胸の辺りまで伸ばしていた髪を顎下まで思い切ってカットしてもらった。ずっと切りたかったけど、お腹が張りやすい朝にセットをすると考えると面倒くさくて、ささっと髪を束ねられるよう伸ばしっぱなしだった。抜けてしまっていた髪色も染め直して、丁寧にアイロンを入れてもらって仕上がった久々の軽さのあるボブは新鮮で嬉しかった。
帰って改めて髪型を見て、いい感じな気がする!と自画自賛したりして、仕事に使っていたカバンの片付けをしたり、晩御飯を作ったりして1日を過ごした。夫はなんと言うかな、彼は髪は短い方が好きだから気に入ってくれるといいなと反応を想像して、ふと思い出した。彼との付き合いは長いが、以前髪をバッサリ切った時も「切ったんだね!」と事実を述べられただけだった。だからあまり期待しないでおこう。
そう思ったのに、帰った夫に「髪暗くして短くしたね!」とまたもや事実のみを述べられて内心テンションの下がる自分に嫌気がさした。なぜこうも学習能力がないんだ私は。その後鏡に映った姿を見て、何だか切りすぎたような似合ってないような気がしてきてしょんぼりしてしまった。私の髪なんだから、私が気に入っていればそれで充分なのに。似合うように丁寧に切ってくれた美容師さんにも失礼だ。
いつもなら次の日仕事に行けば、誰かしらが「切ったんだね〜!いいね!」なんて声をかけてくれてちょっと気持ちが戻ったりするけどあいにく産休中だ。友達も平日はみんな仕事をしているし。そもそも誰かに自分の気持ちを戻してもらおうなんておかしな話だ。自分で取り戻さねば。
述べられた事実の中に「前の方が良かった!」とかが無かっただけよしとしなくては。シャンプーもドライヤーもめちゃ楽だし。書いて少しスッキリした。見てくれてありがとう。