Itanium 9300 / Tukwila (タックウイラ)
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「Itanium」の記事における「Itanium 9300 / Tukwila (タックウイラ)」の解説
2010年2月9日発表。コアごとに6 MBのL3キャッシュを搭載し、QuickPath InterConnectと、2つのDDR3メモリコントローラを備える。QuickPathの合計帯域は96GB/secとなる。かつてFoxtonテクノロジと言われていた、インテル ターボ・ブースト・テクノロジーを備える。製造プロセスルールは65 nm 8層メタルである。従来のItaniumプロセッサに比べ、低電圧動作が可能となっているが、4コアになった分、TDPは最大185Wと大きい。トランジスタ数は20億5000万個、ダイサイズは約700平方mmと巨大なものになっている。また、ソフトエラー(英語版)対策を強化し、宇宙線の中性子によるエラーを1/80から1/100に抑えたとしている。プロセッサコアは90 nmのMontecitoコアを65 nmにシュリンクした以外は目立った改良はない(2008年1Q時点でインテルは、45 nm High-K 9層メタルのIA-32プロセッサを出荷している)。当初の発売予定は2007年であったが、2008年末に延期され 、2008年末には更に2009年半ばへ延期され、2009年2月にはデザイン修正のため2009年後半に延期された 。2009年5月にはリリースを再び延期し、出荷予定を2010年第1四半期に設定し直した。2010年2月9日、当初予定から3年遅れで「Itaniumプロセッサー 9300 番台」として発表された。 Itanium Processor 93xxプロセッサ・ナンバ動作周波数 (ターボ)コア/スレッド数QPIL3キャッシュHTDBSTDP9350 1.73 GHz (1.866 GHz) 4C/8T 2 x 4.8 GT/s 24 MB ○ ○ 185 W 9340 1.60 GHz (1.733 GHz) 4C/8T 2 x 4.8 GT/s 20 MB ○ ○ 185 W 9330 1.46 GHz (1.600 GHz) 4C/8T 2 x 4.8 GT/s 20 MB ○ ○ 155 W 9320 1.33 GHz (1.466 GHz) 4C/8T 2 x 4.8 GT/s 16 MB ○ ○ 155 W 9310 1.60 GHz 2C/4T 2 x 4.8 GT/s 10 MB ○ ○ 130 W
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