MF308誕生まで
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 18:18 UTC 版)
「無限・MF308」の記事における「MF308誕生まで」の解説
1983年、ホンダはイギリスのレーシングエンジンビルダーであるエンジン・デベロップメント社(ジャッド)と当時のインディカー用のV型8気筒2.65Lターボエンジンの共同開発契約を結ぶ。これはF2用のV型6気筒2.0Lエンジンに、2気筒足せば2.65Lになると言う思いつきから生まれたものである。 1985年、インディ用エンジンは完成したが、ホンダはF1活動に集中するため『インディカー参戦は無い』という理由でジャッドとの契約を打ち切る代わりに、そのエンジンに関する権利を全てジャッドに譲った。この完成したエンジンが「ジャッドAV」である。しかしこの話はこれで終わりではなく、ホンダはこのエンジンを作り替えることでF3000用にしようと画策。これによりF3000用エンジンの共同開発契約がジャッドと結ばれることとなる。この結果「ジャッドAV」のストロークを上げて3.0Lにした「ジャッドBV」が誕生した。 1986年、「ホンダ・RA386E」と改称された「ジャッドBV」はラルト製シャーシに搭載されて国際F3000選手権にデビューする。 1987年、日本に送られた「ジャッドBV」は本田技術研究所(和光)でチューンされ、「ホンダ・RA387E」として全日本F2選手権に供給される。
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