北緯40度線
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北緯40度線(ほくい40どせん)は、地球の赤道面より北に地理緯度にして40度の角度を成す緯線。ヨーロッパ、地中海、アジア、太平洋、北アメリカ、大西洋を通過する。この緯度の下では、夏至点時の可照時間は15時間1分で、冬至点時は9時間20分である[1][2]。
通過する地域一覧
[編集]本初子午線から東に向かって北緯40度線は以下の場所を通っている。
アメリカ合衆国
[編集]北緯40度線はカンザス州とネブラスカ州との境界となっている。1854年5月30日にカンザス・ネブラスカ法によってカンザス準州とネブラスカ準州が北緯40度線で分けられ作られた。
北緯40度線はイギリスのメリーランド植民地の最初の北の境界であった。また、北緯39度線以北の土地はペンシルベニア植民地に与えられた。1763年から1767年の間に、重なり合う両者の主張の妥協案としてメイソン=ディクソン線が引かれた。
西から東に向かって北緯40度線はカリフォルニア州、ネバダ州、ユタ州、コロラド州、ネブラスカ州、カンザス州、ミズーリ州、イリノイ州、インディアナ州、オハイオ州、ウェストバージニア州、ペンシルベニア州、ニュージャージー州を通っている。
北緯40度線はペンシルベニア州フィラデルフィア、オハイオ州コロンバス、コロラド州ブライトン、コロラド州ソーントン、コロラド州ノースグレン、コロラド州ブルームフィールド、コロラド州ボールダーを通っている。
オハイオ州コロンバスにおいては、北緯40度線がジョン・グレン・コロンバス国際空港の敷地内[4]、およびオハイオ州立大学のキャンパス内[5]を通っている。また、コロラド州ボールダーのベースラインロードは北緯40度線に沿っている。
脚注
[編集]- ^ 国立天文台. “国立天文台暦計算室こよみの計算”. 2012年2月4日閲覧。
- ^ アメリカ海軍天文台. “Duration of Daylight/Darkness Table for One Year”. 2012年2月4日閲覧。
- ^ 国土地理院
- ^ Airport Diagram: John Glenn Columbus Intl (CMH). Federal Aviation Administration, U.S. Department of Transportation. 2017年9月14日. 2017年10月7日閲覧.
- ^ FAQs. University Libraries, Ohio State University. 2017年10月7日閲覧.