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竜野駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
竜野駅
駅舎(2019年8月)
たつの
Tatsuno
網干 (5.9 km)
(4.5 km) 相生
地図
所在地 兵庫県たつの市揖保川町黍田35[1]
北緯34度49分31.44秒 東経134度31分19.41秒 / 北緯34.8254000度 東経134.5220583度 / 34.8254000; 134.5220583座標: 北緯34度49分31.44秒 東経134度31分19.41秒 / 北緯34.8254000度 東経134.5220583度 / 34.8254000; 134.5220583
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線 山陽本線
キロ程 71.0 km(神戸起点)
大阪から104.1 km
電報略号 タヌ
駅構造 地上駅[1]
ホーム 2面2線[1]
乗車人員
-統計年度-
1,889人/日(降車客含まず)
-2021年-
開業年月日 1889年明治22年)11月11日[1][2]
備考 業務委託駅[1][3]
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竜野駅(たつのえき)は、兵庫県たつの市揖保川町黍田きびたにある、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陽本線である[1]

概要

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「竜野」と言う駅名だが、たつの市の中心となる旧龍野市中心部から約5km離れており、旧山陽道の正條宿に近い地に位置している[1]。そのため開設当時は、当駅から龍野の城下町までを結ぶ、約5kmの龍野鉄道敷設計画があったが、実現には至らなかった[1]

JTB時刻表におけるたつの市の代表駅は当駅では無く、旧龍野市の中心駅であった姫新線本竜野駅のままとなっている(利用者は当駅の方が多い)。当駅からたつの市中心部へは、たつの市コミュニティバス揖保川沿いに北上することとなる。

1889年明治22年)11月11日 に、山陽鉄道姫路駅から延伸した際に開設[1]。しかしながら、揖保川を渡る鉄橋の工事が大幅に遅れていたため、川の東側に仮駅を設置し、営業開始[1]。翌年に有年駅まで路線が延伸されると同時に、現在の場所へ移転した。駅名は1890年明治23年)に山陽鉄道の駅として開業して以来「竜野」であるが、戦後は長らく旧龍野市ではなく隣町の揖保郡揖保川町に属していた。2005年平成17年)10月1日に旧龍野市・揖保川町など1市3町が合併して、たつの市となり、名実共に所在自治体がはじめて「たつの」になった。

歴史

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「竜野」の駅名表記について

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開設当初の駅名表記は「龍野」で、1958年昭和33年)11月当時の当駅の駅名標も「龍野」と表記されていた。書体が丸ゴシック体である事から、1954年(昭和29年)12月以降に書き替えられた物である。時期は不明だが、本竜野駅と共に表記が「龍野」から「竜野」に変わり、龍野市とは漢字が一致しなくなった[4]

年表

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駅構造

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ホーム(2007年8月)

2両編成対応単式ホーム2面2線を有する地上駅。以前は2面3線であったが、旧2番線は両端ポイント部分の線路が撤去され、何年か後に残りの線路も全て撤去された。

業務委託駅JR西日本交通サービス受託)[1][3]自動券売機が設置されている[9]ICOCA及び提携ICカードが利用可能で、ICOCA対応の自動改札機が設置されている。

のりば

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のりば 路線 方向 行先 備考
1 A 山陽本線 下り 上郡播州赤穂岡山方面[10] 日中は赤穂線直通列車のみ
2 上り 姫路大阪方面[10]  

ダイヤ

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日中時間帯は上下共に、普通電車が1時間に1本停車する。
2016年3月26日ダイヤ改正に伴い新快速日中運転は取止められ、朝晩のラッシュ時間帯のみ運行されるようになった。2021年10月2日からは日中時間帯は上下共に1時間当たり1本に半減した[7][8]

当駅を含む山陽本線姫路駅 - 相生駅間は、赤穂線相生駅 - 播州赤穂駅間と一体運用となっており、日中は全列車が次の相生駅から赤穂線・播州赤穂方面に入る。この時間帯に上郡岡山方面に行く場合は相生駅で乗換が必要。朝晩は山陽本線経由姫路駅 - 上郡・岡山方面間列車が運行されるため1時間3 - 4本と多くなる。

当駅と相生駅有年駅上郡駅は12両編成までの乗入に対応しているが、赤穂線内の西相生駅坂越駅播州赤穂駅ホーム有効長が最大8両編成分しか無く、12両編成での乗入が出来なくなっている。そのため、大阪方面と赤穂線・山陽本線上郡方面とを直通運転する朝晩の新快速は、姫路駅(朝の上り列車は網干駅)で米原寄りの編成を増解結した上で当駅に停車している[注釈 1]。但し当駅に乗入れる列車は、上り始発と下り終電(いずれも上郡発着普通列車)の10両編成が、岡山方面発着列車は7両編成が最長であり、定期運用で12両編成が入ることは無い。

利用状況

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「兵庫県統計書[11]」と「たつの市統計書[12]」によると、2022年令和4年)度の1日平均乗車人員1,984人である[13]

近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通り。

年度 1日平均
乗車人員
2000年 2,382
2001年 2,243
2002年 2,108
2003年 2,053
2004年 2,024
2005年 1,983
2006年 1,967
2007年 1,978
2008年 1,998
2009年 1,940
2010年 1,955
2011年 2,014
2012年 2,088
2013年 2,151
2014年 2,091
2015年 2,169
2016年 2,177
2017年 2,172
2018年 2,165
2019年 2,204
2020年 1,787
2021年 1,889
2022年 1,984

駅周辺

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バス路線

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駅前を通る兵庫県道120号線沿いに「竜野駅」停留所があり、たつの市コミュニティバスの路線(しんぐう総合センター - 新舞子)が発着する[注釈 2]

備考
  • 以前は新舞子荘行設定があったが、運行経路見直しが行われ、2017年に廃止された[14]

隣の駅

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西日本旅客鉄道(JR西日本)
A 山陽本線(赤穂線直通列車含む)
新快速・普通(普通列車は明石駅以東は快速
網干駅 - 竜野駅 - 相生駅

脚注

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注釈

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  1. ^ これと同様の事例としては、北陸本線米原駅以北や湖西線近江今津駅以北も12両編成での乗り入れが出来ないため同じく編成切離しが設定されている。
  2. ^ ※夕方1便は[播磨新宮駅 ← 新舞子]間のみ運行。

出典

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m 『兵庫の鉄道全駅 JR・三セク』神戸新聞総合出版センター、2011年12月15日、61頁。ISBN 9784343006028 
  2. ^ a b c d e f g h i 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、220頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  3. ^ a b 会社概要 - JR西日本交通サービス.2021年12月12日閲覧
  4. ^ 高見彰彦「駅名標の移り変わり 寺田町駅の発見から」『レイル』第100巻、エリエイ/プレス・アイゼンバーン、東京、2016年10月、4-27頁、ISBN 978-4871125000 
  5. ^ “列車接近をメロディーで JR神戸線塚本-姫路間”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 3. (1997年3月11日) 
  6. ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '98年版』ジェー・アール・アール、1998年7月1日、186頁。ISBN 4-88283-119-8 
  7. ^ a b 大盛周平「JR西127本の運転見直し 15年ぶりに秋のダイヤ改正」『神戸新聞』神戸新聞社、神戸、2021年7月28日。2021年9月29日閲覧。
  8. ^ a b 2021 年秋ダイヤ見直しについて』(PDF)(プレスリリース)西日本旅客鉄道、2021年7月28日https://www.westjr.co.jp/press/article/items/210727_03_keihanshin.pdf2021年9月29日閲覧 
  9. ^ a b c 竜野駅|駅情報:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2024年2月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年2月11日閲覧。
  10. ^ a b 竜野駅|時刻表”. 西日本旅客鉄道. 2022年11月15日閲覧。
  11. ^ 兵庫県統計書
  12. ^ たつの市統計書
  13. ^ 令和元年版たつの市統計書 (PDF)
  14. ^ たつの市コミュニティバス【南北連結ルート】が増便し、ますます便利に!”. 広報たつの(2016年12月号). たつの市. p. 13. 2016年12月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月4日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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