POWER3とは? わかりやすく解説

POWER3

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/19 08:51 UTC 版)

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POWER3
RS/6000 44P 270のCPUモジュール上の375MHz デュアル POWER3-IIプロセッサー
生産時期 1998年から
設計者 IBM
生産者 IBM
CPU周波数 200MHz  から 450MHz (POWER3-II) 
アーキテクチャ POWER (64ビット)
コア数 1
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POWER3プロセッサの論理構造図
POWER3-II

POWER3(パワースリー)は、IBMが設計し、独占的に製造したPOWERアーキテクチャ64ビットマイクロプロセッサである。POWER3は1998年にリリースされ、2001年に後継のPOWER4に引き継がれた。

概要

POWER3は1998年10月5日に、ハイエンドのグラフィックスワークステーションであるRS/6000 43P Model 260に搭載されて発表された[1]。POWER3は当初はPowerPC 630と呼ばれると思われたが、より消費者向けの32ビットのパワーPC(PowerPC)の置き換え用ではなく、サーバー用のPOWERプロセッサに改名された。POWER3は、POWER2の派生であるP2SCの後継で、当初は1995年に予定して遅れていたIBMのPOWERからPowerPCへの移行を完成させた。POWERは200MHzクロックで、IBMのRS/6000サーバーやワークステーションに使用された。競合相手はディジタル・イクイップメント・コーポレーション(DEC)のAlpha 21264や、ヒューレット・パッカード(HP)のPA-8500であった。


POWER3-II

POWER3-IIはPOWER3の改良版で、クロックは最大 450 MHzだった。23 百万トランジスタを含み、チップ(ダイ)のサイズは 170 mm2 であった。IBM CMOS7S の、7レベルの銅配線を使用した 0.22 µm CMOS プロセスで製造された。2001年には後継のPOWER4に置き換えられた

参照

  1. ^ New IBM POWER3 chip

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