → EMで2007年2月末で17件登録。
- ^ 岡田健治 (1998年6月1日). “ライフスキル」で「しなやかさ」を育てる”. In TOSS道徳教育研究会(編). TOSS道徳「心の教育」1 -- 生き方の原理原則を教える教育. 向山洋一(監修) (9版 ed.). 明治図書
- ^ 久保宏行 (2006年2月2日). “IV 1日1時間! 子どもが「熱中」する授業の演出ライフスキル”. In 伴 一孝(編). これ一冊で大丈夫! 若手教師のための指導力アップ講座11 -- 修了式の日に涙を流すための本. 明治図書
- ^ 岡田健治 (2006年3月22日). “第3章 困難に打ち克つ力をつける授業をしよう!”. 向山実践の原理原則を究める 5 -- 教師力を最大限に高める秘訣. 明治図書。該当箇所が明治図書のウェブサイト[リンク切れ]で確認できる。
- ^ 久郷佳恵 (2005年8月23日). “TOSSランド活用術—使わないと絶対に損をする”. In 法則化中学信州・JHS−長野・JHS−上田. 役に立つ教育技術 いくつ持ってますか18 中学学級経営 生徒と絆をつくる基本キー. 明治図書。該当箇所が明治図書のウェブサイト[リンク切れ]で確認できる。
- ^ 河田孝文(編著) (2005年6月15日). <インターネット活用授業集成>8 道徳授業はインターネットで進化する. 明治図書の中で複数の「脳内革命」を使用したTOSSランドのサイトが紹介されている。
- ^ 平松孝治郎 (2006年-06). “脳内革命の話を、一年に一度はしたい”. 教室ツーウェイ (明治図書) (No.325).
- ^ 左巻健男「お手軽化が蔓延する教育現場の怪」(『論座』2007年2月号)
- ^ 左巻健男「お手軽化が蔓延する教育現場の怪」(『論座』2007年2月号)および斎藤貴男『カルト資本主義』。
- ^ 向山洋一 (1991年). 教育技術入門(教育技術文庫). 明治図書出版
- ^ 向山洋一著「産経新聞連載」2005年11月
関連項目
外部リンク
- tossのページへのリンク