吉村圭司 (競馬)
表示
吉村圭司 | |
---|---|
2015年報知杯フィリーズレビュー表彰式 | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 熊本県 |
生年月日 | 1972年5月31日(52歳) |
所属団体 | JRA |
初免許年 | 2012年 |
経歴 | |
所属 | 栗東T.C. |
吉村 圭司(よしむら けいじ、1972年5月31日 - )は、日本中央競馬会(JRA)・栗東トレーニングセンターに所属する調教師。熊本県出身[1]。
来歴
[編集]父は荒尾競馬の元調教師で、競馬が身近にある環境で育つ。中学卒業時に競馬学校の騎手課程に合格したが、体重調整に失敗して入学辞退を余儀なくされた。その後は地方競馬の厩務員登録を行い、父の厩舎で持ち乗り厩務員として働く傍ら、荒尾市内の定時制高校に4年間通った。高校卒業後は北海道の坂東牧場に約1年半勤務する[2]。
1996年1月にJRA競馬学校厩務員課程に入学。同年7月から栗東・飯田明弘厩舎の厩務員となり、同年12月からは調教助手を務めた。2004年3月からは栗東・池江泰寿厩舎の調教助手となる[1]。池江厩舎時代にはドリームジャーニー・オルフェーヴル兄弟の調教に携わる[2]。2010年12月に調教師試験に合格し[3]。合格後は1年間池江厩舎に技術調教師として所属し、オルフェーヴルの三冠達成を目の当たりにする。2012年3月に厩舎を開業し、3月24日の阪神1Rを池江厩舎から譲り受けたポップアイコンで勝利し、JRA初勝利を挙げる[4]。
2015年のフィリーズレビューをクイーンズリングで勝利し、重賞初制覇。同馬は2016年のエリザベス女王杯も制し、厩舎に初のGI制覇の栄冠をもたらした[5]。
調教師成績
[編集]概要
[編集]日付 | 競馬場・開催 | 競走名 | 馬名 | 頭数 | 人気 | 着順 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
初出走 | 2012年3月10日 | 1回阪神5日7R | 4歳上500万下 | ペプチドサファイア | 16頭 | 15 | 15着 |
初勝利 | 2012年3月24日 | 2回阪神1日1R | 3歳未勝利 | ポップアイコン | 16頭 | 1 | 1着 |
重賞初出走 | 2012年7月8日 | 2回中京4日11R | プロキオンステークス | インオラリオ | 16頭 | 5 | 12着 |
重賞初勝利 | 2015年3月15日 | 1回阪神6日11R | フィリーズレビュー | クイーンズリング | 18 | 1 | 1着 |
GI初出走 | 2013年5月26日 | 2回東京12日10R | 東京優駿 | ペプチドアマゾン | 18頭 | 13 | 4着 |
GI初勝利 | 2016年11月13日 | 5回京都4日11R | エリザベス女王杯 | クイーンズリング | 15頭 | 3 | 1着 |
年度別成績
[編集]吉村圭司の年度別成績(netkeiba.com)を参照
主な管理馬
[編集]※括弧内は当該馬の優勝重賞競走、太字はGI級競走。
- クイーンズリング(2015年フィリーズレビュー、2016年京都牝馬ステークス、府中牝馬ステークス、エリザベス女王杯)
- ダッシングブレイズ(2017年エプソムカップ)
- エアアンセム(2018年函館記念)
- オオバンブルマイ(2022年京王杯2歳ステークス、2023年アーリントンカップ、ゴールデンイーグル)[6]
- ハヤブサナンデクン(2023年マーチステークス)[7]
- オフトレイル (2024年ラジオNIKKEI賞)
脚注
[編集]- ^ a b JRAホームページ「調教師名鑑」(2018年7月24日閲覧)
- ^ a b 【吉村圭司調教師】2012年度、栗東の新規開業調教師. 競馬ラボ(2012年4月15日付). 2018年7月24日閲覧
- ^ 小野次郎ら7人が23年度調教師試験に合格. スポーツニッポン(2010年12月10日付). 2018年7月24日閲覧
- ^ 【吉村圭司調教師】2012年度、栗東の新規開業調教師(後半). 競馬ラボ(2012年4月15日付). 2018年7月24日閲覧
- ^ 抽出|吉村圭司の調教師成績|競馬データベース. netkeiba.com. 2018年7月24日閲覧
- ^ “オオバンブルマイ”. www.jbis.or.jp. JBISサーチ. 2022年11月5日閲覧。
- ^ “ハヤブサナンデクン”. JBISサーチ. 公益財団法人日本軽種馬協会. 2023年3月26日閲覧。