コミックマーケットや東京おもちゃショーなど、イベントや展示会の開催地として知られる東京ビッグサイト。 2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催中、同施設はメディアセンターとして利用されるため、利用者は2019年からの20ヶ月間、使用制約を受けることになる。「使用制限による経済的損失は1兆2000億円に達する」との試算もある。 一般社団法人日本展示会協会(日展協)はこの問題に対し、「すべての展示会を例年と同規模で開催できるよう、東京ビッグサイトと同規模の仮設展示場(8万平方メートル)を首都圏に建設」すること、及び「メディアセンターを東京ビッグサイト以外に新設すること」の2点を提案している。 ◆1兆円以上の売り上げ損失も…。利用制限による経済損失試算 東京都は対応策として2016年2月に仮設展示場の設置を発表していたが、面積が東京ビッグサイトのおよそ4分の1になる上、五輪開催期間の7~