飯田明弘
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飯田明弘 | |
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基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 愛知県 |
生年月日 | 1946年12月9日 |
死没 | 2017年9月15日(70歳没) |
騎手情報 | |
所属団体 | JRA |
所属厩舎 |
中京→栗東・小林稔(1969 - 1982) 栗東・フリー(1982 - 引退) |
初免許年 | 1969年 |
免許区分 | 平地 |
騎手引退日 | 1988年 |
重賞勝利 | 25勝 |
通算勝利 | 5305戦632勝 |
調教師情報 | |
初免許年 | 1988年(1989年開業) |
調教師引退日 | 2014年 |
経歴 | |
所属 | 栗東T.C.(1988年 - 2014年) |
飯田 明弘(いいだ あきひろ、1946年12月9日 - 2017年9月15日[1])は中央競馬・栗東トレーニングセンターに所属していた元騎手・元調教師。東邦高等学校卒。息子は元騎手・現調教師の飯田祐史。孫はタレントの足立梨花。
来歴
[編集]1969年、同厩舎より騎手デビュー。初騎乗は3月1日で、タカレットに騎乗し2着、3月16日に再び同馬に騎乗して勝利し初勝利を挙げる。
1970年、中京記念をゼットアローで制し重賞初勝利を挙げる。
1982年、フリーとなる。同年9月5日のレース中に村本善之騎手(当時)の頭を2度打ち、開催4日間の騎乗停止となる。
1988年、調教師免許を取得し騎手を引退する。騎手成績は、JRA通算5305戦632勝(重賞24勝)。
1989年、厩舎を開業する。3月4日、初出走となった阪神競馬場での第11レースは、7番人気だったタカシャネルが9着となる。3月26日に阪神競馬場での第3レースで、1番人気だったリュウシャムソンが勝利し延べ9頭目で初勝利を挙げる。
1993年、息子・祐史が騎手となり厩舎に所属する。
1995年、東京障害特別(春)をリターンエースが制し重賞初勝利を挙げる。
2002年、4月4日に名古屋競馬場で行われた名古屋優駿を10番人気だったホーマンキュートが制し、地方競馬初勝利およびダートグレード競走初勝利を挙げる。
2013年、優駿牝馬(オークス)をメイショウマンボで、JRA・G1競走初勝利を挙げる。
2014年、体調不良を理由に2月28日付をもって調教師を引退。預託馬のうちメイショウマンボは、同年3月に厩舎を新規開業した息子の祐史に預託された[2]。
騎手成績
[編集]通算成績 | 1着 | 2着 | 3着 | 騎乗数 | 勝率 | 連対率 |
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平地 | 632 | 600 | 557 | 5303 | .119 | 232 |
障害 | 0 | 0 | 0 | 2 | .000 | .000 |
計 | 632 | 600 | 557 | 5305 | .119 | .232 |
日付 | 競走名 | 馬名 | 頭数 | 人気 | 着順 | |
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初騎乗 | 1969年3月1日 | - | タカレット | - | - | 2着 |
初勝利 | 1969年3月16日 | - | タカレット | - | - | 1着 |
重賞初騎乗 | 1969年7月27日 | 函館記念 | ミッキーゴイチ | 7頭 | 7 | 7着 |
重賞初勝利 | 1970年11月8日 | 中京記念 | ゼットアロー | 10頭 | 10 | 1着 |
GI級初騎乗 | 1971年11月28日 | 天皇賞(秋) | シュンサクリュウ | 12頭 | 7 | 5着 |
主な騎乗馬
[編集]- ゼットアロー(1970年中京記念)
- シュンサクオー(1971年高松宮杯)
- シュンサクリュウ(1972年京都記念(春))
- シングン(1972年金鯱賞)
- フジノタカワシ(1974年スワンステークス)
- スズカハード(1975年金鯱賞)
- パッシングベンチャ(1976年京都大賞典)
- スリークルト(1977年京都4歳特別)
- リネンジョオー(1977年京都牝馬特別)
- リキタイコー(1977年CBC賞、1978年中日新聞杯)
- キャプテンナムラ(1978年阪神大賞典)
- テルノエイト(1979年シンザン記念, 札幌記念、1980年阪急杯)
- シルクスキー(1979年阪神牝馬特別)
- タニノテスコ(1980年京阪杯)
- バンブトンハーレー(1982年阪急杯)
- ロングワーズ(1982年小倉記念、京都記念(秋))
- シンウルフ(1983年スプリンターズステークス)
- ハッピープログレス(1984年スプリンターズステークス)
- ピーターホーラー(1986年・1987年愛知杯)
- その他
調教師成績
[編集]日付 | 競馬場・開催 | 競走名 | 馬名 | 頭数 | 人気 | 着順 | |
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初出走 | 1989年3月4日 | 1回阪神3日11R | うずしおS | タカシャネル | 9頭 | 7 | 9着 |
初勝利 | 1989年3月26日 | 2回阪神2日3R | 3歳未勝利 | リュウシャムソン | 10頭 | 1 | 1着 |
重賞初出走 | 1989年12月17日 | 5回阪神6日11R | 阪神3歳S | ツールドフランス | 12頭 | 11 | 10着 |
重賞初勝利 | 1995年2月11日 | 1回東京5日9R | 東京障害特別(春) | リターンエース | 13頭 | 1 | 1着 |
G1初出走 | 1992年11月15日 | 5回京都4日10R | エリザベス女王杯 | リュウホウ | 18頭 | 16 | 11着 |
G1初勝利 | 2013年5月19日 | 2回東京10日11R | 優駿牝馬 | メイショウマンボ | 18頭 | 9 | 1着 |
主な管理馬
[編集]※太字はGIレース
- リターンエース(1995年東京障害特別 (春)・阪神障害ステークス (春)・京都大障害 (春) )
- テスコガリバー(1997年阪神障害ステークス (春))
- メイショウオウドウ(2000年産経大阪杯、2001年鳴尾記念)
- ホーマンキュート(2002年名古屋優駿)
- キョウワロアリング(2007年北九州記念)
- メイショウマンボ(2013年優駿牝馬・秋華賞・エリザベス女王杯・フィリーズレビュー)
おもな厩舎所属者
[編集]※太字は門下生。括弧内は厩舎所属期間と所属中の職分。
- 小崎憲(1992年-1997年 厩務員、調教厩務員、調教助手)
- 飯田祐史(1993年-2014年 騎手、技術調教師)
- 荒川義之(1995年-2007年 厩務員、調教厩務員、調教助手)
- 吉村圭司(1996年-2004年 厩務員、調教助手)
- 嘉堂信雄(1999年-2006年 騎手)
- 今村康成(2008年-2014年 騎手)
脚注
[編集]- ^ a b “飯田明弘元調教師が病気のため死去 70歳”. スポーツ報知 (2017年9月17日). 2017年9月17日閲覧。
- ^ メイショウマンボ、大阪杯で始動!飯田祐史師に預託 - スポーツニッポン 2014年1月5日