コンテンツにスキップ

パーヤーシ経

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

パーヤーシ経[1]: Pāyāsi-sutta, パーヤーシ・スッタ)とは、パーリ仏典経蔵長部の第23経。漢訳で『弊宿経』(へいしゅくきょう)[2]とも。

類似の伝統漢訳経典としては、『長阿含経』(大正蔵1)の第7経「弊宿経」、『中阿含経』(大正蔵26)の第71経「蜱肆経」、『大正句王経』(大正蔵45)等がある。

経名は、経中に登場するパーヤーシ(弊宿)王に因む。

構成

[編集]

登場人物

[編集]

場面設定

[編集]

クマーラ・カッサパと500人の比丘が、コーサラ国セータヴィヤーシンサパー林に滞在していた際、「来世も、善悪の果報も無い」という考えを持った地主の王族パーヤーシが、比丘たちを言い負かそうとバラモン達と共にやって来た。

クマーラ・カッサパは様々なたとえ話を出しつつ、輪廻思想の重要性を説き、パーヤーシは最終的に改心する。

内容

[編集]

日本語訳

[編集]
  • 『南伝大蔵経・経蔵・長部経典2』(第7巻) 大蔵出版
  • 『パーリ仏典 長部(ディーガニカーヤ)大篇II』 片山一良訳 大蔵出版
  • 『原始仏典 長部経典2』 中村元監修 春秋社

脚注・出典

[編集]
  1. ^ 『パーリ仏典』片山
  2. ^ 『南伝大蔵経』、『原始仏典』中村

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]