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ハングル

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/19 00:08 UTC 版)

ハングル・チョソングル
この文字で書いた、上:チョソングル、下:ハングル
類型: 表音文字, 素性文字, アルファベット
言語: 朝鮮語, 済州語, チアチア語, 台湾語台湾語ハングル英語版
発明者: 世宗
時期: 1443年 - 現在
親の文字体系:
調音器官模倣
  • ハングル・チョソングル
Unicode範囲:
ISO 15924 コード: Hang, 286
注意: このページはUnicodeで書かれた国際音声記号 (IPA) を含む場合があります。
テンプレートを表示
ハングル
各種表記
ハングル 한글
発音 ハングル
RR式 Han(-)geul
MR式 Han'gŭl
英語表記: Hangul(Hangeul)
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チョソングル
各種表記
チョソングル 조선글
発音 チョソングル
RR式 Joseon(-)geul
MR式 Chosŏn'gŭl
英語表記: Chosŏn'gŭl
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ハングル: 한글)およびチョソングル: 조선글)は、朝鮮語を表記するための表音文字素性文字)である。

1443年李氏朝鮮第4代国王の世宗が、訓民正音: 훈민정음、略称: 正音)の名で公布した。意味は「偉大なる(ハン)・文字(グル)」である[1]が、「ハン」を「大韓帝国」の「ハン」とする説もある[2]

呼称

現代の大韓民国ではハングル朝鮮民主主義人民共和国では朝鮮文字の意でチョソングル조선글)またはチョソングルチャ조선글자)もしくは我々の文字の意でウリグル우리글)と呼ぶ[3]

ハングル制定時の正式名称は訓民正音であったが、当初から卑語(朝鮮語)の文字という意味で「諺文オンムンハングル表記:언문)」と呼んだ[1][4]。また、知識のない平民たち、女や子供が使う卑しい文字として「アムクル(암클、「女文字」の意)」、「アヘグル(아해글、「子供文字」の意)」とも卑下されてきたといわれるが[4]、解例本に「諺」が通常語彙としてあるように、必ずしも卑称ではないとする見解もある[1]。朝鮮時代後期には、ハングルの名称は非常に多様に現れていて、訓民正音、正音、諺文、諺音、諺書、諺字、訓音、訓文、訓字、東音、東文、アムクル(암클)などと呼ばれていた[5]

諺文という卑下した名前を嫌って[6]「ハングル」の語が使われるようになったのは、1900年代である[7]周時経は1913年に、朝鮮語の研究会の名前を「ハングルモ」としている[8]。朝鮮語のローマ字表記の1つであるM-R式を考案したマッキューンライシャワーは、1939年当時に朝鮮語学会が「ハングル」、朝鮮語学研究会が「チョンウム(正音)」の語を使っていると述べている[9](なお、この論文ではハングルのハンを「一」(いち)と解釈して、Unified System と翻訳している)。近代開化期には、現在韓国一般的に用いられているハングル(한글)、現在北朝鮮で一般的なチョソングル(조선글)の他、国文(국문)、国語(국어)、ハンマル(한말)、ハンナラマル(한나라말)、ペダルマルクル(배달말글)、朝鮮言文(조선언문)、ハンナラクル(한나라글)、朝鮮語(조선어)、朝鮮語文(조선어문)などと呼ばれていた[5]

ラテン語表記では「Hangul」と表記されることが多いが、近年は2000年式に準拠した「Hangeul」という表記も使われている。英語圏では「Korean Alphabet」と呼ぶこともある。

中国では「諺文(簡体字: 谚文拼音: yànwén注音: ㄧㄢˋㄨㄣˊ)」もしくは「韓文」「朝鮮文字」と呼ぶ。

上述のように朝鮮で訓民正音を古くは諺文(언문〈オンムン〉)とも呼んでいて、日本では諺文(本来の音読みでは「げんぶん」だが、朝鮮語由来の訛りで「おんもん」)と呼んだが、現代の日本ではハングルと呼ぶ[10][11]。また朝鮮文字とも呼ぶ[12][13][14]。「ハングル文字」の呼び方も存在するが本来は重言となる。

歴史

ハングルの創製・反対派との対立

朝鮮半島では、15世紀半ばまで、自民族の言語である朝鮮語を表記する固有の文字を持たず、知識層は漢字を使用していた。口訣(こうけつ・くけつ)・吏読(りとう)など漢字を借りた表記法により断片的・暗示的に示されてきた。

李氏朝鮮第4代王の世宗は、朝鮮固有の文字の創製を積極的に推し進めたが、当初から事大主義の保守派に反発を受けた。世宗が設立した諮問機関の集賢殿副提学だった崔萬理は1444年に上疏文で、「昔から中国の諸地は風土が異なっても方言に基づいて文字を作った例はない。ただモンゴルパスパ文字)・西夏西夏文字)・女真女真文字)・日本(仮名)・チベットチベット文字)のみが文字を持つが、これらはみな夷狄(野蛮人・未開人)のなすことであり、言うに足るものではない」「漢字(中国文字)こそ唯一の文字であり、民族固有の文字など有り得ない」と反対した。しかし、世宗はこのような反対を「これは文字ではない(中国文化に対する反逆ではない)、訓民正音(漢字の素養がないものに発音を教える記号)に過ぎない」と押し切り[15]鄭麟趾など集賢殿内の新進の学者に命じて1446年訓民正音の名でハングルを頒布した。「民を訓(おし)える正しい音」の意である[16]

なお、この点に関して異説がない訳でもない。ソウル大学校国文学科教授の朴鎮浩によると、世宗が一人で作った可能性が高い。『朝鮮王朝実録』の世宗25年(1442年)12月の条に、「ハングルを創製した」と短く記載されている。ハングルという言葉の文献初出であるが、もし集賢殿の学者たちの協力のもとハングルを創製したのならばその過程も詳しく記載されているはずである。朴鎮浩は、反対派の臣下がいることを懸念して世宗単独でハングルを創製し、その後ハングルで書かれた書籍の編纂などに集賢殿の学者を動員したと考えている[17]

1543年、王命[18]によって刊行された『列女伝』のハングル翻訳版

燕山君による禁止政策以降

1504年燕山君の暴政を誹謗するハングルの張り紙が各地で発見され、燕山君はハングルの教育や学習を禁止し、ハングルの書籍を焼却、ハングルを使用する者を弾圧した[19]。世宗時代に設置されていた正音庁は中宗年間の1507年に閉鎖されたが、ハングルの使用自体は禁止されることなく、一部高官には書記手段として用いる者もいた。1490年に軍官の羅臣傑(1461年 - 1524年)が妻の孟氏に送ったハングル書簡は現存最古のハングル書簡であり[20]、1998年に慶尚北道安東で発掘された李応台(1556年 - 1586年)の墓で亡くなった夫の死を悼む妻からのハングル書簡が発見された。『ウォンの父へ・・・丙戌(1586年)6月』と始まる長文の手紙である。また17世紀に宋奎濂が自分の下男のキチュック(己丑の意)に書いた書簡などが残っている。一方、ハングルは支配層でも使われたケースもあり、王室をはじめ王・王妃の勅令や臣民への伝言、王・王妃と公主のハングル書簡・王族同士のやりとりしたハングルの手紙も残っている[21]。また、宮廷や両班階級におけるハングルの使用もあり、国王の記したハングル書簡としては宣祖の『御筆諺簡』(1603年)筆写文献が現存している。李珥、権好文、金尚容ら両班の文化人の一部が時調(詩歌)を詠む際にハングルが利用された。文定王后仁穆王后などの諺文勅令や明聖王后が都落ちする儒学者の宋時烈を引き止めるハングル書簡、1839年に憲宗の祖母・純元王后によるキリスト教禁止令である『斥邪綸音』をハングルで書いて公布した。

孝宗と三女・淑明公主のハングル書簡のやり取り。左側は淑明公主が父の孝宗に、右側は娘への返事
正祖が8歳の時に叔母・閔氏(洪楽仁の妻)に書いたハングル書簡

ハングルでの出版

ハングルはまず、発案者である世宗のもと国家的な出版事業において活用された。ハングルの創製直後1447年には王朝を讃える頌歌『竜飛御天歌』、釈迦の功績を讃えるため世宗自ら書いた詩歌集の『月印千江之曲』[16]、世宗の命により首陽大君が編纂した釈迦の一代記である『釈譜詳節[16]が相次いで刊行され、次いで1448年には韻書『東国正韻』を刊行した。その後も国家によるハングル文献の刊行は続き、諺解書(中国書籍の翻訳書)を中心にその分野は仏典・儒教関連書・実用書など多岐にわたる。刊行された書籍は各地で覆刻され版を重ねることが少なくなかった。世祖の書簡『上院寺御牒』(1464年)もハングルである。

  1. 仏典:李朝初期には刊経都監が設置(1461年)され仏典翻訳が盛んに行われた。その後、国家によって仏教が弾圧されはじめたにもかかわらず、『楞厳経諺解』(1461年)、『法華経諺解』(1463年)、『金剛経諺解』(1464年)、『般若心経諺解』(1464年)、『円覚経諺解』(1465年)など、15世紀中頃に多くの仏典が刊行された。
  2. 儒教関連書:李氏朝鮮が儒教を国教としたことにより、儒教関連書は李朝を通して盛んに刊行された。四書五経などの翻訳本として『翻訳小学』(1517年)、『大学諺解』(1590年)、『易経諺解』(1606年)、『詩経諺解』(1613年)などがあり後世に重刊本も刊行された。また『三綱行実図諺解』(1481年)は儒教の民衆教化書として各種の版本が李朝後期まで何度も重刊されている。
  3. 実用書:『救急方諺解』(1466年)、『救急簡易方』(1489年)、『牛馬羊猪染疫治療方』(1541年)、『分門瘟疫易解方』(1542年)などの医書・家畜防疫書がたびたび刊行されている。また、通訳官養成所である司訳院からは日本語学習書『伊路波』(1492年)、中国語学習書『翻訳老乞大』(16世紀)、満州語学習書『清語老乞大』(1704年)、モンゴル語学習書『蒙語老乞大』(1741年)などハングルで音を示した外国語学習書が刊行された。
  4. 文学作品:ハングル創製初期以降にも『杜詩諺解』(1481年)などの翻訳漢詩集が刊行されている。ハングル使用が国家レベルで禁止された中宗以降にも、金絿(1488年 - 1534年)の「花田別曲」、李賢輔の「漁夫歌」、李滉の「陶山十二曲」の詩歌、許筠の小説『洪吉童伝』、また日記文学『癸丑日記』『春香伝』『沈清伝』などパンソリを起源とする小説がハングルによる書籍として刊行された。

韓国併合以前のハングル

石幡貞「朝鮮帰好余録」(1878年)には「朝鮮国文字有二様。曰真文即漢字也。曰諺文是為国字。…以其易学、民皆便之。而政府公文措之不用。(朝鮮には2種の文字がある。真文というのが漢字であり、諺文(※ハングルのこと)というのが国の字とされる。…学びやすいので、民衆は皆これ(※諺文)に慣れている。しかし政府は公文書ではこれを用いない。)」とある[22]

鈴木信仁「朝鮮紀聞」(1885年)には「貧賤の者は諺文のみを習ひ纔かに通用に便するものなり。貧窶にして筆墨を買ふの資なきものは砂を盆に盛て字を習ひ或は河海の浜に往き平坦の石面に大字を習ふ事あり。」とある[23]

石井研堂 (民司) 「朝鮮児童画談」(1891年)には「又此国には、諺文とて、仮名九十九字あれども、一般に用ひるもの少なく、書状等にのみ用ひ居れり。」とある[24]

イザベラ・バード「朝鮮奥地紀行」(1898年)には「私は、川上に居る下層社会の非常に多くの男の人たちが、朝鮮固有の筆記文字〔諺文〕を読める事に気付いた。」とある[25]

井上角五郎先生伝」(1943年)には「…それで朝鮮では上流社会は漢字ばかりで綴った漢文を用ひて棒読にし、下流社会は諺文ばかりで文を綴っていたのである。」とある[26]

漢字・ハングル混淆文

1874年(明治7年)、日本と朝鮮の外交文書[27]で、日本の漢字かな交じり文に相当する漢字・ハングル混淆文が用いられている。

大衆出版とハングル

公文書のハングル使用は、甲午改革の一環として1894年11月に公布された勅令1号公文式において、公文に国文(ハングル)を使用することを定めたことに始まった。

朝鮮初の近代新聞(官報)である『漢城旬報』(1883年)の続刊である『漢城周報』(1886年創刊)では、漢字混合文(通称「国漢混用文」)を基本とする一方、内容によっては漢文もしくはハングルのみによる朝鮮文で記述された。

『漢城周報』の特筆点は、ハングルで書かれた最初の新聞であったこととともに、「国漢文」と呼ばれる文体が採用されたことである。このような韓国式の「国漢文混用文」の原型となったのは、兪吉濬の《西遊見聞》(1895)とされている。しかしながら、国漢文は漢文の素養を必要とする文体であったため、一般に広く流布するには至らなかった。

1896年に創刊された『独立新聞』はハングルと英文による新聞であった。これは分かち書きを初めて導入した点でも注目される。ハングル分かち書きに大きく貢献した人物は、スコットランド人のジョーン・ロス(John Ross, 1842 - 1915)である。

1890年代後期に訪朝したイザベラ・バードは、その当時諺文(En-mun)と呼ばれていたハングルについて、いまだ知識層からは蔑視されてはいるが、1895年1月に漢文諺文混合文が官報に現れて以来、国王による独立宣誓文をはじめ、一部を除く公式文書に正式に採用され、諺文による書物も徐々に増えつつあると描写し[28]、今後、諺文による教科書と教師の育成が待たれるとしている[29]。また、上流階級の女性は諺文が読めるが、女性の識字率は極めて低く、1000人に2人であろうとする一方[30]漢江沿いで出会った下層階級の男たちの多くは諺文が読めたと述べている[31]

1905年韓国保護条約(第二次日韓協約)後、伊藤博文は自ら朝鮮半島に渡り、1906年初代韓国統監に就任。理想的に国家を立て直すため、まず「学校教育の充実」を最優先で実施。そのために、日本銀行から500万円を借欺し、そのうち50万円を教育の振興に充てた[32]。それにより、1906年に周時経が『大韓国語文法』を、1908年に『国語文典音学』を出版した。また崔光玉の『大韓文典』と兪吉濬の『大韓文典』(崔光玉の『大韓文典』と同名)、1909年に金熙祥の『初等国語語典』、周時経の『国語文法』などが出版された。

日本統治時代のハングル

日本統治以前は、日本語もハングルも解読できない人口が77%に達していたと言われていた[33]。日本統治時代になると両班層のハングル蔑視勢力が一掃されたため、ハングルは積極的に教育に用いられるようになる[34]。ハングルは朝鮮半島における平仮名として引き続き用いられたが、太平洋戦争が始まると皇民化政策で朝鮮語のみの教育は廃止され[35]「街中でも家庭でも国語(※日本語のこと)を常用しない学生がいるときは、学校当局と連絡を取って厳重に処罰」といった日本語普及方針がとられた[36]。ハングルについては、太平洋戦争中も引き続き朝鮮半島において官民で漢字混じり文で用いられたが、漸次的に平仮名・片仮名利用で縮小していくようにする方針を決めていた[37][38]

「ハングル」という呼称が文献上に初めて現れるのは1912年のことであり、周時経に始まる[39][注 1]韓国併合時代の朝鮮総督府は「諺文」(おんもん)と呼び、1912年に普通学校用諺文綴字法[40]を制定し、1921年には周時経の弟子らが朝鮮語研究会を結成し、総督府と協力して1930年には正書法諺文綴字法を制定した[41]

1920年からはタクチ本が多数出版され、読書が朝鮮半島で大衆化・近代化する決定的な契機になった。 [42][43]1933年、朝鮮語綴字法統一案が出され、これが韓国でのハングル正書法(1988年)のもととなった。北朝鮮では1954年に朝鮮語綴字法、1987年に朝鮮語規範集が出された。

創製原理

ハングルの創製の原理を記した『訓民正音解例本』ではハングルの母音と子音を陰陽五行に基づいて創っていると記されている。 また同書の序文では「賢い者は朝の間に、愚かな者だとしても十日なら十分に学んで習うことができる」と記されている。

母音

陰陽の原理に基づいて創られた。

  • 基本母音は‘・、ㅡ、ㅣ’で、‘・’は陽にあたる「天」を‘ㅡ’は陰にあたる「地」を、‘ㅣ’は陰と陽の中間にあたる「人間(人)」の形から模っている。
  • 天地人は檀君思想から由来したもので宇宙や万物を構成する主要な要所の「天(・)」と「地(ㅡ)」と「人(ㅣ)」を意味する。
  • 『訓民正音解例本』によると‘ㅏ、ㅑ、ㅗ、ㅛ’は‘・’系列の母音である。
  • ‘・’の属性は陽であり、陽の特性は上に上昇、外への拡張であるので上と外に点(・)を打つ。
  • ‘ㅓ、ㅕ、ㅜ、ㅠ’は‘ㅡ’系列の母音で音の属性に沿って下降と収縮を意味するので中と下に点(・)を打つ。

子音

五行に基づいて創られた。

  • 『訓民正音解例本』では方位と発音器官を結びつけ、該当の発音器官から音がするのを方位と結び付けている。方位は季節と結ばれ、結局音は季節と結ばれる。
  • 「春夏秋冬の変化」のとおりに子音は牙音(ㄱ、春)・舌音(ㄴ、夏)・唇音(ㅁ、晩夏)・歯音(ㅅ、秋)・喉音(ㅇ、冬)の順に配列する。
  • 『訓民正音解例本』で基本子音をㄱ、ㄴ、ㅁ、ㅅ、ㅇ、ㄹの順に配列するのは五行の原理である。
  • 基本子音は発音器官の形から来ており、基本子音以外の字形は基本子音を元に加画・並書して作られた。ㄹは字形としてはㄴの変形から出たが、半舌音という特別な分類となっている。
子音と五行の関係
属性 季節 方位 音声 五音
牙音()
舌音()
季夏 唇音()
西 歯音()
喉音()

字母と文字構成

ハングルの字母

ハングルは表音文字である。ひとつひとつの文字が音節を表す文字体系だが、子音と母音の字母(자모チャモ)を組み合わせて文字を構成する。このような文字体系を素性文字と呼ぶ研究者もいる。

子音字母は基本字母が14個、合成字母が5個の計19個、母音字母は基本字母が10個、合成字母が11個の計21個であり、基本字母は計24個、合成字母を含めた字母の総数は40個である。それぞれの字母は以下の通りである。

なお、1446年訓民正音創製当時と現在とでは文字の構成要素も変化している(古ハングル)。創製当時には中期朝鮮語の音韻を表す子音字母( [z], [ŋ], [ʔ])、母音字母( [ʌ])があり、当初はこれら4個を含めて基本字母が計28個あったが、これら4個は現代では用いられない。

子音(初声・終声)字母

字母 発音(初声) 発音(終声) ローマ字[44] 五音 名称(韓国) 名称(北朝鮮)



[k/ɡ] [k̚] g 牙音 기역 giyeok 기윽 gieuk geu
[n] [n] n 舌音 니은 nieun neu
[t/d] [t̚] d 舌音 디귿 digeut 디읃 dieut deu
[ɾ] [l] r/l 半舌音 리을 rieul reu
[m] [m] m 唇音 미음 mieum meu
[p/b] [p̚] b 唇音 비읍 bieup beu
[s/ɕ/ʃ] [t̚] s 歯音 시옷 siot 시읏 sieut seu
(無音) [ŋ] (ng) 喉音 이응 ieung eu
[t͡ɕ/d͡ʑ/t͡ʃ/d͡ʒ] [t̚] j 歯音 지읒 jieut jeu
[t͡ɕʰ/t͡ʃʰ] [t̚] ch 歯音 치읓 chieut cheu
[kʰ] [k̚] k 牙音 키읔 kieuk keu
[tʰ] [t̚] t 舌音 티읕 tieut teu
[pʰ] [p̚] p 唇音 피읖 pieup peu
[h/ɦ] [t̚] h 喉音 히읗 hieut heu



[kʼ] [k̚] kk 牙音 쌍기역 ssanggiyeok 된기윽 doen-gieuk kkeu
[tʼ] - tt 舌音 쌍디귿 ssangdigeut 된디읃 doendieut tteu
[pʼ] - pp 唇音 쌍비읍 ssangbieup 된비읍 doenbieup ppeu
[sʼ/ɕʼ/ʃʼ] [t̚] ss 歯音 쌍시옷 ssangsiot 된시읏 doensieut sseu
[t͡ɕʼ/t͡ʃʼ] - jj 歯音 쌍지읒 ssangjieut 된지읒 doenjieut jjeu

この表の終声の発音は、語末や無声子音の前での発音である。

字母「」は音節頭の位置にあるときには子音がないことを表し、音節末にあるときには鼻音[ŋ]を表す。

消失子音字母

字母 発音(初声) 発音(終声) 五音 名称
[z] - 半歯音 반시옷 bansiot
[ŋ] [ŋ] 牙音 옛이응 yennieung
[ʔ] - 喉音 여린히읗 yeorinhieut
[β] - 唇軽音 가벼운비읍 gabyeounbieup
[jj]? - 喉音 쌍이응 ssangieung
[hʼ] - 喉音 쌍히읗 ssanghieut

母音(中声)字母

字母 発音 ローマ字[44] 陰陽 名称



[a] a 陽母音 a
[ja] ya 陽母音 ya
[ɔ/ʌ] eo 陰母音 eo
[jɔ/jʌ] yeo 陰母音 yeo
[o] o 陽母音 o
[jo] yo 陽母音 yo
[u] u 陰母音 u
[ju] yu 陰母音 yu
[ɯ] eu 陰母音 eu
[i] i 中性母音 i



[ɛ] ae 陽母音 ae
[jɛ] yae 陽母音 yae
[e] e 陰母音 e
[je] ye 陰母音 ye
[wa] wa 陽母音 wa
[wɛ] wae 陽母音 wae
/we] oe 陽母音 oe
[wɔ] wo 陰母音 wo
[we] we 陰母音 we
[y/wi] wi 陰母音 wi
[ɯj/ɰi] ui 陰母音 ui





[ʌ] - 陽母音 아래아 araea
[ʌi] - 陽母音 아래애 araeae

合成字母の配列順序は韓国の順序によった。

この表における陽母音・陰母音は、ハングル(訓民正音)の成り立ち上のものである。現代朝鮮語における用言の活用や擬態語・擬声語における陽母音・陰母音の扱いについては、「ㅣ」や「ㅚ」が陰母音として扱われるなど、ハングルの成り立ち上の陽母音・陰母音と必ずしも一致しない部分がある。

字母の組合せ

字母(チャモ)を2つ以上組み合わせて1文字を成す。1文字の構成は子音字母 + 母音字母あるいは子音字母 + 母音字母 + 子音字母のどちらかである。音節頭の子音字母を初声、母音字母を中声、音節末に来る子音字母を終声またはパッチム받침。「支えるもの」の意)と呼ぶ。

初声と中声の組み合わせ方には3つのタイプがある。

ga 中声が縦長の字母(具体的には「」)のときは、初声を左に、中声を右に配置する。
go 中声が横長の字母(具体的には「」。古ハングルでは「」も含む)のときは、初声を上に、中声を下に配置する。
中2
中1
gwa 中声が横長と縦長の字母の組み合わせ(具体的には「」)のときは、初声を左上に、中声を下から右にかけて配置する。

終声があるときは、これらの下に終声を置く。

中2
中1

gan

gon

gwan

このハングルの字母の組み合わせ方の由来については、契丹小字から取られたとする説が西田龍雄によって唱えられている。

終声について

終声として用いることのできる子音字母は、 dd, bb,ㅉ jjを除いた16個である。また、朝鮮語の形態音素表記のために、終声では2つの子音字母を左右に組み合わせる(二重終声、二重パッチム)ことがある。正書法で認められている組み合わせは、 gs, nj, nh, lg, lm, lb, ls, lt, lp, lh, bsの11種類である。これらの二重終声は、語末の場合や後に子音の続く場合、基本的にㄺ・ㄻ・ㄿは右側を、それ以外は左側を発音するが、ㄼのみはㄹと発音する語とㅂと発音する語がある。

終声は二重終声を含めると表記上は合計27種類あるが、発音としてはㄱ・ㄴ・ㄷ・ㄹ・ㅁ・ㅂ・ㅇの7種類しかない。それにもかかわらず激音字母や濃音字母などを終声に用いたり、二重終声を用いるなど様々に書き分ける理由は、主に形態素を明示するためである。形態素を明示するために前述の7種類以外の終声字母(二重終声含む)を用いるケースは、具体的には、大きく次の3パターンに分けられる。

  1. 語幹末音の直後に母音が来ることによって、語幹末音が初声として発音される場合は激音や濃音、ㅅやㅈなどの音として現れるが、語幹末音が終声として発音される場合には平音ㄱ・ㄷ・ㅂに中和される。
  2. 語幹末に子音が2つ連続している場合、語幹末の子音が初声の位置に立つときは連続する2つの子音が両方とも現れるが、語幹末の子音が終声の位置に立つときは2つの子音のうち一方が脱落する。
  3. 接尾辞・語尾の頭音の平音が激音で現れる用言の場合。

1.は終声ㅅ・ㅈ・ㅊ・ㅋ・ㅌ・ㅍ・ㄲ・ㅆが該当し、例えば옷[옫]-옷이[오시]、밭[받]-밭에[바테]、밖[박]-밖에[바께]といった具合に、直後に母音が来たときに次の音節の初声として発音される音を示す。

2.は二重終声のうち9種(ㄳ・ㄵ・ㄺ・ㄻ・ㄼ・ㄽ・ㄾ・ㄿ・ㅄ)が該当し、例えば넓다[널따]-넓어[널버]、삶[삼]-삶이[살미]といった具合に、直後に母音が来たときに終声として発音される音と、次の音節の初声として発音される音の両方を示す。ただし、ㄳ・ㅄの場合は、実際の発音変化が[넉]-[넉씨]、[갑]-[갑씨]となるので、本来ㄱㅆ・ㅂㅆと書くべきと考えられるところを、これでは表記が煩雑なので、終声ㄱ・ㅂの次に来る初声ㅅは濃音ㅆで発音されることから便宜上表記をㄳ・ㅄ(넋[넉]-넋이[넉씨]、값[갑]-값이[갑씨])としている。

3.はㅎ・ㄶ・ㅀが該当し、実際の発音変化が[조아]-[조코]、[마나]-[만치]、[구러]-[굴타]のようになる場合で、

  • 第1の例では아が後続したときは語幹の次の音節に子音が現れないのに対して、고が後続したときに激音の코として発音されている。
  • 第2の例では아が後続したときは語幹のㄴが初声で発音されるのに対して、지が後続したときは激音の치として発音されている。
  • 第3の例では어が後続したときは語幹のㄹが初声で発音されるのに対して、다が後続したときは激音の타として発音されている。

このような場合、それぞれ語幹を조・만・굴と書いたのでは、そのまま続けて고・지・다など平音の字を書いたときに激音化が表現できない。そこでこのようなケースにあっては、便宜的に語幹末のㅎを想定して終声をㅎ・ㄶ・ㅀと表記し、좋아[조아]-좋고[조코]、많아[마나]-많지[만치]、굻어[구러]-굻다[굴타]といった具合に、平音が後続した場合は平音とㅎが融合して激音で発音すると考える一方、母音が後続して新たに子音が現れない場合は、そのㅎがあたかも他の終声と同様にいったん初声となった上で語中なので聞こえなくなっている(そして単語によっては二重終声の左側であるㄴ・ㄹが初声化している)と見なしたような(좋아→[조하]→[조아]、많아→[만하]→[만아]→[마나]、굻어→[굴허]→[굴어]→[구러]と見なしたような)書き方となる。つまり激音化を表現するためにㅎを終声に利用するのである。

音価 終声字 複合終声字
, ,
, , , , , ,    
, (),
, , , , ()  
,  
 
   

ハングルの由来をめぐる諸説

ハングルの由来をめぐって諸説があるが、1446年9月上旬に発刊した『訓民正音解例本』にはハングルを創製した理由と陰陽の原理に基づいて子音と母音を造ったと明らかにしている。今更ハングルの字形の由来に関する直接的な論争はないが漢字パスパ文字の起源説がある。

漢字の影響

ハングルの音体系は子音字母が三十六字母に対応するように作られているなど、音韻学に則っており、『訓民正音』にはハングルの字形について「象形而字倣古篆」、宋・鄭樵の『六書略』の「起一成文図」を起源とする説もある[45]。字母の字形などについては、『訓民正音』の「制字原理」に書かれていることが全てか、更に原形となるものがあるのかについて議論がある[要出典]

パスパ文字の影響

ハングルの字形そのものの起源は上述の『訓民正音解例』の通り、象形によるもの[46][47]だが、その他の点ではパスパ文字の影響があるという主張もある[47]。パスパ文字は1269年にフビライ・ハンがラマ僧のパスパ(八思巴)に命じて作らせたもので、モンゴルから支配された高麗時代以降、李氏朝鮮の時代の知識人もこのパスパ文字を習得していた[47]コロンビア大学名誉教授ガリ・レッドヤード英語版は、「古篆」は当時「蒙古篆字」の名で知られていたパスパ文字を指すとしている[48]

レッドヤードによれば、『訓民正音』での基本的な子音字母は(k)(n)(m)(s)(ʔ)であるが、ㅇ系を除く字母で基礎になっているものは(k)(t)(l)(p)(ts)であり、これらはパスパ文字のꡂ(k)ꡊ(t)ꡙ(l)ꡎ(p)ꡛ(s)に由来し、チベット文字のག(ga)ད(da)ལ(la)བ(ba)ས(sa)に由来するとしている。チベット文字はブラーフミー系文字の一つで、その起源はフェニキア文字とされるため(さらに遡ればヒエログリフにたどり着く)、ハングルはフェニキア文字から派生したギリシア文字ラテン文字とも同系統とされる。ㄱ ㄷ ㄹ ㅂはおそらくギリシア文字のΓ Δ Λ Β、ラテン文字のC/G D L Bと同系統であろうとしている(ㅈについては、チベット文字とラテン文字とで同系統の文字を抽出するのが困難)。また、ゼロ子音を表すㅇについては、ハングルにおいて独自に発明された字母だとしている。

なお、フェニキア文字にはハングルのㅇに似た機能を持つ文字としてアレフ(𐤀)やアイン(𐤏)があり、それぞれラテン文字のAOの由来となっている。しかし、フェニキア文字がインドに伝わりブラーフミー文字となった段階でこれらに相当する文字は消失しており、ハングルのㅇは独自に再発明されたことになる。ただし、古ハングルで唇軽音を表した に現れるㅇはパスパ文字にならったもの(音価はw)としている。

以上よりハングルの子音字母は、ブラーフミー系文字(究極的にはヒエログリフ)に由来するㄱ ㄷ ㄹ ㅂ ㅈと独自に開発されたㅇの計六つの字母を基本とし、音韻学に基づいて他の字母をそれらの変形により派生させたものとなる。母音字母については、朝鮮語の音韻にあわせて独自に作られたものとしている。

ハングル成立に先立って契丹文字女真文字西夏文字、パスパ文字等の様々な民族文字が先行・成立していたことが重要であり、ハングルはそれら民族文字の最終走者であり、特にパスパ文字はアジア初の体系的表音文字であるため、その表音文字という発想がハングル成立に巨大な刺激を与えており、ハングルがパスパ文字の巨大な影響を受け作成されたのは、モンゴル帝国に支配されていた記憶が生々しい李氏朝鮮初期にハングルが作成されたことが傍証であるという[46][49]

韓国・北朝鮮における表記の違い

韓国と北朝鮮では、字母の扱いや、辞書における見出し語の配列などが異なる。韓国はソウル方言に、北朝鮮は平壌方言に依拠しているため、発音も若干異なる[注 2]

ローマ字表記

文化観光部2000年式マッキューン=ライシャワー式、北朝鮮1992年式などがある。

文字コード

完成型と組合型

字母を組み合わせて作られる文字の理論上の組み合わせは11,172文字だが、実際に使用されるのはその半分以下である(1987年に韓国の国家標準となったコンピュータ用の文字セット(KS完成型、KS C 5601-1987)には日常の99%が表記できる範囲として2,350字しか含まれなかった)。なお、1994年 - 1995年ごろまでは11,172文字全部を表現できる文字セット(組合型、johab)が圧倒的に多く使われていたが、Windows 95でKS完成型を拡張した文字セット(拡張完成型、UHC(Unified Hangul Code))を採用し、後のWindowsにも使用されたため、現在は組合型文字セットはほとんど使われていない。なお、Windows NT系ではUnicode 2.0(KS C 5700、現在:KS X 1005-1)以降をサポートしている。

Unicode

ハングルのキーボード

Unicode にはハングルを符号化するための文字が数種類あり、標準的に使用されるものは、ハングル字母(U+1100-11FF)とハングル音節文字(U+AC00-D7A3)である。ハングル字母はハングルを構成する字母で、これらを合成する事により15世紀から現代までのハングル音節文字を作成できる。U+1100-115F は初声子音、U+1160-11A2 は中声母音、U+11A8-11F9 は終声子音が定義されている。ハングル音節文字は、2 つの字母からなる音節 399 文字、3 つの字母からなる音節 10,773 文字の合計 11,172 文字で構成されている。この他にハングル互換字母(U+3130-318F)があるが、KS完成型(KS C 5601-1987、現在:KS X 1001:1998)との互換性のために存在する。

Unicode では、Unicode 1.1 以前と Unicode 2.0 以降ではハングルを定義する領域が異なっており互換性がない。Unicode 1.1 までは U+3400-4DFF にハングルが定義されていたが、Unicode 2.0 制定時に、新しく U+AC00-D7AF にハングルが定義され旧領域は破棄された。その際、韓国の要求により KS C 5601-1992 の組合型文字セットに基づく現代ハングル音節文字 11,172文字 が網羅されている。なお Unicode 2.0 で破棄された領域は、Unicode 3.0 制定時にCJK統合漢字拡張Aとして U+3400-4DBF に定義され、Unicode 4.0 制定時に易経記号集合として U+4DC0-4DFF に定義されている。一方、半角ハングルはUnicode 1.0から一貫して半角・全角形英語版ブロックのU+FFA0-FFBE、U+FFC2-FFC7、U+FFCA-FFCF、U+FFD2-FFD7、U+FFDA-FFDCで定義されている。

2019年3月現在、現代朝鮮語を表現するのに、Microsoft系のOS(Windows 10など)では完成型(U+AC00-D7AF)が、Mac系のOS(iOSmacOS Mojaveなど)では組合型(U+1100-11F9)が用いられており、Mac系で作成されたファイルのファイル名のハングル部分が、Windows系のエクスプローラーで初・中・終声で分かれて表示されることがある。

子音番号


0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18

母音番号

0
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20

パッチム番号

*

0
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27

ハングルのユニコード番号は 0xAC00 + (子音番号 * 21 * 28) + (母音番号 * 28) + (パッチム番号) で求めることができる。 パッチムの表にある * はパッチムが何もつかないことを表す。

チアチア語へのハングル導入

2009年には、ハングル世界化プロジェクトによって、インドネシアの少数民族チアチア族がチアチア語の文字表記にハングルを導入した[50]。韓国の訓民正音学会が中心となって、チアチア語のハングル表記をすすめた[1]

チアチア語にはアルファベットやアラビア文字では表せない音があるが、ハングルなら表記が可能であるかもしれないと採用された[51]。チアチア語は「固有の文字を持たず、固有語を失う危機にあった」ため、韓国の団体が提案し、2009年7月、バウバウ市にてハングル普及覚書を交わした[1]

一方、バウバウ市はインドネシア政府と相談せずに導入を決定しており[1]、インドネシア政府もハングルを公式文字として採用していないと発表している[52]。また、この表記法はチアチア語の音韻を反映するものではなく、朝鮮語の事情にあわせて作成されたものであり、趙義成は「アジアの一半島とその周辺でしか用いない文字をあえて採用する必要はない」として、世界的に汎用性のあるラテン文字でチアチア語を表記した方がはるかに合理的で効率的であるとした[1]

2018年に放送された韓国のテレビ番組によれば、村の看板や教科書などでいまだに使われている[53]

脚注

注釈

  1. ^ 1927年にはハングル社から雑誌『ハングル』が刊行された。
  2. ^ 例:有声歯茎破擦音は一律平音の「[j]」で表記し、有声歯茎硬口蓋破擦音は「」の後に「[i]」か点が2つある母音字 [y] で表記する。日本語で言うなら北朝鮮ではザとジャを区別するが韓国では区別しないということである。無声歯茎破擦音は激音の「[c]」で表記し、無声歯茎硬口蓋破擦音は「」の後に「[i]」か点が2つある母音字 [y] で表記する。日本語で言うなら北朝鮮ではツとチュを区別するが韓国では区別しないということである。

出典

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    植民地下朝鮮における言語支配の構造:朝鮮語規範化問題を中心に
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  51. ^ 「インドネシア 文字持たぬ少数民族 ハングル採用」読売新聞2009年10月17日
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参考文献

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  • 金東昭 著、栗田英二 訳『韓国語変遷史』明石書店、2003年。ISBN 4750317144 
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  • 朴鎮浩(パク・ジノ)「民のための表音文字」『Koreana』第28巻第3号、The Korea Foundation、済州特別自治道西帰浦市、2021年、ISSN 1225-4592 
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  • Ledyard, Gari K. (1997). "The International Linguistic Background of the Correct Sounds for the Instruction of the People". In Young-Key Kim-Renaud, ed. The Korean Alphabet: Its History and Structure. Honolulu: University of Hawai'i Press.
  • 豊田有恒『韓国が漢字を復活できない理由』祥伝社〈祥伝社新書〉、2012年。ISBN 9784396112820https://id.ndl.go.jp/bib/023740348 


関連項目

外部リンク


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ハングル字母
基本字母
合成字母
古字母

は、ハングルを構成する子音字母のひとつ。10番目の字母(1751年の『三韻声彙』以降。『訓民正音』当時は最初の「ㄱ」から濃音を含めなければ11番目、濃音も含めれば15番目[1]、『訓蒙字会』では13番目[2])。呼称はチウッ치읓)。字体によっては "" または下部が "" のような形になる。

筆順

音声

前舌を盛り上げて歯茎から硬口蓋の広い範囲に密着させて閉鎖を作り、一旦、空気の流れを完全に塞いだ後、ゆっくりと開放することによって摩擦を伴わさせた音を出す歯茎硬口蓋破擦音の一種を表す。朝鮮語の破擦音には帯気するかそうでないか、喉頭緊張(テンス)を伴うかそうでないかによって三系統が存在する。この字母は帯気を伴う激音を表しており、音素記号は/cʰ/などで表される。

初声では有気無声歯茎硬口蓋破擦音[t͡ɕʰ]で発音される。ただし、北朝鮮の標準音では平壌方言の影響で、有気無声歯茎歯擦破擦音[t͡sʰ]と発音される[3]

外来語の表記では、[t͡ɕ][t͡ʃ]に用いる他、現代朝鮮語には[t͡s]の発音が存在しないため、[t͡s]の発音は近似音としてこの子音字母を用いる。ただし、日本語の「」は、国立国語院表記法では「」で表すことが定められている(「」で表す場合もある)。

終声(音節末)では、閉鎖したまま開放しない内破音[t̚]、つまり終声の//で発音される。ただし、母音が続く場合は初声化するので無声軟口蓋破裂音の帯気音[t͡ɕʰ]となる。

なお元々口蓋化を含んだ音であるので、j系の二重母音/, , , , , /を用いても、通常の母音/, , , , , /を用いても音声上の差異はない。

音価 終声字 複合終声字
, ,
, , , , , ,    
, (),
, , , , ()  
,  
 
   

訓民正音

訓民正音初声体系では次清歯音に分類されており、訓民正音の世宗序では「齒音如侵字初發聲」と規定されている。その字形は『訓民正音解例』制字解によると筆画を加えて作った加画字とされる。

訓蒙字会』(1527年)では初声独用8字に含まれており、(치、歯)と名付けられていた。チウッという名称は1933年朝鮮語綴字法統一案で名付けられた。

漢字音表記

当時の中国語の歯音には朝鮮語にない歯頭音(舌尖と上歯茎で調音される歯音)と正歯音(舌尖を下歯茎につけたまま盛り上げた舌端と上歯茎で調音される歯音)の区別があった。『訓民正音』ではこれを表記するために、歯頭音(清母)には左払いが長い「」、正歯音(穿母)には右払いが長い「」のような字形を用意している。

ラテン文字転写

初声の場合、文化観光部2000年式ではchマッキューン=ライシャワー式ではch'と表記される。終声はどちらの方式でもtと表記される。

文字コード

Unicodeにおける文字コード
名称 用途 コード HTML実体参照コード 表示
HANGUL LETTER CHIEUCH 単体 U+3150 ㅊ
HANGUL CHOSEONG CHIEUCH 初声用 U+110E ᄎ
HANGUL JONGSEONG CHIEUCH 終声用 U+11BE ᆾ
  • 歯頭音
名称 用途 コード HTML実体参照コード 表示
HANGUL CHOSEONG CHITUEUMCHIEUCH 初声用 U+1154 ᅔ
  • 正歯音
名称 用途 コード HTML実体参照コード 表示
HANGUL CHOSEONG CEONGCHIEUMCHIEUCH 初声用 U+1155 ᅕ

脚注

  1. ^ ” (朝鮮語). 韓国民族文化大百科事典. 2024年2月26日閲覧。
  2. ^ ” (朝鮮語). 韓国民族文化大百科事典. 2024年2月26日閲覧。
  3. ^ 南北の言語の違い”. www.tufs.ac.jp. 2022年6月2日閲覧。

囲みCJK文字・月

( から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/31 10:17 UTC 版)

囲みCJK文字・月
Enclosed CJK Letters and Months
範囲 U+3200..U+32FF
(256 個の符号位置)
基本多言語面
用字 ハングル(62文字)
片仮名(47文字)
Common(146文字)
割当済 255 個の符号位置
未使用 1 個の保留
元となった標準規格 ARIB STD-B24
Unicodeのバージョン履歴
1.0.0 191 (+191)
1.0.1 190 (-1)
1.1 202 (+12)
3.2 232 (+30)
4.0 241 (+9)
4.1 242 (+1)
5.2 254 (+12)
12.1 255 (+1)
公式ページ
コード表 ∣ ウェブページ
備考: バージョン1.0.1で、ISO 10646との統合のため、このブロックから1文字がCJKの記号及び句読点ブロックへ移動した[1][2][3]
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囲みCJK文字・月(かこみCJKもじ・つき、英語: Enclosed CJK Letters and Months)は、Unicodeの117個目のブロックであり、括弧で囲まれたハングル片仮名漢字CJK統合漢字)、および、1月から12月までを1文字で表す文字等が収録されている。

バージョン1.0.1で、ISO 10646との統合のために、JIS記号がこのブロックの最後のコードポイントであるU+32FFから、CJKの記号及び句読点ブロックのU+3004に変更された。韓国のKS朝鮮語版記号はU+327Fから移動されていない。

2019年5月1日に実施される日本改元に備え、新しい元号を表す合字のためにコードポイントU+32FFを予約することが2018年1月25日に発表された[4][5][6][7][8][9]。その後、新しい元号が「令和」となることが2019年4月1日に発表され、改元後の同年5月7日に、コードポイントU+32FFを追加したバージョン12.1が正式リリースされた[10]

Unicodeにおける囲み文字は、他にCJK互換用文字囲み英数字にも収録されている。

収録文字

コード 文字 文字名 説明
Parenthesized Hangul letters(括弧付きハングル文字)
U+3200 PARENTHESIZED HANGUL KIYEOK 括弧付き
U+3201 PARENTHESIZED HANGUL NIEUN 括弧付き
U+3202 PARENTHESIZED HANGUL TIKEUT 括弧付き
U+3203 PARENTHESIZED HANGUL RIEUL 括弧付き
U+3204 PARENTHESIZED HANGUL MIEUM 括弧付き
U+3205 PARENTHESIZED HANGUL PIEUP 括弧付き
U+3206 PARENTHESIZED HANGUL SIOS 括弧付き
U+3207 PARENTHESIZED HANGUL IEUNG 括弧付き
U+3208 PARENTHESIZED HANGUL CIEUC 括弧付き
U+3209 PARENTHESIZED HANGUL CHIEUCH 括弧付き
U+320A PARENTHESIZED HANGUL KHIEUKH 括弧付き
U+320B PARENTHESIZED HANGUL THIEUTH 括弧付き
U+320C PARENTHESIZED HANGUL PHIEUPH 括弧付き
U+320D PARENTHESIZED HANGUL HIEUH 括弧付き
Parenthesized Hangul syllables(括弧付きハングル音節)
U+320E PARENTHESIZED HANGUL KIYEOK A 括弧付き가
U+320F PARENTHESIZED HANGUL NIEUN A 括弧付き나
U+3210 PARENTHESIZED HANGUL TIKEUT A 括弧付き다
U+3211 PARENTHESIZED HANGUL RIEUL A 括弧付き라
U+3212 PARENTHESIZED HANGUL MIEUM A 括弧付き마
U+3213 PARENTHESIZED HANGUL PIEUP A 括弧付き바
U+3214 PARENTHESIZED HANGUL SIOS A 括弧付き사
U+3215 PARENTHESIZED HANGUL IEUNG A 括弧付き아
U+3216 PARENTHESIZED HANGUL CIEUC A 括弧付き자
U+3217 PARENTHESIZED HANGUL CHIEUCH A 括弧付き차
U+3218 PARENTHESIZED HANGUL KHIEUKH A 括弧付き카
U+3219 PARENTHESIZED HANGUL THIEUTH A 括弧付き타
U+321A PARENTHESIZED HANGUL PHIEUPH A 括弧付き파
U+321B PARENTHESIZED HANGUL HIEUH A 括弧付き하
U+321C PARENTHESIZED HANGUL CIEUC U 括弧付き주。韓国の株式会社(주식회사)の略号。
Parenthesized Korean words(括弧付き朝鮮語単語)
U+321D PARENTHESIZED KOREAN CHARACTER OJEON 括弧付き오전(午前)
U+321E PARENTHESIZED KOREAN CHARACTER O HU 括弧付き오후(午後)
Parenthesized ideographs(括弧付き漢字)
U+3220 PARENTHESIZED IDEOGRAPH ONE 括弧付き
U+3221 PARENTHESIZED IDEOGRAPH TWO 括弧付き
U+3222 PARENTHESIZED IDEOGRAPH THREE 括弧付き
U+3223 PARENTHESIZED IDEOGRAPH FOUR 括弧付き
U+3224 PARENTHESIZED IDEOGRAPH FIVE 括弧付き
U+3225 PARENTHESIZED IDEOGRAPH SIX 括弧付き
U+3226 PARENTHESIZED IDEOGRAPH SEVEN 括弧付き
U+3227 PARENTHESIZED IDEOGRAPH EIGHT 括弧付き
U+3228 PARENTHESIZED IDEOGRAPH NINE 括弧付き
U+3229 PARENTHESIZED IDEOGRAPH TEN 括弧付き
U+322A PARENTHESIZED IDEOGRAPH MOON 括弧付き月。月曜日
U+322B PARENTHESIZED IDEOGRAPH FIRE 括弧付き火。火曜日
U+322C PARENTHESIZED IDEOGRAPH WATER 括弧付き水。水曜日
U+322D PARENTHESIZED IDEOGRAPH WOOD 括弧付き木。木曜日
U+322E PARENTHESIZED IDEOGRAPH METAL 括弧付き金。金曜日
U+322F PARENTHESIZED IDEOGRAPH EARTH 括弧付き土。土曜日
U+3230 PARENTHESIZED IDEOGRAPH SUN 括弧付き日。日曜日
U+3231 PARENTHESIZED IDEOGRAPH STOCK 括弧付き株。株式会社
U+3232 PARENTHESIZED IDEOGRAPH HAVE 括弧付き有。有限会社
U+3233 PARENTHESIZED IDEOGRAPH SOCIETY 括弧付き社。社団法人
U+3234 PARENTHESIZED IDEOGRAPH NAME 括弧付き名。合名会社
U+3235 PARENTHESIZED IDEOGRAPH SPECIAL 括弧付き特。特殊法人
U+3236 PARENTHESIZED IDEOGRAPH FINANCIAL 括弧付き財。財団法人
U+3237 PARENTHESIZED IDEOGRAPH CONGRATULATION 括弧付き祝。祝日
U+3238 PARENTHESIZED IDEOGRAPH LABOR 括弧付き労。労働組合
U+3239 PARENTHESIZED IDEOGRAPH REPRESENT 括弧付き代。代表電話
U+323A PARENTHESIZED IDEOGRAPH CALL 括弧付き呼。呼出し電話
U+323B PARENTHESIZED IDEOGRAPH STUDY 括弧付き学。学校法人
U+323C PARENTHESIZED IDEOGRAPH SUPERVISE 括弧付き監。監査法人
U+323D PARENTHESIZED IDEOGRAPH ENTERPRISE 括弧付き企。企業組合
U+323E PARENTHESIZED IDEOGRAPH RESOURCE 括弧付き資。合資会社
U+323F PARENTHESIZED IDEOGRAPH ALLIANCE 括弧付き協。協同組合
U+3240 PARENTHESIZED IDEOGRAPH FESTIVAL 括弧付き祭。祭日
U+3241 PARENTHESIZED IDEOGRAPH REST 括弧付き休。休日
U+3242 PARENTHESIZED IDEOGRAPH SELF 括弧付き自。「~から」を表す
U+3243 PARENTHESIZED IDEOGRAPH REACH 括弧付き至。「~まで」を表す
Circled ideographs from ARIB STD B24(ARIB STD B24の丸付き漢字)
U+3244 CIRCLED IDEOGRAPH QUESTION 丸付き問
U+3245 CIRCLED IDEOGRAPH KINDERGARTEN 丸付き幼。幼稚園
U+3246 CIRCLED IDEOGRAPH SCHOOL 丸付き文

日本の地図記号では高等学校を表す

U+3247 CIRCLED IDEOGRAPH KOTO 丸付き
Circled numbers on black squares from ARIB STD B24(ARIB STD B24の黒四角に丸付き数字)
U+3248 CIRCLED NUMBER TEN ON BLACK SQUARE 時速10キロメートル規制。カーナビで○と組み合わせて使用。
U+3249 CIRCLED NUMBER TWENTY ON BLACK SQUARE 時速20キロメートル規制。カーナビで○と組み合わせて使用。
U+324A CIRCLED NUMBER THIRTY ON BLACK SQUARE 時速30キロメートル規制。カーナビで○と組み合わせて使用。
U+324B CIRCLED NUMBER FORTY ON BLACK SQUARE 時速40キロメートル規制。カーナビで○と組み合わせて使用。
U+324C CIRCLED NUMBER FIFTY ON BLACK SQUARE 時速50キロメートル規制。カーナビで○と組み合わせて使用。
U+324D CIRCLED NUMBER SIXTY ON BLACK SQUARE 時速60キロメートル規制。カーナビで○と組み合わせて使用。
U+324E CIRCLED NUMBER SEVENTY ON BLACK SQUARE 時速70キロメートル規制。カーナビで○と組み合わせて使用。
U+324F CIRCLED NUMBER EIGHTY ON BLACK SQUARE 時速80キロメートル規制。カーナビで○と組み合わせて使用。
Squared Latin abbreviation(方形ラテン略語)
U+3250 PARTNERSHIP SIGN PTE。パートナーシップ
Circled numbers(丸付き数字)
U+3251 CIRCLED NUMBER TWENTY ONE 丸付き21
U+3252 CIRCLED NUMBER TWENTY TWO 丸付き22
U+3253 CIRCLED NUMBER TWENTY THREE 丸付き23
U+3254 CIRCLED NUMBER TWENTY FOUR 丸付き24
U+3255 CIRCLED NUMBER TWENTY FIVE 丸付き25
U+3256 CIRCLED NUMBER TWENTY SIX 丸付き26
U+3257 CIRCLED NUMBER TWENTY SEVEN 丸付き27
U+3258 CIRCLED NUMBER TWENTY EIGHT 丸付き28
U+3259 CIRCLED NUMBER TWENTY NINE 丸付き29
U+325A CIRCLED NUMBER THIRTY 丸付き30
U+325B CIRCLED NUMBER THIRTY ONE 丸付き31
U+325C CIRCLED NUMBER THIRTY TWO 丸付き32
U+325D CIRCLED NUMBER THIRTY THREE 丸付き33
U+325E CIRCLED NUMBER THIRTY FOUR 丸付き34
U+325F CIRCLED NUMBER THIRTY FIVE 丸付き35
Circled Hangul letters(丸付きハングル文字)
U+3260 CIRCLED HANGUL KIYEOK 丸付き
U+3261 CIRCLED HANGUL NIEUN 丸付き
U+3262 CIRCLED HANGUL TIKEUT 丸付き
U+3263 CIRCLED HANGUL RIEUL 丸付き
U+3264 CIRCLED HANGUL MIEUM 丸付き
U+3265 CIRCLED HANGUL PIEUP 丸付き
U+3266 CIRCLED HANGUL SIOS 丸付き
U+3267 CIRCLED HANGUL IEUNG 丸付き
U+3268 CIRCLED HANGUL CIEUC 丸付き
U+3269 CIRCLED HANGUL CHIEUCH 丸付き
U+326A CIRCLED HANGUL KHIEUKH 丸付き
U+326B CIRCLED HANGUL THIEUTH 丸付き
U+326C CIRCLED HANGUL PHIEUPH 丸付き
U+326D CIRCLED HANGUL HIEUH 丸付き
Circled Hangul syllables(丸付きハングル音節)
U+326E CIRCLED HANGUL KIYEOK A 丸付き가
U+326F CIRCLED HANGUL NIEUN A 丸付き나
U+3270 CIRCLED HANGUL TIKEUT A 丸付き다
U+3271 CIRCLED HANGUL RIEUL A 丸付き라
U+3272 CIRCLED HANGUL MIEUM A 丸付き마
U+3273 CIRCLED HANGUL PIEUP A 丸付き바
U+3274 CIRCLED HANGUL SIOS A 丸付き사
U+3275 CIRCLED HANGUL IEUNG A 丸付き아
U+3276 CIRCLED HANGUL CIEUC A 丸付き자
U+3277 CIRCLED HANGUL CHIEUCH A 丸付き차
U+3278 CIRCLED HANGUL KHIEUKH A 丸付き카
U+3279 CIRCLED HANGUL THIEUTH A 丸付き타
U+327A CIRCLED HANGUL PHIEUPH A 丸付き파
U+327B CIRCLED HANGUL HIEUH A 丸付き하
Circled Korean words(丸付き朝鮮語単語)
U+327C CIRCLED KOREAN CHARACTER CHAMKO 丸付き참고(参考)
U+327D CIRCLED KOREAN CHARACTER JUEUI 丸付き주의(注意)
Circled Hangul syllable(丸付きハングル音節)
U+327E CIRCLED HANGUL IEUNG U 丸付き우。郵便番号(우편번호)
Symbol(記号)
U+327F KOREAN STANDARD SYMBOL 韓国産業標準(KS)朝鮮語版の記号
Circled ideographs(丸付き漢字)
U+3280 CIRCLED IDEOGRAPH ONE 丸付き
U+3281 CIRCLED IDEOGRAPH TWO 丸付き
U+3282 CIRCLED IDEOGRAPH THREE 丸付き
U+3283 CIRCLED IDEOGRAPH FOUR 丸付き
U+3284 CIRCLED IDEOGRAPH FIVE 丸付き
U+3285 CIRCLED IDEOGRAPH SIX 丸付き
U+3286 CIRCLED IDEOGRAPH SEVEN 丸付き
U+3287 CIRCLED IDEOGRAPH EIGHT 丸付き
U+3288 CIRCLED IDEOGRAPH NINE 丸付き
U+3289 CIRCLED IDEOGRAPH TEN 丸付き
U+328A CIRCLED IDEOGRAPH MOON 丸付き月。月曜日
U+328B CIRCLED IDEOGRAPH FIRE 丸付き火。火曜日
U+328C CIRCLED IDEOGRAPH WATER 丸付き水。水曜日
U+328D CIRCLED IDEOGRAPH WOOD 丸付き木。木曜日
U+328E CIRCLED IDEOGRAPH METAL 丸付き金。金曜日
U+328F CIRCLED IDEOGRAPH EARTH 丸付き土。土曜日
U+3290 CIRCLED IDEOGRAPH SUN 丸付き日。日曜日
U+3291 CIRCLED IDEOGRAPH STOCK 丸付き株。株式会社
U+3292 CIRCLED IDEOGRAPH HAVE 丸付き有。有限会社
U+3293 CIRCLED IDEOGRAPH SOCIETY 丸付き社。社団法人
U+3294 CIRCLED IDEOGRAPH NAME 丸付き名。合名会社
U+3295 CIRCLED IDEOGRAPH SPECIAL 丸付き特。特殊法人
U+3296 CIRCLED IDEOGRAPH FINANCIAL 丸付き財。財団法人
U+3297 CIRCLED IDEOGRAPH CONGRATULATION 丸付き祝。祝日
U+3298 CIRCLED IDEOGRAPH LABOR 丸付き労。労働組合
U+3299 CIRCLED IDEOGRAPH SECRET 丸付き秘。マル秘
U+329A CIRCLED IDEOGRAPH MALE 丸付き
U+329B CIRCLED IDEOGRAPH FEMALE 丸付き
U+329C CIRCLED IDEOGRAPH SUITABLE 丸付き適
U+329D CIRCLED IDEOGRAPH EXCELLENT 丸付き優。マル優
U+329E CIRCLED IDEOGRAPH PRINT 丸付き印。印鑑を押す箇所に印字される
U+329F CIRCLED IDEOGRAPH ATTENTION 丸付き注。注意
U+32A0 CIRCLED IDEOGRAPH ITEM 丸付き項
U+32A1 CIRCLED IDEOGRAPH REST 丸付き休。休日、定休日
U+32A2 CIRCLED IDEOGRAPH COPY 丸付き写。写し
U+32A3 CIRCLED IDEOGRAPH CORRECT 丸付き正
U+32A4 CIRCLED IDEOGRAPH HIGH 丸付き
U+32A5 CIRCLED IDEOGRAPH CENTRE 丸付き
U+32A6 CIRCLED IDEOGRAPH LOW 丸付き
U+32A7 CIRCLED IDEOGRAPH LEFT 丸付き
U+32A8 CIRCLED IDEOGRAPH RIGHT 丸付き
U+32A9 CIRCLED IDEOGRAPH MEDICINE 丸付き医。医療法人
U+32AA CIRCLED IDEOGRAPH RELIGION 丸付き宗。宗教法人
U+32AB CIRCLED IDEOGRAPH STUDY 丸付き学。学校法人
U+32AC CIRCLED IDEOGRAPH SUPERVISE 丸付き監。監査法人
U+32AD CIRCLED IDEOGRAPH ENTERPRISE 丸付き企。企業組合
U+32AE CIRCLED IDEOGRAPH RESOURCE 丸付き資。合資会社
U+32AF CIRCLED IDEOGRAPH ALLIANCE 丸付き協。協同組合
U+32B0 CIRCLED IDEOGRAPH NIGHT 丸付き
Circled numbers(丸付き数字)
U+32B1 CIRCLED NUMBER THIRTY SIX 丸付き36
U+32B2 CIRCLED NUMBER THIRTY SEVEN 丸付き37
U+32B3 CIRCLED NUMBER THIRTY EIGHT 丸付き38
U+32B4 CIRCLED NUMBER THIRTY NINE 丸付き39
U+32B5 CIRCLED NUMBER FORTY 丸付き40
U+32B6 CIRCLED NUMBER FORTY ONE 丸付き41
U+32B7 CIRCLED NUMBER FORTY TWO 丸付き42
U+32B8 CIRCLED NUMBER FORTY THREE 丸付き43
U+32B9 CIRCLED NUMBER FORTY FOUR 丸付き44
U+32BA CIRCLED NUMBER FORTY FIVE 丸付き45
U+32BB CIRCLED NUMBER FORTY SIX 丸付き46
U+32BC CIRCLED NUMBER FORTY SEVEN 丸付き47
U+32BD CIRCLED NUMBER FORTY EIGHT 丸付き48
U+32BE CIRCLED NUMBER FORTY NINE 丸付き49
U+32BF CIRCLED NUMBER FIFTY 丸付き50
Telegraph symbols for months(電報記号(月))
U+32C0 IDEOGRAPHIC TELEGRAPH SYMBOL FOR JANUARY 1月
U+32C1 IDEOGRAPHIC TELEGRAPH SYMBOL FOR FEBRUARY 2月
U+32C2 IDEOGRAPHIC TELEGRAPH SYMBOL FOR MARCH 3月
U+32C3 IDEOGRAPHIC TELEGRAPH SYMBOL FOR APRIL 4月
U+32C4 IDEOGRAPHIC TELEGRAPH SYMBOL FOR MAY 5月
U+32C5 IDEOGRAPHIC TELEGRAPH SYMBOL FOR JUNE 6月
U+32C6 IDEOGRAPHIC TELEGRAPH SYMBOL FOR JULY 7月
U+32C7 IDEOGRAPHIC TELEGRAPH SYMBOL FOR AUGUST 8月
U+32C8 IDEOGRAPHIC TELEGRAPH SYMBOL FOR SEPTEMBER 9月
U+32C9 IDEOGRAPHIC TELEGRAPH SYMBOL FOR OCTOBER 10月
U+32CA IDEOGRAPHIC TELEGRAPH SYMBOL FOR NOVEMBER 11月
U+32CB IDEOGRAPHIC TELEGRAPH SYMBOL FOR DECEMBER 12月
Squared Latin abbreviations(方形ラテン略語)
U+32CC SQUARE HG Hg。水銀

水銀柱ミリメートルなどの単位表記に用いられる

U+32CD SQUARE ERG erg。エルグ
U+32CE SQUARE EV eV。電子ボルト
U+32CF LIMITED LIABILITY SIGN LTD。有限責任会社
Circled Katakana(丸付き片仮名)
U+32D0 CIRCLED KATAKANA A 丸付き
U+32D1 CIRCLED KATAKANA I 丸付き
U+32D2 CIRCLED KATAKANA U 丸付き
U+32D3 CIRCLED KATAKANA E 丸付き
U+32D4 CIRCLED KATAKANA O 丸付き
U+32D5 CIRCLED KATAKANA KA 丸付き
U+32D6 CIRCLED KATAKANA KI 丸付き
U+32D7 CIRCLED KATAKANA KU 丸付き
U+32D8 CIRCLED KATAKANA KE 丸付き
U+32D9 CIRCLED KATAKANA KO 丸付き
U+32DA CIRCLED KATAKANA SA 丸付き
U+32DB CIRCLED KATAKANA SI 丸付き
U+32DC CIRCLED KATAKANA SU 丸付き
U+32DD CIRCLED KATAKANA SE 丸付き
U+32DE CIRCLED KATAKANA SO 丸付き
U+32DF CIRCLED KATAKANA TA 丸付き
U+32E0 CIRCLED KATAKANA TI 丸付き
U+32E1 CIRCLED KATAKANA TU 丸付き
U+32E2 CIRCLED KATAKANA TE 丸付き
U+32E3 CIRCLED KATAKANA TO 丸付き
U+32E4 CIRCLED KATAKANA NA 丸付き
U+32E5 CIRCLED KATAKANA NI 丸付き
U+32E6 CIRCLED KATAKANA NU 丸付き
U+32E7 CIRCLED KATAKANA NE 丸付き
U+32E8 CIRCLED KATAKANA NO 丸付き
U+32E9 CIRCLED KATAKANA HA 丸付き
U+32EA CIRCLED KATAKANA HI 丸付き
U+32EB CIRCLED KATAKANA HU 丸付き
U+32EC CIRCLED KATAKANA HE 丸付き
U+32ED CIRCLED KATAKANA HO 丸付き
U+32EE CIRCLED KATAKANA MA 丸付き
U+32EF CIRCLED KATAKANA MI 丸付き
U+32F0 CIRCLED KATAKANA MU 丸付き
U+32F1 CIRCLED KATAKANA ME 丸付き
U+32F2 CIRCLED KATAKANA MO 丸付き
U+32F3 CIRCLED KATAKANA YA 丸付き
U+32F4 CIRCLED KATAKANA YU 丸付き
U+32F5 CIRCLED KATAKANA YO 丸付き
U+32F6 CIRCLED KATAKANA RA 丸付き
U+32F7 CIRCLED KATAKANA RI 丸付き
U+32F8 CIRCLED KATAKANA RU 丸付き
U+32F9 CIRCLED KATAKANA RE 丸付き
U+32FA CIRCLED KATAKANA RO 丸付き
U+32FB CIRCLED KATAKANA WA 丸付き
U+32FC CIRCLED KATAKANA WI 丸付き
U+32FD CIRCLED KATAKANA WE 丸付き
U+32FE CIRCLED KATAKANA WO 丸付き
Japanese era name(日本の元号)
U+32FF SQUARE ERA NAME REIWA 令和

文字コード表

囲みCJK文字・月(Enclosed CJK Letters and Months)[1][2]
Official Unicode Consortium code chart (PDF)
  0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 A B C D E F
U+320x
U+321x
U+322x
U+323x
U+324x
U+325x
U+326x
U+327x
U+328x
U+329x
U+32Ax
U+32Bx
U+32Cx
U+32Dx
U+32Ex
U+32Fx
備考
1.^Unicode バージョン 12.1 現在
2.^灰色のエリアはコードポイントが割り当てられていないことを示す。

絵文字

このブロックには、U+3297とU+3299の2つの絵文字が収録されている[11][12]

この2文字に対し2種類の異体字セレクタ、絵文字表示(U+FE0F VS16)かテキスト表示(U+FE0E VS15)が適用できる。どちらもデフォルトはテキスト表示である[13]

絵文字の異体字シーケンス
U+ 3297 3299
base code point
base+VS15 (text) ㊗︎ ㊙︎
base+VS16 (emoji) ㊗️ ㊙️

履歴

以下の表に挙げられているUnicode関連のドキュメントには、このブロックの特定の文字を定義する目的とプロセスが記録されている。

バージョン コードポイント[a] 文字数 L2 ID WG2 ID ドキュメント
1.0.0 U+3200..321C, 3220..3243, 3260..327B, 327F..32B0, 32D0..32FE 190 (to be determined)
L2/11-438[b][c] N4182 Edberg, Peter (2011-12-22), Emoji Variation Sequences (Revision of L2/11-429) 
1.1 U+32C0..32CB 12 (to be determined)
3.2 U+3251..325F, 32B1..32BF 30 L2/99-238 Consolidated document containing 6 Japanese proposals, (1999-07-15) 
N2093 Addition of medical symbols and enclosed numbers, (1999-09-13) 
4.0 U+321D..321E, 3250, 327C..327D, 32CC..32CF 9 L2/99-353 N2056 Amendment of the part concerning the Korean characters in ISO/IEC 10646-1:1998 amendment 5, (1999-07-29) 
L2/99-380 Proposal for a New Work item (NP) to amend the Korean part in ISO/IEC 10646-1:1993, (1999-12-07) 
L2/99-380.1 Cover page and Outline of the proposal, (1999-12-07) 
L2/99-380.3 Annex B, Special characters compatible with KPS 9566-97 (To be extended), (1999-12-07) 
L2/00-084 N2182 Amendment of the part concerning the Korean characters in ISO/IEC 10646-1:1998 amendment 5, (1999-12-07) 
L2/99-382 Whistler, Ken (1999-12-09), Comments to accompany a U.S. NO vote on JTC1 N5999, SC2 N3393, New Work item proposal (NP) for an amendment of the Korean part of ISO/IEC 10646-1:1993 
L2/00-066 N2170 The technical justification of the proposal to amend the Korean character part of ISO/IEC 10646-1 (proposed addition of 79 symbolic characters), (2000-02-10) 
L2/00-073 N2167 Karlsson, Kent (2000-03-02), Comments on DPRK New Work Item proposal on Korean characters 
L2/00-285 N2244 Proposal for the Addition of 82 Symbols to ISO/IEC 10646-1:2000, (2000-08-10) 
L2/00-291 Everson, Michael (2000-08-30), Comments to Korean proposals (L2/00-284 - 289) 
N2282 Report of the meeting of the Korean script ad hoc group, (2000-09-21) 
L2/01-349 N2374 Proposal to add of 70 symbols to ISO/IEC 10646-1:2000, (2001-09-03) 
L2/01-387 N2390 Kim, Kyongsok (2001-10-13), ROK's Comments about DPRK's proposal, WG2 N 2374, to add 70 symbols to ISO/IEC 10646-1:2000 
L2/01-388 N2392 Kim, Kyongsok (2001-10-16), A Report of Korean Script ad hoc group meeting on Oct. 15, 2001 
L2/01-458 N2407 Umamaheswaran, V. S. (2001-11-16), Request to Korean ad hoc group to generate mapping tables between ROK and DPRK national standards 
L2/02-372 N2453 Umamaheswaran, V. S. (2002-10-30), Unconfirmed minutes of WG 2 meeting 42 
4.1 U+327E 1 L2/04-267 N2815 Ahn, Dae Hyuk (2004-06-18), Proposal to add Postal Code Mark to BMP of UCS 
N2753 Unconfirmed minutes of WG 2 meeting 45; IBM Software Lab, Markham, Ontario, Canada; 2004-06-21/24, (2004-12-26) 
5.2 U+3244..324F 12 L2/07-259 Suignard, Michel (2007-08-02), Japanese TV Symbols 
L2/07-391 N3341 Suignard, Michel (2007-09-18), Japanese TV Symbols 
L2/08-077R2 N3397 Suignard, Michel (2008-03-11), Japanese TV symbols 
L2/08-128 Iancu, Laurențiu (2008-03-22), Names and allocation of some Japanese TV symbols from N3397 
L2/08-158 Pentzlin, Karl (2008-04-16), Comments on L2/08-077R2 "Japanese TV Symbols" 
L2/08-188 N3468 Sekiguchi, Masahiro (2008-04-22), Collected comments on Japanese TV Symbols (WG2 N3397) 
L2/08-077R3 N3469 Suignard, Michel (2008-04-23), Japanese TV symbols 
L2/08-215 Pentzlin, Karl (2008-05-07), Comments on L2/08-077R2 "Japanese TV Symbols" 
L2/08-289 Pentzlin, Karl (2008-08-05), Proposal to rename and reassign some Japanese TV Symbols from L2/08-077R3 
L2/08-292 Stötzner, Andreas (2008-08-06), Improvement suggestions for n3469 
L2/08-307 Scherer, Markus (2008-08-08), Feedback on the Japanese TV Symbols Proposal (L2/08-077R3) 
12.1 U+32FF 1 L2/17-429 Orita, Tetsuji (2017-12-19), Request to reserve the code point for square Japanese new era name (SC2 N4577) 
L2/18-039 Anderson, Deborah; Whistler, Ken; Pournader, Roozbeh; Moore, Lisa; Liang, Hai; Cook, Richard (2018-01-19), Recommendations to UTC #154 January 2018 on Script Proposals 
L2/18-007 Moore, Lisa (2018-02-01), UTC #154 Minutes 
N4949 Update on SC2 N4577 “Request to reserve the code point for square Japanese new era name”, (2018-05-23) 
L2/18-220 Whistler, Ken (2018-07-16), Unicode 12.1 Planning Considerations 
L2/18-183 Moore, Lisa (2018-11-20), UTC #156 Minutes 
N5020 (pdf, doc) Umamaheswaran, V. S. (2019-01-11), Unconfirmed minutes of WG 2 meeting 67 
L2/19-008 Moore, Lisa (2019-02-08), UTC #158 Minutes 
L2/19-094 Orita, Tetsuji (2019-04-01), Announcement of Japanese new era name 
  1. ^ 提案されたコードポイントと文字の名前は、最終決定と異なる場合がある。
  2. ^ L2/10-458L2/11-414L2/11-415L2/11-429も参照。
  3. ^ 追加の絵文字関連のドキュメントについてはその他の記号及び絵記号歴史節を参照。

出典

  1. ^ Unicode 1.0.1 Addendum”. The Unicode Standard (1992年11月3日). 2016年7月9日閲覧。
  2. ^ Unicode character database”. The Unicode Standard. 2016年7月9日閲覧。
  3. ^ Enumerated Versions of The Unicode Standard”. The Unicode Standard. 2016年7月9日閲覧。
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  5. ^ The Japan National Body (2018-05-23), Update on SC2 N4577 “Request to reserve the code point for square Japanese new era name”, https://www.unicode.org/wg2/docs/n4949-Japanese_new_era.pdf 
  6. ^ Resolutions of the 23rd ISO/IEC JTC 1/SC 2 Plenary Meeting, (2018-06-28), https://isotc.iso.org/livelink/livelink?func=ll&objId=19813998&objAction=Open 
  7. ^ Future Additions to ISO/IEC 10646 (January 2018), (2018-01-25), https://www.unicode.org/L2/L2018/18056-future-adds.pdf 
  8. ^ Proposed New Characters: Pipeline Table”. Unicode Consortium (2018年6月30日). 2019年4月25日閲覧。
  9. ^ Whistler, Ken (2018-07-16), Unicode 12.1 Planning Considerations, https://www.unicode.org/L2/L2018/18220-u121planning.txt 
  10. ^ Unicode コンソーシアムは「令和」をサポートする Unicode 12.1 を正式リリースしました”. Unicodeコンソーシアム (2019年5月7日). 2019年5月9日閲覧。
  11. ^ UTR #51: Unicode Emoji”. Unicode Consortium (2016年11月22日). 2016年12月22日閲覧。
  12. ^ UCD: Emoji Data for UTR #51”. Unicode Consortium (2016年11月14日). 2016年12月22日閲覧。
  13. ^ Unicode Character Database: Standardized Variation Sequences”. The Unicode Consortium. 2016年12月22日閲覧。

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