Mnemeとは? わかりやすく解説

ムネメ【Mneme】

読み方:むねめ

木星の第40衛星。他の多く衛星とは逆方向公転している。2003年発見。名の由来ギリシャ神話ゼウス娘。球形平均直径は2キロムネーメ


ムネーメ【Mneme】

読み方:むねーめ

ムネメ


ムネーメー

(Mneme から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/06 03:56 UTC 版)

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ムネーメー古希: Μνήμη, Mnēmē)は、ギリシア神話女神で、「古きムーサ」とも呼ばれる、三柱のムーサのなかの一人である。他の女神は、メレテーアオイデーである。

木星の第40衛星ムネメエポニムである。

ホメーロスとヘーシオドス

ホメーロスにあっては、ムーサは一柱の詩の女神として呼びかけ歌っている。他方、ムーサたちの数を9人とし、その名を列挙したのは、ヘーシオドスで、『テオゴニアー』において具体的にその名を挙げてうたっている。しかし、詩人の文学的創作での造形とは別に、古代ギリシアの各地に古くから伝わっていた伝承では、ムーサの数はカリスモイライと同様に三柱とされていた。地域ごとに異なる名で呼ばれていたようであるが、詳細は不明である。

アルクマーンの言葉

紀元前7世紀古代ギリシア抒情詩人アルクマーンはムーサたちが三柱で、その父と母は、ヘーシオドスが述べるようにゼウスムネーモシュネーではなく、ウーラノスガイアであると述べたと古注に記されている。

パウサニアースの記録

パウサニアスは『ギリシア案内記』で、ムーサたちの父はウーラノスであると記しており、さらに三柱のムーサの名は、ムネーメー、アオイデーメレテーであるとしている。ここではムネーメーは「古きムーサ」の一人の名であり、その名の意味は「記憶」である。

参考文献

  • ホメーロス『オデュッセイア』岩波文庫。
  • ヘシオドス『神統記』岩波文庫。/53-79行/
  • 呉茂一『ギリシア神話』新潮社、1969年。/148-149頁/

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