wary
別表記:ウェアリー、ウェアリィ
「wary」とは、用心深い・慎重な・油断のないということを意味する英語表現である。
なお、実際に発音する場合は、前述の通り「ウェアリィ」のような読み方となるため、注意する必要がある。
比較級:「warier」
最上級:「wariest」
「wary」は「疑念があるために用心深い」という様を表す。例を挙げると「 I am wary of people who take pleasure from attacking others.(他人を攻撃することに喜びを感じる人には警戒する)」といった表現になる。
一方、「cautious」には「危険を避けるために万全の警戒をする」というニュアンスがある。例を挙げると、「He is cautious in his business dealings. (彼はビジネスの取引に慎重だ)」という表現となる。
この他、前述の「circumspect」「prudent」「discreet」も「慎重な」という意味を表す類義語であるが、これらも「wary」や「cautious」とは異なるニュアンスを有する。
「circumspect」は「周りの状況をよく考え、行動や決断をする前に起こりうることを検討するなどして非常に慎重な」という意味合いがある格式ばった語である。例を挙げると「We must be more circumspect in our use of social media.(私たちは、ソーシャルメディアの利用にはもっと慎重になるべきだ)」という表現になる。
「prudent」は「将来に配慮していて思慮深い」ということを表し、格式ばった語として用いられる。例を挙げると「A prudent man does not waste his money on gambling.(慎重な人は、ギャンブルにお金を浪費しない)」といった表現になる。
「discreet」は「恥をかかないよう言動に注意する」という意味合いを表す。例を挙げると「He tried to be discreet in expressing his opinion.(彼は自分の意見を述べるのに、慎重であろうとした)」といった表現になる。
基本的にbe動詞を伴って「〜に用心して・警戒して」という意味を表す表現として用いられる。例を挙げると「He is wary of hurting the feelings of others(彼は他人の感情を傷つけないように用心している)」「You should be wary of investing in stocks.(株への投資には慎重になったほうがいい)」といった表現になる。「of」の後には名詞もしくは動名詞が来る。
「〜を注意深く見守る」という意味を表す表現である。例を挙げると「The teacher kept a wary eye on the students during the exam.(先生は試験中、生徒たちを用心深い目で見続けた)」といった表現になる。
行為や動作が「注意深い」や「用心深い」といった状態を表す場合は、「wary in dealing with strangers(知らない人と接するときに注意する)」「A businessman ought to be wary of offering too much credit.(実業家は信用貸しをしすぎないよう用心しなければならない)」といった表現になる。
「wary」とは、用心深い・慎重な・油断のないということを意味する英語表現である。
「wary」の基本的な意味
「wary」は「注意深い」「用心深い」「慎重な」という意味を表す形容詞である。「a wary statesman(慎重な政治家)」のように、主に人の性質として用いられるが、「a wary observation(慎重な観察)」のように、行為に対しても用いられる。「wary」の語源
「wary」は古英語の「wær」に由来する。「wær」には「用心深い」という意味合いがある。「wary」の発音・読み方
「wary」の発音記号は「wéəri」である。カタカナで表記すると「ウェアリィ」のような読み方となる。頭の部分は、前歯を下唇に触れないようにして「ウェ」と発声するイメージとなる。また、語尾は伸ばして「リー」と読むのではなく、舌先を内側に巻いてどこにも触れないようにしながら「ル」と発声した直後に「イ」と発声するようなイメージとなる。「wary」の類義語
「用心深い」という意味を表す「cautious」「circumspect」「prudent」「discreet」が主な類語として挙げられる。「wary」の覚え方
語呂合わせで意味を覚えることが手段のひとつとして挙げられる。たとえば「悪い(わりい=wary)ヤツほど用心深い」のような形にすると、綴りが類似した紛らわしい語(weary(疲れた・うんざりした)など)と混同させずに語の意味を覚えられる。なお、実際に発音する場合は、前述の通り「ウェアリィ」のような読み方となるため、注意する必要がある。
「wary」の活用一覧
「wary」の活用変化は以下の通りである。比較級:「warier」
最上級:「wariest」
「wary」と「cautious」の違い
「wary」と同じく「慎重な」という意味を表す語として「cautious」もよく用いられるが、それぞれ異なるニュアンスを有している。「wary」は「疑念があるために用心深い」という様を表す。例を挙げると「 I am wary of people who take pleasure from attacking others.(他人を攻撃することに喜びを感じる人には警戒する)」といった表現になる。
一方、「cautious」には「危険を避けるために万全の警戒をする」というニュアンスがある。例を挙げると、「He is cautious in his business dealings. (彼はビジネスの取引に慎重だ)」という表現となる。
この他、前述の「circumspect」「prudent」「discreet」も「慎重な」という意味を表す類義語であるが、これらも「wary」や「cautious」とは異なるニュアンスを有する。
「circumspect」は「周りの状況をよく考え、行動や決断をする前に起こりうることを検討するなどして非常に慎重な」という意味合いがある格式ばった語である。例を挙げると「We must be more circumspect in our use of social media.(私たちは、ソーシャルメディアの利用にはもっと慎重になるべきだ)」という表現になる。
「prudent」は「将来に配慮していて思慮深い」ということを表し、格式ばった語として用いられる。例を挙げると「A prudent man does not waste his money on gambling.(慎重な人は、ギャンブルにお金を浪費しない)」といった表現になる。
「discreet」は「恥をかかないよう言動に注意する」という意味合いを表す。例を挙げると「He tried to be discreet in expressing his opinion.(彼は自分の意見を述べるのに、慎重であろうとした)」といった表現になる。
「wary」を含む英熟語・英語表現
「wary of」とは
基本的にbe動詞を伴って「〜に用心して・警戒して」という意味を表す表現として用いられる。例を挙げると「He is wary of hurting the feelings of others(彼は他人の感情を傷つけないように用心している)」「You should be wary of investing in stocks.(株への投資には慎重になったほうがいい)」といった表現になる。「of」の後には名詞もしくは動名詞が来る。
「keep a wary eye on」とは
「〜を注意深く見守る」という意味を表す表現である。例を挙げると「The teacher kept a wary eye on the students during the exam.(先生は試験中、生徒たちを用心深い目で見続けた)」といった表現になる。
「wary」の使い方・例文
人が「注意深い」や「用心深い」といった状態を表す場合は、「She is wary about who she trusts.(誰を信じたらいいかに関して用心深い)」「a wary diplomat(注意深い外交官)」といった表現になる。行為や動作が「注意深い」や「用心深い」といった状態を表す場合は、「wary in dealing with strangers(知らない人と接するときに注意する)」「A businessman ought to be wary of offering too much credit.(実業家は信用貸しをしすぎないよう用心しなければならない)」といった表現になる。
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