【ラスベガス=長縄雄輝】クボタの北尾裕一社長は9日、農作業の用途に応じて変形する農機を開発する方針を明らかにした。農作業には農地を耕すトラクターとは別に、雑草除去や肥料散布など構造の異なる複数の機械が必要になる。農機を変形させることで1台で複数の用途に使えるようにして作業の効率化につなげる。北尾氏が米テクノロジー見本市「CES」の会場で日本経済新聞社の取材に答
1.趣旨 近年、全国の野菜販売農家数は5年間で約3割減少するなど、労働力不足から野菜生産の維持が懸念され、生産性の向上は喫緊の課題になっています。主要野菜の一つであるタマネギも生産者の減少などにより、生産の維持が困難になりつつあり、自動化技術の導入による省力化や、栽培管理のシステム化による収量・品質の向上が求められています。 そのようなタマネギ生産の課題に対応したスマート農業実地勉強会を、全国有数の産地である兵庫県の淡路島において開催します。タマネギ栽培のスマート化に取り組まれたコンソーシアムより、その効果と課題についてご報告いただくとともに、現場で自動農薬散布ロボットの実演を見学し、タマネギ栽培のスマート化について議論します。 2.運営 主催 : 農研機構西日本農業研究センター 3.開催日時 令和7年2月14日(金曜日)13:10~17:00 4.開催場所・方法 室内検討会開催場所 :
農林水産省農林水産技術会議事務局は、農業技術クラブの協力を得て「農業技術10大ニュース」を選定しています。これは、各年に新聞記事になった研究成果(民間企業、大学、公立試験研究機関及び国立研究開発法人)の中から、内容に優れ、社会的関心が高いと考えられるもの10件を選定するものです。2024年は、農研機構の研究成果(共同で行った研究成果を含む)が8件選ばれました。 農業技術10大ニュース 2024年選出 水稲の有機栽培では「除草作業」に手間がかかるため、栽培面積の規模拡大を阻む要因となっています。水稲作での除草作業の効率化を図るため高能率水田用除草機を開発しましたが、この機械では条間の除草は高能率で行えるものの、株間は条間に比べて除草率が上がらないという課題がありました。 農研機構は、水稲の苗を等間隔の碁盤の目状に植える「両正条植え」の技術を開発しました。従来、乗用除草機では一方向の除草しかで
Published 2025/01/03 07:01 (JST) Updated 2025/01/03 07:17 (JST) 高知大発ベンチャー企業が人工知能(AI)を使って農作物の生産から輸送まで効率を大幅に引き上げる実証実験を始めた。独自のモデルを活用する。国内の農家はこの20年で半減し高齢化が著しい。将来にわたり需要を満たすため、生産性向上が喫緊の課題となっている。責任者は「食料自給率の低下に危機感がある。AIで農家の金銭的、体力的負担を減らしたい」と意欲を燃やす。(共同通信=鈴田卓) ▽数理モデル 実験を手がけるのは、高知IoPプラス(高知県南国市)。農学とデータサイエンスの融合を目指す高知大IoP共創センターの岩尾忠重(いわお・ただしげ)教授(58)=工学=が技術責任者を務める。 岩尾さんは富士通出身の研究者。2021年に高知大に着任してから農家の苦労を知り問題意識を持った。2
【John Deere】CES 2025で第2世代自律走行システム搭載の農機4機種を発表 ー 農業・建設・造園分野で労働力不足に対応 Last Updated on 2025-01-08 10:15 by admin ジョン・ディアは、CES 2025(1月7日〜10日、ラスベガス)において、第2世代自律走行システムを搭載した4種類の新型農機を発表しました。 新製品の詳細 大規模農業向け「9RXトラクター」:16台のカメラによる360度視界、40%の速度向上 果樹園用「5MLトラクター」:LiDARセンサー搭載、将来的に電動版も開発予定 採石場用「460 P-Tier関節式ダンプトラック」:資材運搬の完全自動化 商業用「バッテリー電動芝刈り機」:1回の充電で10時間稼働、時速5-6マイルで作業 from:John Deere boasts driverless fleet at CES –
米国・ラスベガスでは世界最大級のテクノロジー見本市「CES 2025」が2025年1月7日から10日まで開催される。 生成AI・AIロボットの社会実装を進める株式会社Jizaiは、「CES 2025」で自社開発のロボット「Mi-Mo(ミーモ)」の初号機を展示する。現地では報道関係者向け発表会も開催された。 「Mi-Mo(ミーモ)」とは 「Mi-Mo」はカスタマイズできる汎用AIロボットで、まさかの六脚! 実用性も重視しているとのこと。 早速、X(旧ツイッター)では話題になり始めていて、そこで飛び交う情報によると、販売の可能性も高そう。 アスラテックの吉崎航氏もアドバイザーで なお、動く実物大ガンダムやバルーンロボット、4足歩行型ライド「SR-02」、けものフレンズ「アライさんロボ」、「変形マクロスロボ」などに携わり、「V-Sido」の開発者としても知られるアスラテックの吉崎航氏も、ロボティ
「2024年農業技術10大ニュース」を選定しました。 1.「2024年農業技術10大ニュース」の選定について この1年間に新聞記事となった民間企業、大学、公立試験研究機関及び国立研究開発法人の農林水産研究成果のうち、内容が優れており、社会的関心も高いと考えられる成果10課題を農業技術クラブ(農業関係専門紙・誌など30社加盟)の加盟会員による投票を得て選定しました。 2.選定結果について 選定した「2024年農業技術10大ニュース」は、次のとおりです。 TOPIC1 「両正条植え」で縦横の機械除草が可能に! -省力的な機械除草が有機栽培の拡大に貢献- 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構(以下、農研機構)は、水稲の苗を等間隔の碁盤の目状に植える「両正条植え」の技術を開発しました。従来、乗用除草機では一方向の除草しかできませんでしたが、この技術により、タテとヨコの二方向から乗用除草機
研究者が論文執筆や助成金の申請書を書く際、近年は大規模言語モデル(LLM)を活用するケースが増えています。確かにo1proの書く文章はAI臭さが無いですし、その知識や発想力に驚かさせる事は多いです。ただo1proをアカデミック関連の業務に試してきましたが、その経験から言えば、3万円を払ってo1Proを使う必要性は低い、というのが私の現在のところの正直な結論です。以下に理由を述べます。 1. o1モデルにおけるプロンプトのコツo1モデルは「シンプルなプロンプトがベスト」とされており、複雑なコンテキストや指示を加えすぎると性能を発揮しづらいと言われています。一部のプロンプトエンジニアリング(few-shot learning や「think step by step」など)は、性能を向上させない場合もあります。以下がベストプラクティスです: シンプルで直接的に:簡潔な指示が最も効果的です。 連
HOME インタビュー Jリーグ “牛飼い”になった元Jリーガー「おそらく自分だけ」 異例の転身…果たしたいサッカー界への貢献【インタビュー】 “牛飼い”になった元Jリーガー「おそらく自分だけ」 異例の転身…果たしたいサッカー界への貢献【インタビュー】 2024.12.24 記事 「おそらくJリーグ元年から、自分と闘莉王さんだけだと思う」 「牛飼い」と聞けば、おそらく多くの人が「牛を飼う人だな」と、なんとなくイメージすることができるだろう。だが、Jリーグのピッチに立ったプロのサッカー選手が現役を引退したあとにセカンドキャリアで選ぶ職業としては、極めて珍しい。2018年にJ3福島ユナイテッドFCで現役を引退した平秀斗(ひら・しゅうと)氏は、家業を継ぐ形で「牛飼い」となった。平氏は「おそらくJリーグ元年から、現役を引退した選手で自分とブラジルに戻っている闘莉王さんだけだと思う」と、その特殊性に
2014年から先端テクノロジーの研究を論文単位で記事にして紹介しているWebメディアのSeamless(シームレス)を運営し、執筆しています。 1週間の気になる生成AI技術・研究をいくつかピックアップして解説する連載「生成AIウィークリー」から、特に興味深いAI技術や研究にスポットライトを当てる生成AIクローズアップ。 今回は、AI教師が囲碁を生徒に指導すると学習効果はどうなるかを調査した研究論文「Can Artificial Intelligence Improve Gender Equality? Evidence from a Natural Experiment」に注目します。 この実験は2020年9月から2021年7月にかけて、中国の囲碁教室で実施されました。新型コロナウイルス対策により一部の教師が隔離されたことをきっかけに、36人の教師のうち16人がAI教師に置き換えられること
暇空など定期的にネットで見かけるこの疑問の答えが実験で明らかになった。 答えは人間が教えるから。 https://papers.ssrn.com/sol3/papers.cfm?abstract_id=4202239 実験対象は中国の段位者小学生287人。 生徒講師共に男女比は6:4くらい。 実験前は全体的に女子は男子より弱かった。 AIで教えるグループと人講師が教えるグループに分け5ヶ月間実験した。 結果、AIに教わったグループは人講師に教わったグループより伸びた。 特にAIに教わった女子は急速に伸び、5ヶ月後には男子と強さが変わらなくなっていた。 人講師は男子にはより肯定的女子にはより否定的な感情を表出する傾向があった。 これは講師が男性講師でも女性講師でも言える。 https://www.ai/ts/R7Y6NGLJ6G/blog/bl/pkEldmVQ6R
インターネットイニシアティブ(IIJ、東京都千代田区)とほくつう(金沢市)は、水稲栽培のスマート農業システムで連携を始める。IIJの「IIJ水管理プラットフォームfor水田」と、ほくつうの「水まわり... 記事の続きを読むには、こちらから会員登録(有料)が必要です>> 会員登録(有料) はこちら ログイン 日本農業新聞公式ウェブサイトの全ての機能をご利用になるには、会員登録が必要です。 メールアドレス、パスワードを入力後、「ログイン」ボタンを押してください。
農業ロボットの開発を手がける中国スタートアップ企業「Viewer Tech(緯爾科技)」がこのほど、シリーズAで数千万元(数億~十数億円)を調達した。出資は、粤港澳大湾区国家技術創新中心(GBA NCTI)の傘下にある広華資本が主導。資金は製品開発・改良や事業開拓、人材採用に充てられる。 Viewer Techはこれまでに3度の資金調達を通じて、昆侖資本(Kunlun C投資機構から累計で数千万元を調達した。 2022年から本格的に事業を展開した同社は、精密農業に特化し、大規模農場向けにスマートデバイスやデータ分析、意思決定支援システムを提供することで、農業機械産業のデジタル化、精密化、効率化、ハイテク化を後押ししている。ロボットやセンサー、ナビゲーション、自動システムなどに関する技術をベースに、綿花摘み取りロボ
2020年に筑波大学に入学し、5年間大学にいたわけですが、このたび、2024年度末で退学することにしました。そして、2025年度からは筑波大学の大学院に行きます。 進学先は筑波大学のデザイン学学位プログラムというところです (博士前期=修士です)。現在の所属が工学システム学類なので、結構大胆な鞍替えということになります。この選択についても記事後半で書きます。また、大学を辞めて大学院に行くというのはどういうことか?についても記事後半で書きます。 1万字超えと長大で、様々な内容が複雑に絡み合った文章です。しかし、私のこの5年間の紆余曲折を、真心を込めてまとめたものです。読みにくいとは思いますが、よろしければお付き合いください。 工学システム学類入学と興味の変遷私の現在の所属は「筑波大学 理工学群 工学システム学類」です。要するに工学部だと思っていただければ良いと思います。入学前は工学システム学
食料の安定供給の確保や農業の持続的発展は、国民生活の安定向上や国民経済の健全な発展に不可欠なものである。 一方で、これらを支える農業者の高齢化が進むとともに農業者数は減少し、今後も一層の減少が見込まれる状況にある。例えば、基幹的農業従事者(15歳以上の世帯員のうち、普段、仕事として主に自営農業に従事している者)の数と年齢構成に注目すると、2023年時点での基幹的農業従事者数は116万人であるが、そのうち、20年後に基幹的農業従事者の中心となると考えられる層である50代以下はわずか20%の23.8万人であり、今後20年間で基幹的農業従事者数は現在の約4分の1にまで減少しかねない状況にある。 こうした見通しの下では、従来の生産方式を前提とした農業生産では食料の安定供給や農業の持続的発展を確保することが難しくなるおそれがあり、農業者の減少下においても生産水準を維持できる生産性の高い食料供給体制を
徳島西部のにし阿波地域で2024年4月、「にし阿波いちごタウン構想コンソーシアム」が設立した。同地の特産物であるいちごの新規就農者を増やすことによる地域活性化を目的としており、農業法人のミカモフレテックも参画している。同社の事業構想とコンソーシアムの今後について、社長の関氏に聞いた。 徳島県西部を流れる吉野川の中上流域に位置し、にし阿波地域と呼ばれる美馬市、三好市、つるぎ町、東みよし町。夏秋いちごと促成いちごの栽培を組み合わせることで一年を通したいちご栽培を可能にした、国内では珍しい周年いちごの産地だ。2024年4月、同地域では官民が連携し、この特徴を活かして新規就農者を受け入れ、地域の再生と活性化を図ることを目的にした「にし阿波いちごタウン構想コンソーシアム」が設立された。 経営コンサルタントと 農業法人社長の二足の草鞋 東みよし町に本店を置くミカモフレテックも、同コンソーシアムに参画す
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