はてなキーワード: 滝の上とは
ちょうど修行僧が一人打たれて修行するくらいの滝の滝つぼに腰まで浸かり水面を力強く叩きたい。
手の平が痛くなるが確かな反発力を感じる。
きらめきを揺らめかせながらあたりに鞭打の音が響き渡る。
指を閉じると開くとで反応も音も変わってくる。
驚きとともに夢中になる。
毛深く、しっかりした髭が生えている。
一人、一人と増えていき、4人の精と水に浸かる。
彼らもまた、水面をそれぞれに叩き始める。
そして、演奏が始まる。
単発だった音が拍子となり、調を作り出す。
滝のしぶきだけが静謐を破る森の中で、原始の鼓動が脈打ち始める。
影の形が変わるころ、
相手を探す鹿は歩を止めて道を変え。
餌を取り損ねた蜻蛉は休息を取りに。
寝所に帰る烏は寄り道し。
ただ、森の心拍に身をゆだねる。
こういうのって、ノリで書かないと厳しいからなあ。
ドリームハウスの新三大○○である「無茶な立地」と「無茶なドリーム」とは、典型例を示した。
残る典型例なんだが……これが微妙で。実は無茶な建築家は2パターンある。
これ、実は「無茶な建築家」のうちの、「コレクションとしての芸術品」の典型例に当たる。
「山下保博さんの芸術品を所有したい!」というドリームの結果。
施主が十分に富豪の場合は、周辺の人が微妙な気持ちになる以外は、実は大成功の部類になる。
だって、有名建築家に自分の家を設計して建てて貰うのは、ある意味お大尽遊びの究極。(もう一つは、注文ヨットね)
建築家の実験台にされたとかなんとか言われてるけど、其処まで含めて最高なわけだ。
問題があるとすれば、これどうみてもメインの自宅用途にするつもりで建ててんだよね。
例えば、「滝の上でくつろいでみたいなー」というカウフマンさんのドリームは、落水荘として結実し、当時相当に揉めたらしい。
とはいえ、あれは別荘としてみると最高だな、というわけで20世紀の傑作建築と呼ばれることになったわけだ。
土の家の奥さんは建築家のファンだったみたいなんだけど、旦那はそれで納得してたんかな。
まあ、世の中には旦那の趣味の車に嫌々乗せられてる女房が多いこと考えたら、たまにはそういう事例があっても良いかも知れない。
まあ、あれだ。2ch実況では「牛舎」で通じるあれ。酷い言い方だが、見た目はまんま。
机上の空論を実際に実現してみたときに、どんなことになるか経験値が足りていない。
ただ、これに関してはプロでも環境が違えば経験不足にはなりうるので、一概に腕がないからとも言い切れないところが難しい。
例えば、豪雪地帯の公共建築物のコンペで雪下ろしを甘く見てしまう、とかね。
近所の人からすると、倉庫が建ったぐらいで考えれば打撃は少なくて済んでる気もする。
実況スレで盛り上がるモノのうち、致命的なのは周辺環境との調和なんだよね。
子供部屋は、スペースさえありゃ間仕切り壁(耐力壁以外の、床から天井まである普通の壁)で実は50万くらいで出来る。
でも、土の家はあの形であの場所で使用用途を考えなきゃならん。
伝説の「借景の家」は、隣にマンション建ったらデバガメの家になっちまう。
無茶なドリームは、言ってみれば先鋭化した妄想の極北とも言えるので、共感する人が少なく、そして売れない。
綾並の等身大フィギュアを集めてたヤツがある日エヴァ熱から冷めてもヤフオクで譲渡できるだろうけど、家は中々そうはいかない。
ドリームハウスで夢のない話だが「ある日夢から覚めたとき後悔しても遅いよ?」と忠告するヤツが周りにいないと、まだまだ増えるんじゃないかな。