LyX
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/20 05:56 UTC 版)
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![]() LyX 2.4スクリーンショット (Qt 5/macOS/日本語) | |
開発元 | The LyX Team, オープンソース |
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初版 | 1999年2月1日 |
最新版 |
2.4.3
/ 2025年1月15日[1] |
リポジトリ | |
プログラミング 言語 | C++, Qt 6, Python |
対応OS | 各種 |
対応言語 | 英語、日本語等 |
サポート状況 | 開発中 |
種別 | ワードプロセッサ |
ライセンス | GPL |
公式サイト | www.lyx.org |
- 文書を DocBook SGML 形式にエクスポート可能であり、Jade、Openjade、pdfTeX、pdfJadeTeX といった SGMLツールで処理可能であり、HTML、PDF、PostScript、RTF、テキストファイルといった各種形式の文書を LyX の1つのソースから生成可能である[4]。
プラットフォーム
LyX は UNIX、macOS、OS/2、Windows、Linuxといった各種オペレーティングシステムで動作する。自由ソフトウェアであり、フリーソフトウェア財団の定義するGNU General Public Licenseの下で改変・再配布が自由に行える。
多言語対応
右から左に書かれる言語もサポートしている。また、CJK-LyX という多バイト言語(日本語、中国語、韓国語)をサポートした派生バージョンもあったが、バージョン1.5.0より公式リリースに取り込まれた。ソフトウェア自体のメニューバーなども多言語対応している。
歴史
- 1995年、マティアス・エトリッヒが Lyrix というシェアウェアの開発を開始。
- 直後にネットニュースで発表すると、大きな反響があった。
- 最初のリリース直後、Lyx に改称。旧SCOのワープロソフトと名称が同じだったため。その後、GNU General Public License でリリースされ、オープンソースのプロジェクトとなった。LyX という名称は、ファイルの拡張子が '.lyx' であったため。
- バージョン 1.0.0 が 1999年にリリースされた。
- LyX 1.3.0 が2003年2月7日にリリースされた。
- LyX 1.4.0 が2006年3月8日にリリースされた。
- LyX 1.5.0 が2007年7月27日にリリースされた。このバージョンから正式に多言語対応となった。
- LyX 1.6.0 が2008年11月10日にリリースされた。
- LyX 2.0.0 が2011年5月8日にリリースされた。
- LyX 1.6.10 が2011年5月9日にリリースされた。
- LyX 2.1.0 が2014年4月25日にリリースされた。
- LyX 2.2.0 が2016年3月27日にリリースされた。
- LyX 2.3.0 が2018年3月16日にリリースされた。
- LyX 2.4.0 が2024年5月31日にリリースされた。2018年にLaTeXがUTF-8を既定のエンコーディングとしたのに伴い、このバージョンからLyXでもUTF-8を全面的に既定値として採用した。また、ePub 3/DocBook 5/XHTML 5へのエクスポートが可能となった[5]。
出典
- ^ “Third Maintenance Release in 2.4.x Series: LyX 2.4.3 released.”. 2025年1月20日閲覧。
- ^ “LyX wiki | FAQ / Pronunciation”. lyx.org. 2023年7月15日閲覧。
- ^ “New in LyX 2.0”. 2013年6月3日閲覧。
- ^ Document processing with LyX and SGML
- ^ "What is new in LyX 2.4?"
外部リンク
- LyXのページへのリンク