エー‐イー‐エス【AES】
AES 【Audio Engineering Society】
AES
読み方:エーイーエス
別名:AES暗号
AESとは、米国の国立標準技術研究所(NIST)が2000年に採用した暗号化方式のことである。
AESの暗号化アルゴリズムにはRijndael(ラインダール)が採用されている。
AES以前は、1976年に採用されたDES(Data Encryption Standard)が暗号化方式に採用されていた。DESは鍵長が56ビットであり、今日の観点で観れば鍵長としては短い。DESのアルゴリズムそのものは「トリプルDES」などに採用され、今日でも用いられている。
参照リンク
国立標準技術研究所(NIST)
オージェ電子分光法 AES: Auger electron spectroscopy
AES
AES
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/20 23:29 UTC 版)
AESは略語であり、いくつかの意味を持つ。
- 米国政府の次世代標準共通鍵暗号方式、Advanced Encryption Standard のこと。
- AES-NI
- 分光法の一つ、オージェ電子分光(Auger Electron Spectroscopy)のこと。
- アメリカ優生学協会 (American Eugenics Society) のこと。
- オーディオ技術(音響技術)者、研究者など専門家の団体で、オーディオに関する唯一の国際組織。オーディオ工学やその関連分野における科学発展に寄与することを目的としている。Audio Engineering Society
- 家庭用向けゲーム機であるネオジオとネオジオCDの通称である、ADVANCED ENTERTAINMENT SYSTEM の略語。
- かつて存在したキヤノングループの人材開発会社。AES (企業)を参照。
- Aalto Entrepreneurship Society
- 南アメリカの共和国、チリの国有鉄道が運行する電車の名称。チリ国鉄の電車#AESを参照。
- WP:AES
- AESコーポレーション - アメリカ合衆国の企業
AES
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/28 23:16 UTC 版)
1974年に製造が開始され、1976・1977年にイタリアのフィアット社がアルゼンチンに持つ子会社のコンソーシアム名である"Fiat-Concord"の名義により、フィアットの現地間接子会社であるMaterfer(Material Ferroviario SA - 鉄道車両会社)で完成した電車である。編成はM'c-Tc(スペイン語ではTはRとなる)の2両1ユニット構成であり、AES-1からAES-20までの2両20編成・計40両が製造された。AESとはAutomotor Electrico Suburbanoの頭文字で、前述の各電車と同様の命名法を採用している。1971年に入札とその条件の提示が行われ、日本・フランス・イギリス・スペイン・ドイツ・イタリア・アルゼンチンの鉄道車両メーカーが競争した結果、その中でアルゼンチンのメーカー(Fiat-Concordとその工場であるFiat-Materfer)がイギリスの電気機械メーカーGEC(ゼネラル・エレクトリック・カンパニー)と協力し、勝利をおさめて見事に落札したものの、発注元のチリで発生した政変などの関係により、製造開始から完成までに最低で2年が掛かったという。前面の顔のデザインは前述のAM ITALIANOに似たものなっており、日本の小田急電鉄の初代小田急電鉄4000形などに見られる、いわゆる「小田急顔」にかなり近いものである。なおバルパライソのMervalではAES-17およびAES-18・AES-20がM'c-T-Tcの3両を構成していたこともあった。1両における客用乗降ドアの数は片側につき3枚であったが、1980年代よりバルパライソに配置された編成の中には2枚に改造された車両も存在し、この2種類では車内の座席配置も異なっている。ドア数の改造時期と並行して、前面貫通扉上の行先方向幕を埋める工事も行われた。窓および座席配置は下の通りである。 3ドア編成 - d2D1D1D3・セミクロスシート 2ドア編成 - d2D3D2トイレ窓1・クロスシート どちらの仕様も基本的に前述のドイツ製AMの置き換えとしてバルパライソ近郊電車(1980年代後半よりMerval)で使用され、一時期はバルパライソ(プエルト) -サンティアゴ(マポーチョ)およびバルパライソ(プエルト)- ロスアンデスの間の比較的中距離の運用にも使用された。AESはいくつかの初期不良や座席が狭いことより "Cachos"(「ぽっちゃり」の意味であり、ここでは「問題を抱えた電車である」ということを皮肉している)いうニックネームで親しまれた。 1986年2月17日にAES-16+AES-4のプエルト発サンティアゴ(マポーチョ)行きの電車とAES-9のロスアンデス発プエルト行きの電車が正面衝突する事故(ケロンケ鉄道事故)が発生した。原因は当時チリの大統領であったピノチェトによる「独裁政治」に反対する過激派により、事故の3カ月ほど前に現場付近の橋が破壊され単線で応急処置されていたことに加え、信号ケーブルが老朽化で機能しておらず、さらにその銅線の一部が何者かにより転売目的で盗まれていたことによるものであった。スペイン語版のこの事故についての記事によると、公式では58人が死亡したと伝えられたが、軍は少なくとも159人の死者を確認したという。この事故以外にもAESは2回ほど過激派のテロリストによる攻撃の対象となっており、1980年代にはAES-1が、1999年にはAES-5・AES-10・AES-19が放火の被害に遭っており廃車となっている。AES-1は電動車(M'c)のみの被害であったため、前述の通り残ったTcはその後T車代用でAES-17・AES-18・AES-20に挟まれ3両の中間として活躍した。 20年に渡りバルパライソを中心に活躍してきたAESだが、1990年代の終わりにAES-8とAES-14がビオビオ州に転属しビオトレンで活躍を始めた。バルパライソ近郊電車(1980年代中盤よりMerval)では1990年代よりAESを派手な広告で包み話題となった。このように親しまれたバルパライソのAESも、2005年から2006年にかけて後述するアルストム製の新型電車Alstom X'trapolis 100に全て置き換えられた。そして置き換えられたAESのうち中間T車代用の車両を除き、AES-3・AES-7・AES-11・AES-13・AES-15・AES-17・AES-18・そして最後までMervalで活躍したAES-20の計8編成が先に転属していた前述の2編成の後を追い、ビオビオ州に移動した。しかし8編成全てが使用される訳では無く、実際にビオビオ州での運用に入った車両はAES-11・AES-17・AES-18・AES-20の4編成のみであった。残りの4編成はビオビオ州内のいくつかの駅の側線に放置されたままとなっている。ビオビオ州では、2005年よりビオトレン以外の州内普通電車であるコルト・ラハの運用にも就いている。2019年現在、ビオビオ州で活躍する編成もAES-11とAES-17の2編成のみとなった。これらの2編成は予備車扱いであり、UT-440に検査などの事情で離脱する編成が出ると代走で使用されるほか、レトロな内外装や吊り掛け駆動の音を楽しめるAutomotor Electricoとして時折貸し切りの団体列車にも使用される。 AES形電車(3扉車・2015年) AES形電車(3扉車・AES-17・2014年) 3扉車の中扉は混雑時以外締め切り扱いを行う タルカワノ・アレナル駅に停車しているAES形電車(2扉車・AES-8)とE-30形電気機関車(2013年) バルパライソを走るAES形電車(2扉車・1980年代)
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