GPX250R
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GPX250Rは1987年に発売された。 GPZ250Rの後継車種にあたり、先代譲りのDOHC4バルブ水冷直列2気筒エンジンを搭載(出力はGPZ250Rの43PSから2馬力アップの45PS)。GPZ250RがGPZ-Rシリーズの中でも独自のスタイリングであったのに対し、GPX250RはGPXシリーズ各車種と共通するフルカウルをまとったデザインとなっている。前輪のブレーキがシングルディスクのGPX250Rに加え、1988年にはダブルディスクを装備したGPX250R-IIが追加ラインナップされた。 1990年に後継機種のZZR250が発売されるとともに国内販売は終了となった。ZZR250は上位のZZRシリーズ各車種と同様のデザインを持ち、ツアラーモデルとしての性格を強めたモデルであるが、4気筒エンジンを搭載する他のZXR250シリーズとは異なり、GPX250Rと同系列の2気筒エンジンを搭載している。 国内では後継機種のZZR250と入れ替わりでラインナップから消滅した一方で、輸出モデルの生産については90年以降も続けられた。北米市場では、第2世代の"Ninja250R"(EX250-F型)として88年に発売。90年に新型Ninja250であるZZR250(EX250-H型)が登場した後もシリーズの一角を担い、2007年まで販売され続けるロングセラーモデルとなった。 2008年にラインナップは一新され、GPX250とZZR250は、後継機種の「Ninja250R」(国内モデルEX250-K型の輸出仕様EX250-J型)に車種統合を受けた。 Ninja250 / GPX250R(2007年式・F20型) Ninja250 / GPX250R(2004年式・F17型) GPX250R(1987年式・F1型)
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