将棋の藤井聡太七段(17)が、6月28日に挑んで勝利した「棋聖戦」の第2局で指した手が、「AI超え」と称賛されている。 これに対して、元将棋名人で、現在はタレントとしても活躍する「ひふみん」こと加藤一二三さん(80)が「AIを過大評価する一方で、天才棋士の頭脳のきらめきやひらめきを、そもそも軽視しすぎの世の中ではないかと歯痒い想いがする」とツイートし、話題になっている。 今回、注目されたのは、58手目の「3一銀」。見ていた人ほとんどが意外に感じたが、藤井七段はこの手を選び、勝利につなげていった。 この手について、世界コンピューター将棋選手権で優勝した将棋ソフト「水匠2」開発者で弁護士の杉村達也さん(33)は、「『水匠2』に4億手読ませた段階では5番手にも挙がらないが、6億手読ませると、突如最善手として現れる手だった」と解説し、「藤井七段がAI超え」と話題になった。 この手が「AI超え」と評