Minage
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 23:17 UTC 版)
モニカは成功に恵まれたものの、その成功によって重大なストレスに苦しみ、もっと平穏な生活に隠遁し、アーティストとしてもっと進化するため新しい道を切り開いて行きたいと望むようになった。彼女の再登場は予定よりも遅れ、人々を驚かせた。 2000年に発売されたアルバム“Minage”は危険で個人的なモニカの賭けだった。このアルバムはモニカのお気に入りのイタリア人歌手、Minaに捧げられ、ほとんどの楽曲がMinaの往年のヒット曲をアレンジしたもの(スペイン語に翻訳されている)である。当時モニカは、子供の頃からMinaのファンであり、ずっと彼女の歌を歌いたいと思っていたと語っている。また、航空事故にもなりかねなかった飛行機のトラブルを経験したことも、このプロジェクトを推進させる一因となったと明らかにしている。モニカは人生とは短いものと実感し、『手遅れにならないうちに』彼女の望みを実現しようと決意したのである。 アルバムの準備をするため、モニカはMinaとのコラボレーションに着手した。アルバム内の1曲を彼女とデュエットし("Él se encuentra entre tú y yo")、ほとんどすべての楽曲のプロデュースをミナの息子であるMassimiliano Paniの手に委ねた。“Enamorada”や“If you leave me now”などの数曲を録音するため、協力者としてPhil Manzanera(Roxy Musicの前メンバー)を、そしてCherの"Believe"、Enrique Iglesiasの"Bailamos"、Tina Turnerの"When The Heartache Is Over" などのヒット曲の生みの親、Brian RawlingやGraham Stackをプロデューサーとして迎え入れた。 ファーストシングル"Sobreviviré" は以前のモニカのスタイルとはかなり異なるロック調の曲だったが、それにもかかわらず大ヒットとなり、現在まさしく誰もが知るアンセムとなっている。同じ年に、コンサートでLuciano PavarottiやAl Banoとのデュエットを実現した。Pavarottiとは"Agnus dei"(叙情詩)と"All you need is love"(The Beatles)を歌った。
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