サラリーマン専科
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『サラリーマン専科』(サラリーマンせんか)は、東海林さだおによる日本の漫画。『週刊現代』(講談社)にて連載中。
これを原作とした映画が3作公開されている。
概要
[編集]1969年1月1日号より連載開始[1]。東海林の作品の中では『タンマ君』に次ぐ長期間の連載作品となっており、2010年3月6日号で連載2000回を突破した。単行本はこれまでに4度刊行されているが、近年は刊行されていない。
これといった突出した才覚もない、平凡なサラリーマンの日常をギャグを交えて描いた作品で、高度経済成長期に掲載され『フジ三太郎』と共にサラリーマン漫画の先駆けとなった作品である[2]。1話が11コマで、ストーリーの繋がりは無く、登場人物が毎回異なり、会社での出来事からプライベートでの出来事を描いた回が存在する。
単行本リスト
[編集]- 立風漫画文庫(立風書房、全5巻)
- ワイドKC(講談社、全5巻)
- 講談社文庫(講談社)
- サラリーマン専科(全5巻)※ワイドKC版を文庫化したもの。
- サラリーマン専科 見栄もほどほどの巻 1993年2月15日 ISBN 4-06-185358-9
- サラリーマン専科 課長コノヤロ!の巻 1993年3月15日 ISBN 4-06-185359-7
- サラリーマン専科 新入社員のあの娘の巻 1993年4月15日 ISBN 4-06-185373-2
- サラリーマン専科 昼メシの考察の巻 1993年5月15日 ISBN 4-06-185398-8
- サラリーマン専科 会社は天国の巻 1993年6月15日 ISBN 4-06-185413-5
- 平成サラリーマン専科(全3巻)※文庫オリジナルのエピソードを収録。
- 平成サラリーマン専科 カチョーもフキョーも丸かじり 1999年2月15日 ISBN 978-4-06-264532-4
- 平成サラリーマン専科 トホホとウヒョヒョの丸かじり 2000年3月15日 ISBN 978-4-06-264825-7
- 平成サラリーマン専科 ニョーボもマキコも丸かじり 2002年2月15日 ISBN 978-4-06-273366-3
映画
[編集]1995年から1997年にかけて、松竹より釣りバカ日誌に代わり『男はつらいよ』の同時上映作品として映画が3作公開された。現在はいずれもDVD化されていない。
サラリーマン専科
[編集]1995年12月23日公開。同時上映は『男はつらいよ 寅次郎紅の花』。1996年にVHS化。
スタッフ
- 監督:朝原雄三
- 脚本:山田洋次、朝原雄三、梶浦政男
- 原作・題字:東海林さだお
- 撮影:近森眞史
- 美術:横山豊
- 音楽:渡辺剛
- 主題歌 : 「ミモザの咲く頃」笹本安詞≒下町兄弟
- 照明:中村裕樹
- 録音:岸田和美
- 編集:石島一秀
- 助監督:佐々江智明
- ドック・トレーナー:宮忠臣
- 現像:IMAGICA
- 製作者:佐生哲雄
- プロデュース:秋葉千晴、椿宜和、高橋信仁
キャスト
- ほか
サラリーマン専科 単身赴任
[編集]同時上映は当初『男はつらいよ』第49作『寅次郎花へんろ』の予定で撮影地も決定していたが、撮影前に渥美清が死去、急遽『虹をつかむ男』に変更された。
スタッフ
- 監督:朝原雄三
- 脚本:山田洋次、朝原雄三、鈴木敏夫
- 原作・題字:東海林さだお
- 撮影:近森眞史
- 美術:横山豊
- 音楽:渡辺剛
- 主題歌 : 「ミモザの咲く頃」笹本安詞≒下町兄弟
- 照明:渡邊孝一
- 録音:岸田和美
- 編集:石島一秀
- 助監督:桜井宏明、佐々江智明
- 現像:IMAGICA
- 製作者:佐生哲雄
- プロデュース:秋葉千晴、椿宜和、矢島孝
キャスト
- 三宅裕司
- 田中好子
- 加勢大周
- 大滝秀治
- 坂本スミ子
- 萬田久子
- 藤岡琢也
- オール阪神・巨人
- 河内家菊水丸
- 吉村実子
- 山田スミ子
- すまけい
- 花紀京
- 山田雅人
- 塩見三省
- 小林千絵
- 桂あやめ
- 河野由佳
- 三東康太郎
- 梅垣義明
- 北山雅康
- 小籔千豊
新サラリーマン専科
[編集]1997年11月22日公開。同時上映は『男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 特別篇』。1998年にVHS化。
スタッフ
- 監督:朝原雄三
- 脚本:山田洋次、朝原雄三、鈴木敏夫
- 音楽:重実徹
- 撮影:近森眞史
- 美術:横山豊
- 照明:中須岳士
- 録音:岸田和美
- 編集:石島一秀
- 助監督:大谷幸夫
- 企画協力:藤原審爾(「初夢」より)
- ロケ協力:福井放送、三方町
- 製作者:幸甫、山本久
- プロデューサー:秋葉千晴、森重晃、岩田均、白石千江男
- 製作:松竹、アミューズ
キャスト