エム‐ティー‐ユー【MTU】
MTU
読み方:エムティーユー
MTUとは、ネットワークにおいて一度に通信することのできるパケットのデータの最大値のことである。
ネットワーク上では、データはパケットと呼ばれる単位に細分化してやり取りされている。MTUが大きければ大きいほど、パケットとして分割される数が減るので、個々のパケットに与えられる制御信号を削減することができる。そのため効率的なデータ伝送が可能になる。
MTUはネットワークの形式によってあらかじめ限界値が定められており、例えばEthernetではMTUは1500バイト、FDDIであれば4352バイトが上限となっている。
また、ネットワーク形式ごとのMTU範囲内において、実際に用いるMTUの値は任意に設定することが可能である。比較的時代の古いOSは、MTUの値が低く設定されている場合があるため、古いOSでブロードバンド回線に接続するような場合にはMTUの値を設定し直すことによって通信速度の向上を見込むことができる。ただし、通信エラーが頻繁に発生するようなネットワークにおいては、一度のエラーで失われるデータ量も少なくするためMTUの値を小さく設定した方が伝送効率が向上する場合もある。
Maximum Transmission Unit
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/05 02:02 UTC 版)
Maximum Transmission Unit (MTU:最大送信単位)は、ネットワークにおいて1回の転送(1フレーム)で送信できるデータの最大値を示す伝送単位のこと。
- ^ “IP通信網サービスのインタフェース 第一分冊 (第6版) (PDF)”. 東日本電信電話株式会社 (2009年4月20日). 2009年9月13日閲覧。
- ^ 阿蘇和人 (2009年9月14日). “Microsoft Updateが遅くなるトラブルが発生”. 日経BP ITpro. 2009年9月19日閲覧。
- 1 Maximum Transmission Unitとは
- 2 Maximum Transmission Unitの概要
- 3 RFC
「Maximum Transmission Unit」の例文・使い方・用例・文例
- POTUSは「President of the United States」の略だ。
- maximum transmission unitのページへのリンク