規制緩和の流れの中で、総務省は8月19、医療機関における携帯電話の使用制限を撤廃する方針を打ち出した。総務省が公表した新指標は、 みずからも参加している電波環境協議会の「医療機関における携帯電話等の使用に関する指針等」を容認する内容となっている。 これにより待合室で自由に携帯電話やスマートフォンを使うことを認める医療機関が増えそうだ。電話会社は、規制緩和により、今後、莫大な通話料を手にする可能性が高い。 電波環境協議会の新指針は、「患者の利便性・生活の質の向上のためには、医療機関においても患者や面会者等(以下「利用者」という。)の携帯電話端末の使用は、可能な限り認められることが望ましい」と述べると同時に、「使用に関して適切なルール」の設定を奨励している。 しかし、携帯電話の使用を制限する方向でルールを設定するのではなく、自由化する方向性の指針となっている。 ◇電波環境協議会とは 今回の新