血液検査で認知症を防げ! 8月18日 18時41分 認知症の予備軍とも言われ、国内で推計400万人に上るとされる「軽度認知障害」の高齢者。4年ほどで、およそ半数の人が、認知症へと症状が悪化していくともいわれます。早期発見できれば、進行を遅らせたり、健常な状態に戻したりできるケースもあると言われますが、本人や家族が単なる物忘れなどと思いがちなうえ、診断に詳しい専門の医師が少ないこともあってなかなか早期発見が出来ないのが現状です。この「軽度認知障害」を、筑波大学などの研究グループが、血液を調べるだけでおよそ80%の精度で判定できる方法を開発し、今、注目を集めています。 自分もひょっとすると軽度認知障害になっているのでは・・。そんな不安を感じる高齢者の方も多いと思います。今回開発された検査法とはどのようなものなのか。認知症を予防するのにどう役立つのか。科学文化部の中川真記者が解説します。 軽度