2025-01-03

プロジェクト・ヘイル・メアリー」を読んで

ネタバレ厳禁それが「プロジェクト・ヘイル・メアリー」のなので、うっかりと感想を書くのは難しい。

まだ読んでいない人でいずれ読もうと思っている人は以下の文章を一切見ないことをおすすめします。



わたしSFかにあんまり詳しくないのでとくに大層な感想があるわけではない。

ただひとつプロジェクト・ヘイル・メアリー(以下PHMと略す)を読み進めて、すぐに思い出したことがある。

それはPHMと同じ早川書房からかつて出版されていたハヤカワFTの「魔法の国ザンスシリーズの第3巻「ルーグナ城の秘密」だ。

SFFT、互いにジャンルは違えど共通項があっても不思議ではない親戚のような関係が両者にはあるが、

長い年月を経て最新のSF作品と遠い少女の日に図書館で読んだ両作に共通項が多分にあったのにはなんだか涙腺が緩んでしまった。

そう両方を読んだことがある人にはすぐわかりますね。

ここからネタバレ、PHM未読の方は読まないほうが絶対によい。



そう蜘蛛なんです。

両作とも蜘蛛主人公の頼りがいのあるバディとして活躍するのです。

ああ、なんという懐かしさなのでしょうか?

蜘蛛のバディ。

ああ、あの日あのときのあの気持。

ドーア蜘蛛ジャンパーとの奇妙な異種族間の友情、そして別れ。

あのとき感情を、あの遠い日を思い出さされて涙腺が緩んでしまった。

それにしてもどうして人間蜘蛛がこんなにも大好きなんだろう?

だいたいにおいて蜘蛛登場人物として出てくると主人公の味方だ。

唯一の例外指輪物語くらいか?(まああれは設定フェチ言語学変人が考えたものから例外扱いで構いますまい)

最近だと異世界蜘蛛になった少女が大活躍するマンガアニメである

そう人類みんな蜘蛛が大好きなのは蜘蛛の糸でも証明されてますね。

ゴキブリとか蚊とかに無慈悲な行いをする人が蜘蛛だけは殺さないとかそういう現象もあります

とまあそういうのはあんまりどうでもいい話なんですが。

とにかく蜘蛛がね、蜘蛛のバディが出てくる話、っていうのをものすごく久しぶりに読めて、

ふたりの男同士の友情とういやつに涙が出てきた体験を遠い時間を隔ててしてしまたこ自体に感動してしまった。

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