自分が死んでもあわてない! インターネットの生前準備2013:古田雄介の死とインターネット(1/3 ページ) インターネットが世の中に広く普及しておよそ20年経つ。普段使う道具としてはすっかりお馴染みだが、遺産が残る場所としてとらえるとその歴史はまだ浅い。ネットに残った資産は、法律的にも社会的にも死後処理の仕組みがまだ確立していないのが現状だ。周囲にゆだねるだけでなく、自分からも動かないと、死後に望むような状態で処理できないかもしれないし、遺族や不特定多数の人に迷惑をかけてしまうかもしれない。 例えば、ある闘病ブログは、遺族が書いた訃報記事のコメント欄が、卑猥な言葉を並べたスパム書き込みに荒らされたまま何年も放置されている。死後しばらくに書き込まれた読者や知人の哀悼コメントとのギャップが痛々しいが、外部からは何も手出しができない状態だ。 独自の研究で名をはせたある個人ホームページは、管理人