thermostat
「thermostat」の意味・「thermostat」とは
「thermostat」は、温度調節装置を指す英語の単語である。特定の範囲内で温度を一定に保つための装置で、家庭のエアコンやヒーター、冷蔵庫などに広く用いられている。また、自動車のエンジン冷却システムにも存在し、エンジンの適正な動作温度を維持する役割を果たしている。「thermostat」の発音・読み方
「thermostat」の発音は、IPA表記では /ˈθɜːrmoʊˌstæt/ となる。IPAのカタカナ読みでは「サーモウスタット」、日本人が発音するカタカナ英語では「サーモスタット」と読む。発音によって意味や品詞が変わる単語ではない。「thermostat」の定義を英語で解説
A thermostat is a device that automatically regulates temperature, or that activates a device when the temperature reaches a certain point. It is commonly used in household appliances such as air conditioners, heaters, and refrigerators to maintain a constant temperature.「thermostat」の類語
「thermostat」の類語としては、「temperature controller」、「temperature regulator」、「heat regulator」などがある。これらも同様に、温度を制御する装置を指す言葉である。「thermostat」に関連する用語・表現
「thermostat」に関連する用語としては、「thermometer」(温度計)、「thermocouple」(熱電対)、「thermopile」(熱電堆)などがある。これらはすべて温度に関連する装置や概念を指す。「thermostat」の例文
1. The thermostat controls the temperature of the room.(サーモスタットは部屋の温度を制御する。)2. I set the thermostat to 20 degrees.(私はサーモスタットを20度に設定した。)
3. The thermostat in the car regulates the engine temperature.(車のサーモスタットはエンジンの温度を調節する。)
4. The thermostat in the refrigerator broke down.(冷蔵庫のサーモスタットが壊れた。)
5. The thermostat is an important part of the heating system.(サーモスタットは暖房システムの重要な部分である。)
6. The thermostat keeps the temperature constant.(サーモスタットは温度を一定に保つ。)
7. The thermostat switches the heater on and off.(サーモスタットはヒーターをオン・オフする。)
8. The thermostat is set too high.(サーモスタットが高すぎる設定になっている。)
9. The thermostat responds to changes in temperature.(サーモスタットは温度の変化に反応する。)
10. The thermostat needs to be replaced.(サーモスタットを交換する必要がある。)
サーモスタット
エンジンの冷却系では、冷却水の循環経路に設けられる温度調整器のこと。エンジンが冷えているときは、ラジエーターへの水路を閉じてエンジンのウオータージャケット内で冷却水を循環させ早く適温にし、適温になったあとはラジエーターへ流す冷却水の流量を制御して水温を調節する。一般にケース内にワックスを封入したワックスペレット型が用いられている。ワックスが溶けるとき膨張することを利用してニードルを押し出し、バルブを開く。サーモスタットによる水温制御は、その取付け位置によりエンジン冷却水の出口側に配置した出口制御式と、エンジン冷却水の入口側に配置した入口制御式とがあり、サーモスタットの開弁温度は、出口制御式が82~88℃、入口制御式が76~82℃のものが多く用いられている。このほかに、ラジエーターシャッターにも用いられる。
参照 液冷エンジンサーモスタット thermostat
おんどちょうせつき 温度調節器 thermostat
サーモスタット
(thermostat から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/11/29 07:18 UTC 版)
サーモスタット (英: Thermostat) とは、ある系の温度を調整するための装置であり、系の温度を設定された温度の付近に保つ働きを持つ。
概要
サーモスタットは系の内部に流入、あるいは外部に放散される熱エネルギーの流れを制御することにより、この働きをおこなう。すなわち、サーモスタットは適切な温度を維持するために、必要に応じて加熱あるいは冷却装置の作動および停止の切り替えを行う。
サーモスタットは様々な方法で構築することが可能であり、温度の測定には様々なセンサが使用される。センサの出力は加熱あるいは冷却装置を制御する。
基本的なセンサとしては以下の物がある。
これらにより、以下の手段を介して加熱・冷却装置が制御される。
- 直接的な機械的動作
- 電気信号
- 空気式信号
歴史
サーモスタットは1885年にアルバート・バッツにより発明された、プロセス制御法の最初の例として知られている。サーモスタットの発明は現在のハネウェル・コーポレーションの起源となった。[1]
1936年にはセルギウス・ヴェルネによってワックス粒の膨張を用いたサーモスタットが発明され、水冷エンジンの自動車部品としてのサーモスタット (内燃機関)(Wax thermostatic element)として広く用いられるようになった。
サーモスタットのような働きをする機器として記録がある最も古いものは、1600年頃の人コルネリウス・ドレベルによる。
関連項目
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