QR
【英】:Quick Response
QRは、1980年代に米国で誕生した消費財企業における改革の考え方と方法論である。主にアパレル業界に適用される。
日本では、1990年代に国内繊維産業の構造改革を主導する繊維構造改善事業協会が組織され、産官協働でのQR活動が進展した。
QRでは、(1)効率的な品揃え、(2)効率的なプロモーション、(3)効率的な生産・調達、(4)取引ルールの透明化という4つの領域における改革機会を追求し、消費者満足と収益力の強化をねらう。
上記の改革機会追求にあたっては、社内機能間はもとより、企業間とのコラボレーション(協働)を必要とする。消費者の需要に牽引される高精度、高速・高回転のビジネスモデルをいかに築くかが焦点となる。
最近では、サプライチェーンマネジメントという言葉に置換されてはいるが、効率的な需要充足だけではなく、効果的な需要創造との同時実現を追及する姿勢が大切である。
QR
クイック・レスポンス。衣料品・雑貨を取り扱う小売業・製造業で広く採用されている戦略的手法である。在庫切れの削減、値下げの回避、発注から納品までの時間的対応(レスポンス)を短縮する目的で小売業と製造業が戦略的提携を結ぶ。QRシステムの効果的運用のためには、情報の製販での共有が必要であり、特にPOS販売データが提供されることが必要である。EDI、バーコード技術がQR推進に欠くべからざる要素でもある。
クイック・レスポンス
クイックレスポンス
QR
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/06 17:29 UTC 版)
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