労働党政権もインド太平洋重視 日本は継続的働き掛けを―英専門家 時事通信 外信部2024年07月01日16時32分配信 インタビューに答える英シンクタンク「国際戦略研究所(IISS)」のウォード日本部長=24日、ロンドン 【ロンドン時事】7月4日の英総選挙は、与党保守党が大敗し、最大野党の労働党が14年ぶりに政権を握ることが確実視されている。選挙結果が日英関係に及ぼす影響などについて、英シンクタンク「国際戦略研究所(IISS)」のロバート・ウォード日本部長に聞いた。 英総選挙、移民政策が争点 保守党政権に不信感 ―現在の日英関係をどう見ているか。 非常に良好で(1902年の条約による)日英同盟以来の親密な関係ではないか。英国の欧州連合(EU)離脱前は経済中心だったが、より戦略的になり、安全保障にも焦点が当たるようになった。日本が第2次安倍政権以降、インド太平洋地域への関心を国際的に広げる努